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真夏に聴く キューバ音楽 その3 フィーリン(Filin) やっぱりボレロ はたまたサルサ、音響派、

2023年08月25日 | 音楽

相変わらずの猛暑です!! 世界中が、とっても厳しい自然環境になっていますネェ~

こんな厳しい状況ですが 気分転換には リラックスできるキューバ音楽がオススメ

と云うワケで、真夏に聴く キューバ音楽 も第三弾となりました~

前の第二弾でお知らせしてました様に、世界中の民族音楽を紹介する個人レーベル=アオラコーポレーションから発売されているボレロ・フィーリンのコンピレーションアルバムが入手できました。

  Filin Sentimental  フィーリン・センチメンタル

以前入手したFilin Harmonica の 第二弾として、その後に製作されたモノです

解説にもありますが、コチラの方が より私の好みに合ってるように感じました~

前のアルバムに比べるとコチラの方が、ボーカルが よりストレートに歌い上げている感じがあり一層好みに近付いてきた気がします。 

テンポも かなりスロー な様子で、気だるい 真夏の夕暮れ時に ギターが ポロロン と響き、 脇からコンガ&ボンゴがポコポコして、ボーカルが切なく歌い始めりゃ・・  もう ゴキゲンですわ

 

本来は上記の1枚だけを入手するつもり だったのですが、、 通販サイトをよく見ると300円 や 600円 均一セールのコーナーもあり、格安商品 大好きな私には見逃せなかった!!

  600円均一セールから OLGA GUILLOT オルガ ジーロ  二枚組

ほんの数曲だけ試聴できたので迷わず購入。ボレロでは女性ボーカルも沢山いらっしゃって、それぞれに魅力的なのですが コチラは ”切なさ” の表現が際立っており 大満足の一枚(イヤ二枚組です)となりました。

実は 前にも少し触れましたが どうやら私の好みとしては、洗練された後年のフィーリン系よりも それ以前の土着的(?)なモロ純粋のボレロ系の方に軍配が上がりそうです。そういった意味では、このアルバムこそが数十年来ズーッと求め続けてきた私なりのボレロ だったのかも知れません!! やったー!

  サルサはキューバ発祥なのか? Kenny Quintero Orquesta BRAVA

コチラも600円セールの中に たまたま見つけたモノで 詳細は何も判りません。ただ数曲だけ試聴できて 確かにサルサだと確認できたので入手

もとより、ティートプエンテらのニューヨークサルサは大好きなので聴いてきたわけですが、、 マァ とにかく強烈なビートが売り物ですから、ゆったり聴く音楽ではなく とにかく心拍数を上げまくり 息が苦しくなる程 ノリノリに成らなければなりませぬ!  それに引き換え 元祖(恐らく?)キューバ系サルサは テンポもやや ゆっくりめビートもキツくなり過ぎずユルメ です。 それ故 真夏の猛暑のなかでも比較的穏やかに聴くことができます~ 

 

  お安いのが好き 300円セールから  Andres Spiller 

どうしてクラッシクが在るのか不思議でしたが、オーボエは大好きだし 独奏なんてのも極めて珍しいので迷わずゲット、加えて中南米での録音らしい感じもあるのでサウンド面にも興味津々でした。

どうやらブエノスアイレスのスタジオで録音された盤のようです。それを念頭に置いて聴いてみると コレまで聴きなれてきたサウンドとは少し異なるような気もしてきましたヨ・・ 響きがどうの というワケじゃないですが、何も手を加えていない(エフェクトとかイコライザしていない) そのままの生音という感じがします。コチラに関しては猛暑がおさまってから、もう少し深く聴き込んでみようと思います。 オーボエ独奏なんて珍しぃ~

  300円セールで安かったから 音響派?も  Marcelo Torres 

コチラも全く何も判らないまま、ほんの数曲だけ試聴でき 少し興味が湧いたのでゲット

音楽の分類のなかに、音響派とかアンビエント系とか云われる分野があります。かつては環境音楽なんていう分類でクラッシクの現代音楽系にも有名な作曲家も居たわけですが、イマイチ良く判らない感じです。確かに その楽曲を聴いて、コレが『音響派』だよ と云われれば、なるほどネェ こう言う音楽を そう呼ぶのだな と何となく理解できます。まさにコチラが、その『音響派』という事でした。際立ったメロディがあるわけでなく、リズムも有るようで無いようで、何となく気持ちの良い響きが連続してゆく感じ コレは これで 快適音楽の一つ かなぁ? とも思います。コチラも夏が過ぎてから聴き直すことにいたしましょ~

 

今回は、遂に数十年来求め続けてきた本物のボレロ(あくまで私自身の好みとして)に巡り会うことが出来ました!! やっぱり暑い時期には 熱い国で生まれた音楽が お似合いなんでしょうネェ~ 

残りの猛暑と

 過ぎ行く夏の終わりを、

   好みのボレロで愉しみましょ~

 


真夏に聴く キューバ音楽 その2 ボレロ(Bolero)からフィーリン(Filin) +南佳孝 South of the Border

2023年08月18日 | 音楽

お盆を過ぎて、若干(?)は朝晩に秋の気配も感じられるような気もしますが、、

日中は相変わらずの猛暑が続いておりまして、この暑さじゃ じっ~くり 音楽を聴く気にもなれず、、 ですが こんな時期にはキューバ音楽の”ボレロ”が オススメ と少し前のブログで紹介しました。

そこで久し振りに ボレロ についてネット検索したところ、正にドンピシャのサイトが見つかりました!! 

https://www.ahora-tyo.com/category/index.php?type=CUBA+%26+CARIB&category=BOLERO

実はコチラのショップは随分と昔から存じ上げていたのですが、以前は世界各国の土着的な民族音楽みたいなのが中心で私の興味とは少し離れているように認識しておりました。今回久し振りにサイトを拝見したところ 好みにバッチリ適合した ボレロ関連が超・充実しておりました~

そこで、迷いに迷った挙句に2枚のアルバムを入手

  マズは オムニバス盤から FILIN ARMONICA  フィーリン ハルモニカ

未だにイチオシのアーティストが定まっておらず、どれから聴いたら良いのか判らない状況なので より多くのアーティストを聴いて自分のお好みを探るべくオムニバスを選択

すると、どうやら ボレロ も時代と共に進化しているようで 1950~60年頃からは より洗練された フィーリン という音楽形に進化していったようです。

そんな変遷の歴史を探るとともに 自分好みのアーティストを探し求めるのも ”お愉しみ” の一つです。驚いたことにコチラのアルバムは、上記サイトのショップ(アオラ・コーポレーション)がオリジナルレーベルとして独自で音源を発掘しコンピレーションした盤なのですネェ~  ジャケット脇の紹介文にも独自の解説が詳しかったり、付属のライナーノーツには更に詳しいアーティスト情報などもありマニア必見なんじゃないか と思われます。

ゆ~ったりしたスローなテンポで 切々と歌い上げるボーカル 脇から聴こえるボンゴが より気分をリラックスさせてくれるようです。 まさにコノをサウンドを求めておりました!!

