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アナログ礼賛 ortofon 2M red オルトフォン MMカートリッジ

2022年04月27日 | アナログ礼賛

長年 愛用しておりますプリアンプ McIntosh C34V の PHONO入力部に超高級抵抗を導入しまして、その真価を問うべく 新たな MMカートリッジを入手しました。

アナログプレーヤに取付けるカートリッジ(いわゆるレコード針の部品です)というのは、とにかく種類が多いのです!!  明確には判りませんが、そこら辺で簡単に手に入るモノだけでも50種類以上でしょうか・・・ 更には価格にしても、ピンは数千円程度から キリでは百万円を超えるものまであり ビックリしますヨ

その中から、今回の狙いとしては1~2万円程のMMカートリッジとしました。近くには直接試聴できるショップもありませんからネット上の評価とかyoutubeの比較動画を参考にして、候補を5機種に絞り込みました。

ortofon 2M red もしくは blue

nagaoka MP-110 もしくは MP-150

Goldring E3

 

この5機種に絞り込み、アナログにも精通されているオーディオ先輩とアナログ専門のショップ店長(たまたま見積依頼したら親切に相談にのってもらえた)からのアドバイスを参考にして、更にさんざん迷った挙句に ようやく ortofon 2M red に決定

新品ながら他ショップよりも安い通販サイトを見つけ 多少の不安も感じながら  そこに注文

届いたモノを見て 納得!! 外箱に当たりキズ(上写真の右上端)のある B品 だったわけですネェ~  だから安かったわけ

保証書も入っているから、万一に不調があってもメーカー保証があるから大丈夫でしょ  きっと・・

早速、手持ちのヘッドシェル(以前はshure M97でした)にマズは適当に仮付

以前はチタン製のネジにこだわったりしましたが今回は付属のネジをそのまま使用 

リード線もカートリッジに示されてる色別に差し込むだけ という気軽なセッテイング

赤いカバーは日本製品とは異なり、あまりカッチリしてない感じ

     全てに  適当に  手早く  取付けが完成

 

トーンアームに新しいカートリッジを取付けるなんて何年振りでしょうか? 新鮮な感覚

多分、常用しているAT33PTGよりも軽いのでしょう、簡単に水平バランスがとれました。

いくらか安っぽい印象はあるものの、見た目のデザインも良い感じですわ

これまで使ってきたカートリッジでは、まともなサウンドに仕上がるまでに何度も繰り返し 微妙な取付位置や角度の調整をしなければならない  という経験があるので、コチラも最初は『なんじゃ コリャ~』というサウンドだろうなぁ~ と予想

 

 で、初めてかけるレコードは何にしよう とさんざん試案の挙句、選んだ1枚がコチラ

 

これまで数種類のカートリッジを試してきましたが、カレン・カーペンター の伸びやかな透き通った声を気持ちよく鳴らせるモノはありませんでした。なので、このムツカシイ? レコードを上手く再生してくれるかも  という期待を込めて針をおろしたのです。

    いや~ 

       こりゃあ 

              驚きですネェ~

  カレンの美声が伸び伸びと響き渡ります!!

 

ましてや、セッテイングも適当に仮止め程度に取り付けただけで、これほど美しいサウンドを鳴らしてくれるなんて  まさに驚きです

 

  ◎ ならばコチラは?

と選んだのは、恐らくヤフオクで複数落札でおまけに付けてくれたレコードだったと思うのですが正直なところ何なのか良く判りません。コチラも声楽中心なので、これまで数秒しか聴いたことがなく放置(聴くに堪えないサウンドだった)しておりました。果たしてクラシックの声楽もうまく再生してくれるのかを 確かめるべく針をおろしてみると

    い や ~ 良 い で す ネ ェ ~ 

  人の声が気持ちよく聴けるカートリッジは初めてです

 

 ◎ じゃあ お次はどうか? と選んだのが

日本のフュージョンの幕開け 今から40年前の1979年に録音された Casiopea のセカンドアルバムです

     ウ・・・ム  コチラは少し残念な感じですかねぇ・・・ 

こういったリズム重視、アタック感重視のサウンドには、いささか向かない感じですかねぇ・・

 

しかし、このortofon 2M red はお手頃価格ながら、相当な実力がある優秀なカートリッジだと思われました。  特にボーカルや声楽の再生はピカイチだと感じました!!  恐らくはストリングスなんかも美しく鳴らしてくれるんじゃないかと考えてます  

 他の気難しいカートリッジとは裏腹に、全く細かい調整が不要なのも魅力です!!

