goo blog サービス終了のお知らせ 

院長の趣味 ≪オーディオや音楽≫ を中心に・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・佐野療術院 光線療法で スッキリ さわやかに

西荻窪でスッキリさわやかな毎日を目標に施術しております!首痛、腰痛、膝痛の緩解、生活習慣病、偏頭痛、便秘、慢性疲労の施術

Garrard Model 401 ガラード 401 ダストカバー編

2025年06月28日 | ターンテーブル

つい先日、とうとう梅雨入りしたか・・・

と思っていたら

いきなりの梅雨明け宣言!!

6月下旬から 早くも真夏に突入するとなると、今年の猛暑がどれだけ厳しいことになるのか容易に想像できますネ~ 通常よりも約一か月も真夏の時期が長くなる予想ですから、よほど体力に余裕が無ければ乗り切れなくなる かもですわ~

そうなると益々、猛暑の影響から 正統派なる『レコード道』を邁進することが難しくなることが予想されます。

 コチラが現在の Garrard #401 の様子

ご覧の通り、ダストカバーの無い状況でありまして、ホコリをかぶりっ放しなのです。

当然ながら猛暑のなかでは、球アンプ =  小型暖房器具なんぞ電源を入れる気にはなりませんから 当然ながらプレーヤーもしばらくは休眠状態に陥るわけでして、せめて気休め程度にもカバーを掛けておきたい と考えまして、、

 そもそも元のキャビネットには、ダストカバーが付いておりました

が、しかし、、 完全に割れて、無残な様子でした。

見栄えも悪いし早々に処分してしまおうとも考えたのですが、アクリル製品の工作はやったことが無かったので、この機会にチョイと工作でもしてみようか とアクリル接着剤で貼り合わせたりしてみたのでした。どっちみち完全な破損品なので、壊れようとキズになろうとお構いなしですから気軽に挑戦できたわけで、思いの外上手いこと貼り合わせできましたわ~

 貼り合わせたダストカバーを更に加工

一番上の写真でお判りいただけると思うのですが 拙宅の Garrard #401 にはやや特殊なトーンアームが取付いておりまして通常のカバーが取り付けられないのです。そのトーンアームがキャビネットから後方に少し迫り出しておりますし、高さも台から10cm近くにもなっております。なのでトーンアームが引っ掛かる部分を切り欠いてしまおう という大胆な工作に挑戦しました。

 初めてアクリル板のカットに挑戦

なにしろ アクリル板をカットするのは初めての経験だし、専用の工具=アクリルカッター も持っておりません。ジグソーの替刃にプラ樹脂用とかアクリル板用みたいのがあったので通販サイトから発注したものの在庫切れみたくちっとも入荷しないので、業を煮やして手持ちの工具だけでトライしましたわ

 マズは丸穴開けからスタート

ただの一枚板なら気楽に固定できるのですが 長辺が50cm以上もあるアクリルカバーは妙な負荷がかかると簡単に割れそうなので固定には気を遣いました。元々が破損品ですから多少キズが増えたり余計に割れたりしてもそれ程は気にならない という気安さもあってマズは思いっ切りドリルをブン回してみましたヨ~

 案外うまく大穴が開きました

思いの外 アクリル板が柔らかい素材だったので 簡単に20mm程の大穴が開けられました。穴をリーマーで広げている最中は、きっと ある時点で 『ビシッ!』という音と共に、見たくもない亀裂が走る! とドキドキしましたが、すんなりと拡がってくれましたわ

 直線切り部分はピラニア鋸で慎重にカットしました

下に写っている大きい四角が当初の予定のサイズで切り抜いたものです。一つ上の切る前の写真で少し太い黒線が引かれている部分です。なんですが、この時点で現物にあてがってみたところ トーンアームの最高部があたってしまいカバーが納まりませんでした~

そこで急遽、仕方なく、さらに上方にまで範囲を広げてカットしたわけです。その際の切り欠きが上写真の細長いモノなのです。

 仕上がりがコチラ

元々のキャビネットとは寸法が異なっておりますので、横幅が多少大きかったり 奥行が短かかったりしてます。

ダストカバーの目的がキャビネット内にホコリがたまらない事なので、多少の寸法違いは全く気になりませんし、また最近は この手の薄い色合いのスモーク系が割高のようなので、コレはこれでOKって感じですネ

 最後は慌てて ”直線カット” してしまったことが悔やまれる~

少し近付いて見てみると後方のトーンアームを避けた切り欠きの上端が直角になっているのが確認できます。そこだけが今更ながら残念に思っておりまして、、  せっかく20mm位の大穴も簡単に開けられたのに、慌てて直線切りで開けてしまったのは大失敗でした~ 

しかしながら、初めてのアクリル板のカットが思いのほか順調に出来て良かったですわ~ 何となく予想ではアクリル材は硬くて チョット無理すりゃ『ビッシ!』と亀裂が走ると考えていたのが、実に柔らかく加工がしやすい材料という事が判りました。そしてその柔らかさゆえ、物凄くキズが付きやすい素材でもあるわけでした~  

 

  上の写真では見えませんが、この度の工作でも

大胆なキズ

 数か所も 深く

刻まれております!!

