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PIONEER N-50 DAC部 ±15V電源基板 交換に挑戦

2018年04月22日 | オーディオ

前回は、ネットワークプレーヤ N-50 の不調をDACチップ PCM1794 の交換で修復できたわけですが、、、

そして本調子になると、更なる向上を目指したくなるのがマニアの性分なのでしょう。

そんなわけで 以前より薄々気になっていたものの、案外 敷居が高く なかなか実行できなかったDAC部の電源基板を交換することにしました。

数年前にDAC部を総とっかえする際、本格的なディスクリート回路の電源にするかとも考えたのですが 基板サイズの制約もあり、手っ取り早く三端子レギュレーターにて ±15V、+5V の電源回路を自作しました。

それ以来ズーッと何の疑いもなく、三端子レギュレーター電源を使ってきたのですが、このところの音質改善で もしかするとDAC部の供給電源を改善すると 更なる高音質化につながるかも知れない・・・という細やかな期待から 電源基板の交換に取り掛かりました。

コチラがオール三端子レギュレーターで自作した±15V、+5V電源基板です。

自作の上級者ならば、ローノイズのディスクリート電源などはユニバーサル基板でチョチョイと作れてしまうのでしょうが、そこまでのスキルは有りませんので 自作基板で有名な EMISUKEさん の安定化電源基板を入手しました。

トランジスターあり、FETあり、OPアンプありの回路構成です。部品点数も多くなく、回路が判る方にはやさしい回路?なのでしょうが  残念ながら、どうしてこれで安定した電源になるの?って感じですわ~

やっぱり日本製の基板は扱い易いですね~    日ごろ怪しげな中国製の基板と格闘していると、こんなにもパーツがすんなりと収まって ハンダが美しく流れる なんてのは夢みたいな感覚ですよ。そんなわけで基板はスイスイと出来上がりました。

細長い形状なので ベースのアルミ板からはみ出してしまいましたが、それ位は気にしません。

しかし上の写真では納まって見えますが、実はここまでくるのに結構苦労を重ねておりまして、、、

マズ 白い矢印の部分が見えるでしょうか、、、 基板の先端がトロイダルトランスにぶつかって納まらなかったわけです。ちょうど裏面配線パターンも無い部分なので 迷うことなく基板を切り取ってしまいました。

さらに赤矢印のところは放熱板のフィンを切り取った跡です。そもそも手持ちの放熱板はフィンが長くて後面の電解コンに引っかかってしまいました。ならば、フィンを横に開いてしまえ! と無理矢理に横に広げたのですが、そしたら今度は それがケースに当たって納まらない。それなら 切ってしまえ!と押し切ってしまったわけです。

白い矢印の二階建てになっているのは秋月電子の超低雑音+5Vの電源基板です。DACの一番重要部分であるPCM1794は+5Vで動作(ひょっとすると基板内で3.3Vにしているかも?)するので特に重要だろうと考え このような基板構成になってしまいました。

 

さて、果たして、電源を換えると、サウンドは向上するのか?

     はい、ものすごく向上しました!!

一音、一音、がしっかりした というか、各楽器の芯がクッキリした という印象です。

サウンドステージが広くなったのに、楽器があるべき処にちゃんと定位している 感じです。

コンデンサーとかパーツを交換した場合とは、いささか次元が異なる向上というか、機材そのものを換えたような感じがします。

自画自賛すぎるでしょうが、この音質向上は並大抵ではありませんね!!

やっぱりオーディオは、電源が一番重要なのでしょう!!


PIONEER N-50 ついにD/Aコンバータ チップ PCM1794 交換の挑戦

2018年04月20日 | オーディオ

数年前に、出来上がり基板を組み合わせて自作した PIONEER ネットワークプレーヤ N-50 内部のD/Aコンバーター部ですが、どうも このところ調子が悪いです。

左右とも音は出ているものの、左chにてチョットでも大きな音になると歪みが発生します。

無音時にはノイズは出ないので 恐らくオシロスコープで信号を追っても発生源は特定できないだろうと、なかば諦めつつ 若干は期待を持ちつつ、 D/AコンバーターチップのPCM1794のアナログ出力から I/V変換にかけてのあたりを探ってみることに。

すると、なんと、なんと、、、

PCM1794の左ch出力のうちプラス側のみに常時ノイズが乗っかっております!!   I/V変換回路には不具合が見当たらないことから、ほぼD/Aチップの不具合と判断して良いでしょう。

が、しかし ! ! !

