Luna's “ Life Is Beautiful ”

その時々を生きるのに必死だった。で、ふと気がついたら、世の中が変わっていた。何が起こっていたのか、記録しておこう。

「いないことにされる私たち」の目立った点(1)

2021年04月14日 | 「令和」という時代の風景

 

 

 

--- なぜヨーロッパのように大学無償化ができないのですか?

 

「財政的に大学の学費を出すまでのお金はないよね」

 

 教育に対する公的支出は日本はOECD(経済協力開発機構)の加盟国中最低で、高等教育の家計負担の割合が大きい。お金がないのではなく、政府が税金を教育に使っていない。
--- 諸外国に比べて、教育にかけるお金が少なすぎます。

 

「だってみんな大学に行ったら、ブルーカラーの人がいなくなっちゃうでしょう」

 

--- ブルーカラーの給料や待遇を上げて、ブルーカラーに就きたい人が選ぶようにすればいいのではないでしょうか。介護職の人の低待遇が問題になっています。さらに国は、国の介護費用や医療費を減らそうとしています。

 

「もう国は面倒見きれないよ。家で見てもらうしかない。昔の日本はそうしていたんだ」

 

--- いま女性は外で働いています。介護で辞めざるを得ない人たちがいます。政府の女性活躍推進政策と逆行するのでは。

 

返事はなかった。

 

 

既得権益が守られ、経済的に恵まれていない人たちが這い上がることができない。格差を再生産する強固な仕組みはあまりに不公平だ。

 

 

(「いないことにされる私たち」/ 青木美希・著/ 「おわりに」より)

 


-----------

 

 

こんな人間が、有識者として教育再生実行会議委員を務めている。こんな人たちを政治の場所から追放すれば、こんな政策は実行されなくなります。選挙なのです。自分の暮らしを向上させるのは選挙なのです。

 

 

 

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