 

  やっぱり ボレロ と云えば 女性ボーカルが必須かも  OLGA RIVERO オルガ・リベーロ

ボレロ を聴くならば やっぱり女性ボーカルが欠かせない  と云うワケで 多くの中からコチラを選択

コチラのオンラインショップは試し聴きが出来るようになっており、気になったアルバムを その場でチョイ聴きすることができます。ボレロ系アルバムにも 数多くの女性ボーカルがいらっしゃるのですが、それぞれに特徴があり 好みを探すのも また ”お愉しみ” でありまして、今回はコチラが一番しっくりくる感じでした

解説文が実に的確で、それぞれ聴いてみると『あ~ 確かに その通りだわ~』と表現の正確さにも驚かされました~ 

こうなると、もっと他のアーティストの楽曲も気になってくるわけで、、 実は既に第二弾を発注してしまいましたわ・・

 

で、前のブログにも書きましたが コレらのキューバ音楽を聴くのは、気張ったステレオとかじゃなく  小型ラジオ とか ラジカセ みたいので、隣の部屋から小さく聴こえてくるのが一番

多分30年?位前から持ってるような、なんとカセットも付いてる(使用できるか?) 本当の”ラジカセ”で楽しんでおります!!

 

   と、ここにきて フト ある楽曲を思い出しました

前からヘビーローテーションしている大好きなアルバムがありまして、、

   南佳孝   SOUTH OF THE BORDER サウス オフ ザ ボーダー

この中の一曲が 確かボレロっぽい  だったんじゃなかったかなぁ、、 と聴き直してみると

イヤ~ コレこそ ボレロ という楽曲がありました!!

作曲者もボレロが好きなのだろうけど、アレンジャーも相当 好きなんじゃないの? とライナーノーツ を見てみたら、、

   アッ チャ ~ なんと『 教 授 』ではありませんか 絶句~

実に ラテンフレーバー たっぷりの ピアノ も御披露くださってもおりますので、気になる方は是非ともお聴きになってくださいませ  トロピカルダンディ=細野晴臣 先生のベースも雰囲気を盛り上げてくれておりますヨ~

 

いやはや、ますます一層 キューバ音楽  ボレロ の世界に引き込まれております~

もしかすると、フィーリン と呼ばれる都会派の洗練されたモノよりも やや土着系の元祖ボレロ の方が、より一層 興味を魅かれるのかも? など、もう少し聴き込んでゆきたいと思います。

真夏に聴く のも勿論なんですが、ひょっとすると このあと 『 過ぎ行く 夏の終わり にこそ ボレロ がピッタシ 』くるのかも知れませんネェ~

 


真夏に聴く キューバ音楽 borelo,Latin Lovers,Los Tres Caballeros

2023年08月04日 | 音楽

引き続き 連日の 猛暑に うんざりの日々ですが、、

この暑さでは ゆっ~たりと音楽を聴く気にもならない、ましてや手間のかかるレコードを 球アンプで鳴らす なんて気にはならない わけです!

前のブログにては、真夏に聴く ブラジル音楽 を紹介したのですが、ここまで猛暑が続くと 難解+変拍子 も いささか限界がありそうな雰囲気ですわ~

そこで、果たして このような猛暑の時期に 聴く音楽は何が快適だろうか? と考えたところ、そうそう! アレがありました。

一般的に ボレロ と云えば、仏クラシック音楽の巨匠ラベルのバレエ組曲を浮かべるでしょう ですが、ここでの『ボレロ』は曲名ではなく キューバ生まれの独特のリズムの楽曲を指しているわけです。と、いかにも判ったような説明をしましたが私自身も詳しくは判っておりません。

  初めて入手した『ボレロ』 オムニバス盤

どういった経緯で、ボレロというキューバ音楽を知ったか?は全く記憶が残っていないのですが、恐らくはラジオの音楽番組からだっただろうと思います。毎度の繰り返しにはなりますが、今から30年前後の昔にはネット検索も十分には整備されておらず、興味を持ったアーチストや楽曲も世間一般に有名ならば情報は得られたでしょうが、余り知られていない部門・分野の情報を得るのは困難でした。確か銀座の山野楽器だったか?世界の音楽みたいなコーナーを眺めていた時に偶然コチラを見つけて 恐る恐る購入したような気がします。 それは『ボレロ』というのが 本当に自分が興味を持っている音楽なのか まだ確証がなかったわけでしたから

いざ自宅で聴いてみると 確かに数曲は自分が求めている スローなテンポに、軽くボンゴorコンガのパーカッションが乗っかり、ボーカルが切ない恋心を歌い上げる(プルトガル語が判るわけでないが、そのように聞こえる という意味です) がありました。

  コチラは ほぼ賭け で購入 Latin LoverS 

記憶が定かではないのですが、確か上述のボレロ オムニバス CD の隣に並べてあったモノだったと思われます。特に『ボレロ』の説明書きは無いのですが 直感的に 何となく それ系なんじゃないかと ほぼ賭け にて同時購入したような気が

結果的にはコチラの方が、より自分好みの楽曲が多かったような感じでした。

マァマァ立派なブックレットが入っておりまして アーチストや楽曲の解説などもありまして、ようやくチョットだけ『ボレロ』の世界が近付いてきた感じがしましたネェ~  その頃は、なんとかして もっと詳しくキューバ音楽の事を知りたくて 図書館で中南米音楽の書籍を探したりもしましたが、なかなか情報に辿り着くことができませんでした。

そんな孤軍奮闘をするなかで、たまたま気になっていた お好みのグループのアルバムがヤフオクに出品されているのを発見

  初めての ボレロ のレコードか? Los Tres Caballeros

この何ともインチキ臭いジャケットの国内盤です。カラー写真なのでしょうけれど何故かイラストっぽく細工?されているかの様な不思議なジャケット おまけにレコードの材質が赤色で半分透けたような盤でした~  やっぱり最初に視覚的な感覚で”ケチ”がついてしまうと、いざ聴いても期待する程の感動はありませんねぇ 

しかし数曲は、コレは良いな~という曲もありまして、数年後になって ホンモノ を入手

  メキシコ盤 Los Tres Caballeros  COROレコード

中南米にはこう云った 男性三声のコーラス グループが沢山いらっしゃってそれぞれ特徴があるわけなんですが、どうやら私には彼らロストレスキャバレロスというグループが一番しっくり来るわけなんです。とにかくスローなテンポが良いのです!! それに加えて ”切々とせつなく歌い上げる” ボーカルが また良い