黄色矢印のICが不具合が予想される D/AコンバーターチップのPCM1794なのですが、、

このPCM1794は わずか1cmほどのなかに片面に14本もの足がついている、つまり両側で28本の足のハンダ付けを取り外さなければ交換できない    普通に考えるならば、ほとんど交換が不可能なパーツなのです。

果たして 取り外しが出来るのか?

  まるで実績のない 無謀な挑戦なのですが、こうなったら やってみるしかない。

というわけで マズは周辺のパーツをすべて取り除きました。

これで思い切って、PCM1794の28本の足にフラックスをたっぷり塗ったうえで60Wのハンダゴテで どんどんハンダを流し込んでみました。

そしたらスルッとチップが浮き上がり あっ気なく(いとも簡単に)取れてしまいました~

イヤー これには驚きでした~  まさか、こんなに簡単に取れるなんて !!

                             まさにビギナーズラックでしょう!!

新たなチップのハンダ付けも 失敗なく 一発で 無事に 取り付けられました。

左右の足ともバッチリ基板パターンに合わせたはずですが、右側の足が微妙にパターンとズレていますが この程度ならば支障はないでしょう。

あとはコンデンサーと抵抗を元に戻して完成です。

さすがに基板をセットし 再び電源を入れるときには、目いっぱい緊張感を味わいました~

無事にイッパツで音出しも成功し、併せてアナログ出力プラス側のノイズも無くなっておりました。

 

いやはや、これまでは こんなピン数(足の数)の多いICは交換できないだろうと諦めておりましたが、為せば成る(たまたまのビギナーズラックだったのかも?)という体験ができました。しかしながら もう二度とやりたくない気持ちもありますが、、、    

   不具合を修復できて良かった~

実は、このチップ交換の成功をきっかけに 更なる 無謀な挑戦をすることになりました。

                                                                                              つづく・・・


LUXMAN LV-103 ボリューム交換 アルプスデテントVR から EIZZ S24T-BH100Kアッテネーター へ

2018年04月18日 | オーディオ

やや久しぶりのオーディオ関連の話題です。

しばらく前に、またまた中国から小包が届いております。

先日は 中国の流通サービスに改善の兆しが見えるという事を書いたのですが、今回の荷物は残念ながらヒドイ状態にて到着しました。

外箱の妙なキズ跡(穴ぼこ)が、いかにも不吉な予測を感じませますネ!

恐る 恐る 箱を開封してみると、、、

案の定 かなりの衝撃が加わったらしく、アッテネーターの端子が外箱を突き破る程になっておりました!!

やっぱり中国からの荷物 というか流通サービスは劣悪のままのところも多い! わけです。

日本人と違って 多くの外国人は箱が壊れていても中身が壊れていなければ問題ナシという感覚が主流なので、こんな程度じゃ問題ナシなわけでしょうねー   き っ と 。

 

では、ここからは本題に入りましょ~

数か月前に McIntosh C-34V プリアンプのメインVRを、EIZZ の24ステップアッテネーター 黒色タイプに交換し その 余りの音質改善に驚かされました。その感動から、コチラのLUXMAN LV-103もアッテネーターに交換しようと再び ebay より購入したわけです。

前の時は 黒色の方が値段が安かったの黒色を購入したのですが、今回は何故かシルバーの方が安かったのでコチラにしたのです。

現状のLUXMAN LV-103は、数年前にオリジナルの(貧弱な)VRから 定評のあるアルプスのデテントVRに交換してります。確かに その際にデテントVRに交換した際の音質改善には ビックリさせられたわけですが、、、

ピン端子の形状が大きく異なるので多少てこずりましたが、チョチョイと交換できました。しかしながらシャフトの形状が丸棒のうえ シャフト長が短いので手っ取り早くホットメルトでツマミを仮止めしました。

いや~    やっぱり アッテネーターはスッゴイですネ~

ボリュームという部品が、どれだけの情報(微細な音声信号)をロスしてしまっているのか 改めて 驚かされました!!

さらにウレシイ事に、

McIntoshに取付けた黒色タイプは軸を回転させる(音量調節する際)に小さいながらジャリ音が発生してますが、 今回のシルバータイプでは ほとんどジャリ音は発生しません。これは有り難いことですね!!

