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ひとりも、死なせへん 長尾和弘先生 コロナ ワクチン後遺症

2024年02月19日 | 健康・病気

久々の健康ネタですが、、

以前は近所に図書館があってチョクチョク健康・病気関係の本を読んでいたのですが、、

コチラに引越してきて以降は図書館も遠くなったりで読書とも疎遠になっておりました。また、リフォームやらオーディオ関連がメインになっていたのですが、 最近になって 久し振りに気になる 健康・病気 関連本 に出くわして しまいました~

自らを『尼崎の町医者』と紹介する現役臨床医の 長尾 和弘 先生の著書です

  コノ本がFacebookだった?かで紹介されていて、著者の名前を拝見した時に 以前に 聞き覚えのある名前だなぁ~ と感じたわけです。

青矢印の本が長尾先生の10年前の著書です。ちょうど その頃は慶応病院の近藤誠先生のガン本・医療否定本が一大ブームとなっていた時期であり、長尾先生も関連本を書かれていた記憶がありました

  コチラは長尾先生が御自身の臨床体験や医療知識・情報をもとにされた『抗がん剤』についての本です。

  裏表紙には これまでの著作がありまして 平穏死・高齢者ケア・医療問題に取り組んでおられるわけです

そのような経緯から、今回の 新型コロナ関連本にも興味を持ったわけです!!

2020年に始まった 新型コロナ の世界的な大騒ぎですが、多くの方々がパンデミック旋風から少々意識が薄らいできたのじゃないでしょうか・・ ところがスタートから4年も経った この頃も、再び感染者が増えているらしい第10波とも云われる状況が続いてるようですネェ~ 

と、同時に コロナワクチン接種後の後遺症に悩む方も増えているというニュースも見聞します。あるニュースでは、コロナワクチン接種後のワクチン後遺症患者が日本国内でも1万人を超えている という報道もありました。ボルダリンを楽しむほど健康でお元気だった40代女性が、自分で歩くことさえ不自由になってしまい 深刻な状況であるにも関わらず、ワクチン接種との関連性が確認できない という理由で後遺症認定がされない とのことでした。

特に『ひとりも、死なせへん 2 』には、ワクチン後遺症について その経緯から詳しく書かれており  じっ~くり読ませてもらいました。

やっぱり医療には『 謎 = なぞ 』が多いなぁ?と云うか、どうやら 裏側で大きな力が働いているのだろうと思わされました~ 

医療に関する『 謎 』は我が国だけでなく、世界中で怪しげな事態が生じているらしいですから 正しい情報を吟味することが最重要なわけですネ 

特に専門用語に対する脚注が充実しているので、その当時から疑問だった文言も ”あ~、そうだったのか~”と云う感じで、改めて納得できて スッキリした~ 

上巻下巻とも400頁にもなる2冊なので 読むには時間もかかりますが、内容も豊富で充実感アリでした。お時間が無いという方には下巻だけでもオススメだと思います。


ウィルス入門 新型コロナ収束への道 コロナと生きる 武漢日記

2021年01月24日 | 健康・病気

我が国のコロナ感染での累計死亡者が5千人を超えました。これは中国の死者数(あくまでネット情報にて)を超えてしまったわけなので驚きです。 果たして数値の真偽はいかがなものか???でもありますが、このところ約2週間で1千人もの方々が亡くなられているわけですから緊急事態には間違いないでしょう。

このところは自粛生活でもあり、最近に発行(おおよそ昨年の夏以降)されたコロナ関連本を読み漁っております。その中から印象に残った数冊を紹介します。

 

タイトルも印象的な翻訳本ですが、、、

絶対にかかりたくない人のための ウィルス入門

コレは感染症の基本から我々の免疫について、イラスト仕立てで とっても判り易く書かれた解説本です。特に免疫についての解説が非常に判りやすく、他の解説書では理解しづらかった部分も恐らくスッキリ理解できるのではないかと思われます。

