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幻の名曲 森進一 ふるさとのない秋

2025年07月26日 | 音楽

世の中に登場して、 アッという間に我々の生活に入り込んできた 生成Aiですが、、

初めて見聞したときは なんだか胡散臭いナァ~ という印象だったわけです。

未だに、判ったような 判らないような 気分ではありますが、知らずの内にネット検索なんかでもAiが大活躍してくれてたりしますネ・・ 

以前なら、そう簡単には回答が見付からないような質問にも 即座にそこそこの回答をくれる感じがしております。そこで フト思い付いたのが、何十年も前に数回だけ聴いた名曲を探し出してくれないかなぁ という細やかなる願望なのです。 思い付く検索ワードは「みんなのうた」と「森進一」の二つだけ 

皆様方は、NHKの『みんなのうた』という短い歌番組を御存知でしょうか? 

時報前の5分だったかの短いワクで2曲ほど 主に子供向けの唱歌とか楽しい唄を流す、いかにもNHKらしい番組で、恐らく今でも続いているだろうと思われます。特に その番組が好きというわけでなく 単にラジオを流していたときに、たまたま その番組から やたらカッチョイー曲が聴こえてきた というわけです。

子供向け番組なのに、、

 森進一がやたらカッコイイ、 スローなジャズを唄っていたのですわ~

それ以来 頭の片隅に、この曲のチョットしたフレーズが 薄っすらと残っていて、何とかして この名曲を もう一度聴けないものかなぁ と思っておりました。ここ数年のレコード掘りの際にも想い出すたびに、森進一のレコードもチェックしておりましたが”コレだ”という曲は全然見つからないままでした。何しろ正確な曲のタイトルも知らないわけで、簡単に見つかる訳がないのです。

そこで前出の生成Aiに御登場いただいたわけなのです。

いままで何十年にも渡って 判らずじまいだった「みんなのうた」「森進一」で検索したら、一瞬で イッパツで 見事に正解が得られました 驚きです!!

 みんなのうた のCDが発売されていました

まさか普通のオーディオマニアには 一切見向きされないだろうCDですわ~ どうやら年代別に分かれていて各2枚組セットで5種類が出されているみたいです。

 年代順に並べられております

上写真の黄色矢印に、とうとう発見できましたわ~ 長年探し続けてきた名曲は『ふるさとのない秋』というタイトルだったのでした! そして、その曲が流れたのは1990年の8~9月にかけてだったみたいです。その当時が どの様な状況だったのか? 今となっては中々想い出せませんが、、35年前です

 お隣は子供らにヒットした曲かも

歌詞を見ても、果たしてコノ曲が子供向けなのかナァ? という感じがします。どちらかと言えば大人の郷愁を唄っているような印象ですけどねぇ

 アレンジは前田憲男先生でした

もし 御興味が湧きましたら 是非とも マズは聴いてみてくださいナ!!

兎にも角にも、前田先生のアレンジがピカイチですわ タップリと郷愁を含んでいるのにサラリと軽やかに、ひたすら 森進一 の歌声を引き立ててゆきます。

しかし、なんと云っても 森進一の歌のうまさは抜群でございます!! 

この方は演歌の代表的な男性歌手というお立場で活躍されていらっしゃるわけですが、本当はブルースとかジャズが本来なんだろうと感じます。

あと特筆すべきは、コチラ意外にも良い録音になってまして、男前の渋~いベースが全体をビッシ!と締めてくれております!!

 森 進一 を聴いたら コチラも聴きたくなりました

元々よりボーカルは余り興味がなく、まして男性ボーカルは殆ど知らないのですが コチラだけはマストアイテムとして持っておりました コルトレーンとジョニーハートマン サックスとボーカルという珍しい取り合わせながら抜群のハーモニーを楽しませてくれます。

 とにかく大人の色気と云いましょうか

黒人オヤジが お好みの女性に切々と語り掛けるかの如く、コレでもか! と云わんばかりのスローバラードの連続技 

このジョニーハートマンと並んでも全く引けを取らない 森 進一 の上手さ はビックリですネェ~

もし出来る事ならば コノ名曲=『ふるさとのない秋』 を含めて 森 進一 のスローブルース(ジャズ)を集めたLPが在るとウレシイ限りですけどネェ~

しかし、コレが入手できただけでも 生成Ai には感謝・感謝です・・

 


続 アナログ 一気買い35枚 レコード大量購入

2025年05月10日 | 音楽

たまたま見つけた中古レコードショップの通販サイトだったのですが、、

驚くばかりの豊富な在庫に、アレもコレも と触手をのばしたら

いつのまにやら35枚も!!

 というわけで前回に続いて入手レコードを紹介します

 ちょっとヤバイ系の写真集か!?

70年代アイドル= 木之内みどり嬢のレコードジャケット写真(厳密には裏ジャケ)なのですが、、

 当時はこんなに ”生っぽい” 写真がOKだったのですね~

 そもそもはコチラの記事が引き金になっております

コチラは某オーディオ雑誌(analog誌 2024年秋号)にて評論家の先生がオススメのレコードとして紹介していた盤だったのです。恐らくは こう云った推薦盤として紹介されなければ多くの方はスルーするであろう1枚ですが、『高度な再生が求められる』などと書かれているので益々興味が引かれたのです。残念ながら格安で入手した盤ですから、帯なし+歌詞カードなし で演奏メンバーは判りませんが イキのいいサウンドが弾けております。残念ながら拙宅の現行システムでは ”ファンにはたまらない素の声で耳元で囁いてくれる” までは到達できておりませんでした~

 女性ボーカルならば、、

伸びやかな女性ボーカルの歌声こそアナログの醍醐味です。プレーヤーがグレードアップした事を明確に認識できるのが女性ボーカル モノ なのは間違いないでしょ~ そんな意味から第一に頭に浮かんだのが 高橋真梨子 でした。コチラは『レンタル落ち』(右下のシール)であり、中古レコードのランクではミソッカス 下の下です。が、しかし、レンタル落ち でも殆ど借りた形跡も無く 盤面はミント状態でした、なので格安盤ながら儲けモノでしたわ~

人によっては ”帯なし” ”歌詞カードなし” ”ライナーノーツなし” だと価値が低いとも云われますが、あくまで音質重視ですから 盤面が良好ならば付属品など一切関係ありません。

 ついでに男性ボーカルも

昔から 南佳孝 は大好きですから今回も購入。しかし一番のお気に入りの盤は 意外(?)にも人気があるみたいで かなりの高額になっており手が出せませんでしたわ  コチラのアルバムは、わざわざNYの凄腕スタジオミュージシャン達が揃ってNY録音しているのに、最後のミックス(マスタリング)作業を日本の箱庭サウンド職人みたいな方が徹底的に手直ししてしまったので すっかり普通の国内盤のサウンドになっております なんとも勿体ない事です、何の為にNY録音したのやら・・

 コレには大笑いでした!!