 


Garrard 401 + DENON DL-103 + EAR834Pレプリカ + Mark Levinson JC-1DC レプリカ

2025年06月08日 | ターンテーブル

いよいよ梅雨入り宣言も間近と思われます

せっかく つい先日までは 湿度の低い 気温も調度良い、 とっても快適な陽気の日々だったのですが、

とうとうジメジメした季節に突入するわけですネ~

 

真夏になると真空管アンプなどスイッチを入れる気にもなりませんから、せいぜい今の内に愉しんでおきましょ~

 というわけで、現在のシステムがコチラ

センターに鎮座するのが ようやく完成?したばかりの Garrard #401 です

この所定の位置に来る前はズーッと SONY TA-555ESX でサウンドチェックしてきたわけです。その際はDENON DL-103 との組み合わせで 70~80年代の国内盤を楽しく聴いておりました。以前は国内盤を試聴してガックリする事も多く 滅多に聴くこともなかったのですが、上記の組合せで聴くと 実に生き生きと元気よく当時の音楽が楽しめる為 国内盤も良いものなんだナァ と感心していました。

 現状の Garrard #401 はこんな感じ

本体の側面に貼った”フォックステール”のツキ板に関しては???の感じもありますけれど、、 サウンドは正に上々でありまして、かなりご機嫌なサウンドを奏でてくれますヨ~ 右側の中央辺り、静電除去クリーナーの後ろにあるカタマリは 何となく重石(オモシ)代わりに置いている重量級トランスです。コレだけで約3Kgもありまして十二分にズッシリです、ですが 在っても無くても 音質には特に影響は感じられません ただ気分的に落ち着く気がするだけです。

 その脇にあるアンプ類が、、

Garrard #401 の右脇には 黒いアンプが2台あるわけです。

手前に置かれているのが以前にも紹介した EAR834Pレプリカ のイコライザーアンプです。コチラも内部は相当自分好みに改造(恐らくは改悪)が施されております。

 その後ろに斜めになっているのが MCヘッドアンプ

コチラのMCヘッドアンプは恐らく以前には紹介した事がなかったように思われます。現在はカートリッジにDENON DL-103 という国内標準器?なるMCカートリッジを使用している為、イコライザーアンプに接続するにはトランスかヘッドアンプを経由する必要がありまして このMCヘッドアンプを使用しております。手前のEAR834Pレプリカと同じ製作者様のお手製でありまして、アノ 伝説的・超高音質なMark LevinsonMCヘッドアンプ =JC-1DC を模して作られております。回路図を眺めても至ってシンプルな増幅回路に思える(回路理論が理解できていない、判っていない)のですが、、 なんと ナント 驚くことに電池駆動 = 単一電池4本 なのであります!!  

また何故に こんな不安定な置き方をしているのかと云えば MCヘッドアンプが非常に微弱なオーディオ信号を扱うので近隣の電磁誘導などからのノイズをモロに影響を受けてしまうわけで、ノイズが最小限になるポイントを探ったところ現在の位置が最も静かだったわけです 先に製作した TOP WING FLUXケーブル だからこそ こんなに自由勝手な配置ができるわけで極細ケーブルのメリットがここでも発揮されております!!

 全体としては コチラ

センターのGarrard #401が余りにも立派な佇まいですから 左側のメインアンプが如何にも貧弱に見えてしまいますネェ~ それゆえ以前に入手して放置したままの 300Bシングル球アンプ にも登場してもらおうと整備に取り掛かっております。

現状でのサウンドチェックですが、ようやく 求め続けてきたレコードの音に近付いてきた と感じます。

コレまでは、カートリッジを換えたり、ケーブルを換えたり、重量級のマットを使ったり、スタビライザに工夫を加えたり、プレーヤーを換えたり等々 シロウトなりに知識・情報を取り入れ実践したりしてきましたが、 どうしても”線の細い音”にしかなりませんでした。

THORENSのベルトドライブとDualのアイドラードライブを比較して、どうやらアイドラードライブの方が”図太い音”に近付けそうだと感じて、ようやくコチラのGarrard #401に辿り着けたわけで、期待していた以上にレコードらしい音になったと感じております。

今の所は上記の機種のセッティングが出来上がったばかりで細かい調整がコレからの状態ですから、この先 細かく試聴を繰り返すと まだまだ アレコレする事が増えて来ることでしょう。ひょっとすると、むしろコレからが苦難の道が続くのかも知れませんネェ~

いやはや 、

遂に本格的な『レコード道』 に

足を踏み入れてしまいました~

オリジナル盤を求めだすと更に恐ろしい事態になりそうで、、

 コ ワ イ


Garrard Model 401 ガラード 401 その14

2025年05月21日 | ターンテーブル

相変わらずの極端な気象変動に翻弄される毎日ですが、、

特に このところの急激な温度変化には 身体が対応しきれず、だるさの抜けない感じでありますネェ~

5月に真夏日と云うのが いつのまにやら普通になってしまいそうな気配ですわ

そんな不調の折ですが、、

 一部(天板)が 暫定案の状態ながらも

  ようやっと Garrard #401 が仕上がりました!!

側面に貼り付けた『フォックステールのツキ板』については否定的な御意見も多いだろうと思われますが、、

まぁ 自分なりには大方満足している ところです。

何しろコレまでの経緯が余りにも悲惨だったので、この程度で妥協と云うか OKてなところですわ

当初は、ツキ板貼りが挑戦でしたから ツキ板の色合いやら木目を選ぶだけでも四苦八苦したわけです。やたらと種類が多いので、好みの数種類を拡大したり 選べて表示したり と何日も掛かって厳選したのがコチラだったわけです。

貼り終えた時点では、初めての割には案外うまく貼れたし 見た目もマァマァな感じだったですが、、

もう少し木目を美しく、色合いも深みをだしてやろうワトコオイルを塗ったのが  大失敗

せっかくの美しかった木目はすっかり消え失せ、そのうえ長年風雨にさらされ色褪せた 安い家具のような色合いになってしまいました  超・悲惨!!

ほとんど立ち上がる気力が無いまま、それでも少しでも現状を打破すべく 無謀にも更なる”恥の上塗り”ならぬ、ツキ板の重ね貼りを敢行!!