 

新 型 コ ロ ナ 収 束 へ の 道

多くのコロナ関連本は医師や医学博士とか医療従事者により書かれるものが多いのですが、コチラはコンサルティング会社の方により数々の論文等から的確に分析的に書かれた本です。そういった点からも中立的で論拠のしっかりした内容で、とにかく判り易い 超オススメ本でした。 感染の仕組み、既往症との関連、変異の仕方、今後の世界経済等々、ニュース・報道などで浮かび上がる疑問点がスッキリ解決できると思われます。

新刊ですが発行時(8月下旬)での最新情報による内容ですから現在の直近の疑問までは対応できてはおりません。 しかしながら既に変異株についても予想されておりますので、さすがと云えると思います。

 

 

感染症時代のマスクの教科書

そのものズバリでマスクに関する解説本です。

へぇ・・・ 意外にも不識布マスクの性能は高いのですネェ~

 

コロナと生きる

内田樹氏と感染症の専門家の3回にわたる対談を記録したものです。ハッキリと適格で明解な対応の出来ない我が国の対応について冷静な分析と判断を表現されております。 どうやら国策で感染症に関する予算を削減し続けた結果が、今の我が国の惨劇(医療崩壊)を生んでいる ようです。 

 

武漢日記

昨年の1月2月頃、まだ対岸の火事?のように捉えていた、中国 武漢でコロナウィルスの感染者が発見され大騒ぎになっていた時、現地でロックダウンのなかに書かれた記録です。かなり話題になっていた本なので期待して読み始めたのですが、、 物語?の様に感情描写といいましょうか、いまひとつ難解であるという印象でした。今になってみれば、当時1週間だったか10日でしたか突貫工事で1千床のコロナ病院を作り上げたのはスゴイでしたネ~

 

コロナウィルスに関しては諸説ありまして 本当のところがハッキリしませんが、何にせよ大きな転換になることは間違いないことなのでしょう。 これからはワクチン関連がニュースが増えることでしょうから引き続き、冷静に状況を見極めていこうと考えてます。

どうぞ皆様も感染予防に努めて、無事にお過ごしくださいませ~~

 


ウィルス、パンデミック、感染症、オススメ本

2020年10月10日 | 健康・病気

引き続き 連日コロナ関連のニュースばかりですが、、、

本当のコロナウィルスに関する情報を得るべく数冊の本を読み漁ってみました。

 

 

パンデミックが露にした「国のかたち」

今回のコロナウィルス感染拡大について、独在住のジャーナリストが書いた本です。我が国のTVニュースでは国内情報がメインなので、海外とくに欧州の状況は詳しく判りませんでした。日本でクルーズ客船の対応に手間取っていた頃、イタリアでは爆発的な感染拡大が起きていたわけです。それらの詳細に始まり、その後の世界各国における対応の違いなど克明に解説されています。ぜひ御一読をオススメします。

 

正しく怖がる感染症

感染症の専門家により3年前に書かれた本です。過去のパンデミックや、細菌・ウィルスなど詳しく解説されています。3年前に、すでに近々にパンデミックは必ず起こる と予測されており、まさに現在の状況をも正確に危惧されてました。

 

 

ウィルス VS 人類

NHK BSで放送された同タイトルシリーズの第一弾の取材・編集のまとめとして文書化された本です。ウィルスの専門家、リサーチの専門家、危機管理や経済の専門家が、それぞれの分野での影響や対策を詳しく解説されています。どちらかといえば、国内の状況とウィルスの説明が中心となっている印象でした。

 

 

コロナが変えた世界

ジャーナリストというより、知識人 というか広範囲な視野を持つ人々へのインタビューをまとめた本です。これは実に”読み甲斐”のある一冊でした。ウィルス感染の医学的影響のみならず、このパンデミックが引き起こす これからの世界の展開予測とか興味深い内容が満載です。 コチラもオススメの一冊です。