ソニー・ロリンズのアルバムを1枚も持っておらず、やっとこさ格安盤を発見し購入

雑誌か何かのレコード批評の記事で、ロリンズのアルバムは当たりハズレがなく どれを聴いてもマズマズのサウンドになっている みたいな記憶があったのでコチラの見たことも無いレーベル・ジャケットながら買ってみたわけですが、、

イマイチ熱気の無いイントロが始まり  アレ~ いつになったらロリンズの力強いテナーがはいってくるのだろうと思っていたら、 いつまでもリズム楽器だけ・・・

 どうもおかしいなぁ~ とジャケットを見直すと

  黄色の矢印と下線部をご覧くださいませ

ナント、なんと、、 いわゆる ”マイナスワン” の教則本の付属レコードだったのでした!!

イヤ~  我ながら 大笑い の1枚でしたわ~

 JAZZ関連で もう1枚

同じく正統派JAZZからチャーリーパーカーも1枚 発見  コチラも見たこともないジャケットだし 知らないレーベルです。ひょっとしたら御本人 亡き後 に御婦人が立ち上げたレーベルがコチラかも? 有名曲が多く 演奏自体は浮遊感あふれた快適サウンドなのですが、位相がメチャクチャな感じ 単に左右で逆相という事でなく録音時点で何かの接続を間違っていたのじゃないかと推測

 ビッグバンドのファンなら必須かも?

日本を代表するJAZZウーマン=秋吉敏子 先生が率いるルー・タバキン ビッグバンドの2枚組ライブ盤です 発売当時は余り売れなかった(?)のか廃番となったらしいですが、、 秋吉敏子ビッグバンドのファンのなかではベスト盤とも云われる程 完成度が高い演奏です。何しろ 秋吉 先生の楽曲は難易度が高く、演奏がムツカシイわけなのですが、この時のメンバーは皆様お上手でアンサンブルもソロも極上だったわけです  マストアイテムの一つかも

 和もの でもう1枚

オーディオマニアには、こう云った和楽器モノを高評価される方もいらっしゃいます。日本製のオーディオ機器で組まれたシステムならば、ほぼ間違いなく和楽器演奏がマッチすると聞いたこともありまして、、 Garrard #401+DL103 だと力強い太いサウンドが出ますので お琴の音も それらしく再生しております。

実はジャケットには記載されてませんが このアルバムの一部の楽曲で 尺八の人間国宝=山本邦山 先生が共演されているのです!! それならば 山本邦山 先生のレコードを買えばいいと思われるでしょうが、リーダーアルバム(銀界、悪魔が来りて笛を吹くなど)は人気盤なので手の届かない高額になってしまってます。案の定と云いますかコチラもかなり良好な録音状態なので 存分に『和の世界』に浸れますわ~

 ギターの名手たち

アナログシステム(特に球アンプ+レコード)のレベルがアップするとエレキギターの魅力に目覚めました。少し前に初めてのベルトドライブプレーヤー = THORENS TD320 を使い始めた頃に ラリーカールトンのライブ盤を聴いて、エレキギターの飛び出してくるような音圧と伸びやかなる響き・余韻に感動しました~  それならエレキギターならばジェフ・ベック を聴かなければならないと思い購入 同タイトルのCDを持っておりましたが やはりアナログはまるで異なる印象ですわ 

併せて シャクティ です! ジョン・マクラフリンの超速弾きとインドのヴァイオリンとパーカッション達 余りの速さに 聴いているだけで心拍が上がり過ぎて息苦しくなるほどです コチラはライブ盤なので それ程でもないのですが別アルバム=A HANDFUL OF BEAUTY は物凄いですヨ~ そちらも在庫があったのですが、、やはり人気盤ですから高額でしたわ

 元祖 エキゾチック・サウンド

エキゾチックサウンドというのは、一言で云うと ”熱帯ジャングル” を連想するような音楽です。コチラの マーティン・デニー もCDならば数枚持っておりますが、前々からアナログ盤が欲しかったのです。ヤフオクでも中古レコードショップでも出品数が少なく たまに出品されてもマニアが競り上げてしまい高額に!! こんなマニアックな音楽ジャンルでも各種在庫があるのは 流石としか言いようがないですネ 

嬉しい事に同じくエキゾチックサウンドの レス・バクスター も在庫がありました~  が、しかし、コチラは人気盤でもあり かなりの高額だったため泣く泣く断念

 コチラも前々から欲しかった

何故か昔からコチラのコーラスグループ=シンガース アン リミテッド が大好きでCDは何枚も所有してます。コチラも出品数が少なく、たまに出品されても案外と探している方も多いらしく 競り負けておりました。右はオスカーピータソン トリオとの共演でして 結構録音状態も良好で 一時はCDでヘビロテしておりました オスカーピータソンと云えばピアノを弾きながら唸り声をあげるのが有名ですね。コチラを聴くとCDよりも さらに盛大に”唸り声”をあげていらっしゃるので可笑しくなってきます。デジタルでは拾いきれない微弱な部分もクッキリと浮かび上がらせるのがアナログの醍醐味かも知れません 余り知られていないかも?ですが、チック・コリア先生もかなり唸り声をだされていますヨ

 同じく昔からのファンです

とにかくお上手なのです!! フルートの名手=ヒューバート・ローズ  彼ほど正確無比+自由自在に超速パッセージを吹きこなせる方は他に居ない と思われます。また幻想的なパートでは 意図的に微妙に音程をズラす物凄い技も披露してくれます  私の音感が怪しいので詳しくは判りませんが 1/4音とか1/8音くらい微妙にズラして、より音楽に深みを増しているのだと思われます   超・超 テクニシャン (ドラムのジャスティン・タイソンも凄いヨ~) 

 

コレだけの枚数を入手すると全曲を試聴するには 相当な時間がかかりそうです。

Garrard #401 のキャビネット製作と同時進行で折々に試聴を進めようと思います。

 お愉しみが長く続いてくれるので

 誠にありがたいことですわ~

 


アナログ 一気買い35枚 レコード大量購入

2025年05月07日 | 音楽

GWを満喫されたでしょうか~

ようやく花粉症からも解放され、爽やかな五月になりました

2月に始まった Garrard 401 の整備も少しづつ進展し、残すはキャビネットの仕上げとなりました!!

  こうなると、、

  新たな教材(?)としてレコードが欲しくなってくるわけですネェ~

 

 昭 和  の  歌  姫  です 

コチラの美女が一発で判った方は相当な歌謡曲マニアではないでしょうか?

