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中華製真空管アンプ Reisong A10 EL-34 シングル その9 21ステップ アッテネータ

2022年08月28日 | 真空管アンプ

着々と改造が進んでいる中華製 真空管アンプ Resong A10 ですが、、、

前回は 中国からの怪しい小包を紹介しました。

中身は”21ステップ・アッテネータ”という云わば高級なボリューム

実は今回のアンプ改造にて、VRは当然のことながらアッテネータに換装しようと考えておりました。

ところが当機はVR=ボリュームの取付位置が悪く、一旦はアッテネータへの換装は無理だと諦めておりました。何故ならこれまでに使用してきたアッテネータは内部にリード線タイプの抵抗が入っており かなりサイズが大きい(奥行が5cm位)ため、真空管の端子に当たってしまうからです。下写真の こんな感じ

 

 

コレまで使用してきたアッテネータの外観はこんな様子で、かなり立派なモノです

なのですが、今回 初めて 極小の抵抗(表面実装タイプ)を使用したアッテネータが見つかり急遽入手した というわけです。

比較のために今回使用するアッテネータの抵抗はこんな感じですわ(白矢印の先の極小パーツが抵抗)

既に一度は米国製の有名パーツブランドBeshy ビシェ社の高級プラスティック抵抗VR(白丸内)に換装しマズマズの音質に満足していたわけですが、この際 思い切って取り外してしまいます。

因みに 取り外す米国ビシェ社のVRはとっても小さいながら高級品ですので3000円位しました~

そして換装する21ステップ・アッテネータは中華製の格安品なので1200円程です。みすぼらしい外観と この格安価格ですから、過度な期待は禁物なわけです!!

作業的にはVRと電源SWを取外し、アッテネータに付け替えるだけですからチョチョイです

こんな感じ(青矢印)で、ボリュームが左右に2個並んだわけです。コレらのアッテネータは実はステレオ用なので本来ならば1個で済むわけなのですが、今回はそれぞれ片ch=1系統だけ使用するという贅沢な使い方をしております。格安品なのでステレオ用のみの販売なのかも?? 

あと、電源SWは取り外して常時ON状態にしようとも思ったのですが、取り敢えずは残した方が何かと便利だろうと、 無理矢理後面まで引っ張り出してやりました

あくまでSWを入手するまでの暫定処置ですが、世間一般には許されない状態でしょうネェ~

 ◎ そして左右独立ボリュームとした外観がコチラ

因みに上述の無理矢理引っ張り出した電源SWはショート防止のため、さらに見栄えの悪い 悲しい状況です

はてさて、肝心のサウンドチェックですが、、

   ス ゴ イ です

   超 ク リ ア ー

これまで少しずつ改善してきたサウンドが、ここで一気に飛躍的に改善

ぼんやりと左右に拡がってきた各楽器の音像がピンポイントにクッキリと定位してきました 残念ながら左右に一列に配置しており前後への拡がりは殆ど感じられませんけれど、、

いやはや、格安品とは言え 一応はアッテネータだけありましたわ~ 

たかだか左右2個で2500円程のパーツ換装だけで、ここまでの音質改善が得られ 大・大満足であります!!

こうなると、さらなる向上を目指し 次なる秘策を考えなければ、、

    ◎ 完 全 に ド ロ 沼 です~


中華製 真空管アンプ Reisong A10 EL34 シングル UL接続 その8

2022年08月22日 | 真空管アンプ

そろそろ球アンプの改造もネタ切れ? も近いわけですが、、、

実は、先月の後半と今月初旬に海外通販eBayにて、あるパーツをオーダーしておりました

 ◎ その内の 今月初旬8/07にオーダーしたパーツが到着!!