この CORO レコードというのはメキシコでは有名な大手レーベルなんじゃないかと想像しております。アルバムの裏面には オススメのタイトルが多数掲載されておりまして、、最下列には”恒例ジャケ買い”のターゲットとなりそうな美人ジャケがありまして、なんとソレが『Borelos』曲集アルバムなのでした。

昨年からは折々にヤフオクにてレコード掘りを楽しんでいるのですが、実はこういった『ボレロ』モノも狙っておりまして、、  

ところが、ところが、、 たま~に ボレロ 関連のレコードが出品されると競合がスゴイのです!! まさか世の中にボレロ系をお好きな方がいらっしゃるなんて!! と、驚かされる位にボレロのレコードは競り上がってしまいます 何故か熱心みたい

  何と云っても ボレロ の魅力は スローなテンポ です

それに加えて、ポロロン、ポロロン、といった音数の少ないギターの弦音の響き そこに切々と歌い上げるボーカル  

コレを 熱い 暑い 時間帯に 遠くからかすかに聞こえるくらいの音量で聴くのが良いですわ・・

 


真夏に聴く ブラジル音楽 egberto gismonti,HERMETO PASCOAL,Guinga,etc

2023年07月29日 | 音楽

いやはや、何とも熱い日々が続きますねぇ・・

こんな時期には、膨大な熱量を発散する球アンプでじっくり音楽を楽しむ なんて気分にもならない感じなのですが、、 

ならば ブラジル音楽でも聴いて涼しさを感じようかな  てな具合に安易に考えれば 暑さを忘れてしまうようなクールなリズムとボーカルが特徴的な ズバリ = ”ボサノバ” となるわけでしょうけど私の場合はチョイと歪んでおります。 

同じブラジル出身の音楽家にもボサノバ系とは異なるラインの方々がいらっしゃるわけなのです。どういう経過から南米ブラジルにて、このような複雑で細かなメロディーラインと変拍子を前提としたような難解な楽曲を得意とする作曲家が出現してきたのか判りません(知りません)が、鬼才とも呼ばれる マエストロ 達がいらっしゃいます。

  その マエストロ のお一人がコチラ egberto gismonti エグベルトジスモンティ

そもそもコチラのCDを入手したのも 音楽雑誌か音楽紹介本で必聴盤として紹介されていたような気がします。ジャケットからして”鬼才”と呼ぶのが当然か と思わせるような貫禄? 

マァ~とにかく濃密なサウンドですわ~ 暑いor熱い時期に聴くには最も相応しくない感じ 

複雑に入り組んだメロディーライン+変幻自在な変拍子 に追いまくられ やたら音数の多い細かなフレーズ 涼しさとは無縁の濃密な楽曲  なんですが個人的には大好き!!

普通は、こんな熱い暑い時期は 冷たいモノをがぶ飲みしがちですけど、、 チョイト志向を換えて 暑い時に 熱い濃いお茶を少しずつ すする と云うのも 一服の清涼感 かもしれません

  続いても  ”難解系のマエストロ” のお一人 HERMETO PASCOAL ヘルメルト パスコアル

もうコノ ジャケットを見れば その貫禄たるや、”恐れるものなし って感じではないでしょうか

実は少し前に聴いたFMラジオの番組でブラジル音楽を特集しており、そのなかでコチラのアーチストを知り 一気に大ファンになったばかりです

前出のジスモンチに比べると随分と現代的な響きに感じますが1977年のアルバムでした 1990年以降の録音だとしても全く違和感のないほど時代を先取りしたサウンドに聴こえます、とても50年近くも前に録音されたとはにわかに信じられない、一切の古臭さを感じさせないモダンなサウンド

詳しくは判りませんが、ライブ演奏中にステージで子豚の鳴き声までも楽曲の一部とするような斬新な試みもされていたみたい?? まさしく鬼才ですかねぇ・・

  鬼才つながりで もう一人 Guinga ギンガ

コチラは前出のお二人よりも少し後発組なのか2001年のアルバムですネェ~  曖昧な記憶ながら恐らくは当時の雑誌の新譜紹介で強力オススメだったんじゃないかなぁ?それではとばかりに期待満々で入手したものの 一聴して、 アレレ~?何か違うぞ?って感じで そのまま放置 

この度の休眠盤CDの蘇りで再び聴いてみたら、かなり良かった という感じ 前出のマエストロ達は管楽器も鍵盤もギターも何でも弾けちゃうマルチプレーヤらしいですけど ギンガ氏はギターだけなのかなぁ?詳しくは存知ませんが 奥深いサウンドに引き込まれますヨ~ コチラは比較的ゆ~っくりした楽曲が多く、心拍も上昇せず聴けるので助かりますわ  しかし濃密度がハンパじゃないですから十分に心してから取り組んでくださいませ・・

ここまでブラジル音楽界で”鬼才”と呼ばれるマエストロ達を紹介してきましたが、コレらの 難解+変拍子楽曲となるとコチラをとり上げずにはおれません

  正統派Jazzのピアニスト BILL EVANS ビル エバンス SYMBIOSIS シンバイオシス

なんと アノ知的で、美しいメロディラインを紡ぎ出す 正統派Jazzピアニストのビルエバンスが1974年に発表した奇天烈なアルバム

恐らく、正統派Jazzのエバンス ファンからは見向きもされなかっただろう大失敗作?だったかも知れませんが、難解+変拍子ファンにとっては大々傑作アルバムですわ~ ジャケットからして正統派には受け入れられない雰囲気(ヒッピー風とか)だったのでしょ

所有するCDは豪華ブックレット付のリマスター版なのですが、CD収納箱(袋か)もマスターテープのラベルになっており米国盤にしては妙に凝った造りになってます。かなり濃密なサウンドになっており複雑なフレーズに引き込まれて息が詰まりそうにも感じますが、さすがにエバンスのソロになると、それはそれは美しいメロディが流れ出します。特に楽曲内でエレピ(ローズですかねぇ・・)を弾かれており、それがまた素敵なんですわ~ 次から次へと音符が飛び出してくるような感じがします

とここまで来て、ついでにアルゼンチンの難解+変拍子音楽にもつなげようと思ったのですが、、 暑さのせいでココまでといたします。

暑い時期こそ、熱くて濃いお茶を少しだけすすり その後の 清涼感を味わう 

  コレも 良いんじゃないですか~

 


蘇る 休眠盤CD DCD-1500AE+ES9018, YES,JEFF BECK,Carole King,Pet Sounds,Verve

2023年07月11日 | 音楽

意外にも 16bit/44.1khz の従来型フォーマットのCDから 美音が聴けることが判明し、、

それならば過去に一度だけ聴いて 期待外れで放置されたままになっている 死蔵盤・休眠盤CDを改めて聴きなおしてみようと CD棚の端をつつく日々なのですが、、

ひょっとすると十年以上も放置されたままになっていた盤が次々と発掘され、それら楽曲の懐かしさと共に当時の記憶をおぼろげながらに懐かしむ(正にジジィならでは?)のを楽しんでおります。

今回は多分90年代後半から2000年初め頃に 当時の音楽系orオーディオ系雑誌などで、必聴盤としてイチオシされていたCDを中心にしております。

  やっぱりスゴかった~ YES  FRAGILE  

前々から云っておりますように元々ロックには余り興味が無かったので その雑誌記事に触れるまでは一切存じ上げなかったのですが、、

今回あらためて聴いて ぶったまげ ましたネ~

コチラは驚くほど美音です とにかく優秀録音のお手本のようなサウンドだと感じました!!

