院長の趣味 ≪オーディオや音楽≫ を中心に・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・佐野療術院 光線療法で スッキリ さわやかに

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McIntosh C34V 番外編? ダイレクト入力のやり方・・・

2017年10月16日 | オーディオ

引き続き改造途上にある McIntosh C34V ですが、、、

今回は 恐らくはイリガルな使用方法なのかとも考えますが、一度お試しになられると 結構おもしろいんじゃないかと思います。

通常ならばプリアンプへの入力信号は、CDとかPHONOとか明記してある端子(ピンジャック)に差し込むものですね。 ところが、この場合入力セレクターとかステレオ逆・L・Rセレクターなど複数の接点や回路を通過しなければなりません。

PC画面を撮影したものですから鮮明でないのですが、おおよそ左側端の上半分あたりが通常の入力端子になってます。そこからセレクターとかステレオ切り替えなど複数のスイッチ接点と付帯アンプ(ラウドネス)回路を介して、黄色矢印わきにあるマスターVRへ送られるようになってますね。

回路図を眺めていて、

                 アレ~ こんな所に!! 

                             凄 い 入 力 端 子 があることに気付きました!!

 黄色の矢印の EXTERNAL PROCESSORS LISTEN という端子ならば、ダイレクトにマスターVRへ入力できるわけです。

ということは上述の回路を通らずに新鮮なまま以降へ伝達できるのです    スッ、スゴイ!!

 

では、早速 試してみることに !!

こんな いい加減な "お試し" ができるのは、現状ではC34Vに接続できる機材がPIONEER N-50だけしかなく セレクターも必要なく、ただ1系統だけ入力できれば良いからなのです。

通常ならば、

右側の上列に並んだ各種入力端子に差し込むものですが、今回は意味不明(本来は何か明確な使用目的があるのでしょう)なEXTERNAL PROCESSORS 端子を試してみたのです。

         や  っ  ぱ  り

             予   想   通   り   で   す

これまで聴き取れなかった 大きな音の楽器の影に隠れて聴こえなかった音楽の "スパイス" のような、いわゆる『 隠 し 味 』的な音まで聴き取れるようになりました。

但し、あまりにもダイレクトなので なんとなくバランスが少しオカシイような気もしております。 当然ながらオーディオ機器は単体として全体が働いてこそのバランスがとられているわけでしょうから、やはり無理やり付帯回路をカットするのはイリガルな使用方法と言えるようです。

しかし、音楽の奥底や隅っこで かなり密かに鳴っている小さな音まで聴き取れるというのも  ひとつの楽しみとしては面白いと思っております。

                                                                          まだ まだ お楽しみは続きます~


McIntosh C34V パーツ(抵抗)換装 第三弾 Ohmite 無誘導巻線抵抗 & Linkman精密抵抗

2017年10月06日 | オーディオ

前回は2015年11月ころに紹介しておりますが、拙院のプリアンプ McIntoshのC34Vは既に多数の基板上パーツが換装されております。回路図を眺めて 音声信号が直接に通過するコンデンサーと抵抗は、ほとんど交換しました。なかには一度ならず二度も交換を繰り返した箇所もあるくらいです。

で、今回は このところC34Vにてヘッドフォンを使用する機会が増えてきて、いささか音質に不満がでてきたので抵抗を交換して 少しでも不満が軽減できればいいなぁ と期待を込めての作業です。

とは言えC34Vのモニターアンプは、恐らくは 音が出てるかどうかを確認する程度の簡略な回路によるアンプですから 本格的な音質を求めるのは 所詮ムリな事だとは思っておりますけれど、、、

久し振りにC34Vのボンネットを開いて、モニターアンプ基板を取り出してみたのですが、赤丸の入力部のコンデンサーがPARC audioの大きくて青いモノに、黄丸が同じく入力部の抵抗が高級なアルファ抵抗の金属箔抵抗に、青丸のプッシュプル増幅回路の抵抗がタクマンのREY(だったかな?)やビスパの精密抵抗に、白丸のヘッドフォン用分圧抵抗がタクマン(多分?)に換えられていたりで、自分でやった交換作業なのに、すっかり忘れておりました~

今回は、プッシュプル増幅回路の抵抗類を交換する計画で 出力TRのエミッター抵抗をOHMITA(米国製)の無誘導巻線抵抗 0.25Ωに その他の周辺抵抗をマルツパーツで入手したLinkmanの精密抵抗LMFQ50Sシリーズ(=キレイな青い抵抗)に交換するわけです。

マズは以前に一度交換しているタクマンの抵抗も含めて取り外してみました。

取り外した抵抗のうち ひときわ大きい2本はアンプのSP出力(確か25Wくらい)をヘッドフォン用に分圧する150Ωの抵抗です。C34Vにはヘッドフォン端子が二つありまして、それぞれ別の抵抗で分圧してますので、片方をこのままタクマンにし もう一方を恐らくAmtrans=アムトランスのオーディオ用抵抗(写真を撮り忘れた)に交換しようと思います。

抵抗だけの交換なので チャチャっと作業が完了しました。

だんだんと青い部品が増えてきた感じです!! 

一番上のTRが4つ並んだ放熱板のすぐ下の両端にある 青い抵抗が目を引きますネ  これがヘッドフォン用の抵抗(恐らくAmtrans製)でキレイな青色で、被覆チューブで覆われてますがリード線は金色なのです   美しい!!

早速にも再び組み上げてみますと、、

アチコチに青い部品が見える気がします。右側の四角いトランスの手前がモニターアンプ基板となっております。

左上の方にもPARC audioの青いコンデンサーが数本ありますが、これらも入力部の直接音声信号が通過する部分です。

 

さて、抵抗の換装による音質の変化は いかに???

当然ながら新品パーツに交換して しばらくは非常にキツイ金属的なサウンドがしますネ~

しかしながら、予定通りと言いますか、、 期待したように 細部までも明確に引き出して クリアーなサウンドとなりました。これまで気づかなかったような細部の音まで聴かせくれます。

願わくば左右上下の広がりとか奥行感とかも 拡がってくれたら良いのですが、残念ながら単純なプッシュプル増幅回路(多分素子も含めて)では そこまでは望めないのでしょうネェ・・・

深まりゆく秋の夜長に向けて オーディオ工作のお楽しみが増えてゆくようです~