UV-C 除菌装置 稼働スタート

2020年09月18日 | 健康・病気

引き続きコロナウィルスの感染を予防しなければならない毎日です。

果たして、どれくらい強力で恐ろしいウィルスなのか? ハッキリしたことが判らないので用心するに越したことはないでしょう。

そこで拙院の施術室に、UVーCを利用した空間除菌装置を設置しました。

市販品も販売されていますが結構な価格がしますし、仕組みが簡単?なので思い切って自作することにしました。

UV-Cとは紫外線のうち波長の短い領域(260nm付近)の紫外線のことです。 生物にとって紫外線は大敵であり、オゾン層ができるまで生物は陸上に上がることができませんでした。紫外線は放射線のように直接遺伝子を傷つけ不活化します。

このようにUV-Cは我々にとっても非常に危険な光ですので、装置を作るにあたっては 如何にして光を外部に漏らさないかが重要になってきます。

UV-Cを発生する殺菌灯を仕込んで、光を漏らさずに 空気だけを流通させるために作り上げたのがコチラです。

殺菌灯の前後には、位置をズラしたアルミアングルを底板と天板に取り付け、さらに灯体の直前には遮光壁を設けております。

空気を流通させるために小型ファンを4基並べて、除菌された空気を強制排気する設計になってます。

装置の心臓部となるUV-Cの殺菌灯は GLー10 という一般的な10Wの蛍光灯型を使用しております。

当初は天井近くに水平方向に設置しようと考えていましたが、諸事情もあり垂直の縦置きとしました。

アルコール消毒とUV-C除菌装置をフル稼働しておりますので、安心して御来院くださいますよう お待ち申し上げております。


がん消滅、正しいがん検診、親ががんになったら、女性のがん、

2020年01月12日 | 健康・病気

引き続き、がん関連の書籍を読みあさっております。

今回は2019年後半に発刊された新刊本(一部は改訂版)を4冊ほど紹介します。

「がん消滅」という大胆なタイトルです。

このタイトルに関しては著者ご自身も戸惑われたようですが編集者に押し進められた との記述もありましたが、、、

   

著者の中村祐輔氏は元々は外科医での臨床経験もあり、その後に細胞と遺伝子についての研究に邁進され遺伝子のトップランナーであられます。米国での研究生活もながく、日米の医療分野での格差についても言及されております。とにかく「がん治療」は先進諸国では次々と新しい研究成果が発表され、新たな治療方法が編み出されているにも関わらず、日本国内では中々それらが認証されない現状を問題視されています。

 

最新の遺伝子ゲノム解析を利用するがん診断なども早く認証・実用化されるのは望ましいことです。

「国立がん研究センター の 正しいがん検診」

厚労省も、保健所も、盛んにがん検診を薦めていますが受診率は上がりませんね、、、

コチラは国立がん研究センターが監修して書かれた がん検診 の解説本です。

このなかでは一般的ながん検診のメリットのみならず、デメリットも積極的に解説されております。がんの中でも、進行が遅く症状があらわれるまで数十年もかかるような「がん」ほど見つけやすい という皮肉な実情であるとか興味深い内容も豊富でした。 ご一読をおすすめします。

「親ががんになったら読む本」

がんは細胞の遺伝子が変異することが原因であることから高齢者ほど発症率が上がるわけで、当然ながら親世代でのがんは増えるわけです。親子であるが故に気遣いとか遠慮とかが重なり合い、TVドラマのようにはうまくいかない事が多いようです。そんな親子というか、親にどのような対応策があるか等、より双方ともにスムーズな闘病生活ができるか参考になると思いました。がんのみならず、高齢の親とのつながり方としても参考書になると思います。

