今夜、私の勤める施設で「青春グラフティーコンサート」というコンサートがあった。
出演者は因幡晃、ばんばひろふみ、杉田二郎、大勢のお客さんが入りました。
プログラムによると、最初に杉田、ばんば、因幡で「風」をうたったようだ。
私はそれを聴いてない。
次は、因幡晃で、「忍冬」「涙よ今祈りになれ」「わかって下さい」「雪」。
そして、ばんばひろふみ、「白い色は恋人の色」「北山杉」「『いちご白書』をもう一度」「Sachiko」。
私は杉田二郎のときに、コンサート会場に入った。
「白い鳥にのって」「八ヶ岳」「祈り」「男どうし」をうたった。
私は、高校三年のときに、岡林信康、はしだのりひことシューベルツのコンサートに行ったことがある。
場所は、下館(現在は筑西市)の市民会館だった。
はしだのりひことシューベルツの中に杉田二郎がいた。
あのとき私は18歳、そして今日62歳になって杉田二郎の歌声を再び聴いた。
「白い鳥にのって」は、杉田二郎がシューベルツにいたときにうたっていた。
下館市民会館でもうたった。
私は、胸が熱くなって涙がこぼれそうになった。
“あのとき”が瞬時によみがえってきた。
高校三年の私がいた。
あのとき私は、暗い思春期の中にいたがそれなりに若者として明るい希望を持っていたはずだ。
ところが今の私は、夢がみんな剥げ落ちた初老の男になってしまった。
それが、杉田二郎の、
♪ 白い翼の鳥に乗ーり~
を聴いただけで、高校三年の青年に戻った。
涙を流してもいいでしょ。
会場は真っ暗で誰にも見られないんです。
次、また杉田、ばんば、因幡3人で「戦争を知らない子供だち」をうたった。
この曲は、高校生のときよくうたった。
3年のクラスでうたったとき、私はギターで伴奏をした。
いろんなところで私はこの歌の伴奏をした。
そのおかげで20歳過ぎたらこの曲はうたいたくなくなった。
でも、今日は大きな声でうたいました。
これでコンサートのプログラムは終わった。
そして、アンコール。
「この街で」「あの素晴しい愛をもう一度」だった。
「あの素晴しい愛をもう一度」は、去年の11月、パンカーラでの「ソークソング祭り」で私はうたった。
今夜も大きな声でうたいました。
私にとって、素晴しい“青春グラフティーコンサート”でした。