毎度の”怪しげな 中国からの謎の小包”という風情ですなぁ~

 

コノ荷物は予定よりも早く届いたわけで、8/07に発注して8/22に到着というのは中国からの格安パーツとしてはかなり順調なペースだったと思います ヨカッター

  で、  中身を紹介しますと、、

     外観的には、極めて安っぽいボリュームですわ・・

 

 ◎ 実体は こんな感じです

しかしながら、実はコイツは単なるボリュームではなく 正式名称を”ポテンショメータ”と云いまして一般のボリュームより格段に高級なモノなのです!!

一般のVR=ボリューム は、抵抗素材を塗り込んだ円盤の上を 接触子=スライダーが動いて 音量(抵抗値の変化)を調節するわけです。

それに対してコチラの”ポテンショメータ”は下記の如くに一個一個の抵抗の、その抵抗値により音量を決めるわけなのです。従って、その一個一個の抵抗により音質も決定されるわけです。

 ◎ 小さくて判りづらいとは思いますが、その一個一個の抵抗を白矢印で示してみました。

数年前に、初めて 一般VRから”ポテンショメータ”に交換した際に、その音質改善効果に驚愕したわけで、それ以来ウチの器材のVRを次々に”ポテンショメータ”に換装してきたわけです。

以前はリード線タイプの抵抗を使った”ポテンショメータ”しかありませんでした。それ故 サイズが かなり大きく(長さ5cm程?) 余程スペースに余裕が無いと換装できなかったのですが、今回このように面実装の極小抵抗を使用したモノが見つかったので 早速試してみようと入手してみたわけです。

現状のフロントパネルにあるツマミは、上写真のように  左側にボリューム右側が電源スイッチ、 になっております。

なんですが、、

今回  この”ポテンショメータ”の換装にては、両方を音量調節にしてしまいます!! 

要するに、電源スイッチを取り除いて そこを左chの音量調節にしてしまう計画です。

と云いますのも、当該アンプは 左右の出力にレベル差があるようで 左右独立に音量調節ができる(バランス調整が不要)ようにしたいわけです。

じゃ電源スイッチはどうするの?という疑問がわきますが、、 今の所 手頃な代用できるスイッチを持ち合わせておりませんので 差し当たりはスイッチ無し=電源ケーブルを入れたら『ON』って事にしようと思いますわ~ 

 

果たして、

  期待通りの改善効果となりますやら、、

    早々に換装作業を実施するつもりです~


中華製 真空管 アンプ Yaqin 雅琴 MS-12B SiC-SBD シリコンカーバイト

2022年08月15日 | 真空管アンプ

先頃 中華製 球アンプ Reisong A10 にて電源部の整流ダイオードを普及型シリコンダイオードから お気に入りのSiC-SBDシリコンカーバイドショットキーバリアダイオードに換装しました。

コレにより画期的な音質改善が得られた(個人的な好みなので万人受けするとは限りませんが、、)わけで、こうなると一通りの改造は完了した と考えているイコライザーアンプ雅琴 MS-12B も同様に電源部のパーツ換装を試すことにしました。

 

◎ 数年前に初めてSiC-SBDを試した頃は 扱っているパーツ屋も少なく価格も高かったわけですが、最近ではヤフオクにても お手頃価格で出品している業者さんもあり随分と入手しやすくなりましたネ~

やや久し振りになりますが、GND線を数か所も半田付けを外して基板を取外しましたわ

 

 ◎  コチラ側の端っこが 電源部になっております。

左側が全体の電源回路で、右側が真空管へのヒーター電源になっております。ヒーター電源は三端子レギュレーターも入っているので今回はそのままにしておきます。

で、計画としては整流回路のダイオードと併せて中央に3本立ち並んでいるコンデンサーも換装してやろうと考えておりました

なのですが、、、 実際に入手したコンデンサーを並べて比較したところ、上記写真の青矢印の如く却って見栄えがキャシャになってしまう感じなのでコンデンサーはこのままにする事にしました 回路図では150μになっているのですが実機には180μが付いておりました

 ◎  実際に交換するのがコチラ 白矢印の丸い小さいパーツ

この1つの小さいパーツを、それよりも大きい四角いパーツ 4個換装するわけですから 普通に考えりゃ  異 常 です!!

