白い月

まだ日が暮れ終わらないうちに病院から一旦外に出ると
…見事な満月だった。
まだ輝く事を遠慮した白い月。

それからしばらくしてから、狂おしいまでに輝き始めた。
小高い山の上のまだ新しい病院の上に、
遮る物の何もない漆黒の闇の中に、
冷ややかに鋭く輝き続けていた。

側に、それこそ狂わせてくれと言わんばかりの従兄貴達の憔悴しきった顔。
よくもまぁ…と、誰に何に恨み言を言える訳もなく。

姉貴は、この一週間、自分で選ぶ事の出来なない
生きる事の選択肢をいくつか突き付けられて、
機械に囲まれたICUの一番奥の部屋で静かに眠り続けていた。

そうして昨日、しばらくは眠り姫でいる事に決めたようだ。
もしかしたら自分の意思で？と思う程の小さな奇跡。



今からまた行ってきます。
今度はぴぃと一緒なので心強い。


我ら浪花のおばちゃん姉妹。
ピエロ役、心して勤めてまいります

…。

この小さなお山が連なって来ると
決まって、あぁ、もうすぐだなって思う。


先週は調子に乗って遊びに出たら
人に酔ったか気温の変化に負けちまったか
バテバテの日々を送る羽目になって大反省


さぁ、今度は掃除だな…っていつも思いながらひと月が過ぎ、半年が過ぎ

片付けるより、散らかる勢いがはるかに勝って、あれよあれよと数年経ってしまった。そろそろ限界だなと
あちこち磨き始める元気がようやく出て来て二日目。



今、故郷に向かっております。





「生きとるうちに会ったってくれる事は出来るか？」
昨夕、従兄弟の下の兄貴から別人の様な声で電話があった。


こんな冗談みたいな事は有るわけないんだ！！
ってみんなが思ってる。


かぁちゃんのケアマネと、ぺこちゃんの施設の責任者に、私は文字通り泣きついた。
…途中で言葉が出なくなっただけだけど…

たくさんの方々の助けを借りて
無理を聞いてもらったのだから
今、駅が近付くに連れて胸が締め付けられるような気持ちを
落ち着け、落ち着けとなだめている。



上の兄貴の嫁さんが昨夕倒れたそうだ。
蜘蛛膜下出血。
病院に運ばれるのが少し遅くなったって……

母の日のおこぼれ

ろんが、赤いカーネーションに書き添えてくれたもの。

フォームは、映画の前売り券の特典。
セリフは…ほんとにありそな会話を書き入れるのが、いかにもろんらしい

んで、このメモ帳があるって事はチケットがあるって事で
昨夜遅くにぴいが一声「お姉！明日の予定は？」と来たもんだ…
「２時間くらいは何とかなるやろか？」…

「ん～。ん～。
そりゃあ何とかせにゃいかん！」


なもんで、未だ夢の中のぺこちゃんのお弁当を大急ぎでこさえて
只今、地下鉄の中。

かぁちゃんの帰宅時間には十分間に合う♪
突然訪れたチャンスを逃す訳には参りませぬ。
探偵さんの方はDVDで我慢しなきゃ…と
早くも諦めていたので
家を出る時についニンマリ


なるほど…自らの快楽の為には、迷う事なくパワフルになりますなぁ




あ、そうそう…母の日のエピソードはまた後日。

すっかり日常

先週半ばから、普段の行動範囲を大きく外れて相当バタバタしていたので
今週はバテバテになるんじゃないかと思っていたけれど・・・すっかり日常を取り戻しております。

以前に比べたら随分変わり身が早くなったなぁ・・・
簡単に変身をしたり解いたり（笑）
ううぅ・・・こっちの分野まで日常になってしまうのだけは避けたいところだ。（いろ～んな意味で）



今回は衣装を縫わなくて良かった分、楽ちん♪だった。
このくらいなら何時でもどうぞ～っ！・・・木くずが出たのには参ったけど



　　　　　　　　　　　　　　　　　こんなん作ってました～っ♪
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　　　　ん？ちょっとちっちゃい？

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なれば・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　別角度からなんかも
　　　　　　　　　　　　　　　　　


何せ、点数が少ないから、ちょっと写真を多めにしないと働いた気がしないわぁ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　でもって、木くずの原因がこれ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

単純に見えるけど、のこぎりで板切って、やすりで磨いて、補強の為にキャンパス地貼って、ジェッソ塗ってから彩色したの。
あのね・・・・すっごい楽しかったぁ♪のこぎりとはもっとお友達になりたい・・・え？