驚くほどの美音であり、ロックだとか何だとかのジャンルを卓越して最高の録音の一枚だと思います。どの楽器も一音一音スッキリ・クッキリ 気持ちよく伸び伸びと響き渡ります  曖昧な記憶ですが、その雑誌記事によると オリジナルに加え様々なリマスターとかプレスの盤が存在し マニアによっては数十枚の盤を聴き比べて楽しむ という様なことが書かれていたと思います。

所有するCDは紙箱入りで豪華ブックレット付のモノです。しかし全部が英文でありロックそのものにも造詣が乏しいわけなので解読するのは???  ただし コレらの楽曲を超美音で聴いていると グイグイと音楽の世界に引き込まれ、ロックの奥深さを感じさせられます 多少なり音楽ファンとかオーディオファンならば ロックには興味が無いと云われる方々にも一度は聴かれることをオススメします。優秀録音とは こういうモノだと という見本のような感じ

   やっぱりスゴイ 必 聴 盤!!

 

  確かコチラも必聴盤でした JEFF BECK BLOW BY BLOW

恐らくは上記と同じ雑誌だった?じゃないかと思いますが、 コチラの ジェフベック も必聴盤に挙げられていた ので入手した記憶です

つい数か月前でしたか訃報が届いたばかりで、今年になって 多くの二十世紀の音楽界のレジェンドが旅立たれるのは寂しいですネェ~

確かオーディオ雑誌にてロック系の評論家が必 聴 盤としてイチオシしていたような記憶  矢張りコチラも入手した当時は期待したほどのサウンドでもなく(要するに再生機材がショボかった)そのまま放置

  

グランド ブレイキングインスツルメンタル アルバム というキャッチの意味が不明ですが、、 今回 改めて聴き直してみると、、ジェフベック さんのギター は実に良いですねぇ・・ 内に秘めた強烈な情熱というか、切なさ を歌い上げる感じ ある部分では ドロ臭いブルースを連想させる様な感じもあったり  ジェフベックさんの切なく歌い上げるフレーズは唯一無二の世界であり誰にも真似のできない独自のギターサウンドだと感じましたわ~  益々ロックの奥深さが感じられました

  言わずと知れた超有名盤 Carole  King Tapestry

コチラは全世界で ナント 1100万枚以上ものレコードが販売されたそうです!! 

今は配信数でのカウントになっているのでしょうけれど、新発売のアルバムで1千万回を超える配信数なんてのはそうそう無いでしょう(実情を知らないので間違っていたらスミマセン)

多くの音楽関連の雑誌・本などで”必 聴 盤”としてオススメされていたので入手 確かにラジオから流れてくる イッツ トゥー レイト は思わず聴き入ってしまう名曲だと思います

極めて優秀な録音だという事で、思いっ切り期待して聴いたわけですが、、  矢張り 当時の器材からは想像するようなサウンドには感じられず そのまま放置

今回 改めて聴き直してみると70年代初頭のフォークソング系ならではサウンドなのかなぁ という感じでした。ここで気付いたのは 矢張り ボーカル は再生がムツカシイですわ~ 

勝手な推測ながら、人の声は普段から身近に接しているから オーディオ機器から再生された歌声を聴いて 本来の肉声との差異を感じやすい(判別しやすい)のじゃないかと思いました。  反して楽器演奏者でもない人々は しょっちゅうナマの楽器音を耳にしないから オーディオから聴く楽器音に違和感を感じにくい 何故なら元々の楽器のナマ音が身に付いていないor判らないから比較のしようもなく機器から聴こえる楽器音が正しいサウンドだと認識してしまうのかも知れないですねぇ・・

かつてはステレオ再生の目標は ”原音を忠実に再生” みたいな表現や宣伝を見聞しました。しかしハイエンド機材(6桁以上の価格帯)を揃えない限りは その実現は不可能であり 庶民レベルの器材では到底及ばない世界なんじゃないかと思います。それ故、 原音とはかけ離れている?のかも知れないけれど 自分が聴いて『気持ちよく聴けるサウンド』を求めることを目標にしております。

  夏になるとコチラかなぁ・・The Beach Boys Pet Sounds

いやはや コチラ も各種雑誌などで 優秀録音の ”必聴盤” として評価が高いですねぇ

音楽やオーディオ評論家から相当な高評価もあり、そこまで云うならば と期待満々

リマスター盤にも各種ありまして、恐らくは多少奮発してHDCD盤を選択したような、、

が、しかし、、

なんだか期待したほどのサウンドには感じられず そのまま放置

改めて聴き直してみると、、ふむふむ 矢張り ボーカル モノの再生はムツカシイ という感じ

もしかすると、ウチの機材が数段階もグレードアップできたら コレらのサウンドの魅力を発見できるのかも知れませんが 今の所はイマイチな印象ですわ~  あくまで想像ですが肉声の再生を決定するのはスピーカーなんじゃないかと考えております。球アンプである程度のレベルにまで引き上げても 最終的に音声に変換するのはスピーカーなので責任重大です、そこでフルレンジ一発とかオールホーンなんてのが出てくるのかも?

  チョイと番外編ですが、、 Verve のラテン系シリーズ

米国のJazzレーベルとして名門中の名門であります Verve ヴァーブ から ラテン系の演奏者シリーズがありました。当時チョクチョク通っていた タワーレコード のJazzフロアの目立つ場所に特設の棚が展開され イチオシ されており 思わず複数枚入手した記憶

そりゃ 名門中の名門レーベルですから 素人にすりゃ 『悪かろうはずが無い』という考えのもと多少なり知っているアーティストの盤を選んだわけなのですが、、

 上記写真の上段中央は お馴染みですかねぇ?

コチラも最近 訃報が伝わってきました ボサノバのディーバ = アストラットジルベルト ですわ

なのですが、、 参加ミュージシャンもベテラン凄腕揃いで 間違いなく ゴキゲンなボサノバサウンドが聴けると思ったのですが、何故かスッキリしませんでした 残 念 至 極 !!どうやらクリードテイラーのプロデュース作品はどうも好みが異なる感じがします(加えて録音エンジニアも好みではない感じ)ねぇ

 

いやはや今回も ビックリする様な発見もありで充実した死蔵盤・休眠盤の発掘ができました~

あらためて 通常盤CDの美音も素晴らしい と再々認識!!