普通のオーディオマニアならば、レコードプレーヤーをグレードアップした場合 だいたいがJAZZやClassicの貴重盤レコードなんかを蒐集されるのでしょうけれど、、  私の場合は かつて昔に聴いてズーッと記憶の中に残り続けている楽曲をアナログで聴き直してみたい という願望がありまして、、

 裏ジャケット写真がコチラ

左上に収録曲が書いてあります B面の一曲目=真夏の出来事  そうです アノ 強烈なプラスチックボイスの ”平山三紀 嬢” でございます  格安の中古レコードゆえ 右下には前オーナーのお名前=Sonoda も明記されており益々味わいも深くなっております。 未だ未完成ながらも、今までで一番の高音質になっている Garrard 401 で聴く平山サウンドは 超ノリノリでイケイケでございます 特にA面一曲目の『真夜中のエンジェルベイビー』はゴキゲンだぜ!

 そもそもはコチラからの始まり

Garrard 401の整備が進んできて、 かなりの高音質が期待できそうな気配がしてきたので、以前から気になっていたショスタコービッチの交響曲のレコードをヤフオクで物色したわけです そうしたところ同じ業者から数枚も出品されておりました。特にショスタコービッチの楽曲ではコンドラシンの指揮が一番だと感じておりますので、その組合せのレコードを探すのですが いささかマニアックなので滅多にお目に掛かりません それが数枚も一気に出品さていたのでラッキーでした。そのヤフオク説明書きの中に直接ショップでも販売している旨の説明があり、試しにショップサイトを開いてみたら、、 まさにビックリ驚きでした~  

有るわ、、 在るわ、、 前から気になっていたレコードが次から次に見つかり、気付いたら  ナント ナント 35枚も購入してしまった!! 

 以前から欲しかったけど、競り負けてた

スティーヴィーワンダーの ”イン スクエア サークル” やら、カーペンターズの代表作なんかもヤフオクで見掛ける事も多いのですが 如何せん人気があり 落札価格が競り上がってしまいます。ですがコチラのショップでは豊富な在庫があり、日本盤も外国盤も選び放題、盤質もピンからキリまで、帯あり帯なし、とりどり 選り取り見取りの状況でした

 好みのフュージョン系も揃っておりましたヨ

ニューヨーク系のフュージョンも取り揃えられておりまして ウレシイ限り それも米国盤ですのでキレッキレのサウンドが聴こえてきますヨ~ 右上のニールラーセンは録音エンジニアがアル・シュミットですからネェ 悪かろう筈がない! パッキン パッキ

 久し振りの マットビアンコ ですわ

これらもお気に入りの録音エンジニアやマスタリングなのでバッチリですわ~  

左のフィービー・スノウはプロデューサー兼録音エンジニアが大御所フィル・ラモーン先生ですから最高! 右のマットビアンコはマスタリングがティム・ヤングですから ノリ” が違いまっせ~

 今回の 最大の掘り出し物 

コレは貴重だわ!! コチラのショップは元々、レゲエのレコードなんかを細々と輸入販売したのがスタートみたいですが商売上手で順調に規模を拡大し今では全国に支店を配置する程の企業に成長しているようです。それ故なのか信じられない程の在庫があり、ジャンルも問わないほど種類も豊富に取り揃えていらっしゃいます。先程のショスタコーヴィッチとか結構マニアックな盤までも豊富にあるので、ついついサイトを物色してしまいます。コチラの渡米前のタクトシリーズの日野皓正 も、たまにヤフオクで出品されますが一部マニアが競り上げてしまうので手が出せないままでしたが、、  Garrard 401 + DL103 で聴く 若き日の日野皓正  圧巻です! しびれました~

 レコードは、LPばかりじゃない

普通ならば いわゆる『ドーナツ盤』 なんてのは ”カス” みたいな扱いで見向きもされないかも知れませんが、、 じつはマトモなシステムで聴くと素晴らしい音質だったりするわけです。 LPよりも早い45回転で廻すことが味噌なんですが、、  60年代後半か70年代の初め頃の盤だと思われますが、ニール・セダカラフター イン ザ レイン のドーナツ盤  この声も良いし、何よりも このメロディが最高ですわ~ 何と云ってもコノ美しいメロディーラインは不滅ですネ!! 

 コレは  ど  う   だ

コチラの映画のサントラLPも結構な高値で落札されます、故に中々手に入らなかった

ならばとショップ内を探してみると ドーナツ盤を発見 いや~ウレシイ限りですわ 何と云ってもお手頃価格で購入できるのが最高じゃ 45回転で聴く前野曜子は記憶にあるよりも伸びのある若々しい歌声でした~ 

 ならば、コチラも

コチラもサントラLP盤は人気があるみたいで落札価格は競り上がります が、今回は珍しくドーナツ盤が見つかりましたので適正価格にてゲットできました~  ライナーノーツを見るまで知りませんでしたが、この美しく切ない楽曲はユーミンの作曲だったのですネ! 詩は 勿論=松本隆でしたわ コチラも不朽の名曲です

イヤハヤ、

あれやこれや で雑多のレコード蒐集でした~

ちなみに内訳ですが、ドーナツ盤3枚含んでおりますが全部で35枚購入し3回の送料も込みで2万弱となっております 

とにかくジャンル問わずで在庫豊富

 おまけに送料も格安 

ウレシイ限りのショップに巡り合いました~


Quincy Jones Mr.Q クインシー・ジョーンズ 

2024年12月10日 | 音楽

またまた偉大なるマエストロが旅立たれました~

先月の初めにお亡くなりになられたのですが、恥ずかしながら一か月以上も過ぎてから ようやく知る事となり 尚更ガックリきております・・

多くの方々は恐らくはマイケルジャクソンのプロデューサーもされた事でお名前を御存知だったりするかも知れませんねぇ~ 

しかし私の好みからした場合の絶頂期は1950年代後半から60年代のビッグバンドリーダー時代なのです。上記のアルバムが1959年の発売ですから、ほぼ65年前の作品ですわ~ その頃は多くのビッグバンドが活躍しており、それぞれに特徴をもったサウンドを誇っておりました。その中で彼の楽団は優秀なサックス陣を擁しており キレの良いブラス群と相まって、とにかくカッコいいサウンドを聴かしてくれました。

コチラの ”QUINTESSENCE” も素晴らしいアルバムであり、凄腕sax陣=フランク・ウェス、フィル・ウッズ、オリバー・ネルソン に加え、 Tpにはフレディー・ハバードまで揃っておりました。このアルバムが1961年の録音であり、この頃までが いわゆる主流派JAZZと云いますか4ビートをメインとしたオーソドックスなスタイルだったわけです。

コチラも冒頭の ”The Birth of a Band” のリイッシューアルバムですが、この頃までは洋装も短髪+スーツorセーターといった清潔感のあるオーソドックスなスタイルでした。

1962年にリリースされた ”BIG SOUND BOSSA NOVA” ですが、恐らくはココあたりから主流派から少しづつPOPS=ポップス路線に変化してゆく感じですか~  意外なところでは、ラテン色の強いコンポーザー=ラロ・シフリンも共演しております。このお二人は 多分この後にTVとか映画のサントラでライバル関係に成っていったんじゃないかと思います。このタイトル曲も多くの方が知らずの内に耳にしている楽曲で 1998年のワールドカップにも採用され超有名になったわけです。