特に 低 域 の改善が顕著で、奏者によりベースの弾き方が異なっているのが明確になります。中音域のディテールまでもが よりクッキリ・ハッキリします~

わずか数千円のパーツをひとつ交換するだけで、ここまで改善できるのか・・・

またまた 楽しく音楽を深く味わえるようになりました。


新たな教材 NEC A-10 III

2018年01月24日 | オーディオ

数年前にヤフオクで落札したものの 回路図が入手できずに ズーッと放置してあった オーディオ全盛期に(異色のメーカー?) NEC から発売された重量級プリメインアンプ A-10 タイプIIIですが、、、

下段のMcIntosh C-34Vは かなりの長期にわたり いじくりまわし ほぼやり尽くした感があるので、そろそろ教材を換えようという魂胆です。

これまで何とかしてNECの関係とかオーセンティックの関連から回路図を入手できないものかと考えましたが、微塵のコネも無い故ほぼ諦めておりましたが海外業者が提供しているのを知り、思い切って有償でダウンロードしたわけです。

とうとう念願かなって回路図=サービスマニュアルを入手できましたので、思う存分 内部をいじくり回してやります。

ただし!なんですが、A-10は先輩諸氏が云われる通りにメンテナンス性が悪く、分解するだけでも数十本ものネジを外さなければならないので 相変わらず 重い腰が上がりませんねぇ、、、   

ツマミだけ外しましたが、これらツマミだけでもズッシリと重量があります。

回路図をザーッと眺めましたが、この A-10 自慢の電源回路シャントレギュレーター回路というのは難しいです!! このシャント回路というのは、一般的な全波整流で発生する谷に 90度位相を遅らせた脈流を重ねて、山と谷の少ない極めて直流に近い電流をつくることで音の純度が高まる  という理解です。 なのですが、このパワーアンプの出力Trへの供給電流は一般的な電源回路から流れているような気がするのでチョイと不思議な感じですが、、、

イコライザーアンプには複雑なシャント回路から電源が供給されております。なので、ひょっとするとA-10はプリアンプが注目されるべき?なんじゃないかと推察するのですが、これまではそんな記事は見たことがありません。きっと、まだまだ理解が浅いのでしょう・・・・

問題は入手したマニュアルが タイプ II のものなので、ウチの タイプ III と どこが、どのくらいに変更されているのかが今後の課題として持ち上がってくるのかも? と少し恐ろしい気がしております。

今年 一年かかっても、一通りのレストアが出来るのか?ほとんど進展できないのか?

しばらくは十分に楽しめそうな器材ですので、重い腰を上げなければ・・・


McIntosh C34V アッテネーター EiZZ S24T-BH100K ノイズ 対策

2017年12月27日 | オーディオ

先ごろ C34V プリアンプのメインVRを中華製アッテネーターに互換し、音質にはマズマズの満足ができたものの 若干のノイズ(軸回転時のジャリ音)が気になっております。

所詮は中華製の安価な製品ですので、日本人的に完璧な製品クオリティを求めるのは無理なわけです。

なのですが、もし接点の不調なりが改善できるならばノイズの軽減或いは解消につながるかも? という浅はかな考えにより分解してみることにしました。

このように見掛けは結構重厚でイイのですが・・・

分解できそうなネジが後面蓋に3本並んでおりますので、マズはそこから いきます!

なるほど あっ気なく 中身がでてきましたわ~

 

もし本気でヤル気になれば、この抵抗を自分好みに交換すれば 更なる高音質化が可能なわけですネ

回転側のスライダーは、若干心もとない程の きゃしゃな感じ の接点です

べったりと塗り込められているのは中華製接点グリースですかねぇ・・   綿棒で拭き取ってから接点復活材を塗布。

コチラは片チャンネル(組み立て後に右chと判明)だけですから、もう一方は このスライダー部分を取り外さなきゃならないようです。今回は一旦 片chだけ接点掃除でどの程度の改善があるか として、無理はしないことにしました。

McIntoshのアンプのツマミ類は、ツマミの穴が 軸タイプ=D型になっております。今回の中華製アッテネータは丸棒軸なので、いずれはヤスリでD型に削りとる予定ですが今は暫定的に在り合わせのツマミを付けておきます。

前回でも書きましたが、アッテネーターがわずかに後ろのバーに接触して 取付穴の位置がズレております。ネジの位置を換えて少しはマシになりましたが、まだ若干のズレが残っており今後の課題となっております。

はてさて、肝心のサウンドチェックですが、、、

       はい、確かに右chのジャリ音は軽減しました!!!

