『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

やっぱり出来たてが良い

2010年05月31日 17時32分42秒 | 日々の出来事
せっかく九州まで来たのだから、帰りの新幹線まで時間があったので博多から少し足を延ばした。

        
            
           ♪心字池にかかる 三つの赤い橋は
    一つ目が過去で 二つ目が現在♪・・・そして三つ目が未来。
    太鼓橋が三つ続いているのを想像してたら『いま』の二つ目の橋は平橋だった。

        
          
           ♪あなたがもしも 遠くへ行ってしまったら
          私も一夜で飛んでゆくと云った  忘れたのかい♪

                  
                 ♪飛梅~っ!!♪  




            ♪大宰府は春 いずれにしても春♪
   
                

     と、歌の文句のようにはやはりいかない。さしずめ・・・
     ♪大宰府はどしゃぶり~!いずれにしても、どしゃぶり~っ!!♪


天神さんの本殿を前に、Ⅰは楼門のひさしから落ちる雨粒をカメラに収めようと夢中になり
Ⅱはそのまわりをうろついて、どういうように邪魔をしようか考えあぐね
背の君はそれを少し離れた所で傍観者に成りすまし、
私は一人「わっ!飛び梅や!これが飛び梅やぁ♪」と土砂降りの中をはしゃいでいた。
ま、それぞれに楽しかったのだろう。
三つ目の橋を渡る頃、雨脚がいっそう激しくなり、その時点で「冗談じゃねぇぞぉ。」と苦笑い。


そう、ここへ来たからには、食べておかなくてはいけない物がある!
ぴぃが高校の修学旅行のお土産に買って帰った“梅が枝餅”
「これが梅が枝餅かぁ♪」と感激しながら食べてから30年。
・・・もう既にこの歌はあったのだ。

              

            同じ歌詞を元チビたちと思い浮かべながら食べた
             できたてほっかほかの“梅が枝餅”
            外側のお餅がカリッカリで香ばしい

    こればっかりは、御土産では味わえない香りと食感。感動モノでありました。
    焼餅のしっとりした味も大好きだけど、やっぱり、出来立てが一番♪



それにしても、駅から天神さんまで沢山の“梅が枝餅”のお店が軒を連ねていた。
境内にも茶店があって、やはり“梅が枝餅”を店先で焼いていた。
「焼き立ての梅が枝餅はいかがですか?店によって味が違いますよ。」と店子さんが呼び込むけれど
全部の店のを食べ比べたツワモノはおられるのだろうか?



30年の時をひとっ飛びして“梅が枝餅”の味は家族4人の“今”の味、記憶に新しい味になった。
いつか、ずっと先に、もしかしたら私がこの世にいなくなった時になって
「あん時おとんとおかんと食べたなぁ。」っておじさんになった奴らが思い出すかもしれない。
その時はきっと、この歌も一緒に思い出すのだろうな。


なんて・・・いなくなったばぁちゃんの記憶と共に彼らが思い出せる事が一つ増えただろう、
その事が、とても嬉しく感じた西への旅でありました。



*****************************


西への旅の記録を早くUPしようと思っていたのに、
今年のイネ科の花粉症の症状は突如、物凄い馬力でやってきましたがな
一日で、目、鼻、顔がわちゃくちゃですわ。どないせぇっちゅうねん
長雨の後の晴天と共に毎日吹く強風のせいでっしゃろなぁ。
どないもこないも・・・さっぱりわやですわ。

皆々様もどうぞ用心あそばして・・・。
      



                
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愚!!!!息二人

2010年05月28日 04時54分43秒 | どうでもいい話
ここでは何度も書いているが、双子なのに、ち~っとも似ていない愚息達。
同じ経験をしても、彼らの記憶の中に残っているものも全く違う。
Ⅰは幼い頃から“どこで何を食したか”を鮮明に記憶しており、
その味から場所、それを食べるに到った経緯までを克明に記憶している。
Ⅱは本屋で見た雑誌に何が特集されていたのか、それがどこの本屋だったのかを鮮明に記憶しており、
その特集されていた特撮物やアニメで年齢の確認をする事が出来る。