コレが1971年リリースのアルバムです。この写真を見ると洋装の変化が明確でありまして、髪の毛も長くなり服装も業界らしい?微妙なスタイルへと替わっております。このアルバムはTV番組のタイトル音楽がメインになっており、あの有名な『鬼警部アイアンサイド』のテーマ曲が入っております。いまだにTVやラジオでチョクチョク耳にしますが、分厚いブラスの僅か2小節だけの印象的なイントロ=何か事件が始まる!?はコチラでございます。 因みに その鬼警部アイアンサイドは その当時に日本でも吹き替えで放送されていたような記憶があります。恰幅の良い白人警部が犯人の弾丸を受けて車椅子になりながらも日夜犯人を追いかけると云った内容だったと思うのですが、小学生には怖かったし難しかったので見てなかった気がします。時期的に前後しているのかも知れませんが、前出のラロ・シフリンは黒人刑事が主演するの”シャフト” のテーマ曲を手掛けていたと思います。なので当時70年代頃はクインシーとラロはTV業界ではテーマ曲で争っていたんじゃないかと思われます(詳しいところは知りませんが)

すっかり業界人となった1974年のアルバム=BODY HEAT です。いかにも業界らしい井出達になられましたネェ この頃からはJAZZというよりポピュラー音楽的な色合いが濃くなってきた感じを受けます。それに加え このアルバムからは黒人=ソウルっぽさも濃厚に漂ってくるようです。この頃からグラミー賞を獲ったりして完全にプロデューサー業に専念するように成られたんじゃないですかねぇ

そしてマイケルジャクソンを手掛けるようになって、益々知名度も上がって 押しも押されぬ存在となられたのだろうと思います。

いやはや今年も多くの偉大なるミュージシャンが旅立たれました、、

   ご冥福をお祈り申し上げます


夏の終わりに、、Joyce、Allan Holds Worth、Vince Mendoza、Chikuzen Satoh

2024年09月11日 | 音楽

コノ 猛暑は いつまで続くのかぁ、、

九月も そろそろ中旬を迎えるというのに 引き続きの猛暑で もうウンザリ ですわ~

心身の疲れもとっくにピークを越え、ただひたすら耐え忍ぶだけの毎日

もしかして 素敵な音楽を聴いたら 少しは気分がスッキリする?かも と数枚のCDを入手しました 

と云うのも、レコードを聴くには球アンプを2台(イコライザーとメイン)も灯さなくてはならないし、たまたまヤフオクにて前々から気になっていたアーティストのCDが目に付いたので落札した というわけです

   ジョイス Joyce ILHA BRASIL

そうそう、つい先日 ブラジル音楽の有名人 セルジオ・メンデスの訃報がありましたネェ~ 1970年の大阪万博でセルジオ・メンデスのコンサートが開催されることになり、そのTV宣伝で『フールオンザヒル』と『マッシュカナダ』が ほんのチョットだけ(15秒か30秒か?)流れてきて、ウッヒャ~ なんてカッチョイイ音楽なんだ!! と、完璧に魅了された記憶(当時10歳)が残ってます・・  

では本題に戻りまして、ジョイスさんですネ 美しく澄んだ歌声は 夏の終わりに聴くにはモッテコイなんじゃないかと思います 以前から存じ上げておりましたが御本人のCDを始めて入手しました そして参加ミュージシャンを眺めていたら、、

なんとも凄い重鎮も参加しておられましたわ~ 直線⇒の HERMETO PASCOAL  

と同時に少し下がった所に 日本人らしき名前も発見 YUKA KIDO フルート ラテン系のフルート奏者はデイヴ・ヴァレンタインしか知らない(勉強不足)ので、どんな方なのだろうと検索してみると、、  城戸 夕果 さんと云うラテン系のベテランフルート奏者でブラジルにも住んでいたことがあってジョイスとも親しい関係らしい方だと判りました  ラテン系フルート独特の浮遊感の表現も素晴らしいわ~ 

   アランフォーズワース  Allan Holds Worth   ROAD GAMES

コチラも前々から お名前と演奏は聴いておりましたが 初めてCDを入手  

一口にエレキギターと云っても その音色とか演奏方法は物凄く多種多様であり好みが分かれるところだと思われます コチラのアランフォーズワースは演奏方法は極めてオーソドックスながら、楽曲の緻密な構成とか 難解な部分も多かったりと聴く人にとって好き嫌いがハッキリしそうな気もしますが、、 どうやら私好みの浮遊感タップリの楽曲もあり お気に入りの1枚になりそうですわ~

 

   ヴィンス メンドーサ Vince Mendoza  START HERE

コチラもどちらかと云えば一部マニア受けするような感じなのかも知れませんが、、

ヴィンス メンドーサの緻密で複雑な楽曲はお気に入りでオーケストラ盤は既に1枚は持っているのですが コチラは10名位の中編成バンドで構成されております。

ライナーノーツを見るまで全く知りませんでしたが、ドラムのピーター・アースキンとも交流が深いとの事で凄腕ミュージシャンが一堂に会している感じですネェ~ 豪華なメンバーが勢揃い それぞれがリーダーアルバムを作っている程の演奏者(個性が強そうな)が集まっている中で、御自身が作曲・編曲した楽曲を御自身の思うようにまとめ上げる ってのは何かと御苦労も多いんじゃないか??とも思われますが いかがなものでしょうか~

 

   佐藤竹善 Chikuzen Satoh   CORNER STONES

やはりコチラも前々から お名前だけは見聞していたものの、今回 初めてCDを入手しました~

 どちらと云えば玄人受けするタイプなのかも知れませんが、、

実の所 佐藤竹善 さんの楽曲をまともに聴くのは初めてだったのですが、ズバリ カッコイイですネ! 他のアルバムを聴いたことが無いので この1枚に関してだけ云うと ハッキリ好み です。 最初の一曲目を聴いて即座に思ったのは、角松敏生氏にグッとフャンキーと黒さを混ぜ合わせて よりグルービーにした感じ ですかね

ひょっとすると日本でなく米国で活動されていらっしゃるのでしょうかねぇ、単なるフュージョンとは異なるフャンキーさとグルーブが堪りませんわ・・

 

 本来ならば、もう そろそろ 秋の始まりに オススメな楽曲とか紹介できれば良いのでしょうが、、

 この猛暑では 暑さに耐え忍ぶだけで 音楽を楽しむほどの余裕はありませんからねぇ、、

 

ついでに言うと、数か月前に入手したトーレンスTD320は この暑さでドライブベルトが伸びきってしまい 何度ベルトを掛け直しても スルッと滑り落ちてしまいます。なので秋からの本格的な音楽シーズンを迎える前にドライブベルトを調達しなければなりません!!