「女性のがん 心のケア」

「がん」と宣告されたら、誰しも大きなショックを受けるわけです。

その肉体的なダメージに加えて、精神的なダメージも重なるわけで、からだの回復力は一気に低下してしまうのですが、メンタルケアを進めることで身体症状にも改善が発揮されるというのです。我が国の病院でも、こういった精神腫瘍科医の存在がアピールされ一般化すると、がん患者さんの回復にも大きな力になりそうです。

今後は、遺伝子解析とかの先進医療と、併せてメンタルケアがもっと浸透(認証と一般化、実用化)することが望まれますね~


検診でみつかるがんの8割は良性がん、重粒子線治療、がんを再発させない、もう一つの選択

2019年09月12日 | 健康・病気

 随分と間が空いてしまいましたが、久し振りに がん関連本を数冊読んでみました。

医療分野も相変わらず次々に新刊が出版され、新しい療法や研究が発表されるわけです。

今回はかなり斬新な内容の新刊に遭遇し、少なからずショックを受けた印象です。

それが コチラ です。

タイトルからしてインパクトがあるというか、それだけで興味津々の一冊でした。

永きにわたり 前立腺がん の検診と治療に携わってこられた臨床の先生により書かれた本ですが、予防のために行われている検診が結果的には過剰診断の要因になっているという ある意味では非常にショッキングな内容です。厚労省と保健所が盛んに集団検診を宣伝し、住民の受診を推進するものの 受診率はせいぜい3割程度と一向に伸びない。その原因について、日本人 特有の集団意識があるとか ユニークな解説も興味深いです。がんの0次予防という、発がんの原因とされる細菌を除去してがんを予防する方策は、それが実現されれば素晴らしいことですが、果たして発がんの原因が細菌感染だと断定できるのだろうか という疑問もわいてきました。

何はともあれ、これまでには見たことのなかった斬新な内容ですので 是非ご一読されることをお薦めします。

 

 

先進医療ということで、ゆっくり少しづつ広まってきている 重粒子線と陽子線治療のガイドブックです。

ほんの一部の種類のがんのみが保険適用になり 治療をうけられる方が少しづつ増えてきているようですが、まだ ほとんどのがんは全額負担(300万前後)であり敷居が高いようです。重粒子線・陽子線と一般的な放射線治療との差異が解説されているのですが、我が国では未だに症例が少ないので副作用などについてはまだ不安が残る感じです。

しかしながら、がん細胞をやっつける威力は相当に強いとのことですので、順次早々に保険適用のがん種類が増えることが望まれます。 

 

 

集団検診を受診し、初期のがんが発見され 慌てて治療を受けられた方が多くいらっしゃいます。

その治療により差し当り がんは無くなり、先ずは一安心となるわけですが、その先に心配になるのが再発や転移という問題です。検診のがん発見精度が上昇し、検診の受診者が増えれば、益々そういった不安を抱えた方々も増えてしまうのではないでしょうか・・・

こちらは操体法という自分自身で身体のゆがみを修正することで健康増進してゆくという内容です。基本的にはがんは生活習慣病であると言われてもいるので、自らの生活習慣を見直すことが重要だと思われます。

 

 

コチラは米国で書かれた本ですので、我が国ではいささか事情が異なります。

米国では我が国のような国民皆保険などという安く医療をうけられる環境にはなく、お金持ち以外は病気になってもドラッグストアで薬を買って自分で治す という状況らしいです。したがって万一 がんが発見されても 医療機関に入院・手術などすれば超高額な診療費用がかかるので、おのずと民間医療とか代替医療で治療する人が多いだろうと思われます。それ故、がん治療を専門にする民間療法も盛んであり、受診する人が増えれば治験例も増えるのではないでしょうか、、、

 

先頭にて紹介した「検診でみつかるがんの8割は良性がんである」は、これまでの医療否定本とは全く異なり、検診の受診率が高まりさえすれば3割の患者が救われる という集団検診の意義を訴えておられます。日本人特有の医療に対する意識などが受診率のアップにブレーキをかけている など一筋縄では進まない現状も明確になっております。

 


