先日 つい、勢いついでに入手してしまった EAR834P レプリカ版 イコライザーアンプですが、、
早速にも大胆なるパーツ換装を実施しております!!
コチラの製作者は、相当な高度な技術をお持ちの方らしく、自作マニア・改造マニアに向けて ”どうぞ、お好きなパーツに換装してお愉しみください” と言わんばかりに わざと作業しやすく作られております(かな?)。
アンプですから マズは一番重要な部分(人それぞれ意見もあるでしょうが、、)である電源関係から進めていきますわ~
電源基板は上下2段に分けられておりまして、下側の基板がヒーター電源の12V、上側基板が280VのB電源となっております。青い点々で囲ったところの4本のダイオードが全波整流ですが、このダイオードを お気に入りのSiC=シリコンカーバイドショットキーバリアダイオード に換装いたします。見る限りは基板にも余裕があり十分な余白が有る と想定していたのですが、実際にSiCを組み込んで見ると ギッチギチでしたわ~ とても放熱板なんぞは取り付けられず、発熱が少ないことを祈るばかりであります
◎ 細かい事は気にせず ”ヒューズ” から ”サーキットプロテクタ” へ換装
電源基板を取り外したタイミングで、ついでに一般的なヒューズを取外し サーキットプロテクタ に付け替えました。以前にもブログに書いた記憶なのですが、一般的なヒューズを通すと多少なりの音質劣化を伴う気がしておりまして、、 出来る事ならばヒューズは取り除きたいわけです。そこで登場するのが家庭用の電源で云うところの『ブレーカー』です。コレは電気製品に何かトラブルが起きてショートしたり大電流が流れたり漏電したりすると、いち早く察知し電源を遮断してくれる安全装置です。そのブレーカーと同じ機構を持った、ヒューズと同様の安全装置がサーキットプロテクタというスイッチなのです。ヒューズだと回路やパーツにトラブルが生じたら一発で溶断して おしまい ですが、サーキットプロテクタならば繰り返し使えるし またサウンドに与える影響が少ない という嬉しいメリットもあります。
◎ すき間は余裕かと思いきや、コチラもギッチギチ
写真では判りづらいですが、換装したSiCもギチギチなら、その脇に加わったサーキットプロテクタもギチギチ! 電源部の発熱やら 放熱の観点からすりゃ、こんなにギチギチに詰め込んだらNGでしょ~
◎ 追い詰められ 行き場を失った 大型電解コンは、、
青い点々で囲まれた 黒い円筒型のパーツが見えるでしょうか? 普通ならば電源回路内で『どうだ! 立派だろ!』と云わんばかりに堂々とそそり立っているはずの大型電解コンデンサなのですが、新たに加わったサーキットプロテクタを納めるため無理矢理に下側にねじ伏せられ、いとも無残な格好に成り下がってしまいました~
◎ 近日中にもACインレットも換装する予定
裏面パネルには新たなるレバースイッチが取付きまして、コチラが電源スイッチも兼ねているわけです。その下に電源ケーブルを差し込むACインレットがありまして、コレも近日中には大好きなロジウムメッキのモノに換装する予定にしております。
というように手始めに電源部に手を加えたところなのですが、、
ついでにカップリングコンデンサの換装を実施してしまえ!!
◎ EL34シングルパワーアンプにも使用しているブラックキャンディの登場
真空管の上下に並んだ4個の黒いパーツが 通称=ブラックキャンディ と呼ばれているオイルペーパーコンデンサです。このコンデンサの換装により、前回に書いたサウンドに関する不満『いささか抜けの悪い印象』が殆ど解消された感じがします。ならば、その勢いで左端の大きい白い円筒形のコンデンサもブラックキャンディに換装しようかと考えている際に、たまたま本物のオイルコンデンサーを取り扱っている業者さんを見つけてしましまして、、 即刻 入手
左側の袋に入っているのが本物のオイルコンデンサーで、右側の黒い4個がブラックキャンディです。どちらも紙か何かにオイルを染み込ませて巻いてある構造だろうと思われますが、現代のモノ(ブラックキャンディ)と恐らく80年代に作られたモノ(本物のオイルコン)には何かしらの違いがある事は間違いないのでしょ~
素人考えなのですが、70年代80年代の工業製品には今では使用できない重金属類(水銀、鉛とか)やらPCBなんかがふんだんに使用されていて、それが『輝かしい響き』とか『奥深いサウンド』を生み出してくれるような気がしております。従って一部のマニアにはビンテージモノが珍重され高値で取引されているのだと思います。
どうやら、ドロ沼は
さらに、更に、奥深く
未知の領域にまで 沈み続ける様相ですわ~
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