この基板は部品の密度が低く周囲に余白が多いですから、こんな無茶も容易に出来てしまいます。無理すりゃあ基板の表面(パーツ面ですかネ)に4個並べる事も出来るでしょうが、面倒な工作はしたくないので 表に2個、裏面(ハンダ面)に2個としました。

 ◎ 表面の2個の様子

 ◎ 裏面の2個の様子

 ◎ 見づらいですが4個の SiC-SBD 群 です

 

当初計画していたコンデンンサーの換装を中止したので、作業はあっさり簡単に完了

さて 毎回 ドキドキする工作完了後の電源投入ですが、、、

ダイオードの方向は間違っていないし、万一突入電流で破壊しても元に戻せばOK という事で不安なく電源SWをON   球にヒーターが点火しているしトランスも熱くなってもいないので大丈夫でしょ~

肝心サウンドチェックですが

 正に    成  功 !!

これ程 明解に音質の変化が現れるとは驚きです

MCカートリッジならいざ知らず、MMカートリッジにて ましてや普及型の廉価版MMカートリッジで、明確にサウンドステージ内に楽器の定位が得られるとは ビックリです!!

併せて、廉価版の球アンプでの ”もっさり感” と云いましょうか、全体的にスッキリしない感じが 一気に吹っ切れて 各楽器がクッキリ分離して聴こえます!!

  コレは嬉しい改善効果ですわ~  

ただし 本来の球アンプのサウンドに慣れ親しんだ方々からすると邪道という判断も有るかも知れませんねぇ 妙に半導体アンプのスピード感が出てしまっているという感じかも??

趣味のオーディオでは、他の方からどのような評価を受けようと あくまで個人の好みが全てでありますので、今後とも自分好みのサウンドを追い求めてゆきたいと思います

イヤ~ しかし 今回のダイオード換装は久々の 大・大ヒットでした!!


audiopro AVANTEK FIVE 大改造 遂に完成か?

2022年08月11日 | オーディオ

中華製真空管アンプが随分と進化してきたところで、、、

試しにスピーカーも鳴らしてみたいという欲が湧いてきたので、永らく放置してきたスピーカーを完成させる事にしました。

放置していたスピーカーは、北欧スエーデンのメーカー audiopro 社製 AVANTEK FIVE というヴァーチカルツインのトールボーイ型スピーカーです。

過去のブログを読み返すと ナント2014年7月に入手し、そのまま二年ほど放置され ようやく2016年3月から大改造を着手したようです。恐らくは交換すべくスピーカーユニット(リボンツーター&ダブルウーファ)選択と輸入に半年以上もかかったような記憶があります。出来れば高級スピーカーユニットで有名なScanSpeaks社製の5インチ ウーファを狙ったのですが予算の都合にて二番手(?)のSEAS社製で妥協したわけです  北欧の業者は妙に生真面目みたいで内容物を克明に記載されたので、受け取り時に輸入関税を支払わされました!! その点は中国の業者の場合 実に適当な記載をしてくれる(ギフトとか)のでスルーで受け取れたりしますわ~

 

ネットワークは ー6dB/oct の簡単なモノですが 相当高級な重量級パーツを使用しておりますヨ~ 各スピーカーユニットの特性を十二分に発揮できるように、とにかく何度も計算を繰り返し ようやくコイルとコンデンサの数値を決定したわけです

最近はリボンツィータを搭載した既製品も増えてきた感じですが 10年前にはいささか珍しいユニットだったと思います。ユニット自体がデカイのでエンクロジャーを切り裂いて ようやく取り付けた って感じですわ

 

接続するケーブルの選択というのも非常に悩ましいところなんですが、、、

今回は半導体アンプで絶対的な信頼をもっている aet 製を使うことにします。大阪 日本橋の逸品館オリジナルのAIR BOW製品でaet社の製作ながら廉価版SPケーブルで細くて柔らかい 扱いやすいHCR  ACF  EVOです。

 

ユニットを取り付けてみると、マアマア精悍な面構え 

しかしやっぱりリボンツィータは縦向きの方が見栄えが良かった気がしますネェ~

 

 で、肝心なサウンドは如何に??