女性のがん 心のケア、星野式ゲルソン療法、孤独を克服するがん治療、

2019年03月29日 | 健康・病気

 引き続いて がん関連本を読んでおります。

当初の身体的なケアから、徐々に 心のケアに傾倒してきたわけです。

やはり現状では がん治療のなかで、心のケアが手薄なようですので もう少し知識を深めたいと考えたからです。

「女性のがん 心のケア」   精神腫瘍医の書かれた本です。

前回 お二人の精神腫瘍医の著作を紹介したのですが、こちらは それらとは随分と内容・カウンセリングが異なっている印象です。

同じ精神腫瘍医でも、先生によりアプローチ手法に差があると、患者さんの症状(がんの部位やステージ)や元々の性格にもよるのでしょうが 合う 合わない が起こってしまうような気がしてきました。

 

「がんを食事で治す 星野式ゲルソン療法」

かなり以前からゲルソン療法という名称は聞いたことがあり、その食事療法を厳格に実践すれば がん治療に効果がありそうなものの、そう簡単には実践できそうになく 遠い存在だと考えておりました。

著者ご自身(精神科医)も がんに罹患し5年生存率が0%という窮地に立たされました。医師としての知識を生かしたうえで、より実践しやすい様にいくらか簡便化したゲルソン療法を実践し、見事に快復に至ったという闘病記でもあります。

しかしながら、ゲルソン療法と心中する覚悟で実践に踏み切るには、やはり簡単ではないだろうと再認識しました。

 

「孤独を克服する がん治療」

こちらは、これまでの本とは いささか異なり30冊以上もの がん関連本を紹介している独特の著作です。

著者が設立した がん患者会・がん共同勉強会で得られた患者さんの疑問、不安、不満等に回答し方向性を示すとともに、さらに深く学ぶために役立つ本を紹介しているのです。ご存知のように がん関連本は玉石混交であり 怪しい本を避けるため、がん治療に有益な一般の方への本を厳選している とのことです。

こうしている間にも、次々に新しい有効な新薬や治療方法が発表されているので身体のケアの進展は目覚ましいです。

今後は、患者さんとご家族も含めた 心のケア の充実が計られることが願われますネ


精神腫瘍科、がんでも長生き、ほんとうに大切なこと、人生を楽しむ人

2019年03月14日 | 健康・病気

精神腫瘍科という診察科をご存知でしたか?

恐らくは あまり馴染みじゃない印象なのじゃないかと思われます。

これまで がん治療の現状に始まり、闘病記・回復症例へと読み進み、ようやく"心のケア"にたどり着きました。

精神腫瘍科とは、米国でのがん治療研究で生まれた科目のようで 10年ほど前に日本にも登場したとのことでした。病気の回復には身体の治療だけでなく、精神面のケアがとても重要だという事が数値的にも実証されております。特にがん治療においては、それが顕著であり、それに特化した医師が精神腫瘍医なのです。

 

コチラは、ほかの部位にも転移があり ステージ4と診断された女性(筆者)が、いくつかの病院を巡った末に 精神腫瘍医の第一人者と出会い、画期的な回復につながった実証例です。精神腫瘍医のことが発端より解説されております。

 

国立がんセンターの精神腫瘍医による実証例集です。

どん底だと感じている状況でも、適切なカウンセリングを受け 正しい判断と考え方を取り戻すことが出来れば、思いもよらなかった展開につながることが分かります。ここで紹介される患者さんたちの例は、もし同じ状況になったっら自分自身も同じような心境に陥るだろうと想像できるし、このようなカウンセリングを受ければ一気に救われるだろうと思われました。

 

コチラは上述の精神腫瘍医の第一人者(保坂 隆 先生)の著書だったので選んでみましたが、期待した内容とは異なり 心の老化対策の本でした。

 