 安全策として大人し目のツキ板も同時購入していたので、思い切って重ね = 二重 貼りしてみた

  重ねても 問題なく貼れて ホッと一安心

しかし、もう ワトコオイルは信用できないから以前にも使った事のある水性ステインで一気に塗装したところ、、

 またしても 超・悲惨な状況になってしまった~  

わざわざツキ板を貼っているにもかかわらず 木目も目立たず、只の のっぺりした板に クリアー塗装しただけ といった風情ですわ  せっかく土台の木材から拘り抜いて作り上げたキャビネットなのにコチラからはそんなコダワリは一切感じられないような見栄えの無さ

と云った2回の大失敗にめげることなく、三回目にして ようやく、なんとか、 少しは見栄えのするキャビネットが仕上がったわけです

とは云うものの、未だに天板部分は暫定的にしつらえたラワン合板製です。

ホームセンターで調度頃合いのサイズのラワン合板(450X900、厚=18) があったので、横幅=545mmにカットしてもらいました。

ラワン合板ですからジグソーで切り抜くのも楽勝でしたわ~ そのままではオモシロさが無いので、さんざん考えあぐねた結果 垂直面を少しだけ斫って(青矢印の三辺)みました

鉋の刃を研いだことがありませんので一部分の木目が荒くなっておりますが シロウト工作では仕方ありませんネェ~  コチラは天板ですので、小物を置いたりして傷も付きやすいでしょうから マァ気休め程度ですが ウレタンニスで仕上げてあります。

 フォックス・テール の木目をアップ

恐らくは、この様に広い範囲で貼るのは野暮ったい感じなのでしょ~  何か他のアッサリ系の木目のなかに一部だけコチラをはめ込む と余計に尚更この木目の美しさが強調され高級感も生まれてくるのでしょうネ そこまでのデザインセンスが無いのが悲しい!

 肝心なるサウンドは如何に・・

ココまで来るのに3~4カ月もかかったわけですが、果たして肝心なサウンドは??

調整台に仮置き状態のときに気になっていた ”モーター回転ノイズ” はほぼ皆無になりました! 一番最初の計画では この”モーター回転ノイズを軽減・遮断する目的で フローティング構造の新キャビネットを作製する ことだったのですが、フローティング構造なしのガッチリ固定でも当該ノイズはほぼ消滅できました。 当初の計画で作製した、厚さ23mmのタモ集成材の硬くてズッシリ重い天板を4箇所のダンパーでフローティング構造にしたときのサウンドには物凄く落胆いたしました! ことごとく低域がカットされ、加えて中域の特定周波数付近に妙なピークがあり、立ち上がりは鋭いものの やたらと騒々しいだけの ふざけた様なサウンド  

 コレには参りました~

シロウト考えで、きっと良いだろうと計画した事が 想定外の惨憺たる結果になった感じでした。アンプ等の電気回路ならば抵抗・コンデンサーを交換しても それ程大崩れすることも無いでしょうが、レコードプレーヤーとかスピーカーと云った木工やらキャビネット=箱が絡んだオーディオ機器は思いもよらない悲惨な事態が待ち受けておりますネ 特に今回のプレーヤーではキャビネットの構造、使用する木材の材質など 余程の知識と経験がなければ おいそれと満足なモノは出来ないと痛感させられました。数年前にトライしたスピーカー改造でも、思い切り厳選してスウェーデンから輸入したユニットでも満足な結果は得られなかった わけですし、、 

改めて思い知らされるのは、メーカーから発売されるオーディオ機器が デザインも音質も本当に上手くまとめ上げられている ことですわ・・ 価格に見合った購買層が好みそうな音質に仕上げられているわけです、じつに巧みに

とはいえ、現状の Garrard #401 は、黒檀ロングアームとの相性も良く コレまで求め続けていた ”太い音” にようやく辿り着けた ような気がしております。ガッシリしたキャビネットに納まったことで 音の立ち上がりも良好(タモ集成材の天板ではキツ過ぎた)だし、ノイズレベルも下がって S/Nも良好な感じになっております。

 こうなると 今後は、『カートリッジ』が気になってきましたネェ~

カートリッジ と云うのは、プレーヤーのアーム先端に付いてる ほんの数cmほどのキャラメル位のカタマリなんですが、、 高級品になると数十万以上  百万以上の製品もゴロゴロしている超・異常な世界  

ひとたび足を踏み入れたら、そこには完全な底なしのドロ沼が待ち受けております

 既に 踏み出して、、

  しまいそぅ~


Garrard Model 401 ガラード 401 その13

2025年05月13日 | ターンテーブル

このところ 妙に物騒な事件が頻発している気がしておりますが、、

確かに昭和の時代にも物騒な事件は起こっていたとは思いますが、これ程 頻発してはいなかったような・・

米国の輸入関税やら 先の見通せない状況もあり、しばらくは落ち着かない状況でしょうネェ~

そんな世間の喧騒はさておきまして

相変わらずの Garrard #401 との大奮闘が続いておりますヨ~

プレーヤー本体の方は絶好調でありまして、仮置きの調整台ながら なかなかのサウンドを聴かせてくれております。

さて今回は自作キャビネットの仕上げに向かっての大騒動であります

 前回までの状況

木材の選択から念入りに進めてきた新キャビネットですが、せっかくのフローティング構造も硬くて重い木材も予想外の結果となり 共に却下という厳しい判断。 そして ”軽くて柔らかいラワン合板の天板” を ”キャビネット外枠の上に載っける” という構造に変更しました。そのラワン合板の天板をキャビネットに載せた状態が上の写真になります。

 天板とキャビネット

ただ載せるだけでは 何とも頼りない感じもするので固定方法を考えていたところ某密林通販にて 願ったり叶ったり の好適品が見つかり 再び中国からの荷物を待っておりました~

 順調なら一週間ほどで届きますネ

キャビネット内の角の隅部分に底から天板に向かって伸びている金属六角棒のが 中国から届いたステンレス高ナットというパーツです。何の事は無い、ボルトを固定するナットをウーんと長く伸ばしたモノで『高ナット』と呼んでます。国内製品だと希望する寸法がなく、たまたま中国製に75mmの ほぼピッタリの 更にステンレス製のモノが見付かったので早々に発注したわけです。

 まぁまぁ想定通りの感じ

天板のネジ穴に多少の位置調整が必要なものの、おおよそイッパツで上手くいった感じです

 天板側の固定ネジは

天板の固定ネジは特に目立つ部分なので、何か手頃なネジはないかとホームセンターを物色したところ、自作家具キット用の固定ネジがピッタリではないか?と思われたので入手しました。普通のナベビスとは異なりネジ頭が大きい分シッカリと天板が押さえ付けられそうな気がしております。