双子ではあるが、彼らはベッタリな関係ではない。
どちらかに何かを伝えても、もう片方に伝わる事はまずない。(仕方ねえヤロウどもだ!)
仲が悪いかと言えば、特殊な話では盛り上がっているのでそうでもなさそうだが
極稀に二人が家に居る事があっても、ずっと一緒にいるなんて事は決してない。

その奴らが、何年かぶりに長時間一緒にいたのだ。しかもツインの部屋にお泊り
となりゃぁ、久々にツーショット写真を撮っておきたいと思うのが親心。
なのに・・・だ・・・



                   
            カメラを向けると、すぐさまこのように・・・
         朝から晩まで、こいつが尻触りやがっただのなんだの・・・
            歩きながらも始終ちょっかい掛け合って・・・


オマエら小学生か

オマエら・・・ほんとにバカなんじゃねぇのか 


・・・・・・・情けねぇ・・・・・・  






 
  「たまにはまともに写れ!!」と怒鳴った後で、無理やりスリーショット
                
     
   Ⅱと手を組んでいるように見えなくもないけれど、逃げないように掴んどります。
   左手ではⅠのジャケットの背中を掴んで動けないようにしとります。




んあっ?・・・
あたしゃ、自分ではデカイと思ってたけどいつの間にやらちいこくなってる気がする 



 





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おかえりんしゃい

2010年05月27日 04時47分03秒 | 日々の出来事
背の君が故郷を出てから40年近くになる。
私が初めて彼に出会ったのは、二十歳の時。
故郷の父親の葬儀から帰ってすぐの事だったようで、おっかさまはいつも
「あぁたは、お父さんの引き合わせんしゃったとよ。」と目を細めて言っとらした。

おっかさまのお骨は、最後にⅠとⅡが孫代表で抱っこしてから
市内から車で1時間程山の方へ登った所にある故郷の寺にあるお墓に眠ってもらった。

                 
            おっかさまの実家からお寺さんを眺めた風景

生まれ育った土地で嫁いで、姑さん達に仕え、沢山の小姑さん達に囲まれて
4人の子供達を育てて、おっかさまが山を降りてから40年以上。
故郷の言葉が通じない所へ行ってしまわれてから約20年。
口を開けば、山の思い出話ばかりだったおっかさま・・・やっと帰って来られたですね。

おかあさん、おかえりんしゃい


              








   背の君と義兄や義姉の通った小学校と中学校はもうすぐダムの底に沈む。

                 

その話しがきっかけだったか、故郷へはほとんど足を運ばなかった背の君が
数年前から同窓会に行き始め今では撮影担当で、同窓会後のDVDの編集に余念が無い


で、未だ工事中のダムの側にお洒落な“ダムの駅”が出来上がっていて、地元の特産品が並び
昔、おっかさまが送ってくれた懐かしいあれやこれやがいっぱい

               
              
 
  塩漬けタケノコに生姜湯と生姜煎餅。で、柚子胡椒・・・ソース!?わ!新製品だっ!!
  で、ラベルを見るとしょうがのひゃっとっけんだって♪(←生姜が入ってるからって事です

ちなみに、背の君の故郷では“ガバイ”という言葉は使わないと言う事で
おっかさまなら「生姜のひゃぁっとっけんが、こぅおいしかよぉ。」と言わっしゃるじゃろね


おっかさまの故郷の味は懐かしい。
その味は、いつしか私自身の故郷の味になっている。


             


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時の逆流

2010年05月26日 04時53分50秒 | 日々の出来事
お城の大きなお堀の側に、お宮さんに続く小さなお堀がありまして
鯉やフナの泳ぐ浅い小川沿いの小道に入ると、何やらちょこんと座る可愛い影。


              
            
                 あっ!河童!!