真夏に聴く エキゾチックサウンド LES BAXTER レス・バクスター いしだあゆみ

2024年08月03日 | 音楽

いやはや毎日とんでもない暑さが続きますネェ、、

皆様 ご無事に、健康に、お過ごしでいらっしゃまいしょうかぁ~

間も無く 前期高齢者のお仲間入りする身には ひと際 厳しい日々なのでございます

マァ、そんな折りですが 少しでも涼しげな音楽でも聴いてリラックスしようではありませんか

ちょうど一年前の去年の夏には南米キューバのボレロをかなり掘り下げて聴いたわけですが、今年は若干趣向を代えましてエキゾチックサウンドを愉しんでおります。

エキゾチックサウンドとは 何ぞや? と云われましても明確に説明できるわけでもなく、ただ何となく熱帯ジャングルを思わせるマーティン・デニーの『QUIET VILLAGE=クヮイエットビレッジ』なんかに始まる、南国の熱帯雨林を感じさせるようなサウンド(鳥の鳴き声とかが聞こえる)を総称しているものだと思われます。恐らく マーティンデニーは過去に取り上げたような気がするので 今回は レスバクスターを取り上げてみます。

  コチラが LES BAXTER レスバクスター の SPACE ESCAPADE アルバム

前々から欲しかったのですが中々 手の届く価格のモノが見当たらず、最近になって ようやく入手できたわけです。そりゃ勿論のことアナログ盤レコードならば最高なんですが、そうなるといつまで経っても入手がムツカシイでしょうから 取り敢えず CD で妥協したわけです。レスバクスターも結構多作でありまして、このイラストちっくな冗談っぽいジャケットのシリーズだけでも10枚近くあるんじゃないでしょうか・・ その中でもコチラの宇宙服ジャケットのアルバムが、一番ゴージャスで ラウンジ感たっぷり の最高の快適音楽だと感じております。

ご本人が作曲し オーケストラも指揮しているわけなので相当な実力者なのだろうと思われます。とくにコチラのアルバムではストリングスのアレンジもお洒落熱くならない ですから真夏にはピッタリ でしょ~

  宇宙服のジャケットで もう1枚

恐らくは2、3年前だったでしょうか、レスバクスターのディスコグラフィを紐解いたりして 自分にとってのベストアルバムはどれか?を探し求めていた時に、どうやら宇宙服のジャケットのアルバムが一番良いという結果だった記憶があります。そのうっすらした記憶を頼りに最初に辿り着いたのがコチラ!! だったのですが、正確には同じ宇宙服ジャケットでも正解は前述の『SPACE ESCAPADE』であり、コチラはジャケットだけは似ている感じはありますが、中身の楽曲が それほどでもないナァ・・ という感じ

何しろ上記裏ジャケットのライナーノーツの中段下辺りに注意書き(NOTE:~~)にも書いてありますように古いビデオテープから起こした音源だ と云うこともあり音質が良くありません  誠に残念ながら、この音質の良く無さは前述の『SPACE ESCAPADE』でも然りでして、いつの日にかはマスターテープからのオリジナルカットのレコード盤を入手したいと願っておりまする

 

では、レスバクスターの番外編というか エキゾチックサウンド とは思えない1枚

  les baxter  THE PASSIONS  レスバクスター パッションズ 

コレはスゴイ!! もしチャンスがあれば是非とも御一聴されませ~

ひょっとすると以前にも紹介しているかも知れないのですが、2度でも3度でも紹介したいアルバムですわ

ジャケット写真の女性が bas sheva =バス シーバ かどうか判りませんが、とにかく 訳が分からん内容なんです。

コチラも昔のLPレコードを2枚まとめて1枚のCDにしたものなんですが、14~20曲目がパッションズになっております。この内の 15 Ecstacy16 Hate がサイコー!! 元々はNHK-FMの長寿番組である「ゴンチチの世界の快適音楽」という番組で聴いたのが”初”だったのですが、あまりの強烈さに早々にCDを入手した記憶があります。番組のなかでゴンザレス氏かチチ氏かが「何をしてるんやろ?」と云われたのが印象的でした~

今どきは簡単で便利なネット音楽配信があり、信じられない程 豊富な音源が揃えられているので簡単に聴けると思います。昔は演奏者と楽曲名が判ったとしても、CDやレコードを検索したりで スグには聴くことが出来ず余計に想いが高まったものでしたねぇ・・

 

で、ココからは本当に番外編

たまたま同時期に入手できたチョット風変わりな1枚ですわ

  いしだあゆみ  アワーコネクション  with ティンパンアレ

小学校低学年だったと思うのですが、当時(昭和40年代)は娯楽の中心である映画館がアチコチにあって 家の近所にも歩いて行ける映画館があり、おじいちゃんと歩いてクレージキャッツの映画を観に連れて行ってもらったんだと思います。内容は殆ど記憶に無いのですが、唯一 映画の中で いしだあゆみ嬢が 夜の街をダンスチームを引き連れて歌を唄いまくるというシーンを覚えております。数年前に その記憶をもとにネット検索したところ、 確かにクレージキャッツ主演の映画があり、イタリア映画の「黄金の七人」を真似した大規模な銀行強盗のクレージー映画があったわけなのです。本家本元の「黄金の七人」では地下にある銀行の大金庫の壁を破る爆発音を地上の水道工事?の削岩機の激音でカモフラージュしていたのが、クレージキャッツ版では「いしだあゆみ嬢のパレードシーン」を映画撮影する設定で、地上の歌謡曲の大音量で地下の爆発音をカモフラージュするという作戦だったみたいです。

 で、本題はココからなんですが、、

たまたま少し前に、昔(二十歳前後かな?)から何故か記憶に残っている楽曲が どうやら 鈴木茂氏の曲だ という事が判明し 折あるごとに過去の活動の様子なんかをチェックしたりしておりました。それで はっぴいえんど とか ティンパンアレ に繋がっていったわけなんですが、、 その彼らがジャパニーズポップスというかシティポップスを創り出していったのですネェ~

で、今回入手したコチラが、 ティンパンアレ が いしだあゆみ嬢をボーカルに迎えて創ったシティポップスの ”走り” みたいな貴重な1枚 願わくばアナログのレコード盤を入手したかったのですが希少盤ゆえ手の届かない高値で売買されており 止む無くCDを入手

こう云った『力み=りきみ』の無いサラリとした歌唱は最近少なくなりましたねぇ、近年は何故か懸命に力を込めた歌唱が多く 暑苦しさも感じたりしますが、、  

参加しているミュージシャンも大物揃いでありまして、細野晴臣ギターとベース、鈴木茂ギター、林立夫ドラム、矢野顕子・羽田健太郎・岡田徹・佐藤博 キーボード、吉川忠英フォークギター、浜口茂外也パーカッション、山下達郎・吉田美奈子 コーラス  スッゲェ~

おもしろいのは、楽曲も演奏もすっかりシティポップスしてるのに、いしだあゆみ嬢はあくまで歌謡曲路線をつらぬいておりグルーブしないスラ~っとした歌唱に徹しておられます

そして何よりキッチュなのが、このCDラベルですわ!! 昭和歌謡アーカイブスですヨ

もしコチラも配信で試聴できるならば是非一度お試しくださいませ~

 

涼しげな楽曲というよりは、熱くならないラウンジ感と云いますか、、

サラリとしたエキゾチックサウンドで

猛暑を乗り切ろうではありませんか!!