矢張りアナログは、いったん踏み入れると、、 

   徐々に深みに引きずり込まれてゆく

        恐 ろ し い 世 界 であることを

          再認識し始めております・・・

 


McIntosh C34V 超高級抵抗 Alpha AP-MCX ,フィルムコン panasonic ECQE など

2022年04月14日 | オーディオ

相変わらず、飽きもせず、C・Rのパーツ換装を続けております。

  ながら 今回は かなり 特 別 であります!!

オーディオの世界では高級抵抗の存在が知られておりまして、メタルフォイル抵抗すなわち金属箔抵抗は高音質ながら高額であるというわけなのです。なかでも Vishay VSR は以前から一度は試したいと考えつつも、いざ購入しようとすると1個が千円以上もするという高~いハードルがあり ためらっておりました。

 

今回ヘッドホン専用アンプの作製で、一本の抵抗だけでも音質に与える影響が絶大であることがハッキリと確認できたので、思い切ってトライする事にしたのです。

Vishay VSR は以前は1本1000円程だったのですが、いつの間にか値上げされており 現状は ナント、ナント、1500円以上にもなっておりました。そうしたところ  見た目が同じような国産品?が1000円ほどで販売されておりました。

コチラはAlpha AP-MCX という純国産アルファ社の超高級抵抗です

添え書きの文面からも、特別な感じが伝わってくる気がしますネ~

何しろ素手で触ったり、普通の金属工具では扱えない  という特別な抵抗ですわ~ おそろしぃ 

以下が商品の解説です

https://bispa.co.jp/blog/1774

併せてコンデンサーも換装いたします。コチラはお気に入りのパナソニックのフィルムコンシリーズ Panasonic ECQE ですが、とにかくデカイので果たしてケースに納まるか? 不安もありますが どうなりましょうか・・・

交換作業そのものは簡単なのですが、何しろ素手で触ってはいけないパーツですから かなり慎重に行いました。

McIntosh C34V のコチラの部分は PHONO入力とTUNNER入力なのです。PHONO入力は特に信号が小さく雑音等の影響を軽減する方策として、こういったシールド?ケースで囲むのは理解できるのですが、なんでTUNNER入力も一緒になっているのかは??  

でもせっかく一緒にシールドケースに入っているのだから TUNNER入力も抵抗を超高級品に交換してやりました。

無理矢理にデカイ コンデンサーを取り付けてケースからはみ出しても、昔のオーディオ機器は すき間 も多く余裕で納まります。また基板上は既に過去に換装した 青いコンデンサー等 が鎮座しており 新たな抵抗およびコンデンサーを付けるのが不便だった(不可能?)ので一部は基板裏に付けることに

シールドケースの蓋を取付けるまでは 果たして??  と不安でしたが、、

   なんとか無事に蓋も閉まりました~

                 というわけで 無事に換装が終了

 

 果たして、サウンドの変化は、、、

 コ レ は ス ゴ イ  !!

コチラのアンプの抵抗・コンデンサーは音声信号が通過する部分はほぼ全て換装しており、もうコレ以上の改善は見込めないだろうと考えておりましたが、見事に裏切られました。

特にエコー成分というか余韻みたいな響きがハッキリして

 また 一段 ランクアップした感じですネェ~

超高級抵抗とフィルムコンの交換で、ここまで音質改善になるとは、、、

またまた 高コストパフォーマンスの作業となりました。 

こうなると、益々 早々にもMMカートリッジを試したい気持ちになっておりま~す

 

 まだまだ続く  ド  ロ  沼  の世界じゃ・・・


アナログ礼賛 ortofon MCAー76 再稼働 コンデンサーは、、

2022年04月11日 | アナログ礼賛

しばらくご無沙汰しておりましたアナログですが、、、

このところのオーディオ熱(ドロ沼?)の復活にて 再び始めようとしております。

と云うのは McIntosh C34V のヘッドホン回路部の改造にともない、入力部付近の抵抗やコンデンサーも高音質品に換装しており、その効果を確かめたくなったわけです。

現状では MCカートリッジ のみ所有ですので、MCアンプが必須となります。

アナログ機器では超老舗であるオルトフォン社のMCA-76です。以前はMCカートリッジ用に昇圧トランスも所有してましたが、残念ながら当時の好みに合わず手放してしまいましたので今はコレだけ

レコード再生というのは 他のメディアに比べて、非常に手間のかかるモノでありまして、、 熱中している最中は その面倒も気にならないのですが、一旦熱が下がると その面倒さが先立つようになり疎遠になりがちです。 

そんなわけで数年ぶり?のアナログ再生なので、機器が正常に動作するかが気掛かりです。

久し振りにMCA-76を分解したところ

ありゃ~ 随分とパーツが換装されておりました(自分で交換しておきながら、すっかり忘れてました) 