蘇る 休眠盤CD DCD-1500AE+ES9018 King Crimson,STANLEY CLARKE,FOUR TOPS,Phoebe Snow,

2023年06月18日 | 音楽

すっかり放置されたままになっていた休眠盤死蔵盤CDを蘇らせ、改めて その美音に聴き入る という新たなお楽しみを味わっているこの頃ですが、、

その通常盤CDを美音で再生させるのが DCD-1500AE+ES9018 のコンビなのですが、そのD/AコンバーターであるES9018には前々から気になっている機能があります。

コチラがES9018 のディスプレィ部なのですが、中央下列と下列の右端 の文字が押しスイッチにて切り替えが可能なのです。上写真の状態では、『LLBW』と『FIRーFAST』と表示しております。

コレらが何を示しているかと云うと、、

というように、中央下列が”DPLLのバンド幅” 、下列の右端が”フィルターの特性” を表示しているわけなのです。特に ”DPLLのバンド幅” というのが難しくて 正しくは理解できておりません。  そもそも PLL とはクロックの周波数を分周したり逓倍する際に使われるモノじゃないか?と思うのですが それさえも十分には理解していないので、更なる上級回路となると 手も足も出ません。

唯一 判っているのは、このバンド幅には8種類もの選択肢があり LowestからHighestまでの7種類に加え、AUTO(恐らくは信号により最適値を自動選択) というわけです。前回にも書きましたが、以前の半導体アンプの頃は これらのバンド幅による音質差は全く聴き取れなかったのですが、完全なるA級動作である球アンプで聴くと 少しは違いがあるのが判ります。聴く楽曲の録音状態にも影響される感じなのですが、いくつかの組合せを試したところ上写真の ”MHBW” すなわち Mid High Band Width とフィルター特性をファスト FIR=FAST が好ましい感じがしたのですが、残念ながらネット検索からのレビューだと、何より Lowest が一番良好である との記述が多いので差当りは Lowest を選択し、フィルター特性は FAST を選んでおります。

 

と、マァ 再生装置の設定に関してはそこそこにして本題の休眠盤死蔵盤なんですが、、

 浪速のバルトーク”  日本作曲家選  大栗 裕 Hiroshi OHGURI

外国人が捉えた日本というと、中国なのか何処なのかよく判らない 奇妙な雰囲気の楽曲も多いのですが、、 コレらは我々日本人が海外に向けて コレが日本のイメージですよ と伝えるに十分な楽曲だと思います。恐らく今から25年程まえですかネェ、、当時はしばしば横浜のタワーレコードに通っておりまして普段はJAZZコーナーをメインにCDを物色しておりました。で、ひとしきりJAZZをチェックしたあと気分転換がてら階下のクラッシックフロアも一回りするのをルーチンにしており たまたま日本人作曲家の特集に出くわした という感じでした。それまで日本の古典音楽は、武満徹氏の雅楽作品みたいなモノしか知りませんでしたからオーケストラで日本を表現している楽曲は非常に新鮮に聴こえて迷わず入手した ものだと思います。しかし売り場で独特の高揚感?のなかで聴く試聴機からの楽曲も、落ち着いて自宅のショボいステレオで聴くと 全然つまらなく聴こえて、そのまま放置 という図式

しかし前よりは美音で聴ける環境(システム)となり 改めてコチラを聴いてみるとビックリ!!

CDのタイトル帯には『故 朝比奈隆が全幅の信頼を寄せた”浪速のバルトーク”』という素敵なキャッチコピーが書いてあります。  聴き始めると、いきなり私の大好きなショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲 かと思わせるような激しく複雑な旋律 いや~ 日本にも こんな楽しい楽曲を作曲してくれる先生がいらっしゃったわけですネ~ しかも存分に日本をアピールするフレーズもふんだんに盛り込まれてます。  スタランビンスキーとショスタコーヴィッチは私の好みですから何曲かは聴いておりますが、残念ながらバルトークは認知度・知識ゼロですから判りませんが、、 なんとしても素晴らしいです!!

  黒人ソウルのコーラスグループ FOUR TOPS フォートップス

前回では黒人のソウルバラードのダイジェスト盤を蘇らせましたが、もう1枚 出て来ましたヨ~ 恐らくは同じ頃に入手したのだろうと思います。黒人のソウルバラードには ”胸がキュンとする切なさ” があり、極めつけの1枚が欲しかった  のですが、、 前にも書いたように30年前とかには検索も配信も無く、情報も極めて少なかったわけで どれを選べば良いのか判らなかったわけで『賭け』で選んだのがコチラだった と思います。しかし自宅のショボいステレオでは期待外れのサウンドでガックリし そのまま放置     

改めて聴き直すと コリャ 良いですわ  録音も良好で まさしく分厚く奥深い モータウンサウンドって感じです  かなりキュンときます~ 

オーディオ雑誌で絶賛 必聴盤! King Crimson / Red キングクリムゾンのレッド 

もとよりロックには興味が無く殆ど聴く機会も無かったのですが、、 何かのオーディオ雑誌で、ジャンルを問わず必聴盤である旨の解説があり そこまで云うのなら試しに買ってみようと入手 

キーボードなしのギタートリオ  たった3人だけの演奏なのに、この分厚いサウンドは何なのだろう? 確かにスゴイ迫力ですわ!! 従ってこのアルバムを存分に楽しむには 薄っぺらなサウンドの半導体アンプではなく思いっ切り分厚いサウンドを再生できる重厚なシステムが必要でしょ~

更には通常盤ではなく 24bitHDCD仕様を奮発。にも拘わらず、矢張り自宅のショボいシステムでは太刀打ちできず ガックリきて そのまま放置

コチラは改めて聴き直しても、ウチのシステムでは どうも違う って感じですねぇ・・ ウチでは粗暴な迫力がでません  ロックも難しいわけです

 

  入手困難な盤と云われた STANLEY CLARKE JOURNEY TO LOVE スタンリークラーク

音楽雑誌だったか?オーディオ雑誌だったか? 或いは音楽紹介本だったか?  何かの本でコチラのスタンリークラークジャーニ トゥ ラブ というアルバムは入手困難な盤だから もし見つけたら絶対ゲットすべし! みたいな記事(恐らくは20年以上も前)を読んで、ヘェ~ そりゃ 見つけたら入手しよう と思い、結構苦労して入手したような記憶。 しかしながら近年はアナログ盤でもチョクチョク見掛けるし どうって事ない様子もあり、あの記事を書いた評論家は今どうしている?

