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Dual 1219 デュアル 1219 その6 60Hz用プーリー、 PIONEER PC-15カートリッジ

2024年04月28日 | ターンテーブル

待たされ続けてきた米国から小荷物が

    や う や く 、やっとこさ到着!!

いったん梱包が開封されている様子から察すると、恐らくは入国時の税関で 米国業者の梱包を開封され、中身をじっくり検査されて余計に時間がかかってしまった と考えられます。

中華業者の様に内容物を”ギフト”とか”サンプル”と表示し、金額も適当な少額に書いておけば無検査でスンナリ通関できるだろうに・・

左側が元々の50Hz用プーリーです 右側の若干 細身に見えるのが、今回 遥々太平洋を横断してきてくれた60Hz用プーリーであります!!

固定用のイモネジが付属していなければ、六角レンチのヘキサタイプに交換しようと考えていたんですが、オリジナル同様にマイナスねじが取り付けられていたので そのままでいきます(ホームセンターへ出掛けるのが億劫)

几帳面な方 真面目な方ならば、ノギスできっちり計測し 50Hz用と60Hz用の直径の違いなどを確認されるのでしょうけれど、ウチには正確なノギスがありませんので即刻取付

  マズは 50Hz用プーリーの様子

  次に、新しい60Hz用プーリーです

   ウ~ム やっぱり若干細身に見えるかなぁ~

早々にも本体に取り付け、微妙な位置調整を あくまで目見当にて調整

 

  ようやく 待ちに 待った サウンドチェック

アイドラー駆動 + 重量級ターンテーブル=3.5Kg の威力は如何に?

 とっ、

   とっ、

ところが、ココで 思わぬ事態=事故が発生!!

 

今回入手したDual 1219には当初よりカートリッジが付属されておりました。PIONEER パイオニア かつては我が国のオーディオ業界の大御所として数々の銘器やヒット商品を生み出してきた一大オーディオメーカーでした。そのパイオニアの人気カートリッジ PIONNER PC-15が取り付けられていたわけです。

  PIONEER PC-15 カートリッジ

某有名オーディオ雑誌にも そこそこの高評価が書かれてました  

http://audiosharing.com/review/?p=3958

 今ならテクニカルデータと表記されるところも諸元表ですわ

http://20cheaddatebase.web.fc2.com/needie/NDpioneer/PC-15.html

 現在にしてもそれ程遜色ない性能なのではないでしょうか?

   シェルに取り付けると

 

   その貴重なカートリッジを破壊してしまった!!

赤い四角い部分がハウジングとすると、その右に転がっている棒状のモノが”カンチレバー”と云いまして その先頭部に小さく尖がっているのが針先です。

コチラの針先は合成ダイヤモンドだろうと思いますが高級品は本物ダイヤらしいですわ この針先がレコードの音溝に入り込んで、その溝に刻み込まれたギザギザを拾い上げて(読み取って)音声の電気信号に変換するわけです。

要するに、この針先というかカンチレバーは元々はハウジングの所定位置に組っ付いていなければならないのですが、ふとした折に外れてしまった というわけですわ・・ 

何とかして元に戻そうと懸命にトライしましたが、如何せん老眼鏡を使用する身には無理でした~ 指先も若い頃ほどには器用に動いてくれませんので トホホ

しかしながら、この事故を経験したおかげで MMカートリッジの構造が理解できましたわ~ 多少なり怪我の功名か?

と云うワケで、またしても、サウンドチェックは延期となってしまった

ガックリ~

しかし驚いたことに、1970年頃に販売されていたコチラの PIONEER PC-15 の新品交換針が未だに入手できる!!  コレには驚かされましたネェ~  

早速にも発注しておりますので、お次はPC-15交換針の入荷待ちという状況になっております

なるほどビンテージプレーヤーのメンテナンスとは

実に奥深く 楽しみの尽きないものですわ~


Dual 1219 デュアル1219 その5 ターンテーブル、プラッター

2024年04月22日 | ターンテーブル

比較的 順調に進展してきたビンテージプレーヤーのメンテナンスですが、、

肝心かなめ の 60Hz用モータープーリー がちっ~とも到着しません!!