記憶をたどりますと、かつては オーディオ機器の内部パーツを交換する際 とにかく古いパーツで交換できるモノは何でもかんでも換えてしまおう  という無茶苦茶しておりました。その後いろいろ経験を重ねると、何でもかんでも換えるのは間違いである! 事に気が付きましたが 当時はガムシャラでしたネェ~ 

上が数年前にパーツ換装した現状です

で、下の写真が元々の様子(上下反対で比較しづらい)なんですが、金色の円筒(電解コンデンサーです)が9個並んでいるのが判るでしょうか

恐らくはこのパーツは換えるべきじゃないだろうと思われます 多分オリジナルパーツの音色がこのアンプのサウンドの肝だろうと推察いたします。

しかしながら現状でも動作しておりますし、

 これらパーツを元に戻す作業も面倒だなぁ・・・

というわけで、しばし現状のまま様子見として、今後サウンドに不満が出てきたら再びアクションをする事にしておきますわ~

こうなるとMCカートリッジではなく、McIntosh  C34V  に直接入力できる MMカートリッジが欲しくなって参りました~  

MMカートリッジは出力が大きいので、この様なアンプを通さずともプリアンプにダイレクトに接続できるので簡単なのです。

というわけで、またまた新たな物欲に襲われております!!


McIntosh C34V ヘッドホン部分 大改装

2022年04月07日 | オーディオ

つい先日、かなり苦労しながらも完成したヘッドホン専用アンプ

新しい(最新とは言い難いですが)デバイスゆえ、今どきの立ち上がりの鋭いサウンドでキビキビしているのですが旧来のステレオ音場の拡がり やら 立体感に欠ける印象もあります。

ならば元々のマッキントッシュのプリアンプ付属のヘッドホン回路に手を加えたら、どうなのだろう?と考えてみました。上記のヘッドホン専用アンプを作製するにあたり、良好なヘッドホンジャックやらカーボン抵抗を入手しましたので それらを使っての改造をやってみたわけです。 以前にも紹介しましたが、今回ようやく見つけたヘッドホンジャックには2種類ありまして、上が通常品ながら差し込み部が12mm長いモノ、下がクライオ処理を施された高音質タイプ(但し差し込み部は短い)です

マズはヘッドホンジャックの交換作業ですが、、、

元のジャックが 如何にもしょぼいモノが付いておりまして、コレではいかんなぁ~ という感じでした!!

とは言え 新たなジャックを取り付けにはフロントパネルシャーシーを削らなければなりませんでした。

コレが、かなりキツイ作業でして、、  パネル全体を取り外せばラクにヤスリが掛けられるのでしょうが端折って付けたままの状態なので大きくストロークできず随分と時間がかかりました

削っている内に、脇の方にまで広がってしまい左側のスイッチ類に届きそうでしたが何とか納める事ができました。

  もうココまで削ってしまえば ある意味、怖いものなし ですわ~

加えてモニターアンプの出力抵抗もアムトランスAMRG高級カーボン抵抗=右側の下150Ωに換装しました。

で、ここまで  苦労しつつも順調に進めてきたのですが、、、

ガラス製フロントパネルを取付ける段になって  大 問 題 が 発 覚 !!

マッキントッシュのC34Vには何故かヘッドホンジャックが2個並んでおります。

なので、上側に前述の12mmのジャック、下側にクライオ処理の高音質ジャックを配置したのですが、ガラスパネルを取り付けると下側のジャックが数mmだけ奥に陥没してしまい正しく差し込まれません すなわち右chの音が出ません!! 無理矢理に押し込んでガラスパネルにキズを付けたり  或いは割ってしまったら、取り返しがつきません すべてぶち壊しです   

なので下側ジャックは無し(ヘッドホンは一系統あれば十分!!)にすることにして元のプラスチックジャックを仮止めしておくことにしました!!

   相変わらずアレコレ苦労した作業が終わりまして、、、

        果たして改造後のサウンドは如何に

  まさに大成功でした!!

    クッキリ ハッキリ スッキリ 

先日入手した BeyerdynamicDT1770で聴くと確かに残留ノイズは以前のまま ではあります。しかしながら以前の少しふやけた印象が一切払拭され、芯の太いながらも新鮮なサウンドになっております。 コレには多少の増強作用がありまして、アンプを開腹した際に すべての接点を接点復活剤にて清掃した効果 も相乗されていると思われます。

そして元々のお気に入りのヘッドホン AKG  K712 を試してみると、改めてコチラの素晴らしさも確認でき、果たしてココまでの出費と苦労(新たなヘッドホンを購入し、さらに専用アンプも作製した)は何だったのか? という妙な気分にもなっております。

と  まあ  相変わらずのトンチンカンなオーディオ道ではありますが、引き続き「道楽」あるいは「ドロ沼」を楽しんでゆきたいと思います~