コチラも他と同様で、せっかく苦労して入手したのに自宅のショボいステレオで聴いたら思いっ切り期待外れで そのまま放置 という感じ

  が、しかし、、 

     コチラをあらためて聴くと、、 

          コリャ スゴイ!!  

もしかすると所有するフュージョン系CDでのナンバーONEかも? スタンリークラークがリーダーとなって ギター、キーボード、ドラム、ブラスセクションとそれぞれが超一流の凄腕ミュジシャンが入れ代わり立ち代わり 

チックコリアも御自身のリーダーアルバムだと何となく”力み”が感じられる気がするのですが、コチラではゲストという気楽さ?もあり完全にリラックスしてスタンリーとマクラフリンとの共演を楽しんでいる雰囲気で、こんなに軽やかなコリアは他では聴いた事がない位  このトリオ演奏の何という強力なドライブ感 ドラムもパーカッションも無いギター・ベース・ピアノだけのトリオなのに 凄まじいほどグイグイ引っ張られる疾走感  数曲に マエストロ = スティーブ・ガッド先生も入っているわけですが、当然というか案の定というか 絶頂期のガッド先生は唯一無二、他の追従を一切寄せ付けない 最高のノリですわ 圧 巻

   多分コチラも雑誌のオススメだったかも? PHOEBE SNOW ヒィービースノウ

恐らくはコチラも雑誌の新譜CDの紹介で絶賛されて入手したのじゃないかと思われますが、、

この表紙からすると 多くの人が手を伸ばす ようには感じには見えませんけどねぇ・・ それを押し切ってまで入手した所からすると よほど強力にプッシュされたのかも?? そこまでしても 自宅に戻り ショボいステレオで聴いたら やっぱり期待外れ だったのでしょ~ すっかり存在すら忘れ去っておりましたわ

 で、あらためて聴き直すと、、 

    コレも また ビックリ ですわ!!  

         スッゲー音が良い

それもそのはず、私の大好きなプロデューサー兼エンジニアのPhil Ramone フィルラモーン でした 更には凄腕ミュージシャンも豪華参加しており、コレが悪かろう筈がない!! 

 ※ コチラも最高のフュージョン系アルバムでしたわ~

 

いやはや今回は実に大収穫でした

過去にショボいシステムで聴いてガックリきたCDが、現行の球アンプと多少まともなプレーヤで聴き直したらビックリする銘盤(自分にとって)だった事が判明しました

まだまだ発掘するお愉しみが埋まっているようです~


蘇る 休眠盤CD DCD-1500AE+ESS9018 Todd Rundgren,SOUL BALLADS,Helen Merrill,etc

2023年06月14日 | 音楽

球アンプに 目覚めて そろそろ1年になりますかねぇ・・

それまではトランジスターアンプでハイレゾサウンドを追及をしてきたわけで、とにかく解像度を上げる事が課題でした それゆえ16bit/44.1kHzの通常盤CDをそのまま再生する事はなかった。ところが”球アンプ”を使うようになって、解像度アップよりも『音楽そのものを美音でゆ~ったりと聴く』ことを楽しむように代わってきたわけで、再び通常盤CDを再生するためにDENON DCD-1500AEを入手したわけでした。そのDCD-1500AEは単体でもそこそこのレベルで楽しむ事は出来たのですが、そこは悲しいかな マニアの性癖( さ が )が沸き起こり D/Aコンバーターを繋いでみたらどうなるだろう?という冒険心が!

コチラも数年間放置されたままになってきた かつてのD/Aコンバーターの最高峰と云われたESS9018 が登場  

 DCD-1500AEのDIGITAL OUTから同軸ケーブルを通して上側のESS9018に接続

いや~ コリャなかなか良い組合せでしたわ!!

ネット検索ではDCD-1500AEをトランスポート使用しているレビューもあったりするので 同じような考えも方もいらっしゃるようで安心しました 以前このD/Aコンバーターを常用している時には各種フィルターの切替によるサウンド変化が全く判らなかったのですが、完全なるA級アンプであるシングル球アンプだと わずかな違いまでも聴き取れるのは驚きです

  現状のシステムがコチラ

アンプが小振りで 見た目には物足りない感 はあるもののサウンド的には マズマズの上質サウンドになっておりますヨ~

  で、ココからが本題なのですが、、

こうして通常盤CDを楽しむシステムが整ったところで、死蔵盤?というか 休眠盤?と云おうか  数十年以上も放置され 二度と聴くことは無いと思われCD棚の隅っこに追いやられたCDを発掘してみたわけです

購入時には それぞれに思い入れがあって、期待を込めてプレーヤーに乗せたものの 自分の期待していたサウンドとは異なるモノが現れ ガックリきてそのまま放置 という感じ

  コレはスゴイぞ Todd Rundgren トッド ラングレン

ご本人やファンの方には全く申し訳ないのですが、トッド ラングレン については知識が無いのです。その当時(多分80年代後半)、ヨーロッパ系の若手ミュージシャンバンドがラテン系ビートを込めたファッショナブルサウンドが流行っていて WORK SHY というバンドの『 I SAW THE LIGHT 』という曲が何かのCMに使われヒットしてました。 その作曲家がトッドラングレンと判って、きっとこの人なら相当スゴイ曲があるに違いないと考え 六本木WAVEで物色して入手した記憶です

今と違って、昔はネット検索も配信も無いので未知のアーティストの作品情報なんてのは音楽評論家の雑誌記事とかラジオ番組の特集でもなければ得られなかったわけでCDを選ぶのも『 賭 け 』みたいな感じでした。恐らくは自身の期待とは異なるサウンドだったので放置されてきたと思いますが、コレは録音状態も良好でスッキリと伸び伸びした快適サウンドですわ~ ロックながら深みも感じました~

  ソウルトレインなんてTV番組もあった SOUL BALLADS

曖昧な記憶ながら、恐らくは70年代後半から80年代にかけてディスコブームがありましたねぇ・・ 薄暗いダンスフロアにけたたましい大音量の音楽とミラーボールの目まぐるしい照明のなか踊りまくる  黒人の男女が次々に激しいダンスを披露するSOUL TRAIN ソウルトレイン というTV番組もありました~

ダンスミュージックはアップテンポでしたが、黒人ボーカルが ゆっ~たり と歌い上げるのが SOUL BALLAD ソウルバラード でして コレもなかなか 渋 い 趣 き のある音楽です。結構 奥が深くて極めるのが大変だったので手っ取り早くダイジェスト的に聴いてみたのがコチラ  黒人独特の 切なさ?というか、訴えかける ように歌いかけてくる力強さもキュンときますわ~

  たしか、 ニューヨークのため息 Helen Merrill  ヘレンメリル   

コチラはJAZZファンなら御存知の有名盤ですネ 本来ならばブルー系の顔写真のアルバムなんですが、恐らくはコノ盤の方が安かったのだと記憶。 安かったせいか音質が良くなく MONO盤だったこともあって そのまま放置してあったのだと思われます  球アンプで聴くと、ボーカルがより一層 魅力的に聴けるので、同じ盤でも 美声が耳元に迫ってくる感じ  まさにニューヨークのため息 ですわ!!