 構造面での変更は案外とスムーズにできたのでホッとしたところ、、

残された最大の課題がキャビネットの外観仕上げですわ~

既にツキ板が2層にも貼り付けられているわけです

  普通ならば もうツキ板は諦める?ところでしょうが、、

 とことん選び抜いたのがコチラ

 見慣れない、抽象的模様にも見える、奇妙な木目模様

恐らく 多くの人からは選ばれないような 奇抜な木目は『フォックス・テール』と云うヤシの木の一種らしいです。

 近くで御覧ください フォックス・テールのツキ板

普通だったら マズ選ばないだろうナァ~ 

感覚的には米国の大金持ちオーディオマニアが これ見よがしに特注したオーディオ機器の外装に使われるような派手派手しい木目模様と云えば判り易いかも・・  彼らならばコレをテッカテカのニス仕上げでピッカピカに仕上げるでしょうが、拙宅では 大人しく艶なしクリアーで仕上げる予定

 多少ためらいましたが、、

思い切って4面とも貼り付けてしまいました!!

どちらかと云えば地味なデザイン・色合いの多い拙宅のオーディオ機器ですから

 1台くらい派手なモノが在ってもいいかなぁ~ って感じ

まだ未塗装なので まだ この先の仕上がりが どうなるのか判りませんが、、

 現状の THORENS TD320 

  コレはこれで 十二分に愉しめるわけなのですが、、

 思い切って派手なキャビネットに入れ替えてみると

この寸法で、この位置に納まる最大のサイズで作ったわけです。

何とかして周りに圧迫感が出ない様にと考え、横幅も出来る限り狭くし、さらにできる限り高さを薄くしたわけです。恐らく普通に考えれば Garrard #401 のキャビネットで高さが10cmは考えられない寸法だと思います。何故ならモーターが底に突いてしまうから。ですが底板を無くして、高さが20mmもあるインシュレーターを取付けることで外観上の薄型キャビネットを実現したわけです。

 天板を載せると、、

この段階で、この天板は暫定案のような気がしております。と云うのも せっかく気張ったキャビネットの上ですから もう少し何か工夫が必要な感じがしています。

実は元々はコチラの天板にもフォックス・テールのツキ板を貼ろうと その分まで含めて入手したのですが、、 天板まで派手派手模様にすると ”アカラサマに奇妙な物体” に成ってしまうので断念! そこで一旦はこの路線でキャビネットを完成させて、そのサウンド傾向なりを検討したうえで最終版の天板を考えようと予定しております 

木工部分の作業と云うのも、木の材質やら木目の方向など微妙な異なりが音の変化に密接な関係があることも認識できてきましたし、まだまだ試してみたい事柄も多く、、 

イヤハヤ 

 毎度ながら 

いつになったら完成することやら・・


Garrard Model 401 ガラード 401 その12

2025年05月03日 | ターンテーブル

GWも後半戦がスタートとなり、多くの方々は楽しくお過ごしのことと存じます

快適な陽気ですので屋外に出掛けるのがよろしいのでしょうが、、

当方は引き続いてのオーディオ工作の日々を過ごしております~

前回では せっかく作り上げたキャビネットが度重なる塗装の失敗で、どん底まで突き落とされたわけです!!

しかしながら せっかくにもキャビネット自体は完成したわけですから、マズは機能面だけでもテストしようと気を取り直して組み上げた感じですわ・・

上から見る限りは、あまり外側の様子は気にならないので それなりの見栄えですかネェ~

天板の 木目模様も 色合いも マアマア 良い感じにも見えます。使用している タモ集成材 のタモという木材は、特に硬くて非常に重いという性質がありまして その集成材ですからズッシリと重たいし硬いわけです。ジグソーで曲線切りの工作した際にも、余りの硬さにジグソーが悲鳴を上げ 刃からは煙がモウモウと吹き上がる有り様だったのです。それ故に切削面の一部には焼けた跡も残っております!!

  黒檀ロングアームも馴染んできたか、、

通常のパイプ方式のトーンアームとは造りが異なるので、一部取扱いが不便な部分もありますが、、 この重心の座った太いサウンドを聴いてしまったら もう後戻りは出来ませぬ

なのですが、、、

  現 実 は

  いささか予想外の事態が  起きてしまいました

外観の問題は今後の課題としたわけですが、サウンド的な大問題が発覚しました!!

そもそも新たなキャビネットを作製しようと考えたのは  Garrard 401 では ACモーター が動力源であり その回転ノイズを軽減する為には ガチガチのリジッドなキャビネットより フローティング構造を持った構造で出来る限りノイズを軽減(願わくば遮断)させたい という願望からだったわけです。

仕上がったキャビネットにGarrard 401本体をマウントし、いよいよ待望のサウンドチェック

レコードに針を降ろした瞬間に 明確な違いを感じました!!

今まで気になっていた回転ノイズが相当レベル軽減しております!!

シロウトながら考え抜いた独自のフローティング構造(簡易型ながら)が功を奏してくれましたわ~

かなりの静寂状態から楽曲が始まると コレまた立ち上がりのスピードが速い

予想以上にS/Nが向上している感じ

なのですが、、

  が、 しかし、、

しばらく聴いていると回転ノイズもSNも格段に向上しているのに、何か妙な感じがあります。

なんだか妙にうるさい』サウンドです。

その後になって、 ようやく理解できました~

◎ フローティング構造により、恐らくは100Hz前後辺りから下がカットされてしまって全然低域が出てきていない

◎ 併せて天板にしているタモ集成材の固有振動数が1000とか2000Hz辺りになっていて(シロウトの予測?) その周辺帯域が強調されてしまっている

⇒あくまでシロウトの予測と判断ですから正解かどうか全く判りませんが、、

というわけで、せっかくにも一応の完成をみたキャビネットですが

 現状のままでは使用が出来ません!!