しかし左chからは相変わらずノイズが出てくるので、また近日中にも 意を決して 左chの接点清掃を決行したいと思います。

       しかし、、、重い腰はなかなか持ち上がりそうにないですねぇ、、

 


McIntosh C34V パーツ(コンデンサー、精密抵抗)換装 第?弾 Mundorf & FQ50S

2017年12月11日 | オーディオ

これまでに何度パーツ換装レポートをしてきたのか? まったく定かではないですが、、

またまたMcIntoshのプリアンプC34Vのパーツ交換=換装のレポートです。

つい先日にもメインVRを高級(?)アッテネーターに換装し 好結果が得られたわけで、そうなると『さらなる高音質を』と願うのが凡人の悲しいさがというわけなのです。

上列の青い抵抗は、最近の定番となっているマ〇ツパーツの精密抵抗FQ50Sシリーズです。

コンデンサーは独メーカー MUNDORF 社製の電解コンです。

 

今回は、ラウドネス・バランス基板とイコライザー(5バンドイコライザーの直後)回路のパーツを交換します。

 🔴 マズはラウドネス・バランス基板の場所ですが、、、

 黄色矢印の基板です。

で、ここから基板だけを取り外しました。

この矢印のコンデンサー(既に東進工業のオーディオ用に換装してある)を交換するわけですが、なにせMUNDORFはサイズが ドでかい ですから基板に納まるかどうか(高さの制限があり基板裏には入らない)が 極めて不安です。

 既に裏面にはPARC Audioのフィルムコンが付いておりました~

どうにか、こうにか、かなり無理やりながら、ようやく巨大コンデンサ二本が納まりました!!

かなり強烈な配置     左下に並ぶ信号コネクターも少し取付角度をズラしております。

 

 

 🔴 もう一方のイコライザー回路はメイン基板の この辺りです。コチラも既にいくつかのパーツが換装されております。

黄色矢印の黒い円筒のTKと表示されいる東信工業の無極性コンデンサーから、MUNDORFに換装するのですが、コチラもサイズがでかいですから、果たしてうまく出来るのか?

周りのスペースが広かったので案外すんなりと作業は完了しました。同時に周辺の抵抗に関しても、直接に音声信号が通過するモノについて換装しました。

以上の作業で、入力回路のスタートからモニターアンプ(プリアウトも)まで 音声信号が通過する抵抗とコンデンサーは全て換装したと言えると思います。

 🔴 さて、さて、肝心のサウンドチェックです!!

           う ~ ~ ん   ?    ?      ?

  今回のパーツ換装は、この前のメインVR換装の印象が強烈だったため ほとんど変化が認識できない状態でした。

 しかしながら、コンデンサーを換装後の音質変化というのは数週間、数か月もかかって ようやく真価が発揮される事も多いのでスグには判断ができません。

       まだまだこの先の展開が楽しみであります~

 


McIntosh C34V メインVR交換 24ステップアッテネーター EiZZ S24T-BH100K

2017年12月09日 | オーディオ

McIntoshのプリアンプ C34V のメインVR ですが、遂に2回目の交換作業となりました。

恐らく1年ほど前にオリジナルVRから23ステップのアッテネーターに交換し 明らかな音質改善に大喜びしたのですが、、、

早くも接点にガリが発生してきました。

接点の接触状況を改善しようと分解したら、余りの貧弱さにイヤ気がして再度の交換をすることになったわけです。

ebayに掲載されている製品説明の寸法によると、ギリギリでメインVRのスペースに納まるのでコチラのアッテネーターを選択したのです。固定ネジの部分もギリギリながら なんとか無事に入りました~

自慢げに 金色に光り輝く 電極ピンに直接 配線をハンダ付けしております。

この状態では 案外うまく納まった(ギリギリで寸法内に納まった)ようだ! と思いましたが、、

 

   残念ながら

 🔴 ネジ頭の出っ張り部分が 余分 になって バーがズレてしまっております!!

しかしながら、細かいところの調整(当たっている部分を削り取ってしまうとか)は後日の宿題にして、とにかく サウンドのチェックを急ぐことにしました。

カバーなど全開のままですが、PIONEER のN-50 ネットワークプレーヤーに接続し サウンドチェックです!

イヤ~  こりゃ スゴイ !!

たった 一点のボリューム(アッテネーター) を交換しただけで、ここまでサウンドが変化するものか!と驚くほどの音質改善です!! 