  ブラジルの民族音楽 BRAZIL ROOTS SAMBA

多くの方々はブラジル音楽と云えば サンバ、ボサノバ と連想されることでしょう そして恐らくはボサノバの方がより知れ渡っているので 多くはボサノバを思い浮かべているだろうと思います。ボサノバは新しい音楽なので、サンバよりも 洗練され おしゃれな雰囲気のサウンドになってるわけです。

記憶が定かではないのですが、、 何かの雑誌で音楽の新譜CDの紹介で評論家?が賞賛していたのでわざわざ探して入手したCDだったと思うのですが、思いっ切り期待を裏切られたのだった と思います。当時 私自身もサンバとボサノバを混同しており 洗練されたお洒落な 音楽を期待したわけですが、コチラは本物のサンバだったわけです。本物のサンバとは表題に書いたようにブラジルの民族音楽なわけで 我が国で云えば民謡みたいな感じでしょうか、なので土着の感じが強くドッシリした印象です 洗練された軽やかなサウンドではないのです!! コチラも球アンプで聴くと 暑く濃密な空気感を感じます

  ラウンジ サウンドも流行りましたネ~ JAMES LAST

コチラは80年代後半ですかネェ~ 世間一般にはなっていませんでしたが、一部の音楽ファンにはLOUNGEラウンジ というジャンル?(カテゴリー?)が結構 流行っておりました

そんな当時 タワーレコードとかには LOUNGE ラウンジ を集めたコーナーとかもあったような記憶がありまして 恐らくはそこで入手したと思います。しかし全体的に何となく単調な雰囲気でヴァリエーションが少ない印象で そのまま放置   改めて ゆったりとそれぞれの楽曲を聴き込んでみるのも球アンプならではの お楽しみ という感じですかねぇ

  コレは古い フュージョン DAN SIEGEL ダン シーゲル

コチラはひょっとすると1982年に初めてCDが一般発売されるようになってから、それほど時間が経たずに入手したものじゃないかと思います(あくまで曖昧な記憶ですから真偽のほどは??)

CD発売早々は それほどタイトルも多くなく、コレ欲しい! と感じる盤が少なかった。そんな折に、ようやく発売されたフュージョン モノです。レコードでは聴いていた盤なので マア期待通りだったような・・

その後は新譜発売が本調子になり毎月ドッサリ発表されるようになり、早々に新譜CDに圧されて隅っこに追いやられたものと思われます。 当時は海外旅行なんて夢の夢みたい感じで、こんな白砂のビーチの小屋なんてのは遠い夢の世界でした~ 

 

いやはや、まだまだ休眠盤やら死蔵盤が CD棚の隅っこに放置されておりますので まだしばらくは お楽しみが続きそうですわ~ 


ヴァイオリン協奏曲の楽しみ その2

2021年12月22日 | 音楽

たいして多くの交響曲を聴いたわけでもないですが、一般的に知れ渡っている有名な交響曲というのは  どうも大袈裟過ぎて好きにはなれなかったのですが、、、

ところが最近になって  目覚めたのが、協奏曲コンチェルトです    

         実に  楽しいですわ~

短い(ちょうど良い長さ)ばかりでなく、随所に聴きどころが押し込められてる って感じですネ 交響曲では封じられたアイデアや技巧が、協奏曲では余分な制約が無くなり  自由自在に好き放題できる?てな感じですかねぇ

マズは  ショスタコービッチの協奏曲に始まって、今の所はストラヴィンスキーに辿り着いております。

で、前回はストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲をヒラリーハーン盤を聴いた印象を書いたのですが、いささかお上品にまとまってしまい”ノリ”が感じられず物足りない印象がありました。

以前にショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲で聴いたヴェンゲロフ盤ならば”ノリノリ”なんじゃないか? と 探してみたら簡単に見つかりました~

    コレじゃ!! コレよ!!  ノリノリだわさ 

やっぱりロシア作曲家の作品はロシアの指揮者と演奏者でなけりゃ って感じかも?

ちなみに使用楽器をみると、やっぱり1727年製のストラディバリウスです。という事はまたしてもヘネシー財団からの借り物楽器か?

それでは、果たしてテンポはどうなっているのだろう?とヒラリーハーン盤とヴェンゲロフ盤での演奏時間の比較してみると、、、

   ◎コチラはヒラリーハーン盤

   ◎コチラがヴェンゲロフ盤

へぇ~ ヴェンゲロフ+ロストロボーヴィッチの方がゆっ~くりしていたのですねぇー 意外な感じ(但し第二楽章アリアだけはヴェンゲロフ盤が早い) 

楽章によって早くなったり、ゆっくりしたりと、指揮者によって聴かせ方が異なるっていうのも面白いところですネ~

 

 ◎  コレとは別に、最近のヘビーローテーションを紹介しますと、、、

   ベートーヴェンの室内楽曲です。

いかにもモーツアルトのデヴェルティメントとも感じられる?ような優しく流れる美しいメロディで  BGMにはピッタリです!! 

一般に知られている『だいく』こそがベートーヴェンの代表曲という方には論外な楽曲かも知れませんが、こんな軽やかな楽曲も沢山あるのがベートーヴェンのスゴイところです。

6~8名のアンサンブルというのも  頃合いの  ちょうど良い響き  がしますネェ~  コチラもどの位の楽曲があるのか判りませんが、もう少し探求する必要アリと感じております。

いやはや、まだまだ、探せば 探すほど、お好みの楽曲が浮かび上がってくるわけで

 

   また来年も、更なる探求が続きそうですわ~


ヴァイオリン協奏曲の楽しみ 

2021年12月10日 | 音楽

少し前にショスタコービッチヴァイオリン協奏曲に出会い、新たな音楽の楽しみを発見したわけなんですが、、、 

大作曲家の代表作として紹介されるのはオーケストラ交響曲が一般的ですが、私自身の好みからすると  交響曲というと余りにも大袈裟過ぎてイマイチ興味が湧きませんでした。 

なので、これまでは小編成の室内楽をメインに楽しんで参りました。ところが今回ヴァイオリン協奏曲に出会い、オーケストラ楽曲でもグイグイと引き込まれる楽曲もある事が判り、益々お楽しみの輪が広がった気がします。

 ◎で、新たに入手したのがコチラ

ストラヴィンスキーヴァイオリン協奏曲です。

クラッシックの楽曲では演奏者や録音状態により、同じ曲でも随分と異なる印象になる場合が多いです。そこで、同じ楽曲の演奏者やら録音状態によるランク付けしたサイトもあります。

そのなかでコチラのヒラリー・ハーンのCDが高評価となっておりましたので選んでみたわけです。

第四楽章がお楽しみの楽曲なのですが、、、

確かに録音状態も優秀では楽しいのですが、期待したノリノリ感物足りない気がしました。ヴァイオリンもオーケストラもお上品にまとまってしまい、アッサリ仕上がった印象です。

 

ならば、ヴァイオリンの演奏者によるサウンドの違いはどんな感じになのか? を聴き比べたくなりました。

手持ちのCDを漁ったところ以下の3枚が見つかりました。

それぞれピアノソナタだったり協奏曲だったり、更には録音時期が大きく異なるわけですから比較するなんて ほとんど意味の無いことのようにも思えますが、取り敢えず実行してみました。

名ヴァイオリニストと云えばマズ挙げられるでしょう  ハイフェッツです!