  残念ながら、再び調整台に戻すことに

元々の天板は、上写真の如く 安っぽい カスカスした(質量の低い)軽い合板製です。なのですが十分に低い音域まで再生してくれております。確かにフローティング構造キャビネットで得られた低ノイズも高SNもないわけですが、妙な帯域での強調もなく極めて自然なサウンドが聴こえます

  片一方は解放です

おまけに調整台ですから左側は完全な開放状態でもあります。

さすがに、この状態のままでは回転ノイズも気になるし、重量級キャビネットでのSN向上も体験してしまったわけですから それぞれのメリットを頃合い良く取り入れる方法として、

1 天板を質量の軽い安っぽい合板に変更する

2 キャビネットからフローティング構造を取り除き、天板を直接キャビネット上に載せる

 という改善策を考えました。

  で、早速 ホームセンターでラワン合板を購入

ホームセンターでは 同じサイズの合板が多数ありまして、一枚ずつコンコンと叩いてみて一番低い音の鳴るモノを選んできました。真偽のほどは判りかねますが、色の悪い 汚い感じの板ほど打音が低かった気がしました~

天板の曲線切りも、コレで3枚目だし タモ集成材に比べりゃ格段に柔らかい木材なので チョチョイと切れると思います。

またフローティング構造をやめてリジッドに固定する為の秘策も考えており、その特殊なパーツを某密林通販で発見し 毎度ながらの怪しげな中華業者に発注したところであります

果たして この先には

どのような困難が待ち受けているのやら、、

まだ まだ 険しい道のりが 

  続 く よ う で す わ ~

 


Garrard Model 401 ガラード 401 その11

2025年04月26日 | ターンテーブル

世の中はGWの連休

気温も20℃前後と気持ちの良い季節になりました~

皆様もアチコチへ御旅行やらで楽しくお過ごしのことでしょう

 

しかしながらも、コチラは相変わらずの地味な木工・工作に取り組んでいるわけですネェ~

  ツキ板』を御存知でしょうか?

木工に御興味の無い方にはお馴染みがないだろうと思われますが『ツキ板』というものです。コレは木目や色合いの美しい木材を非常に薄くスライスしたモノで、製品の表面に貼り付けて あたかもその美しい木材で作られているかのように見せる為の装飾材料なのです。

今回 Garrard 401 のキャビネットを作製するうえで見た目にも こだわりたい! との気持ちも強く、悩みに悩んだ挙句に選んだのが上写真の ”タモの杢目” という ツキ板であります。

御覧のように所々に微妙なゆらぎ模様があったりで、上手く仕上がれば かなりの高級感が漂うだろう との見立てですわ~

なにせ『ツキ板』貼りは初めて

説明書に従って おっかなびっくりの へっぴり腰 での作業ですわ

ツキ板 そのものは薄いから またムツカシ~

専用のボンドがありまして、箱側とツキ板の両面に塗り込みます。それから少し時間をかけて、ある程度乾くのを待ちまして貼り合わせます。そして その上からアイロンで百℃以上の熱をかけるとピッチリと貼り付くという方法のようです。

マァマァ時間はかかりましたが、、

ザッと貼り終えたところです

思いのほか 木目の模様が大胆な印象も

なかでも特に気を遣った四隅の角部分も案外と上手くできました

コチラは多少のスキマができましたが、、

さて、このままでは色合いに落ち着きがないので 色を少しおとなしくするのと木目に深みを出したい為 オイル仕上げにもトライしてみました

オイル仕上げの代表と云えば ワトコオイル

コチラも初めて使用するモノで、10種類くらいの中から、左側の明るめの”ミディアムウォルナット”と少しダークな”エボニー”を選んでみました。

過去の経験からこう云った塗料系のモノは、最初は薄めから始めて様子を見ながら濃さを増してゆく というのが基本のようですので、マズは左側のミディアムウォルナット

 ◎  とっ、トンデモナイ事になりました!!

美しい木目どころか、せっかくの杢目も色合いも全て台無しになりました!!

おまけに少しでもキレイな仕上がりに成るようにと、紙やすりでゴシゴシと擦った箇所が無残にも白っちゃけてしまっております~ 恐らくは擦り過ぎたせいで ツキ板の裏張り和紙にまで達してしまったものと思われます

 ★ 完全に取り返しのつかない最悪の状況

唯一 側面だけは多少まとも?か・・

レコードキャビネットなので、正面以外は殆ど目に入らないだろうとヤスリ掛けしなかった側面は木目が表れた感じですが、、 なんとも色合いが 古~い 安~い 家具のようで、、

せっかく気張って選んで購入した『タモ 杢目のツキ板』だったのですが完全に失敗でした

はてさて、この悲惨な状況をどのように打破するか?

もともと『ツキ板』の購入の際に一番気に入ったのが『タモ 杢目』で、その次が どちらかと云えば安全策というか無難な色合いとして『ハードメープル 杢目』も併せて購入しておりました。

なので タモ ツキ板 の上に無理矢理『ハードメープル』を貼ってみる

ツキ板貼りも既に体験済みなので2回目はスイスイと

やっぱし木目の美しさオモシロさからすれば、元のタモ杢目が良かったのですが今となっては もう仕方ありません

今度こそは失敗は許されないという事で、今度は以前にも使用した事のある別の塗料を使う事に

 

木工用ステインを試す

手持ちに、左側の明るめの水性ステインと少しダークなオイルステインがありました。

ハードメープルのツキ板の切れ端にて直接塗ってみて色合いを確かめたところ、左側の水性ステインならば少しだけ色合いを落ち着かせて、更に木目にも深みがでそうな感じがします。

◎ ならばと一気に水性ステインを塗ったところ、、

ナニ~   話が違うぞ!!

 木目もすっかり失せて、色合いも妙なことに成ってしまった~

 せっかくの木目も 目を凝らすと若干見える程度?

