かれこれ二カ月以上も掛けてメンテナンスをしてきたビンテージプレーヤー Dual 1219 ですが、、
ようやく音出し=サウンドチェックが出来るところまできました~
せっかく前オーナーが大切に使用された?であろうカートリッジ=PIONEER PC-15 が取り付けられていたので マズは其方にて音出しする事に、、
上写真の パイオニア PC-15カートリッジは50年以上も前の製品ながら、未だに交換針が新品で入手できる(JICO社製)という事も驚きでした~
そして期待たっぷりのサウンドチェックですが、、
ウッ ヒョ~
やっぱり、アイドラードライブ+重量級ターンテーブルの組合せは ”芯のある図太いサウンド” が得られました
ようやくアナログに求めてきたサウンドに 一歩 二歩 近付いてきた感じですわ!!
せっかく ここまで来たわけですから、ココでもう一歩 さらに前進したくなるのがマニアの性(さが)
◎ と云うワケで前々から目を付けていたカートリッジを入手
コチラのカートリッジは余り耳馴染みのない国産メーカーの 中電 社の MG-3605 というMMカートリッジです。このカートリッジの最大の特徴は とにかく出力電圧が大きい!
一般的なMMカートリッジは 大出力モデルとしても5mV程度なのですが、MG-3605では 9.5mV も出ちゃうんですわ 経験不足・知識不足ゆえ、その出力電圧の大きい事が どのようなメリットをもたらすのかは明確ではないのですが、多くの評価としてはパンチの有る迫力のあるサウンドが得られるらしいのです。結局のところレコードを楽しみ始めて以来 ズーッと物足りなさを感じていたのは、『線の細さ』、『パンチの足りなさ』の部分ですから、もしかしたら 願ったり叶ったり が実現できるかもです
ココで もう一つの新兵器を紹介しますと、、
◎ 前々から欲しいと思いつつ、、 格安の中華製 針圧計
少し前までは針圧計は小さいモノながら結構高価な品物で、ましてや滅多に使う機会の無いモノですから購入には至りませんでした。ところが近年は中華製オーディオ製品や関連機器が格安で販売されるようになっており、この針圧計も2000円しない格安価格でした 精度や校正機能なんか無視して ダメ元を覚悟で入手!!
◎ うっひゃ~ 結構キッチリ測れますヨ
果たして本当に正確なのか??? でもありますが、案外 マアマアの精度なんじゃないかと思います。
そして 更に驚かされたのは、 Dual 1219 のダイナミック型トーンアームの針圧が正確でした!!
◎ 50年も経過した機械的な針圧印加がほぼ正確だった
小さくて見づらいですが上写真のトーンアームの付根付近 二重の黒い輪(ジンバル構造)の中に”2”が見えるでしょうか コチラが針先に掛かる圧力 すなわち 針圧の調整ダイアルです。この数値がいわゆる針圧のグラム数を表してまして現状は2gに設定している状態
◎ 格安の中華製 針圧計でも、ほぼ2gを表示
御覧の通り ほぼ2gとなっており、ダイアル設定が正確に反映されておりました。
いや~ さすが!! ドイツのクラフトマンシップですわ~ お見事です!!
◎ いよいよ お待ちかね サウンドチェック
この組み合わせは抜群でした!!
繰り返しになりますが、アイドラドライブ+重量級ターンテーブルと大出力MMカートリッジ+丸針 が揃いますと、、
とにかく パワフル 芯のある図太いサウンド
これぞ長年に渡り追い求めてきたサウンド
こうなると次から次にお気に入りのレコードをトッカエひっかえが止まりませんわ~
ふと気付くと、そう云えばプレーヤーの水平バランスがとれていない事を思い出しました
◎ 早速、高さ調整可能なインシュレーター audio-technica AT6095 を入手
いかにも頑丈・屈強そうな外観になりまして 全体的な迫力も増した感じ
いやはや、コレは楽しくなって参りましたヨ~
但し、コチラの組合せではリズム重視のサウンドにはバッチリですが、繊細なストリングスや女性ボーカルなどでは丸針特有の歪が目立ってしまっております
はてさて この先は
どのような展開にしましょうか?
益々お楽しみが拡がり続けてゆきます~
ドロ沼は深まる一方ですわ・・