 


真夏に聴く キューバ音楽 その3 フィーリン(Filin) やっぱりボレロ はたまたサルサ、音響派、

2023年08月25日 | 音楽

相変わらずの猛暑です!! 世界中が、とっても厳しい自然環境になっていますネェ~

こんな厳しい状況ですが 気分転換には リラックスできるキューバ音楽がオススメ

と云うワケで、真夏に聴く キューバ音楽 も第三弾となりました~

前の第二弾でお知らせしてました様に、世界中の民族音楽を紹介する個人レーベル=アオラコーポレーションから発売されているボレロ・フィーリンのコンピレーションアルバムが入手できました。

  Filin Sentimental  フィーリン・センチメンタル

以前入手したFilin Harmonica の 第二弾として、その後に製作されたモノです

解説にもありますが、コチラの方が より私の好みに合ってるように感じました~

前のアルバムに比べるとコチラの方が、ボーカルが よりストレートに歌い上げている感じがあり一層好みに近付いてきた気がします。 

テンポも かなりスロー な様子で、気だるい 真夏の夕暮れ時に ギターが ポロロン と響き、 脇からコンガ&ボンゴがポコポコして、ボーカルが切なく歌い始めりゃ・・  もう ゴキゲンですわ

 

本来は上記の1枚だけを入手するつもり だったのですが、、 通販サイトをよく見ると300円 や 600円 均一セールのコーナーもあり、格安商品 大好きな私には見逃せなかった!!

  600円均一セールから OLGA GUILLOT オルガ ジーロ  二枚組

ほんの数曲だけ試聴できたので迷わず購入。ボレロでは女性ボーカルも沢山いらっしゃって、それぞれに魅力的なのですが コチラは ”切なさ” の表現が際立っており 大満足の一枚(イヤ二枚組です)となりました。

実は 前にも少し触れましたが どうやら私の好みとしては、洗練された後年のフィーリン系よりも それ以前の土着的(?)なモロ純粋のボレロ系の方に軍配が上がりそうです。そういった意味では、このアルバムこそが数十年来ズーッと求め続けてきた私なりのボレロ だったのかも知れません!! やったー!

  サルサはキューバ発祥なのか? Kenny Quintero Orquesta BRAVA

コチラも600円セールの中に たまたま見つけたモノで 詳細は何も判りません。ただ数曲だけ試聴できて 確かにサルサだと確認できたので入手

もとより、ティートプエンテらのニューヨークサルサは大好きなので聴いてきたわけですが、、 マァ とにかく強烈なビートが売り物ですから、ゆったり聴く音楽ではなく とにかく心拍数を上げまくり 息が苦しくなる程 ノリノリに成らなければなりませぬ!  それに引き換え 元祖(恐らく?)キューバ系サルサは テンポもやや ゆっくりめビートもキツくなり過ぎずユルメ です。 それ故 真夏の猛暑のなかでも比較的穏やかに聴くことができます~ 

 

  お安いのが好き 300円セールから  Andres Spiller 

どうしてクラッシクが在るのか不思議でしたが、オーボエは大好きだし 独奏なんてのも極めて珍しいので迷わずゲット、加えて中南米での録音らしい感じもあるのでサウンド面にも興味津々でした。

どうやらブエノスアイレスのスタジオで録音された盤のようです。それを念頭に置いて聴いてみると コレまで聴きなれてきたサウンドとは少し異なるような気もしてきましたヨ・・ 響きがどうの というワケじゃないですが、何も手を加えていない(エフェクトとかイコライザしていない) そのままの生音という感じがします。コチラに関しては猛暑がおさまってから、もう少し深く聴き込んでみようと思います。 オーボエ独奏なんて珍しぃ~

  300円セールで安かったから 音響派?も  Marcelo Torres 

コチラも全く何も判らないまま、ほんの数曲だけ試聴でき 少し興味が湧いたのでゲット

音楽の分類のなかに、音響派とかアンビエント系とか云われる分野があります。かつては環境音楽なんていう分類でクラッシクの現代音楽系にも有名な作曲家も居たわけですが、イマイチ良く判らない感じです。確かに その楽曲を聴いて、コレが『音響派』だよ と云われれば、なるほどネェ こう言う音楽を そう呼ぶのだな と何となく理解できます。まさにコチラが、その『音響派』という事でした。際立ったメロディがあるわけでなく、リズムも有るようで無いようで、何となく気持ちの良い響きが連続してゆく感じ コレは これで 快適音楽の一つ かなぁ? とも思います。コチラも夏が過ぎてから聴き直すことにいたしましょ~

 

今回は、遂に数十年来求め続けてきた本物のボレロ(あくまで私自身の好みとして)に巡り会うことが出来ました!! やっぱり暑い時期には 熱い国で生まれた音楽が お似合いなんでしょうネェ~ 

残りの猛暑と

 過ぎ行く夏の終わりを、

   好みのボレロで愉しみましょ~

 


真夏に聴く キューバ音楽 その2 ボレロ(Bolero)からフィーリン(Filin) +南佳孝 South of the Border

2023年08月18日 | 音楽

お盆を過ぎて、若干(?)は朝晩に秋の気配も感じられるような気もしますが、、

日中は相変わらずの猛暑が続いておりまして、この暑さじゃ じっ~くり 音楽を聴く気にもなれず、、 ですが こんな時期にはキューバ音楽の”ボレロ”が オススメ と少し前のブログで紹介しました。

そこで久し振りに ボレロ についてネット検索したところ、正にドンピシャのサイトが見つかりました!! 

https://www.ahora-tyo.com/category/index.php?type=CUBA+%26+CARIB&category=BOLERO

実はコチラのショップは随分と昔から存じ上げていたのですが、以前は世界各国の土着的な民族音楽みたいなのが中心で私の興味とは少し離れているように認識しておりました。今回久し振りにサイトを拝見したところ 好みにバッチリ適合した ボレロ関連が超・充実しておりました~

そこで、迷いに迷った挙句に2枚のアルバムを入手

  マズは オムニバス盤から FILIN ARMONICA  フィーリン ハルモニカ

未だにイチオシのアーティストが定まっておらず、どれから聴いたら良いのか判らない状況なので より多くのアーティストを聴いて自分のお好みを探るべくオムニバスを選択

すると、どうやら ボレロ も時代と共に進化しているようで 1950~60年頃からは より洗練された フィーリン という音楽形に進化していったようです。

そんな変遷の歴史を探るとともに 自分好みのアーティストを探し求めるのも ”お愉しみ” の一つです。驚いたことにコチラのアルバムは、上記サイトのショップ(アオラ・コーポレーション)がオリジナルレーベルとして独自で音源を発掘しコンピレーションした盤なのですネェ~  ジャケット脇の紹介文にも独自の解説が詳しかったり、付属のライナーノーツには更に詳しいアーティスト情報などもありマニア必見なんじゃないか と思われます。

ゆ~ったりしたスローなテンポで 切々と歌い上げるボーカル 脇から聴こえるボンゴが より気分をリラックスさせてくれるようです。 まさにコノをサウンドを求めておりました!!

