今夜の「団塊スタイル」(NHK教育午後8:00~午後8:45)は、南こうせつが出ていた。
団塊世代にとって青春の1曲「神田川」、この歌に込められた想いと人生の話だった。
南こうせつにとっても、この歌を巡って、栄光と挫折、様々な人生の曲折が重なる。
> 「神田川」が大ヒットしたのは昭和48年。
> 団塊世代にとって青春の1曲であり、南にとっても決定的な歌だった。
> しかしこの歌のヒットがきっかけで、「かぐや姫」の解散にも繋がった。
> フォークの時代が去ると客も激減。
> 「神田川」も十数年間、歌おうとはしなかった。
> しかし今、南のコンサートに団塊世代の聴衆が詰め掛け、南は必ず「神田川」を歌う。
> この歌に込められた想い、その人生、素顔の魅力に迫る。
団塊スタイル「“神田川”にこめた青春~南こうせつ~」より
私は今日、埼玉の家に来ている。
風呂に入って出たらこの番組がやっていた。
始まって20分ほどたっていた。
この番組を知っていたらもっと早くお風呂に入っていたのに…。
南こうせつが、昔のことを語っていた。
だいたい私の知っていることだ。
女房と「神田川」の話をする。
私たちは、私が26、女房が21歳で同棲をした。
東京都文京区本駒込の四畳半のアパート、共同トイレで風呂はなかった。
1日おきに2人で近くの銭湯に入った(毎日行くだけの金がなかった)。
そのとき、私の頭の中では「神田川」が流れていましたね。
♪あなたはもう忘れたかしら 赤いてぬぐいマフラーにして
二人で行った横丁の風呂や いっしょに出ようっていったのに
いつも私が待たされた 洗い髪がしんまで冷えて
小さな石鹸かたかたなった あなたは私の身体を抱いて
冷たいねっていったのよ
南こうせつと奥さんが知り合ったのはアパートのゴミ集積所だったという。
それから発展して同棲したらしい。
「私、あのときのお風呂屋さんとアパートの位置関係、覚えていないな」
「おれもだよ。でも風呂屋に行ったのは覚えているよ」
私たちが同棲を始めたのが11月だった。
銭湯に通っていた頃は寒かった。
まさしく「神田川」のころだった。
あの時代の人がみな年をとった。
私も62歳になった。
風呂のある中古住宅を手に入れ、そこに孫を連れて息子たちが来てくれる。
私としては、いい時代になったな、と思う。
しかし、世の中はそう簡単ではない。
「イスラム国」などというあぶない組織がある。
後藤さんはどうなるのか?
日本でも、「人を殺してみたかった」などという人間がいる。
人間というものは、実に、なんとも、人間なんですね。