ようやく探し当てた米国の業者に発注し、早々にも支払い(円安の最悪タイミングにて)を済ませたのに カレコレ2週間以上は経っているんじゃないでしょうか・・

  数年前までの中国業者はヒドかったですが、それに匹敵する位の感じですわ~  

その中国は物流システムの一大改革により画期的に早く成り、殆どの荷物が数日内に到着いたします。ところが、一部の米国業者は未だに旧態依然の悲惨な状況が継続しているみたいですなぁ・・

 

そんな訳ですから、今できる作業をボチボチと進めることにいたします。

コチラのビンテージプレーヤーは 約50年前に製造された工業製品ですから アチコチにボロが出てきておりまして、、

すっかり粘着力も無くなって乾燥したゴム系ボンドがシッカリと貼り付いたターンテーブル  ゴムシートは剝れた状態  オーディオ専門家はこの円盤を ”プラッター” などと呼んでいるみたいですネ  要するにレコード盤を載せる円盤

手っ取り早く済ませるなら、この表面に新たなボンドを塗付けてゴムシートを貼り付けてしまえば終了なんですが、、

そこは 、やっぱり、 拘りたい!  ワケでして、、

  古くなったボンドを完全に剥がしてから、新たにボンドをキレイに塗りたいわけです

で、たまたま見付けた 『固化した接着剤はがし』なるモノを入手しました。剥離剤という商品ですが コレが相当に強力でありまして、、 それこそ50年以上も経過して完全に硬化してしまっている接着剤が 溶ける溶ける  面白いほどにボロボロと溶けてくれました  きっと多くの人が この感覚は大好きなんじゃないかと思われますヨ~  コレまで剥離剤というモノを使ったことが無かったのですがコチラは画期的でしたわ

硬化した接着剤とかでも コレまでならば 有機溶剤 なんかで強烈なニオイと闘いながら一生懸命に擦ったりしたわけです。が、コチラの剥離剤ならば鼻を突く強烈なニオイもなく 液体を垂らして数分待つだけで、面白いくらいにボロボロと溶けてくれるわけです 愉快 愉快

  ほんの数分の作業で ピッカピカ に成りましたわ~

普通ならばコレで、目出度し  めでたし~ となるところでしょうが、、

表面がキレイになったところで、このプラッターを持ち上げて 引っくり返したり して眺めている内に、イヤな事に気付いてしましました  

と云いますのは、コノ合金製円盤の外周部を指先ではじくと 『チーン』とキレイな澄んだ音がいたします。この時代=1970年代には余り気にされなかったのかも知れませんが、こう云った ”鳴き” とか ”鳴り” という状況は 個人的には好ましくない と考えております。とにかくオーディオ製品はどっしりと重量が重く、指先ではじいてもコツコツと中身の詰まった反響音の無いモノが良いと考えております 

 従いまして、この『チーン』を何とかせねば と云うことで、次なる一手 を考えました

たまたまプラッターの裏面には、ちょうど頃合いの凹部がありまして、、

  そこに何か?を充填してやろう というアイデア

で、見付けたのがコチラの 直径8mmの鉛粒です。昔の映画なんかで ピストルをぶっ放す時に ”鉛玉をブチ込んでやる” みたいに言っていた、その鉛玉そのものでしょう きっと・・  石材屋さんから出品でれていたのですが、その説明によると 墓石などの高さや水平の微調整用に使用する材料らしく この他に直径6mmや10mmなんかもありスキマに応じてサイズも調整するらしいですわ  

さらにコチラは直径13mmの魚釣り用のオモリです 丸形3号という名称で このサイズがプラッターの堀込穴にピッタリでした ラッキー

   直径8mmの鉛玉と直径13mmの釣用オモリを仕込んだプラッター

普通は、こんな 妙な 小細工をする人は そうは居らんでしょうなぁ~

埋め込んだ鉛玉は8mmが156粒13mmが12粒 これによりプラッターの重量が 2.8Kg から 3.5Kgにアップし 『チーン』という ”鳴き” も ほぼ解消

ここまでくると一日も早くレコードをかけてサウンドチェックを行いたいのですが、如何せん  肝心のモータープーリーが到着しません 

 

配送料に20ドル程も支払ったのにきっと一番安い船便にしたのだろうなぁ・・ たかが10gか20gほどのプーリー1個だけなのに!!