 またしても大失敗でしたわ・・

もうコレ以上ジタバタしても事態は悪化するばかり

   ここは 作業を一旦休止するのが良さそうですネ

 

こんな事なら元々のタモ集成材そのままの方がよっぽど見栄え良かったかも

キャビネットの内側は元々のタモ集成材です。見えない部分なのでワトコオイルの残りを塗ったりステインの残りを塗ったりしたのですが、案外この方が木目もキレイだったり色合いも落ち着いていたりで、、

結局はシロウトには木目を見栄え良く美しく浮かび上がらせるのはムリなのかも知れませんネェ~

いやはや 今回ほど落ち込む作業はなかったですわ・・

  ト ホ ホ


Garrard Model 401 ガラード 401 その10

2025年04月16日 | ターンテーブル

この時期は 花粉症・黄砂に悩まされる毎日ですが、少しづつは軽減~緩解しつつあるようにも感じるところです

はてさて既に2か月以上も継続しておりますGarrard ♯401の整備ですが、、

今回からは本格的に木工作業に突入しております~

 

  材木屋さんにカットしてもらった材料を組み立てただけですが、、

シロウトなりに細心の注意をはらって組立てたので四隅とも ほぼ直角に納まってくれました。ここで直角が狂っているとフロート構造にする際の天板の動きに支障がでる恐れがあるため、特に用心したわけなのです。

四隅の内側に三角の板が仕組んでありまして、コレが直角を保つのに大活躍してくれた感じ

  ちなみにコノ三角板にはインシュレーターが付きます

コチラは随分と昔に、何かに役立つかも知れない とヤフオクで落札しておいたモノです。

意外にもピッタリのサイズ感でしたネ

   スパイク仕様にも、安定仕様にもできる便利なインシュレーター

上写真のように円盤を付けると数ミリの可動範囲ではありますが上下の高さ調整機能もあります。特にプレーヤーの場合は水平をとる際には便利な構造です。

世の中にある Garrard #401 のキャビネットを探索してみると、箱型タイプと積層タイプに大別されるようです。オ-ディオ諸先輩方からのアドバイスなども参考にすると、当初は積層タイプのガッチガチに固めた重量級のキャビネットが魅力的に感じました。が、実際に実機を運用してみると、ACモーターからの回転ノイズを如何に処理するかが大きな課題であると認識できました。

それゆえ、モーターの回転ノイズをどれだけ軽減できるのか全くの未知数ながらも、シロウト考えによるフローティング構造に挑戦することにしたわけです。

  天板の受け側をアブソーバーで支持する構造

たまたまネット検索で見掛けたアブソーバーを利用した上下左右での4点支持です。一つのアブソーバーが8Kgの耐荷重なのでGarrard 401の天板用(恐らく全体でも10kg弱)には十分な容量があると思われます。

  内部の構造

シロウトが考えた極めてシンプルな構造です。インシュレーターを支える三角板の上に前後方向に板を渡して 天板を指示するアブソーバーを固定する感じです。

  先頃失敗した天板は新規のモノに交換済み

一回目の曲線切りで妙にうまくカット出来たと思ったら、裏表を逆にカットして大失敗!! 再度 同じ材木屋さんに同じサイズで再発注 曲線切りもマァマァうまく出来てワトコオイルで仕上げております。今回は明るいカラーのワトコオイルを試用したところ 思いの外美しい木目が現れて大満足できましたわ~ 一枚板ではなく集成材ながらも美しい木目です

   ココからの上下調整がムツカシイ!!

プレーヤー本体をのっけると御覧のように一気に天板が沈み込みます。その沈み込みが上下左右で寸法が異なるので上ツラを合わせるのがムツカシイ!! 重量配分としては左上にモーターが位置するので一番沈み、右前は殆ど重量が掛からないので沈まない と云った具合

  左上の様子

  右上の様子

  これらのアブソーバー支持の高さを調整する

  ミリ単位の調整の結果

詰め物を増やしたり減らしたりして、どうにか上ツラを合わせてみた(まだ数ミリはズレあり)のですが、、 厳密にはまだまだですかね~ アブソーバーが新品なので重量負荷をかけ続けるともう少し下がる(沈む)可能性もあるので一旦はこの程度にしておきます。

アブソーバー支持の板を上下調整する方策、例えばネジを締めたり緩めたりで上下調整するなど いつでも微調整が可能にする等の工夫もしてみようかと検討中

全てが カット&トライ と云いましょうか あーでもないこーでもない と考えつつの作業でありますから、とにかく進行が一向に捗りませんわ・・

もっとも、この試行錯誤の作業工程が一番のお愉しみ

でもありますから

まだまだお愉しみは続きます!!

 


Garrard Model 401 ガラード 401 その9

2025年04月08日 | ターンテーブル

アチコチから桜の満開のニュースが伝えられて、、

いよいよ春本番、新生活のスタートと

良い陽気になってきました~

 そんなわけで、この陽気に誘われ

  一気にキャビネットの完成 かと思いきや、、

なかなか思う様には 進展できてはおりません

  コチラが現状

右側の SONY TA-555ESX が数か月もかかって ようやく先頃 完成できた80年代の銘アンプでありまして、、

仕上がった時にもレポートしましたが コノ TA-555ESX は70~80年代の日本盤を聴くにはもってこいの音造りになっており、また現状にて試用してる DENON DL103 とも相性抜群でもあり、この状態でも十分満足しちゃっているわけなんです~

元々の天板にGarrard  401 本体を載せて、仮組した調整台(上矢印が書いてある)に乗っかっているだけです。

写真をご覧いただいて、お気付きの方もいらっしゃるかも知れませんが、、 見慣れない、 お馴染みの無いトーンアームになっております。

つい先日、念願かなって ようやく入手できたトーンアームなのです!!