このように、身体への治療だけでなく精神面へのケアこそが今後のがん治療には必要不可欠だと思われます。まだ日本では馴染みの薄い状況なので 早急に普及浸透し、多くの患者さんが救われることが望まれました。 果たして今後の我が国のがん治療は どのような方向に進んでゆくのでしょうか・・・

 


日米がん格差、患者の心を誰がみるのか、がんとの正しい闘い方、がん治療の本当の話

2019年02月16日 | 健康・病気

引き続いて 次から次へと「がん」関連の本を読んでおります。

当初はどちらかと言えば 本道といいましょうか、治療に関する解説書みたいな本が多かったのですが、、、

読んでいく内に段々と興味の方向が替わってきたようです。

コチラは これまでの本とはかなり異なった趣きの切り口ですねぇ・・・

著者は日本で生まれ、若くして渡米されご苦労を重ねたうえで医療機関の比較調査・コンサルタントをするような独特な人生を歩まれている方です。その方がご自身もがんに罹患され、その壮絶な闘病記にもなっております。やはりご自身の闘病をダイレクトに記述されているわけですから 迫力あります。

腹腔鏡手術を受けて わずか十日たらずで講演会にて人前に立ってお話をされるとか、抗がん剤治療を受け キツイ副作用に苦しめられながらも、ハワイと日本を行き来して精力的に講演活動を継続されるなど、常軌を逸した? 超パワフルな闘病生活を過ごされたようです。日本人と米国人では、がんに対する意識が異なるなど、成る程ねぇ~ という内容です。あくまで日米での比較からですが、日本の医療のウィークポイントが浮き彫りになってきます。

お次も、日本人ながら米国の有名病院で長年ご活躍された精神科の先生の本です。この先生も、がんに罹患され残念ながらお亡くなりになられています。

タイトルの「患者の心を誰がみるのか」のとおり、ご病気に苦しめられている方の心のケアに関する内容です。 先ほどの日米がん格差にも書かれていましたが、やはり日本の医療では患者の心のケアが まだまだ立ち遅れているのは明白なようです。

ご病気の方だけでなく その方々と接する際にも、大いに参考になる内容だと思われますので是非一度お手にとり 読まれることをお薦めします。

 

以前に読み終えた どれかの本に "大場大 先生"の著書に言及されておりましたので2冊を読んでみました。

外科の先生が書かれたご本は恐らくは初めてじゃないかと思います。これまではどちらかと言えば、放射線科の先生の著書が多かったのですが、、、   随分 印象が異なるものだなぁという感想です。 読んでいると、今から40年ほど前にTVで放送された「白い巨塔」の世界が思い起こされました。大病院内でのヒエラルキーと言いましょうか、医療機関のなかでは外科医がトップなのでしょうかねぇ、、、

言われるまま、されるがまま、の一方的な医療とは恐ろしいものです。

患者さんと先生の関係性というのが病気の快復には大きく影響するものだという事がますます明確になってきました。


がんが自然に治る生き方 ケリー・ターナー博士

2019年02月02日 | 健康・病気

これは なんとも すごい本ですわ

ここ十年来、その時々に興味を引かれて読んできた病気・健康関連の本から得られた知識、情報がコンパクトに一冊の集約されたようなスゴイ本だと感激しております。

ステージ4 そのうえ予後も悪いとされるがん患者さんが、それぞれのアイデア(直感?)と出会い等を通して、西洋医学から離れて とにかく免疫力を向上させ、無事に病気を克服された方々が紹介されてます。

これは病気の患者さんのみならず 健康に気遣うすべての人が読んだらいいんじゃないかと思うほど内容の濃い素晴らしい本です。

ところどころ、日本にはそぐわない習慣、やり方もありますが、そこは保険制度や医療に対する認識の違いのある米国の研究者の視点だと思えば納得できると思います。

また日本語への翻訳者の方がご自身のご病気にも言及され、この本との運命的な出会いがあったのだと さらに驚かされました。

なんとも お薦めの一冊でございました~