アンサンブル楽器の細かなところまで聴き取れるようになり臨場感が増したというか、サウンドが生き生きとしてきた感じがしますわ~   fレンジの拡大(特に低域のボリュームが増した) と Dレンジの拡大ですかね

たかだか数千円のパーツを一点交換しただけで得られる効果としては、かなり強力です!!

   が、 しっかし

まことに残念ながら、ステップ回転時に わずかな " ザ リ 音 " が発生します!!

中華製であることと、値段が安いことから、この程度は我慢しなければならないかと・・・

ひとたび ボリュームでの音質改善に目覚めてしまうと、他の機材も交換したくなるわけで、、

ますます オーディオの泥沼に  深く さらに深く 引きずり込まれてゆく~~


McIntosh C34V メインVR 23ステップアッテネーター 接点不調 EiZZ S24T-BH100K

2017年12月03日 | オーディオ

このところ 愛用中の McIntosh C34V のメインVRの調子が悪くなってきました~

もう1年以上にもなるかも知れませんが、オリジナルのアルプス電気特注?ディテントVR ((McIntoshのロゴマーク入り))から 23ステップアッテネーター(中華製)に交換してあるのです。

  

そのアッテネーターの接点が接触不良っぽくなってきたわけです。交換当初は VRを換えるだけで、かなりの音質向上することで 非常に喜んだのですが、かなり早いペースで接点の劣化が進んだのでしょうか・・・  

というわけで中身がどうなっているのか 分解してみることに

ウーン 接点というか、固定電極板の貧弱さは 見なけりゃ良かった!と思わせるモノでした!!!

さらに写真に撮るのを忘れましたが、抵抗からの電極と固定電極板を接触させるスライダー(回転摺動子ですかネ)の貧弱さと言ったら、かなりヒドイものでした。

外側から見える部分、抵抗そのものは表面実装抵抗(VISHYということですが?)なので、マズマズの音質だと満足しておりましたが 内部の接点を見てしまうと  チョットこれじゃいかんでしょ  てな気分になりました。

というわけで、新たなアッテネーターを調達しました。

やはり 毎度のebayにて台湾の業者から購入

      

コチラは上記の23ステップに対して、24ステップに進化?しております!!

値段も倍以上もしたわけですから 期待も高まります!! 

なにやら金属でガッチリ覆われて、いかにも高音質を誇っているような風格があります。

配線の電極ピンも "如何にも" って感じで 金色に輝いているわけですネ~

      は や る 気 持 ち も あ る の で す が 、、、

実は このサイズだとアンプ内への取付に(寸法的に納まるかギリギリ)手間が掛かる事が濃厚に予想されるため、作業をスタートするモチベーションがなかなか盛り上がってきません。

  はやくスタートしなければ!!!


McIntosh C34V 番外編? ダイレクト入力のやり方・・・

2017年10月16日 | オーディオ

引き続き改造途上にある McIntosh C34V ですが、、、

今回は 恐らくはイリガルな使用方法なのかとも考えますが、一度お試しになられると 結構おもしろいんじゃないかと思います。

通常ならばプリアンプへの入力信号は、CDとかPHONOとか明記してある端子(ピンジャック)に差し込むものですね。 ところが、この場合入力セレクターとかステレオ逆・L・Rセレクターなど複数の接点や回路を通過しなければなりません。

PC画面を撮影したものですから鮮明でないのですが、おおよそ左側端の上半分あたりが通常の入力端子になってます。そこからセレクターとかステレオ切り替えなど複数のスイッチ接点と付帯アンプ(ラウドネス)回路を介して、黄色矢印わきにあるマスターVRへ送られるようになってますね。

回路図を眺めていて、

                 アレ~ こんな所に!! 

                             凄 い 入 力 端 子 があることに気付きました!!

 黄色の矢印の EXTERNAL PROCESSORS LISTEN という端子ならば、ダイレクトにマスターVRへ入力できるわけです。

ということは上述の回路を通らずに新鮮なまま以降へ伝達できるのです    スッ、スゴイ!!

 

では、早速 試してみることに !!