  黒檀 の木製ロングアーム でございます

随分と前からトーンアームの中でも、ひと際寸法の長い ロングアーム なるモノに非常に興味をもっておりまして、長きに渡りヤフオク等で物色を続けておりました。恐らくは同じような気持ちでロングアームを御所望される中高年アナログマニアも多くいらっしゃるものとみえ、中々の高値での売買が続いております。ロングアームとなると市場に出回っている数量も少なく、その上で購入希望者も多いとなると必然的に価格が高騰し、70年代はおろか60年代製造の超骨董品ロングアームでも落札価格が競り上がる状況なのです。

  そんな折、たまたまヤフオクで見つけたのが コノ 黒檀ロングアーム 

単なる ロングアーム というだけでなく、黒檀 の木製ロングアーム となると尚更 滅多に見掛けることも無く かなり貴重なモノだと思われます。詳しくは知りませんが70年代?頃のオーディオブーム時期に木製アームが人気だったらしいですので、その時代のメーカー製品が僅かに現存しているかも知れません。しかしコチラは 物凄く手先の器用な超マニアの方が、一つ一つ手作りされている貴重な逸品なのであります!!

  Garrard 401 + 黒檀 ロングアーム

コレが また素晴らしいサウンドを聴かせてくれておりまして、、

地に足が着いている感じとでも云いましょうか、カートリッジ(DENON DL-103)をフラフラしない頑丈な台座に固定してレコードの ほんの わずかな振動までもクッキリと拾い起す と、こんなサウンドに成る と云った感じでしょうか、、 重く芯のしっかりした、それでいて爽やかな残響音までキレイに鳴り響く

普通ならば、コレだけ満足できるサウンドならば もうコレでOK となるのでしょうが、、

そこは マニアの悲しい(サガ) ならば もっと良くしてやろう! 

  という余計な考えが浮かんできてしまうわけです。

  アームの台座が少し弱いかも・・

上の写真で黄色矢印で指しているのが、この黒檀ロングアームの台座部分です。5mm厚のポリカーボネイト板ですが、気分的にはココをもっと重量のある素材に変更して安定感を増強させたい考えです。台座の寸法は85mm四方なので金属の端材で頃合いのモノがないものか と探したところ、調度頃合いのモノが見付かりました

  80mm四方の 2mm厚 銅板 4枚セット

最初は5mm厚くらいのステンレス板を探したのですが 頃合いのモノが見付からず、たまたまコチラを発見 この4枚だけで500g程もありますからオモリとしても十分な感じです。

4枚をシッカリとボンドで接着してアームの台座する予定です。果たして思い通りに功を奏するのか否かは、まだまだ先のお愉しみ

  同時進行で 黒檀の仕上げ磨き

せっかくの美しい黒檀ですから、さらに磨き上げて 一段と格上の美しい木目を浮かび上がらせてやろう(浅はかなシロウト考え)と、ヤスリ掛けをしております。こう云った木製品の美しい木目を引き立たせるには一般的なペンキとかの塗料ではなく、専用WAXとか仕上げオイルというものが最適らしいので、、

  仕上げに ワトコオイル

腕が動かなくなる程熱心に紙やすりをかけた後に 思い切って ワトコオイルを塗布してみました!!

トッ、とっ、ところが、

  思いの外 黒っぽく 成ってしまい、

   想像していた様な黒檀ならではの 美しい木目が浮き立ってきませんでした~

 コレには いささか ガックリきましたネェ~

ワトコオイルなんぞ塗らなきゃ良かったかも・・

毎度ながらシロウト工作の悲しい現実を見せつけられた気分でございます。

しかしながらキャビネット工作は始まったばかり

まだまだコレからの試練が思いやられるばかりであります。

いかがなりますやら・・ トホホ


Garrard Model 401 ガラード 401 その8

2025年03月26日 | ターンテーブル

厳しかった冬の寒さが、一気に春というか 初夏の陽気になりました~

おまけに数年ぶりの花粉の大量飛散で体調は乱れっ放し

そのうえ大陸からの黄砂飛来で花粉症はピークを越えた感じでキツイですわ・・

てなわけでオーディオ工作も中断気味の今日この頃

相変わらずの Garrard #401 ですが、今回からはキャビネット製作の御報告

以前にも紹介したように 当該機のキャビネットは、昭和の家具職人さんが丁寧に作り上げた昔の箪笥の様な立派な箱に納められておりました

コチラは見た目は良好なのですが、如何せん木材が軽くて薄い材料なので 盛大に箱鳴りがする状況なのです。今どきの振動の少ない高性能なモーターならば余り気にすることも無いのかも知れませんが、Garrard #401では 半世紀も昔のACモーターですから、モーターからの振動というかノイズが物凄く気になっております!

実は その点に関しては前回か前々回で示したようにモーターを懸架するスプリングを新品交換したり、スピンドル部にカーボン製パーツを使ったりと既に幾つかの対策はトライしているものの やはりキャビネットでのノイズ伝導は影響が大きいような気がしております。従ってヘタクソなDIYではありますが工夫を凝らした制振性と振動伝達の少ないキャビネットを作製しております。材料はMDF材で土台を作り、表面にツキ板を貼る 計画でしたが、MDF材よりも安い 格安のタモ集成材(但しB品)が見付かったので23mm厚のタモ集成材にて作製しております。



材料は材木屋さんで寸法通りにカットしてもらっているので貼り合わせるだけなのですが、如何せんシロウトには その貼り合わせもムツカシイわけです。

大工さんならこんな四角の木枠くらい モノの数分で仕上げてしまうのでしょうけど、スキマなく直角に作ろうと思うと とってもムツカシイ! そこで素人なりに考えた結果、平らな台座の上に材料を並べて接着剤が固まるまでズレないように『押さえ木(黄色の矢印)でしっかり固定しようという計画

接着剤で貼り合わせたら、更に直角がズレないように赤いバイスも入手しました。

コレだけ完璧な方策をとれば、恐らくは思い通りの仕上がりが得られるだろうと思いますが、、

 

一方、キャビネットでの一番重要な部分であるプレーヤー本体が乗っかる天板部分ですが、最大の課題である曲線切りをしなければなりません。現行のキャビネットの天板とGarrard #401マニュアルの図面と照らし合わせて作製した特製の切り抜き用台紙を作ってみました。

プレーヤー本体とも照らし合わせて 出来るだけ開口部を小さくしようと考えてGarrard の図面とは異なった形状になっております。

で、このムツカシイ曲線の切り抜きをするために ”ジグソー” という大工電動工具まで購入して練習無しでいきなり本番

恐らく工具の性能が良かったせいでイッパツでほぼ合格! 

