院長の趣味 ≪オーディオや音楽≫ を中心に・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・佐野療術院 光線療法で スッキリ さわやかに

西荻窪でスッキリさわやかな毎日を目標に施術しております!首痛、腰痛、膝痛の緩解、生活習慣病、偏頭痛、便秘、慢性疲労の施術

アナログ礼賛 レコードコンサート TANNOY AUTOGRAPH

2012年04月29日 | アナログ礼賛

区役所で開催された 『 レコードコンサート 』 なる催しに出掛けてまいりました。

五味康祐氏のオーディオ装置をレコードコレクションと共に区が譲り受け、それらを使用して多くの人々にオーディオや音楽の素晴らしさを享受してもらおうというイベントのようです。定期的に開催されており毎回とも抽選倍率は2倍以上という人気のモノのようですが、ダメもとで申し込んで(それも締め切り数時間前にメール送信)たまたま参加できたわけなのです。

確か高校生の頃でしたかねぇ、、、 本屋でステレオ雑誌を立ち読みしてて、 侍(サムライ)のような人が音楽とかオーディオのなんたるかを異次元のレベルで評論している けったいな人 という印象で、そのページは飛ばしていた記憶です。それが五味氏の第一印象でした。

Photo会場で配布されたプロフラムです
タイトルにあるように、今回はライブ盤を厳選して聴かせてもらえるという企画でした。

タンノイはスピーカでは特に有名な英国メーカーということは以前から知ってはおりましたが、外観からも 英国製ということからも 一度も興味を抱いたことが無く、どんなサウンドなのかも全く知識は無しの状態でした。

プレーヤとカートリッジはEMTってわけなんで、こちらも相当な高級品なのだろうと思います。

システム全体は、こんな具合でした。(当日はスピーカーベースは無かった)

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さて、さて、肝心なサウンドはというと、、、

最初のレコードは1947年録音のフルトベングラー指揮のベルリンフィルによるベートーベン『運命』でした。

  い ・ や ・ は ・ や ・  じつに強烈でした!!

 ☆ ☆ スコーカ だけを大音量で鳴らしている感覚です

他の皆様は、どのような気持ちで聴いておられたのか非常に興味が湧きました!! と同時に、このあともこんな強烈なサウンドを聴かされ続けるのかと不安にもなりました。 専門家の解説によると、終戦直後のドイツで録音器材も収録場所も不十分ななかでも、やっと戦争が終わり再び演奏ができる悦びに満ち溢れた演奏だということでしたが、、、

その後は、1969年と82年の録音でしたのでドップリと音楽に聴き入ることができました。

なるほどアナログを極めてゆくとこのようなサウンドになるのかという見本のようなサウンドでした。 周波数レンジは広くないのに、なぜか輝きがある という感じでしょうか。 どっしりと腰の据わった 芯の太い 分厚いサウンドですね、現代のデジタル機器からはマズもって聴くことのできないだろう図太さでした。

これはアナログサウンドの進むべき、あるべき姿のひとつであると納得いたしましたが、、、 まだ しばらくはケーブルを取替えたり、ICを交換したり、などのお楽しみをたのしんでゆこうという気分にもなっております。

しかし、このTANNOYのオートグラフというスピーカーは相当に凝ったつくりがされているわけなのですね!

 これがバックロード-ホーンの原型なのでしょうか? ネット検索してゆくと相当熱心なファンもいらっしゃるようですからね

 

   ま だ  ま だ 先は長いぞ  ア ナ ロ グ ワ ー ル ド

 


食 と 健康

2012年04月26日 | 健康・病気

数年前でしょうか、TV番組で ある食品の健康効果を解説すると、その数時間後にはスーパーマーケットの商品棚からその食品が無くなる(売り切れる)という現象がありました。

最近では一時ほどの盛り上がりは無いものの、相変わらず『食と健康』というテーマには多くの人々が関心を寄せているものです。

そんな世相を反映して、『食と健康』に関する本は沢山出版されております。

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そんななか、この本は 本当にうまく 問題点を浮き彫りにしてくれております。 からだに良いからと、うっかり口にしている食品や食生活が、じつはかえって不調の原因になっていたりと、生半可な情報や知識を信じているととんでもない事になるという警鐘でもあります。

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同じ著者の本ですが、こちらも非常に勉強になりました。

多くの場合は、この食品にはこんな良い栄養が含まれているから食べましょう! ということが書かれているのですが、こちらでは『何を食べないようにしたら良いか』が説明されております。 ちまたには怪しげな食品であふれ返っているし、一時期もてはやされた厚生労働省が認可した『特保』食品も???な内容もあるようなことのようです。