Dual 1219 デュアル1219 その4 モーター、プーリー 50/60Hz 切替

2024年04月13日 | ターンテーブル

ビンテージプレーヤー Dual 1219 のメンテナンスに取り掛かっておりますが、、

通常ならば、いつもならば、そろそろ頓挫し 中途半端な状態のまま放置される ところなのですが

今回は 意外なことに、

   思いのほか 順調な状況で進んでおります~

ドイツのクラフトマンシップが ふんだんに盛り込まれた ”からくり” の解明が 非常に興味深くて面白いのが要因なのです。何しろ、たった1個のACモーターだけで、恐らく十種類近くの動作(アームの上下・左右の移動、回転のON・OFF、音声信号のON・OFF、多連装レコードの交換、等々)を見事にやってのけてしまう驚異的なメカニズムですわ   今時のセンサーと小型モーターを組み合わせてプロセッサーで制御するのとはわけが違いますヨ

で、メカの話題は又にして、今回はモーターのメンテに取り掛かりました

  モーターは いとも簡単に取り外せました

なんの変哲も無いビス3本でシャーシに固定されておりました。

はじめは金属シャーシにリジッドに固定されいると思ってましたが、取り外してから観察すると、、

どうやらゴム製の固定物で振動的にアイソレーションされている感じです。二重線の青矢印で示した部分がモーター本体と固定用ビスとの間の振動系アイソレーション用固定ゴムで、上方向に3本のビスが出ております。この部分は ビンテージプレーヤーの高級品 = ガラード301と比較すると見劣りしますねぇ ガラードのモーターの固定方法は 写真で見る限りですが シャーシから二段階のスプリング構造で振動アイソレーションが計られており、モーターからの振動が伝わりにくく配慮されております。

コチラのモーターは現状のままでも全く問題なく、回転ムラも 妙な音も 無いので分解する必要もないのですが、唯一 モータープーリーが 50Hz用なので60Hz用に交換する必要があるのです!!

ところが、ところが ですネェ~、

   モータープーリーの取付ネジが マイナスだった~

写真では見ずらいかも知れませんが、、 通常なら こう云った 細かい部分の締め付けネジは、六角レンチで回すヘキサのイモネジを使います  ですが50年以上も前には 多分 ヘキサのイモネジが一般的じゃなかったのかも??  こうなると余程 慎重に作業せねば、ひとたびネジ頭を潰そうものなら 全て オジャン ですから!!

   ウチで出来る限りの慎重な方策をとりまして、、

小型の万力  その名も ミニバイス の出番です。 本当ならば大きくて重い作業台に取り付けたガッチリした万力に固定すりゃ それこそ安心した作業ができるのですが、ウチにはミニバイスしか在りませんので仕方ありません。ネジ頭も小さいので 精密ドライバーしか使えません  と云うことは グイッと力を入れることが出来ませんで指先だけの力で どうにか こうにか ようやっと 緩める事ができましたわ~

   60Hz用のモータープーリー が見付からない!!

ネットにて Dual を検索していたら たまたまメーカーのサイトから パーツのディストリビュータに到達することが出来ました!! コレは実にラッキーでした~  それで上記の写真は そのパーツショップが販売しているモータープーリーです。

上の写真が現在メンテ中の Dual 1219 の50Hz用モータープーリーです

上記3つの青バック写真のプーリーとは似ている様で異なっております。確かなパーツ番号も判らないのでイチかバチかで、そのパーツデュストリビュータに問い合わせてみました。

そうしたら数日後に返答がきまして、1219用のプーリーは在庫なし との事  

    超ガックリですわ~

しかし ココで諦めて なるものか

  アチコチ検索しまくり、ようやく見つかりました~  

正確な寸法の表示も無いのですが、一応はDual 1219 MOTOR PULLY 60Hz と云うような記述がありますので恐らくは間違いないでしょう 多分  

外観的にもウチの現状プーリーと形状的にはそっくりだし、若干寸法が小さ目に見えるので60Hzなんじゃないのかなぁ・・

 ただし 残念ながら米国の業者なんです

つい先日も 更に円安が進んでドル円=153とかですよねぇ、それ程高額でもないのですが 安物好きにとってはイヤーなタイミングでした!! しかし、こう云った 特殊パーツ と云うのは たまたま見つけた時に速攻で入手しなければ在庫が無くなってしまう可能性もあるので今回は仕方ありませんでした。それに加えて 米国からの送料というのは中国なんかに比べてバカ高い わけです。詳しくは知りませんが、米国には安い郵便が無くて、全てFedxとかの民間の配送業者が取り仕切っているみたいで、茶封筒に入ってしまう様な小さなパーツでも数千円も支払わねばなりません まことに阿保らしい限りです

 

このモータープーリーの到着が待ち遠しいのですが、その前にクリアしなければならない難問が残っております!!