            

    愛想の良い子河童が手を差し伸べるので、照れながら握手すると
    ほれ、悪戯好きの子河童は、橋から水を噴出させて驚かせてくれましたよ。


                

   「かぁちゃん、こんな所で寝たら危ないよぉ。人間につかまっちまうよぉ。」
        と、不安げに子河童が母親を揺すり起こそうとしているのに、
            おかまいなしにお昼寝中の母さん河童。
       それを遠くから、岸辺にも寄らずにこっそり見ている父さん河童。
           何かあったら飛んで出ようとしているのか、
   「うちの母ちゃんは、すっごいなぁ、怖い物なしだ。」と感心しているのか・・・
  河童でない私には彼の気持ちは計り知れないけれど、何処の世界でも母は強いらしい。


      やがて、大きなお宮さんに差し掛かる頃、河童たちはなりを潜め、

                 

 仲間がみんな家々に帰った事を確認するように、長老河童が座って辺りを見ておりました。



20年近く前になるだろうか・・・
駅近くの商店街のアーケードを抜けてこの道を家族4人で逆方向から歩いた事がある。
おっかさまが義姉の所に住まいを移す為の引越しの手伝いの帰り道。
もう、ここには来る事はないかしらん・・・と寂しく思ったその道を
大きくなったチビ達と一緒にまた家族4人で歩いた。

ぺこちゃんが家に来るひと月前に、もう家族旅行なんて出来ないだろうと
4月の北海道へと初めての国内旅行に出掛けてから9年。
おっかさまが「たまぁやけん、よかやなかね。」と背中を押してくれたのか、
Ⅰも何とか仕事が休めそうだと、最終の飛行機でやって来て、4人が久しぶりに集合。

あの頃、繁華街だった大きな商店街は、ほとんどがシャッター通りになり
アーケードの半分は撤去され、イベント会場も柵で囲われていた。
郊外に大きな多目的スーパーが二箇所も出来、人の流れがすっかり変わってしまったらしい。
夜8時を過ぎると、駅前の大通りなのに、お酒の飲めるお店の灯りがまばらに燈るだけ。
あの頃はこんなじゃなかったよね・・・懐かしさより寂しさが先に立つ。

どこへ行きたいかと愚息達に尋ねると、ばぁちゃんの家だと言う。
まだあるかしらと通りすがれば、古ぼけた小さなアパートはあの頃のままだった。
1年に1度か2度しか帰らなかったのに、背の君すら住んだ事のないその家で
「おかえんなしゃい。」と迎えてくれたあの笑顔がまだそこにあるような気がした。


一瞬、時が・・・時が、一気に遡る。






             
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見上げたら・・・♪

2010年05月21日 05時14分47秒 | 日々の出来事
夕暮れ間近の帰り道


見上げるとそこには


            

               飛行機雲


         二つ目の帯が空に解き放たれようとしてた



そしてすぐに

            

             三つ目の帯が空に舞う


自分でも、描けそうな気になってふと立ち止まる

心は急上昇

思い切り両手を広げて空を駆け抜ける


♪とべっ!飛べ、飛べ・・・♪

って事で、今日はちょっくら西の空へひとっ飛び。
おっかさまの納骨へ、背の君の生まれ故郷に里帰り。



その前に、ちょっとだけでも寝ておこ~っと



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姫さまっ!

2010年05月18日 05時00分48秒 | かぁちゃんにまつわる話
あぁ、しんど・・・
何でこんなに忙しいねんやろ・・・

と、口を開けばまず呟いているここ数日。
あっちへこっちへ、病院を渡るのもそれだけで疲れましょう?
それ以外に何をしたって事をしていないのに疲れるのが腹が立つのですよ。
いや、雑用をこなすだけで他に何も出来ない事が苛つくのでしょうね。

けれど、そんな中でもぽわんとした気分になる時はあるもので、
先週のかぁちゃんの月に一度の診察日、いつにも増して混んでいるクリニックで
ぼんやりとスケジュール帳を眺めながら、とろとろ寝てしまうかぁちゃんを支えていた。
こちらも、もう夢の世界の入り口間近。
遠くに「○○さん、次やからね、診察室の前で待っててね。」と前の方が呼ばれる声がして
そろそろかぁちゃんの番だな・・・と思っていると、
しばらくして、顔馴染みの看護師さんがやって来た。

「かぁ姫、かぁ姫、長い事待たせてしもて、ごめんなぁ。次やからね。」



ん?・・・かぁちゃん・・・
あんた、姫って呼ばれとるんかい?


