これまで さんざんに手を加え、内部の半分はまるで原型をとどめない状態の Pioneer N-50 なんですが、、、
最近になって徐々に右chの音量が小さくなってきておりました。組み合わせているLUXMAN LV-103も相当古くアンプ側のトラブル(出力段のMOS-FETが怪しい)だろうと予測してました。
ところが、とうとう 遂に 右chから音が出なくなりました!!
幸いながら 最近レコード復活の話題もあり、久しぶりにアナログ再生をしてみましたら LV-103は調子良好です。そのうえ少し前にphonoイコライザー回路のコンデンサー交換が功を奏したのか 以前に比べ よりクリアーで伸びやかなサウンドを聴かせてくれてます 絶好調です。
というわけで、どうやらN-50がトラブルを起こしてます。
DAC回路は電源を含めて5枚の基板で構成されております。
肝心なDACチップは いまだにチョクチョク耳にする バーブラウン社の銘チップ PCM1794が左右で一つずつ乗っかってます。
数年ぶりかでオシロスコープを引っ張り出して、信号を追ってみると、、、
音の出なくなっている右chの出力が3V出っぱなし!! これはDACチップがダメになったに違いない! と簡単に決めて 早速PCM1794を入手してきました(しかし、この時点でI/V基板と接続したままの状態だったので DACチップ不良は早合点だった)。
さすがにこれだけ小さく、線の間隔が小さいICを交換するには、よっぽどの覚悟と決意が必要ですから 周辺のコンデンサーや抵抗を全部とっぱらいましたが、、、、
なかなか、リプレースの決意が出来ないでいる内に、
ふと I/V変換基板には問題はないだろうか? という疑問が湧いてきたわけです。
で、回路図とテスターでI/V変換基板をさぐってみると、、、
ウ~ム 右chの一か所にオープンしている箇所がありました。
なのですが、、、、
左chとの比較でおかしな数値をだしているのは判るのですが、その原因場所が全然 みつけられません。 何度も休憩を繰り返し、諦めかけた頃に 遂に不具合箇所を発見!!!
なんと数年前に抵抗を交換した際に、基板のパターンを傷つけていたらしく 後段のオペアンプへの入力が途絶えておりました~ 何と言うこと事だ~ だから素人仕事は心配だ~
てなわけで パターン断線箇所をリード線でつないで(青矢印のところ)修理完了で~す
いや~ しかし・・・
不具合箇所が発見できて 本当に助かりましたわ~
修理完了したN-50は自己満足の極致ながら、以前にも増して 素晴らしいサウンドを聴かせてくれております!!!! PCM1794も良いですねぇ~