それは 現状のモータープーリーが モーターシャフトから外れません  

固定用のネジは無事に外せたのですが、肝心なプーリーそのものはガッチリとシャフトに食い込んでおり ビクともしません  

妙なところで頓挫しそうですが、、  

  なんとか乗り切りたいものですわ~

 


アナログ礼賛 超音波レコード洗浄機 ウルトラソニックレコードクリーナー 初稼働 竹内まりや

2024年04月10日 | アナログ礼賛

かれこれ一か月も前に入手したものの放置状態にあった超音波レコード洗浄機なんですが、、

 ようやく桜の開花と共に初稼働となりました~

   コ チ ラ が  そ の 雄 姿

   中華製格安の 超音波洗浄機とレコード自動回転装置

中華製の格安製品ながら 最近の中華製には、かなりまともな取扱説明書も付属されておりまして 恐る恐るながらも順調な初稼働となりましたわ

そもそも一般的には超音波洗浄機は普通の水道水で十分である  みたいな感じのようなのですが、、 

そこは やっぱり マニア心が 簡単には許しませんで、レコード専用の洗浄液を準備したいわけです。

なのですが、、 

国産品のレコード専用となると やや値段が高くなりまして 、、 それならば、やはり工夫して乗り切ろうと云うことでオリジナルで洗浄液にもトライしたというわけです!!

 

   レコード専用の洗浄液 あくまで自己流

恐らくは どなたかのレコード超音波洗浄のサイトで紹介されていたような記憶なのですが、その方の提唱するレコード専用の洗浄液は、精製水とアルコールと界面活性剤を7:2.5:0.5 (だったか?記憶が曖昧)の割合にするみたいに書いてあった??

その曖昧な記憶に従って、高純度の精製水20ℓ と78%アルコール5ℓ を入手いたしました~ 

 

   恐る恐る洗浄液を満たしてみると、、

コチラの超音波洗浄機は洗浄液容量が6ℓ なので、マズは液面がどれ位になるかを試してみました。

すると4ℓ ほどで上写真のオレンジ矢印の高さになりましたので、洗浄液は約4ℓ が手頃だろうと思われます。そこで 実に適当な塩梅なのですが、精製水を3.5ℓ とアルコールを0.5ℓ を混ぜ合わせて 更に中性洗剤を数滴たらす という 超いい加減な レコード専用洗浄液となりました~

 

   途中で水が溢れたり、漏れ出ししても大丈夫なように風呂場内での試運転

画面の水面に表れている波紋が見えるでしょうか? コレが超音波洗浄の状態だろうと思います。他の超音波洗浄機のユーザーレビューに書かれている通りに十分大きな動作音がしますネェ~ ですが風呂場ですから扉を閉めてしまえば、それ程 気にはなりません。

水温調整のヒーターも機能するし、独自の脱気機能も一応は機能しているようなので、取説に従って試運転をスタートしました~

 

   試運転には マントバーニーorch、M・Fフォーン、フィル ウッズ、ヒューバート ローズ

レコード盤を超音波洗浄機にかけるなんて事は初めてですから、どんな事態が発生するのか皆目見当がつきません! ですから、たとえ不測の事態が起きても 諦めのつくレコード盤を選りすぐって マズは試運転をスタート

超音波洗浄そのものは設定した時間通りに終了し、特に驚くような事態はなかったので一安心 

洗浄槽の底に何か汚れが溜まっているとか  洗浄液が薄汚れたとかも 一切なく、いささか物足りない感じもあり

と云いますか、超音波洗浄するよりは その後にレコードを拭いたり乾かしたり する作業の方が大仕事のような気がしました!!

入手した自動回転装置はレコード盤4枚用ですから、一度に4枚しかレコード盤を洗浄できない 

なので、洗浄中にはチョット失敗したかも?6枚用を選択すべきだったか とも考えました。ところが洗浄後の拭いたり乾かしたりの作業を思えば4枚位が頃合いだろうと いう感じですネ~

 で、初 超音波洗浄の結果ですが、、

圧倒的にオススメです!!