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こちらはタイトルがいいですねぇ~

 〇 そして極め付けが コ チ ラ

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巷で話題になってきた『健康によい食品』とされるモノの実態が次々に明らさまにされてゆきます。

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帯のキャプションを読むだけでも十分に迫力が伝わってくるようです。

 健康にお気遣いされ、日々のお食事にも意識をお持ちなら、是非ともお読みになられることをお薦めいたします。


アナログ礼賛 米国盤 Verve、 prestige、mercury

2012年04月22日 | アナログ礼賛

前回はクラッシック室内楽で、フィリップスのオランダ盤にて非常に満足度の高いレコードを入手することができました。

そうなるとジャズならば米国プレス盤しかないだろうと、再び吉祥寺の〇ィスク〇ニオンに出掛けて物色してまいりました。

とにかく今回は、気になるレコードでも”日本盤は除外する”という意気込みで物色しましたので3枚とも見慣れないモノばかりとなりました。

マズは prestigeレーベルの米国プレス盤です!

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このところ気になっているフィル・ウッズのリーダーアルバムです。しかし全然見たことの無いタイトルでしたネェ~

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録音は有名なエンジニアでしたヨ! これは期待できるかも?

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収録曲も全然馴染みのない曲ばかりですが、果たして 肝心なサウンドは  い か に ・ ・ ・ ・ 

   ウ~ム  な ん と も  なんと言いましょうか、、、

         も う  ひ と つ い け ま せ ん ナァ ~

  かなり期待していただけに、 い さ さ か ガ ッ ク リ

お次は、mercuryレーベルです。

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まったく見たことも聴いたことも無いアルバムですネ~

もしかすると、驚くようなドラムのサウンドが聴けるのかも知れないと、やはり大きな期待を抱いております。

    が 、 、 、

        し か し 、 、 、

              どうにも、期待していたサウンドとは異なったものでした。

最後は Verve の米国盤です

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以前からJJジョンソンのトロンボーンは大好きで どれにするか迷った(ダイアル・・・とかJ&Kとか)のですが、あまり聴いたことがなさそうなのでコチラを選びました。

サイドメンも凄腕ばかりを集めた相当すごそ~なアルバムなんです!

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JATPという、かつての油井正一さんのアスペクトインジャズ(ジャズ専門のFMラジオ番組)で、しばしば耳にした重要なイベントでのライブ録音ですネ  どうしても期待しちゃいますけど  、 、 、

       な ん で す が ~ ~ ~

    ウ~ 期待したようなサウンドは得られませんでした!

恐らく ジャズのレコードにも、ある程度の定石といいましょうか、録音年代とかレーベルによってサウンドの特色があるのだろうと思います。 それらも今後の課題として情報収集にも努めたいと思います。

  アナログの世界は、失敗を重ねることも重要であると得たり  


アナログ礼賛 フィリップス オランダ盤

2012年04月15日 | アナログ礼賛

すっかり、 ア ナ ロ グ ・ サ ウ ン ド に魅了されておりますが、、、

ですが、ジャズとかフュージョンっぽいサウンドでは かなり満足度の高い再生音を聴かせてくれるものの、モーツアルトの室内楽なんかでは期待するようなサウンドが得られません。

もっとも、カートリッジからシュルリード、ターンテーブルマットなどを含めすべてが”硬質なサウンド”が得られるように追い込んできたわけですから、瑞々しいストリングスの響きなどは期待するほうがムリな話しなわけなんですが、、、

しかしそれらを差し引いても、室内楽の空間的な響きとか、バイオリンなどの弦を擦って発せられる音色などが、もう少しは聴き取れてもいいのではないか? と考えておりました。

そんな折、じつにタイミングよく 我が師と仰ぐ MICRO DQ-7の前オーナー様がご来院くださいました。

これらの状況をお伝えすると、現在私が所有するクラッシック室内楽のレコード それら自体が、私の希望を満たすモノではないという判断となりました。レコードを楽しむ場合は、演奏は勿論のこと、録音自体もさることながら、プレスなども非常に大きく影響するということを説明して頂きました。

まずは試しに、フィリップス レコードのオランダ盤を聴いてみるべし というアドバイスをいただきました。

で、さっそく 新宿のディ〇クユ〇オンのクラッシック館へ物色に出向いたわけです。

      ありました、有りましたヨ!!

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ジャケットを見る限り、かなり購入をちゅうちょいたしました!

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が、、、 少なくともフィリップスのオランダ盤は間違いないのでダメもとで購入。

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さらに、もう1枚 発見しました!!

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しかし、コチラはオランダプレスではなくて多分英国プレス盤のようでした。

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 さ~て、そ れ で は 早 速 試 聴 す る こ と に

レコードを取り出して、一目盤面を見ただけで 『これは違うぞ!』 という印象を受けました。なんだか他のレコードよりは溝がしっかり深そうな感じというか、なんか”盤面が美しい”という印象がありました。

ワクワクしながら、針を下ろしますと、、、

    お っ 、 お っ ~ ~

       驚 き ま し た ね ぇ ! !