こんな いい加減な "お試し" ができるのは、現状ではC34Vに接続できる機材がPIONEER N-50だけしかなく セレクターも必要なく、ただ1系統だけ入力できれば良いからなのです。

通常ならば、

右側の上列に並んだ各種入力端子に差し込むものですが、今回は意味不明(本来は何か明確な使用目的があるのでしょう)なEXTERNAL PROCESSORS 端子を試してみたのです。

         や  っ  ぱ  り

             予   想   通   り   で   す

これまで聴き取れなかった 大きな音の楽器の影に隠れて聴こえなかった音楽の "スパイス" のような、いわゆる『 隠 し 味 』的な音まで聴き取れるようになりました。

但し、あまりにもダイレクトなので なんとなくバランスが少しオカシイような気もしております。 当然ながらオーディオ機器は単体として全体が働いてこそのバランスがとられているわけでしょうから、やはり無理やり付帯回路をカットするのはイリガルな使用方法と言えるようです。

しかし、音楽の奥底や隅っこで かなり密かに鳴っている小さな音まで聴き取れるというのも  ひとつの楽しみとしては面白いと思っております。

                                                                          まだ まだ お楽しみは続きます~


McIntosh C34V パーツ(抵抗)換装 第三弾 Ohmite 無誘導巻線抵抗 & Linkman精密抵抗

2017年10月06日 | オーディオ

前回は2015年11月ころに紹介しておりますが、拙院のプリアンプ McIntoshのC34Vは既に多数の基板上パーツが換装されております。回路図を眺めて 音声信号が直接に通過するコンデンサーと抵抗は、ほとんど交換しました。なかには一度ならず二度も交換を繰り返した箇所もあるくらいです。

で、今回は このところC34Vにてヘッドフォンを使用する機会が増えてきて、いささか音質に不満がでてきたので抵抗を交換して 少しでも不満が軽減できればいいなぁ と期待を込めての作業です。

とは言えC34Vのモニターアンプは、恐らくは 音が出てるかどうかを確認する程度の簡略な回路によるアンプですから 本格的な音質を求めるのは 所詮ムリな事だとは思っておりますけれど、、、

久し振りにC34Vのボンネットを開いて、モニターアンプ基板を取り出してみたのですが、赤丸の入力部のコンデンサーがPARC audioの大きくて青いモノに、黄丸が同じく入力部の抵抗が高級なアルファ抵抗の金属箔抵抗に、青丸のプッシュプル増幅回路の抵抗がタクマンのREY(だったかな?)やビスパの精密抵抗に、白丸のヘッドフォン用分圧抵抗がタクマン(多分?)に換えられていたりで、自分でやった交換作業なのに、すっかり忘れておりました~

今回は、プッシュプル増幅回路の抵抗類を交換する計画で 出力TRのエミッター抵抗をOHMITA(米国製)の無誘導巻線抵抗 0.25Ωに その他の周辺抵抗をマルツパーツで入手したLinkmanの精密抵抗LMFQ50Sシリーズ(=キレイな青い抵抗)に交換するわけです。

マズは以前に一度交換しているタクマンの抵抗も含めて取り外してみました。

取り外した抵抗のうち ひときわ大きい2本はアンプのSP出力(確か25Wくらい)をヘッドフォン用に分圧する150Ωの抵抗です。C34Vにはヘッドフォン端子が二つありまして、それぞれ別の抵抗で分圧してますので、片方をこのままタクマンにし もう一方を恐らくAmtrans=アムトランスのオーディオ用抵抗(写真を撮り忘れた)に交換しようと思います。

抵抗だけの交換なので チャチャっと作業が完了しました。

だんだんと青い部品が増えてきた感じです!! 

一番上のTRが4つ並んだ放熱板のすぐ下の両端にある 青い抵抗が目を引きますネ  これがヘッドフォン用の抵抗(恐らくAmtrans製)でキレイな青色で、被覆チューブで覆われてますがリード線は金色なのです   美しい!!

早速にも再び組み上げてみますと、、

アチコチに青い部品が見える気がします。右側の四角いトランスの手前がモニターアンプ基板となっております。

左上の方にもPARC audioの青いコンデンサーが数本ありますが、これらも入力部の直接音声信号が通過する部分です。

 

さて、抵抗の換装による音質の変化は いかに???

当然ながら新品パーツに交換して しばらくは非常にキツイ金属的なサウンドがしますネ~

しかしながら、予定通りと言いますか、、 期待したように 細部までも明確に引き出して クリアーなサウンドとなりました。これまで気づかなかったような細部の音まで聴かせくれます。

願わくば左右上下の広がりとか奥行感とかも 拡がってくれたら良いのですが、残念ながら単純なプッシュプル増幅回路(多分素子も含めて)では そこまでは望めないのでしょうネェ・・・

深まりゆく秋の夜長に向けて オーディオ工作のお楽しみが増えてゆくようです~