 

  やっぱり ボレロ と云えば 女性ボーカルが必須かも  OLGA RIVERO オルガ・リベーロ

ボレロ を聴くならば やっぱり女性ボーカルが欠かせない  と云うワケで 多くの中からコチラを選択

コチラのオンラインショップは試し聴きが出来るようになっており、気になったアルバムを その場でチョイ聴きすることができます。ボレロ系アルバムにも 数多くの女性ボーカルがいらっしゃるのですが、それぞれに特徴があり 好みを探すのも また ”お愉しみ” でありまして、今回はコチラが一番しっくりくる感じでした

解説文が実に的確で、それぞれ聴いてみると『あ~ 確かに その通りだわ~』と表現の正確さにも驚かされました~ 

こうなると、もっと他のアーティストの楽曲も気になってくるわけで、、 実は既に第二弾を発注してしまいましたわ・・

 

で、前のブログにも書きましたが コレらのキューバ音楽を聴くのは、気張ったステレオとかじゃなく  小型ラジオ とか ラジカセ みたいので、隣の部屋から小さく聴こえてくるのが一番

多分30年?位前から持ってるような、なんとカセットも付いてる(使用できるか?) 本当の”ラジカセ”で楽しんでおります!!

 

   と、ここにきて フト ある楽曲を思い出しました

前からヘビーローテーションしている大好きなアルバムがありまして、、

   南佳孝   SOUTH OF THE BORDER サウス オフ ザ ボーダー

この中の一曲が 確かボレロっぽい  だったんじゃなかったかなぁ、、 と聴き直してみると

イヤ~ コレこそ ボレロ という楽曲がありました!!

作曲者もボレロが好きなのだろうけど、アレンジャーも相当 好きなんじゃないの? とライナーノーツ を見てみたら、、

   アッ チャ ~ なんと『 教 授 』ではありませんか 絶句~

実に ラテンフレーバー たっぷりの ピアノ も御披露くださってもおりますので、気になる方は是非ともお聴きになってくださいませ  トロピカルダンディ=細野晴臣 先生のベースも雰囲気を盛り上げてくれておりますヨ~

 

いやはや、ますます一層 キューバ音楽  ボレロ の世界に引き込まれております~

もしかすると、フィーリン と呼ばれる都会派の洗練されたモノよりも やや土着系の元祖ボレロ の方が、より一層 興味を魅かれるのかも? など、もう少し聴き込んでゆきたいと思います。

真夏に聴く のも勿論なんですが、ひょっとすると このあと 『 過ぎ行く 夏の終わり にこそ ボレロ がピッタシ 』くるのかも知れませんネェ~

 


真夏に聴く キューバ音楽 borelo,Latin Lovers,Los Tres Caballeros

2023年08月04日 | 音楽

引き続き 連日の 猛暑に うんざりの日々ですが、、

この暑さでは ゆっ~たりと音楽を聴く気にもならない、ましてや手間のかかるレコードを 球アンプで鳴らす なんて気にはならない わけです!

前のブログにては、真夏に聴く ブラジル音楽 を紹介したのですが、ここまで猛暑が続くと 難解+変拍子 も いささか限界がありそうな雰囲気ですわ~

そこで、果たして このような猛暑の時期に 聴く音楽は何が快適だろうか? と考えたところ、そうそう! アレがありました。

一般的に ボレロ と云えば、仏クラシック音楽の巨匠ラベルのバレエ組曲を浮かべるでしょう ですが、ここでの『ボレロ』は曲名ではなく キューバ生まれの独特のリズムの楽曲を指しているわけです。と、いかにも判ったような説明をしましたが私自身も詳しくは判っておりません。

  初めて入手した『ボレロ』 オムニバス盤

どういった経緯で、ボレロというキューバ音楽を知ったか?は全く記憶が残っていないのですが、恐らくはラジオの音楽番組からだっただろうと思います。毎度の繰り返しにはなりますが、今から30年前後の昔にはネット検索も十分には整備されておらず、興味を持ったアーチストや楽曲も世間一般に有名ならば情報は得られたでしょうが、余り知られていない部門・分野の情報を得るのは困難でした。確か銀座の山野楽器だったか?世界の音楽みたいなコーナーを眺めていた時に偶然コチラを見つけて 恐る恐る購入したような気がします。 それは『ボレロ』というのが 本当に自分が興味を持っている音楽なのか まだ確証がなかったわけでしたから

いざ自宅で聴いてみると 確かに数曲は自分が求めている スローなテンポに、軽くボンゴorコンガのパーカッションが乗っかり、ボーカルが切ない恋心を歌い上げる(プルトガル語が判るわけでないが、そのように聞こえる という意味です) がありました。

  コチラは ほぼ賭け で購入 Latin LoverS 

記憶が定かではないのですが、確か上述のボレロ オムニバス CD の隣に並べてあったモノだったと思われます。特に『ボレロ』の説明書きは無いのですが 直感的に 何となく それ系なんじゃないかと ほぼ賭け にて同時購入したような気が

結果的にはコチラの方が、より自分好みの楽曲が多かったような感じでした。

マァマァ立派なブックレットが入っておりまして アーチストや楽曲の解説などもありまして、ようやくチョットだけ『ボレロ』の世界が近付いてきた感じがしましたネェ~  その頃は、なんとかして もっと詳しくキューバ音楽の事を知りたくて 図書館で中南米音楽の書籍を探したりもしましたが、なかなか情報に辿り着くことができませんでした。

そんな孤軍奮闘をするなかで、たまたま気になっていた お好みのグループのアルバムがヤフオクに出品されているのを発見

  初めての ボレロ のレコードか? Los Tres Caballeros

この何ともインチキ臭いジャケットの国内盤です。カラー写真なのでしょうけれど何故かイラストっぽく細工?されているかの様な不思議なジャケット おまけにレコードの材質が赤色で半分透けたような盤でした~  やっぱり最初に視覚的な感覚で”ケチ”がついてしまうと、いざ聴いても期待する程の感動はありませんねぇ 