  というか思いの外キレイに切り抜きできましたわ~

こんなに上手くいくのは、滅多にないので コリャしめた と大喜び!!

  とっ、  と・こ・ろ・が・・

 シロウトの ”お決まりの大間違い が発覚!!

 ★せっかく苦心して作った台紙の ”裏・表” を逆にてしておりましたわ~ 

上の写真で切り抜き穴の左側にうっすら縦線が見えますが、その部分が本来は右側にあってトーンアアームを取付けるスペースだったわけです

本当はこの様になって欲しかったのですが、プレーヤー本体の構造が左右非対称ですから もうどうしようも出来ません

仕方がないですから、同じ材木屋さんに同じ寸法の木材を発注したところでございます・・

 いやはや、道のりはまだまだ

  果てしなく 遠いよう ですわ~

 


Garrard Model 401 ガラード 401 その7

2025年03月12日 | ターンテーブル

ようやくターンテーブルが回転を始めました

 見た目には順調に回転しているように見えるのですが、、

 果たして回転数は正常範囲に納まっているでしょうか、、

  てなわけで早速スマホのアプリで回転数を計測

どうやら、回転数は かなり正確な状況みたいですネェ  マズは一安心!!

  少し詳しく見てみると、

この数値ならば、これまでメンテしてきた機種にも 勝るとも劣らない位の良好な状態 ひょっとするとダイレクトドライブの MICRO DQ-7 よりも高精度なんじゃないか?とも思われる数値ですわ

グラフ表示にしても相当優秀な回転精度なのだろうと思われます 

コレには大いに驚かされましたわ~  何しろ過去一番古い機種ですからねぇ

元々コチラのプレーヤーは入手した時点で60HZ仕様となっていたので、敢えてモータープーリーを新品交換する必要は無かったのですが、せっかくアイドラーを新品にするなら ついでに交換しようと という安易な考え でパーツを発注したわけです。

その英国パーツショップには、普通では見かけない やや特殊なパーツも品揃えしておりました。

  コチラがパーツの一部です

点線で囲ったモノが一般的な標準タイプの60Hz用モータープーリーです。それに対して波線で囲ったモノが他では見られない 米国と日本ユーザー専用となっている標準より5%だけ小さくしているモータープーリーなのです。価格はどちらも同じ29.99ポンド  で、そちらをクリックしても詳しい解説はなくて、発注する際には非常に悩ましかったわけです。

海外の通販ショップだと 商習慣というか国民性の違いと云いますか、日本の通販サイトのように その商品をキッチリと詳細に説明していない場合も多いようです。概要としては、米国や日本では回転が遅い(或いは逆かも?)場合があり、それに対応する為にノーマルより5%だけ速く(或いは遅くかも?)する という事のようです。その理由が電源周波数にあるのか?電圧なのか?そこら辺が解説されていれば判断しやすいのですが、、 

もし、うまく使えなかったとしても元々のプーリーに戻せばOKなので イチかバチかで米国・日本専用の特殊サイズプーリーを発注したわけです。

  結果としては 回転数調整ツマミ側にmaxです

3個並んだツマミの真ん中が回転数調整用ツマミです。

ほとんどのユーザーにとって、この様に調整ツマミが+側いっぱいで正常回転というのは 許されない と云うか 受け入れがたい 状況だろうと思われます。ですが、私にとっては 実に都合の良い 目論見通りの状態が得られた というわけです。

コチラを説明するのは少し面倒なのですが、、

回転数調整ツマミ というのが『エディカレント ブレーキ』を利用している事が問題となるわけです。今回のGarrard #401 をメンテナンスするにあたっては、ネットで検索したメンテ情報や報告を参考にしているわけですが、そのなかで最も完成度の高さ、知識の広さ・奥深さ、音楽とオーディオへの造詣の深さ等々からマニアNo.1と拝する方の解説を参考にさせてもらったからなのです。

  エディカレントブレーキと回転数調整ツマミの関係

上写真が 回転数調整ツマミ を-側にいっぱいにした状態 点線で囲った部分がエディカレントブレーキ部分で四角のパーツ(磁石です)がモーター軸の中心に近付いてブレーキが最大にかかる状態

コチラ写真は回転数調整ツマミを中間位置にした状態 点線で囲ったエディカレントブレーキは四角いパーツ(磁石)がモーター軸の中心から少し離れた位置にありブレーキが少し緩められた状態です。

コチラ写真では回転数調整ツマミが+側いっぱいにした状態 点線で囲ったエディカレントブレーキは四角いパーツが大きくモーター軸から離れてブレーキはほぼ開放された状態です。青矢印は四角いパーツ(磁石)がスライドする範囲を描いてみました。

この様に、回転数調整ツマミはエディカレントブレーキのブレーキを調整するものです。そのエディカレントブレーキは、磁石をモーター軸に 近付けたり 離したりする ことで4極シンクロナスモーターの回転数を調整する装置となってます。

ここで前出のマニアからの解説文を引用 ⇒ ”Garrard #401のエディカレント機構はモーターのローター軸に直接 強いエディカレントをかけていることです。その力は強く がんじがらめのエディカレントが効いて モーターは自由に回転できない。エディカレントがサーボのように働くので 常にローターを押しとどめようとしているからです。モーターは貧血状態になり、負荷に対する反発力が減衰し、その結果 再生音にある音の立ち上がり下がりがはっきりせず、いわゆる音が立たなくなる状態になりがちです”  

この解説文を鵜吞みにしまして、エディカレントブレーキは極力効かせずフリー状態にする事こそ音質向上の極意と判断し、回転数調整ツマミが+いっぱい(すなわちブレーキ開放)になるようにしたわけです。

 

果たして、この判断が

と出るか と出るか

今の時点では何とも言えませんが、、

  出来る事ならば、良い結果につながる事を 心より願っております~