『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

荒ぶる心

2005年10月11日 02時38分52秒 | 日々の出来事
心に重く気にかかる事があり、気も漫ろになっている時は
きっとかぁちゃんは、何かを察してしまうのだろう。

夜中、益々寝ない。何度も用も無いのにトイレに行きたがり
連れて行っても、もちろんでない。
体中をかいてみたりトイレットペーパーを巻き取ったり
居眠りしたりを繰り返し続ける。

六度目でついにキレタ。
「いかげんにしなさい。何回来れば気が済むのか!」と声を荒げる。
それでもかぁちゃんは止めない。
寝かしつけると5分もしないうちに「トイレ!」と起き上がる。

一度吹き出た感情は治まらない、止まらない。
その都度、声を荒げてしまう。
怒ってはいけない事は百も承知だ。
解っていても辛抱できない事はやはり出来ない。

かぁちゃんも負けてはいない。
物凄い目つきで睨み返し「あなたって恐ろしい人だわ。」と言う。
こんな時はめちゃくちゃはっきり言うんだよね。
昔からの口癖だからね、かぁちゃんの。
恐ろしいのは、あなたの方だよ。
益々私の心は荒れてゆく。手を引く手にも怒りがこもる。

深呼吸、深呼吸・・・もう一度深呼吸。
唇をかみ締めて嫌な言葉が出ないようにする。
不安がらせているのは私自身なんだから。
黙ったままでベッドに寝かしつける。

こんな日は家に帰ってからも、心に冷たい風が吹く。
コメント
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