一番手間取ったのが、じみ～なスプーンで・・・持ち手を曲げるのにこの私が力のなさを痛感した作品？
（同じスプーンのさきっぽ折って、柄の部分を曲げた。先っぽ折るのは瞬間だったのに・・・）



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上！！

そうそう、“おにぎり”と“サラダ”を準備してほしいと言うリクエストにお応えして
限られたメニュー内で飽きの来ないように手を変え品を変え・・・にしても限られていたけど
４日間で握ったおにぎりは、お米１０キロ分♪・・・次からカセットコンロも持って行こうかしらん




てな具合に、今回のオツトメも無事終了いたしやした～っ

曇り後雨…のち晴れっ♪

午後から雨の予報なので駅まで歩くつもりだったけど
今日の分のお米とお惣菜を入れたカバンが余りに重くて
自転車に乗って出て来てしまった。


とんとご無沙汰し放題だったこちらも
電車移動の時間中にゴソゴソと、ガラケーでアップしておりますよ。


昨日は殆ど初めての若者が大半だったので
おとなし～く、お務めしておりましたが
今日は顔見知りも出て来てくれるらしいので、かなりホッとしている。


昔っからなんだけど
私は、ど近眼＋ど乱視なので人様の顔を覚えるのに少々時間がかかる。
名前と顔が一致するには、もうちょっと時間がかかる
こりゃ能力的な欠陥かもしれないとも思う。

特に普段会う機会のない皆様の中に居ると
相手は私をご存知らしいのだが、こっちの記憶が全くない！
なんて～事も多々、多々。
多々、多々…多々、多々、多々

こりゃマズいなぁ…って事で恥を忍んで聞く事にした。
若いもんの中にあって、ええ歳の大人が礼儀をわきまえん訳にはいかんのだ！！

「おはよーございますっ！
あの～、私、はじめまして…かな？」

………


おばちゃん、頑張ってます

…で…

重い体を転がしつつ、ぼと思いを巡らせて
こんな時に限って眠くならないのに苦笑い。

今日、昨日？はＷショートの準備で
寝たのはすっかりお天道様が上りきってからだったのに…

とは言え、この“ぼ～っとする”時間は時にはやはり必要なのだと思うのは贅沢か？


５月のカレンダーを捲ってから既に一週間経ってしまってる。
自分を見失うと言うと何だか少し格好付けてるように感じるけれど

ま、そもそも確たる自分なんぞない気もするし。

ただ、ここ最近のように兎に角一日中何かしているのに達成感がなく
ただただ、しなければならない事をこなすだけで、最終的に「早く寝なきゃ…」と、追い立てられるように明け方にお風呂に入る。
てな日々が数ヶ月続くと、自分はこのまま何も残せないまま一生を過ごしてしまうんだ…
なんて、疲れも手伝って諦めしか残らない。


…と、少し焦りに似た感覚が絶えずつきまとっていたのだけれど

ぼ～っと考えてみると、
そっかぁ、バタバタやる事があるって事は
それなりに役に立ってんじゃないのぉ？
有り難く思ってもらわにゃいかんでしょう！
なんて突如強気になってくるから面白い。

なもんで、推奨！！
時には“ぼ～っと”いたしましょ♪



Ⅱは落ち着いて来たようで一安心。
さてさて今度こそ
おやすみなさいませ～♪

久々の夜の賀茂川

いつものスタバ。
とは言え、随分久しぶりだ。

夏限定の納涼席。
とは言え。日中の暑さはどこへやら、かなり涼しい。

この涼しさが、熱っぽい頭にはちょうど良い。
今日は何もかも忘れてゆっくり眠ろう。



…な～んて、のんびり出来るかどうか分かんねーのが私なのだ。

二度目に賄いの荷物を運ぶ途中にⅡから電話…があったようで
気付かずにいたらメール…もあったようで

遅れて電話したら…
目眩が酷くて倒れちまったので早々に帰宅したようで



…………。

あほ…。

寝たら治るので大事ないと言うので
予定通り京の街で待機。
ま、とりあえずは眠りたいようだったので押し掛けるのは止めにした。

これは、私も早よ寝ろ！と言う神様の思し召しに相違ない

Ⅱからの緊急呼び出しがない事を祈りつつ
今日だけは、まったりゆっくり過ごさせてもらう事にしよう。



あ…納涼席は夜風が心地良く、十分にのんびり出来たのだけれど

お肉の苦手な方はご用心。
近隣の焼肉店の美味しそうなかほりが…
胃を直撃いたしますぞ