 

誠に残念ながら、、、

音は鳴っているわ~ という感じですかねぇ 特にHiFi的に評価できる部分は見当たらずながら、球アンプらしい中音域の押し出しは聴き取れる感じです。小音量でBGMとして流すぶんには問題ナシ

全体としてはこんな感じになりました~

本来ならば右側の Focal JM lab.826AVANTEK FIVE を入れ替えるべきところですが、酷暑のなか重量物を移動させる気にもなれず そのままにしております。 

やはりオーデイオ工作のなかでは、スピーカーが一番ムツカシイと感じますね ネットワーク計算やらパーツ・ユニットの選択、エンクロージャの木工作業と 改めて最も奥が深いと認識させられました~


中華製真空管アンプ Reisong A10 EL-34 シングル UL接続 その7

2022年08月03日 | 真空管アンプ

とうとう  禁断?Sic SBD =シリコンカーバイドショットキーバリアダイオードに換装し、更に自分好みのサウンドに近付いてきたReisong A10 ですが、、、

こうなると徹底的に 気になるパーツを換装せずにはおれません!

   という事で、いくつかの抵抗とコンデンサを交換いたしました・・・

◎コチラは、我ながら(あくまで自己満足)かなり直線的な美しい配線・配置ができたナァ~  と悦に入っているLchの様子です

青矢印の抵抗・コンデンサが今回換装したパーツです。なかでも中央付近にある東信工業UTSJコンデンサは久々の登場という気がします。かつてはコノUTSJを常用しておりましたネ~

 ◎対してRchは位置関係が難しく、もう一つ 上手くまとまりませんでした

 因みに過去写真を引っ張り出しビフォーアフターのビフォーがコチラ

 ★ 当初スッカスカだったのが、妙につまってきた印象もありますネ~

 

電源部分の整流用ダイオードの換装にて  一気に音質改善が得られたわけで、それなら勢いで と コンデンサも換装しようと

雑誌記事の回路図 赤点線部のコンデンサを換装。(実はその両脇の22μ勘違いより既に換装済み)

オリジナル(上がオリジナルで下のKXへ交換)にもニチコンが付いていたわけですが一段階(かな?) グレードアップ する感じです

因みにビフォーアフターのビフォーは下写真

例のSiC SBD にはパーツケースに余っていた 気休めのヒートシンクを付けてやりました~

以上にて、恐らくは信号回路の殆どの抵抗・コンデンサは換装してしまったのじゃないでしょうか・・・

 ◎ 全体としてのビフォーアフターです

 ス ッ カ ス カ の 印 象 で し た ~

   整然というより、雑然とグッチャグチャ になった感じ かも

さて、肝心なサウンドチェックですが、、、

もしかすると前回のSiCへの換装で止めておけば良かったのかも?という印象のサウンドです。

確かに、より細かな部分まで再生してくれて音数は増えたのですが、残念ながら 拡がり感が薄らいでしまった感じなのです。とは言え、元に戻すなど面倒臭くて出来ませんから、このまま抵抗・コンデンサが馴染むのを待ってみます。特に新品のコンデンサは時間と共に変化しますので、交換直後のサウンドに騙されてはいけません。

しかし やっぱり、シングル(A級アンプ)のサウンドは良いですネェ~ 音質がどうのこうのという前に、音楽そのものに引き込まれてしまいます。

こうなると、物 は 試 しスピーカーでも聴いてみたいというわけで

2014年7月に入手して2016年6月に片ch1本だけ出来上がっていた北欧のスピーカー audio-pro社製のヴァーチカルツインSPである  Avantek Five を遂に完成させる予定にしております。

まあ、次から次に新たなる展開

       我ながらビックリしておりま~す