しかし数曲は、コレは良いな~という曲もありまして、数年後になって ホンモノ を入手

  メキシコ盤 Los Tres Caballeros  COROレコード

中南米にはこう云った 男性三声のコーラス グループが沢山いらっしゃってそれぞれ特徴があるわけなんですが、どうやら私には彼らロストレスキャバレロスというグループが一番しっくり来るわけなんです。とにかくスローなテンポが良いのです!! それに加えて ”切々とせつなく歌い上げる” ボーカルが また良い

この CORO レコードというのはメキシコでは有名な大手レーベルなんじゃないかと想像しております。アルバムの裏面には オススメのタイトルが多数掲載されておりまして、、最下列には”恒例ジャケ買い”のターゲットとなりそうな美人ジャケがありまして、なんとソレが『Borelos』曲集アルバムなのでした。

昨年からは折々にヤフオクにてレコード掘りを楽しんでいるのですが、実はこういった『ボレロ』モノも狙っておりまして、、  

ところが、ところが、、 たま~に ボレロ 関連のレコードが出品されると競合がスゴイのです!! まさか世の中にボレロ系をお好きな方がいらっしゃるなんて!! と、驚かされる位にボレロのレコードは競り上がってしまいます 何故か熱心みたい

  何と云っても ボレロ の魅力は スローなテンポ です

それに加えて、ポロロン、ポロロン、といった音数の少ないギターの弦音の響き そこに切々と歌い上げるボーカル  

コレを 熱い 暑い 時間帯に 遠くからかすかに聞こえるくらいの音量で聴くのが良いですわ・・

 


真夏に聴く ブラジル音楽 egberto gismonti,HERMETO PASCOAL,Guinga,etc

2023年07月29日 | 音楽

いやはや、何とも熱い日々が続きますねぇ・・

こんな時期には、膨大な熱量を発散する球アンプでじっくり音楽を楽しむ なんて気分にもならない感じなのですが、、 

ならば ブラジル音楽でも聴いて涼しさを感じようかな  てな具合に安易に考えれば 暑さを忘れてしまうようなクールなリズムとボーカルが特徴的な ズバリ = ”ボサノバ” となるわけでしょうけど私の場合はチョイと歪んでおります。 

同じブラジル出身の音楽家にもボサノバ系とは異なるラインの方々がいらっしゃるわけなのです。どういう経過から南米ブラジルにて、このような複雑で細かなメロディーラインと変拍子を前提としたような難解な楽曲を得意とする作曲家が出現してきたのか判りません(知りません)が、鬼才とも呼ばれる マエストロ 達がいらっしゃいます。

  その マエストロ のお一人がコチラ egberto gismonti エグベルトジスモンティ

そもそもコチラのCDを入手したのも 音楽雑誌か音楽紹介本で必聴盤として紹介されていたような気がします。ジャケットからして”鬼才”と呼ぶのが当然か と思わせるような貫禄? 

マァ~とにかく濃密なサウンドですわ~ 暑いor熱い時期に聴くには最も相応しくない感じ 

複雑に入り組んだメロディーライン+変幻自在な変拍子 に追いまくられ やたら音数の多い細かなフレーズ 涼しさとは無縁の濃密な楽曲  なんですが個人的には大好き!!

普通は、こんな熱い暑い時期は 冷たいモノをがぶ飲みしがちですけど、、 チョイト志向を換えて 暑い時に 熱い濃いお茶を少しずつ すする と云うのも 一服の清涼感 かもしれません

  続いても  ”難解系のマエストロ” のお一人 HERMETO PASCOAL ヘルメルト パスコアル

もうコノ ジャケットを見れば その貫禄たるや、”恐れるものなし って感じではないでしょうか

実は少し前に聴いたFMラジオの番組でブラジル音楽を特集しており、そのなかでコチラのアーチストを知り 一気に大ファンになったばかりです

前出のジスモンチに比べると随分と現代的な響きに感じますが1977年のアルバムでした 1990年以降の録音だとしても全く違和感のないほど時代を先取りしたサウンドに聴こえます、とても50年近くも前に録音されたとはにわかに信じられない、一切の古臭さを感じさせないモダンなサウンド

詳しくは判りませんが、ライブ演奏中にステージで子豚の鳴き声までも楽曲の一部とするような斬新な試みもされていたみたい?? まさしく鬼才ですかねぇ・・

  鬼才つながりで もう一人 Guinga ギンガ

コチラは前出のお二人よりも少し後発組なのか2001年のアルバムですネェ~  曖昧な記憶ながら恐らくは当時の雑誌の新譜紹介で強力オススメだったんじゃないかなぁ?それではとばかりに期待満々で入手したものの 一聴して、 アレレ~?何か違うぞ?って感じで そのまま放置 

この度の休眠盤CDの蘇りで再び聴いてみたら、かなり良かった という感じ 前出のマエストロ達は管楽器も鍵盤もギターも何でも弾けちゃうマルチプレーヤらしいですけど ギンガ氏はギターだけなのかなぁ?詳しくは存知ませんが 奥深いサウンドに引き込まれますヨ~ コチラは比較的ゆ~っくりした楽曲が多く、心拍も上昇せず聴けるので助かりますわ  しかし濃密度がハンパじゃないですから十分に心してから取り組んでくださいませ・・

ここまでブラジル音楽界で”鬼才”と呼ばれるマエストロ達を紹介してきましたが、コレらの 難解+変拍子楽曲となるとコチラをとり上げずにはおれません

  正統派Jazzのピアニスト BILL EVANS ビル エバンス SYMBIOSIS シンバイオシス

なんと アノ知的で、美しいメロディラインを紡ぎ出す 正統派Jazzピアニストのビルエバンスが1974年に発表した奇天烈なアルバム

恐らく、正統派Jazzのエバンス ファンからは見向きもされなかっただろう大失敗作?だったかも知れませんが、難解+変拍子ファンにとっては大々傑作アルバムですわ~ ジャケットからして正統派には受け入れられない雰囲気(ヒッピー風とか)だったのでしょ

所有するCDは豪華ブックレット付のリマスター版なのですが、CD収納箱(袋か)もマスターテープのラベルになっており米国盤にしては妙に凝った造りになってます。かなり濃密なサウンドになっており複雑なフレーズに引き込まれて息が詰まりそうにも感じますが、さすがにエバンスのソロになると、それはそれは美しいメロディが流れ出します。特に楽曲内でエレピ(ローズですかねぇ・・)を弾かれており、それがまた素敵なんですわ~ 次から次へと音符が飛び出してくるような感じがします

とここまで来て、ついでにアルゼンチンの難解+変拍子音楽にもつなげようと思ったのですが、、 暑さのせいでココまでといたします。

暑い時期こそ、熱くて濃いお茶を少しだけすすり その後の 清涼感を味わう 

  コレも 良いんじゃないですか~