   確かにこれまで所有していたレコードとは全然違います!

   弦の響きといい、空間の音響といい、明らかに良いです。かなり期待していたサウンドに近くなっております。

これまでは、オーディオというのは機械から発せられている音を聴いているだけと思っていましたが、レコード再生のクオリティが少しづつ上がってくると、演奏家が演奏した音楽を再びここで再現しているのだ という生々しさを感じられる(錯覚でしょうか)ような気分になってきました。

    いやはや、これはスゴイことです!!

  ますます深みにはまりこんでゆくアナログワールド

             恐 ・ ろ ・ し ・ い ぃ ~


レアなお土産 桜田門から

2012年04月08日 | 旅行記

・ ・ ・ お客様から『おみやげ』を頂戴しました。

 まずは、包装紙から何だか想像できるでしょうか?

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地名とか銘柄とかは何も書かかれておらず、ただ単にパトカーやら警官など、警察に関連するイラストが整然と配列された包装紙なんです。

この『おみやげ』を購入されたのは 都内の某所ということでした。

  ◎ さらに秘密を明かしてしまうと、、、

      東京のほぼ中央です。

        皇居のお堀からスグ近く。

         日本史にも残る大事件のあった場所の脇あたりです。

       はい、それは ” 桜 田 門 ” です!!

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そうです、桜田門の脇にそびえる 警視庁の本庁内でしか購入できない 超 レ ア な地域限定販売の極致 のおみやげだったのです。

 しっかし どうですか? このキャラクター達は、、、

   どうにも 困りましたネェ~ 箱の裏には解説もありました

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なかみは中国のおみくじ?ってういんですか、確かフォーチュンクッキーとかいって、中に「当たり」とかの紙が入っているせんべいみたいなお菓子でした。

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クッキーというともう少し別なモノを連想しがちですが、、、、

今回はとにかく非常にめずらしく、他所では絶対に手に入らない 貴重な『桜田門のおみやげ』のご紹介でした~

ちなみに警視庁版フォーチュンクッキーのくじには、警視庁の秘密情報?が書いてあるそうなので、ひとつずつ大切に取り扱ってみようと思います。

 


アナログ礼賛 ついにMCカートリッジ DL103

2012年04月02日 | アナログ礼賛

やっとのことで MCカートリッジを試聴できるようになりました。

  ☆ ☆ ☆ イヤ~ じつに 険しい道のりでした ~

マズはシェルへの取付けです。

Dl103
● 巷にあまたあるMCカートリッジのなかで、最初に何を試聴するのか?    悩ましい課題でもありましたが、日本の標準品?なのでしょうか、DENON DL103 を入手いたしました。  シェルは価格のわりに造作がしっかりしている印象のピカリングにしました。取付には手持ちの 『 チ タ ン ビ ス 』 では寸法が足らなかったので、仕方なく”ステンレスビス”にて固定しました。

Mc103_1

シェルリードも悩ましい課題なのですが、今回は標準的な路線を狙って THERMAX という線を選んでみました。

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     これらを組み上げると、

Mc103

手っ取り早く試聴するために動作チェック用のアンプを使用してみました。

Lv103_3

LUXMANのLV103です。これは真空管とFETを組合わせた当時も珍しかった『ハイブリッド』アンプなのです。独特の音色があるという事なのですが、私には抜けの悪い中途半端なサウンドとしか感じられませんでした。左側の窓内に覗けるのが真空管です。

Lv103_4

この当時のアンプにはなんとも便利な機能がありまして、スイッチ一つでMMカートリッジとMCカートリッジの切り替えができるわけです。   実に便利ですネェ~

さて、いよいよ 憧れのMCカートリッジの試聴と相成りました!!

    ヒエェ~ 妙に気持ちのよいサウンドです。

ひょっとすると、、、カートリッジのDL103 と アンプのLV103との、妙なマッチングといいますか、型番の ”103” 同士で相性が良いのか、不っ思議ですネ~  周波数レンジは狭いながら中低域が厚いという感じなのでしょ~ 

おまけに、これまで どうもうまく再生できなかった日本盤レコードを非常に上手に聴かせてくれています。

じつはこれには伏線がありまして、DL103カートリッジ + BEYER昇圧トランス + McIntosh C34V では、全然(こんもりしちゃって)パッとしませんでした !!

 どうやらアナログは、機器の相性というものが非常に重要ななっているようですネ~  

  ほんとうに奥深い、それゆえにおもしろい、

     ますます深みにはまってゆく アナログワールドかな