 ★レコード盤面からのパチパチノイズが大幅に軽減します

 ★残響音の響きが美しく聴こえる

 ★ハーモニーのディテールまで聴こえてくる 等々

   但し、盤によっては殆ど改善が無いものも有る!! 

上記の各盤の変化につきまして、、

プレステッジのフィルウッズはモノラル復刻盤では アルトSaxのサウンドがかなりの音圧で飛び出してくる感じになり その迫力を楽しむ為にモノラル用カートリッジを調達する予定です。ヒューバートローズは残念ながら国内盤で更にはCTIレーベルなので スカッーと拡がるサウンドではないですが、ノイズが軽減し クリアさが上昇しました。M・Fフォーン(メイナード・ファーガソン)は元々の録音なのかカッティングが それほど良くないのか、期待した程には きらびやかな爆発的ハイノートにはなりませんでした。英国プレスのDECCA盤 マントバーニーorchのゴージャスなムード音楽には超音波洗浄による音質改善に大いに期待をしていたのですが、残念ながら殆ど改善効果がみられませんでした~ ノイズも軽減しないし、音質も全く改善無し

レコード盤面の音溝に数十年にわたり蓄積された目に見えないゴミ・汚れを取り除くと音質改善が見込めます。ですが、盤そのものの材質が良くないモノや、そもそもの録音が良くないモノ 、カッティングが優れないモノは 当然ながら改善がありません

初稼働の試運転にて、超音波洗浄機ではレコード盤には損傷を及ぼさない 事が明白になりました!!

  ならば前々から聴き馴染んできたレコードを試してみようと

   女性ボーカルはレコード再生がムツカシイ!

インストものではそれ程 音割れ と云うか ”ひずみ” を感じる事は少ないのですが、女性ボーカルだと結構な頻度で さ行 とかに ”ひずみ” すなわち 音割れ を感じます。そもそもウチで常用しているのが『丸針』ですから仕方ないのですが、果たして超音波洗浄すると何かしらの変化or改善があるのか?を試したくて洗浄してみました。

まさに 納 得 です!!

笠井紀美子嬢のアルバムは期待して入手したもの全編 音割れひずみ が ひどくて聴けたもんじゃなくズーッと放置しておりました。が、超音波洗浄後は盤面ノイズも無く彼女の美しい歌声が響きわたってきました コリャ良いわ!! 山口未央子嬢も洗浄前は物足りなかったパンチ力が見事に蘇ってきて それこそ四十数年前?に初めて聴いた時のようなノリノリ感を感じました カーペンターズの音質改善は著しいもので、カレンの 超美しく 響き渡る 唄声 が殆ど ”ひずみ” なく聴けるようになったし、更には幾重にも重ねられたコーラスハーモニーの妙にも聴き入りました~

 こうなると、前々から残念に感じていた アノ1枚も!! 

チョット 恥ずかしい気もしますが、、

   昔々?のアイドル? 竹内まりや

不思議なピーチパイ が流行っていたのは80年代初頭ですかネェ~ 当時のレコードには、特にアイドル系には 青矢印のようにポスターが付いているモノも多くありましたネェ~

このアルバムには特に好きな楽曲が数曲も はいっており数年前に やっと入手したモノです。なのですが、せっかく期待したアルバムですが 思っていた(記憶の中にある)ようなサウンドが聴けずに 期待外れで やはりズーッと放置しておりました

詳しくは知りませんが、このアルバムは一部の楽曲が米国録音なんじゃないかと思います。それで恐らくは、その米国録音の楽曲が好みのサウンドだったのではないかと想像しておりまして、、 

超音波洗浄後に聴き直してみると、物凄い音質改善となり、完全に聴き入りましたわ~ ほぼ期待通りのサウンド  のびやかで瑞々しい唄声とパンチの効いたリズム隊が見事にマッチングしております

 

いやはや レコードを楽しむには  どうやら超音波洗浄機が欠かせませんネ~

こうなってくると先頃入手し現在メンテナンス中の ビンテージプレーヤー Dual 1219 も早く試したい気分です   

   結局のところ ドロ沼

       ずぶずぶと深まる ばかり