さすがに1942年の録音ですから先程のヒラリーハンとは60年以上の時代差があるわけで、とても比較はムツカシイわけで、しかも最近のデジタル録音と初期のアナログ録音ですからねぇ~  

しかしながら明確なのはハイフェッツ太いサウンドですネ~ 

      力強い響きを感じます。

 

   ◎ お次に登場するのはグリュミオーですわ 

余程のクラッシックファンか、ヴァイオリンの愛好者ならば良く御存知でしょうが、一般には余り知られていない演奏者でしょう。わが師と仰ぐクラシックの先生がお好みだというので初めて知ったのですが、グリュミオーのヴァイオリンは柔らかふくよかな響きがしております。

コチラも1955年の録音ですから芯の有る太いアナログサウンドなので余計に奥深い響きを感じるのかも知れませんネ

 

 ◎ 最後はパールマンです

コチラは明快です!! 

      カチッとエッジが立ったサウンドです!!

恐らくは楽曲によって異なる表現もされるのでしょうが、コノ曲での力強いエッジの立ったサウンドは小気味いいですわ 

 

 

こうなると、どうしても男性ヴァイオリニストによるストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を聴きたくなりました。

ネット検索すると、ショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲でノリノリだったヴェンゲロフとロストコヴィッチの録音もあるようなので是非ともそちらを聴いてみたいと思います。願わくば、またヘネシー財団から借りた年代物のストラディバリウスを思いっ切り弾いてくれていると楽しいのですが、、、

  いやはや、まだまだお楽しみは続きますヨ~


秋の夜長に ノリノリのサウンドは?

2021年11月20日 | 音楽

先日は、ほぼ皆既月食なる天体ショーを楽しんだわけです。

数日前から月の出始め方位や角度を確認し当日を迎えたのですが、、 満月から徐々に欠けてゆくものと想像していたら  ナ、ナ、ナント 初めから殆ど欠けた状態(新月っていうんでしょうか?)で現れ  意表を突かれましたわ~ 

では本題に入りまして、、、

以前のブログではベートーヴェンのストリングスカルテットを絶賛したのですが、最後に少しだけショスタコービッチも紹介しました。

私自身も少し前に、たまたまラジオから聞こえてきて音楽がショスタコービッチだった事から目下のところ集中的に聴いているわけなんです。

 なので、話の流れからしてストリングカルテットを聴いてみたわけです

YouTubeとか検索すれば簡単に試聴できてしまうのですが、知らずに初めて聴く方が新鮮な気がしますので、コチラを試聴

これまで聴いてきたモーツァルトとかベートーヴェンの弦楽四重奏とは、全く趣きを異にする音楽です。私が求める「軽やかで明るい、流れるような音楽」とは随分と異なる音楽でしたわ~ コノ感じは、ひょっとするとキースジャレットがお好きな方ならお好みなのかも?知れないと想像しました

   ◎ 続いてはコチラ

コチラもストリングカルテットです。

 弦楽四重奏曲 第14、15番ですが、矢張り7~9番と同様な感じでした

但し、コチラには驚愕の楽曲が入っておりました!!

多分クラッシックファンなら聞き飽きた?くらいの話でしょうけれど、知らずに初めて聴いた者は少なからず驚かされる(度肝を抜かれる!)のではないでしょうか!!

それは、4,5曲目にある ”TWO PIECES for string quartet Op.36" です。

コレを聴いた時、「あれっ これって、ドビュッシーの子供の領分にそっくりじゃないの?」と思い、慌てて当該CDを聴いてみたら やっぱり間違いない と確信できました。

しかし、それにしても、これ程にそっくり(というかパロディなのか?)の楽曲を堂々と発表しても良いものなのか~  ロシア人はフランス人が嫌いなのか? 仮に大先輩をリスペクトしての作品だとしてもこうはならんだろう等々アレコレ邪推してみたわけですが、、、 ビックリでしたわ

 

弦楽四重奏は、どうも好みではない感じがしましたのでコンチェルトを試してみました!

CDの図柄からしても、絶対に愉快な音楽じゃない事が明確なんですが、、

たまたまチェロ協奏曲で クラッシックファンでなくても名前を知っている ヨーヨーマ がソリストなんで聴いてみました。

交響曲や協奏曲は先程の弦楽四重奏とは趣きが異なり、かなり楽しめる感じがします。特に重低音と高音域にポピュラー音楽のエッセンスを感じます。 私の様な偏ったオーディオマニアは、音楽そのものよりもサウンド単品(解説はムツカシイですが『音』が好き)に興味があったりしますのでコチラは十分に楽しめます。

 

で、最後の一枚が コリャまた強力です!!

  ◎  ショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲です。

ヴァイオリン コンチェルトの第1番

赤線を付けた第二楽章 コレが物凄いです!!!

とにかく 激しく 力強く 早く早く 

正に「楽器を壊さんか!」と言わんばかりに激しく弾きまくる

で、青線の囲み と 黄色矢印

そのヴァイオリンが借り物ストラディバリウスですわ~

  ★なんと200年以上も前に作られた銘品

日本語ライナーは誤字です 正しくは1727年でしょ~

勝手な推測なんですが、ヘネシールイヴィトン財団の楽器管理者は『チョーッと 待ってヨ そんなに激しく弾いたら壊れちゃうでしょ』と冷や冷やしてステージを見守っていたのじゃないでしょうか~

     いやはや、とにかく この楽曲はスゴイですわ

ソロ以外のパートにも  超ノリノリの楽章もありJAZZファンにも存分に楽しめると思います!!

また、クラシックファンの方々は当該曲をコンサート会場で じっとして聴いていらっしゃるのか(身体でリズムをとるのか)を確かめたい感じですね~

世の中には、まだまだ 楽しめる音楽が潜んでいるようですヨ~   秋の夜長を  お楽しみくださいませ