今年を振り返って

いつの間にか大晦日になった。
今日は午前中に雪がちらついて、東京は今シーズンの初雪になったということである。いよいよ冬も深まり、年が変わる感じになってきたともいえる。
さて、この機会に我が身を振り返ってみれば、この一年は例年になくというのか不本意ながら殊の外つらい一年になってしまったことは、首肯せざるを得ない。ではあるが、沈む一方ではなく周囲を探りつつ浮上のきっかけの糸口を求める、その一端をなんとなくつかもうともがき始めたこともまた事実であり、そのことは息継ぎのきっかけにつながることを期待させるものである。
今の状況はひとまず不安定ながらも一定の落ち着きを取り戻しており、決してこの状況に安住してはならないのだが、今はじっと待っているところである。
自分は何なのかがさっぱりわからなくなり、自分が何をどう考え、どう捉えるのか、それがわからなくなった。自分が見ているものが本物なのか、それに疑念を抱き、実在性がゆらぐとしたら、自分が今見ているのは何だろうか？
無論、それが何であろうと答えが出る前にとりあえずは答えを出して動かなくてはならないが、その自分の核が何なのかがぐらついてしまったとき、新たな核はどのようにして見つけることができるのだろうか？
重い宿題を課されてしまったが、来年のうちに答えが出るだろうか。
どうぞ、よいお年を。