そういえば、足元のぐらつきが益々大きくなって来たかぁちゃん。
「この階段の昇り降りが出来んようになったら、デイは行かれなくなるわぁ。」
お迎えの時のデイのスタッフさんについ言ってしまった時、
最初からずっとお世話になっている彼は思いっきり笑顔で応えた。
「その時は、僕がかぁさんを抱っこしますよ!お姫様抱っこで


・・・かぁちゃん、幸せな事やねぇ。
お姫様だっこやってぇ

お姫様抱っこしてもらえるくらい小さくなったもんなぁ。
良かったなぁ。

かぁちゃん、最初の頃の過食で一気に12㌔体重が増えてから数年。
こないだ図った体重は、元の体重より2㌔少なかった。
肩が随分薄っぺらくなったって思ってたんだ・・・。


でも、かぁちゃん、ほんとに、幸せな事やねぇ







・・・あたしゃ、抱っこする事はあっても、される事は一生ないやろな・・・ふんっ
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振動はしんど~、でも運動?

2010年05月13日 03時56分01秒 | かぁちゃんにまつわる話
思いも寄らない“電車止まっちまったんだってさ”事件があったのと同じ日。
かぁちゃんにの身にけったいな事が起きた。

一昨日、スーパーで、重い買い物籠をうんしょうんしょとぶら下げながら陳列棚を眺めていると
デイから携帯に電話が入った・・・(電話があるだけでも、心臓によろしくない)
「かぁさんの歯、外してもいいんですよね?」・・・「はぁ?」
なんでも、食事の後の口腔ケアの時に部分入れ歯がどうしても外れないらしい。
とは言え、日曜日には私がいつも通りケアしていたので、気にも留めていなかったのだけど
帰って連絡帳を見ると「どうしても外れないので外さないまま歯磨きをしました。」と書いてある。

「ふ~ん。」・・・
で、夕食後、ほんとだ・・・外れない~っ!
片側は外れるのに反対側がびくともしない。
かぁちゃんの口を無理やり抉じ開けてよくよく見ると、金属部分が歯と歯茎の間にめりこんでる
無理にぐいぐい引っ張ると、歯の方が取れてしまいそうだ。

なので、市販の器具を金属部分に引っ掛けて外そうとしたら、
かぁちゃん、よほど嫌だったのか思いっきり齧ろうとする。
で、それを避ける為に手を引いた瞬間、金具が引っかかって、かぁちゃんの唇が切れちまった~っ

あうあうあうあうあう・・・
あたしゃ、いったい、何回かぁちゃんに怪我をさせれば注意深くなれるのやら。
結局、血が出るわ(傷は浅かったです。はい。)歯は取れないわ。かぁちゃんは睨むわ。
血はいか~ん。頭に血が上って、私自身が焦る焦る焦る。
「わ~!ごめんよ~!」と叫びながらドタバタドタバタ・・・。

翌朝、お世話になっている歯科医師会に電話して担当の先生の病院を聞いた。
(障害者対応の歯科は週に2回午後の3時間だけ、市内の歯科医が出向くようになっている)
地名を聞いてもようわからんので、地図をググッてプリントアウトしたのを繋げてでっかい地図にする。
こういう作業は好きだ(笑)で、ついでに頭の中にも地図をインプット♪
・・・だけでは絶対忘れてしまいそうな距離なので、行きはタクシーで出発。
はなから、帰りはタクシーを使う気はなかったので、車中ではひたすら前方を凝視。
角を曲がる度に、目印になる物を脳内カメラにパシャパシャ撮り溜め、久々に頭フル稼働。
頭が疲れた・・・普段どれだけ使っていないのやら
でも、無事に家まで帰って来られた私ってえらい!!・・・と、思うんだけどなぁ

しかしながら、車椅子のハンドルを握り締めて1時間以上歩くと、足よりも肩が筋肉痛。
原因は必要以上に強く握り締め、必要以上に足早に歩いたからに決まってる。
背の君に「肩がいてぇ!」と言ったら「そらそうやろ。」と慰めてくれるかと思ったら
「何で歩こうと思った訳?歩く事を選択したあんたの選択ミスや。」との冷たいお言葉

でもいいの。 しんどい後は何かしらの喜びが待っている。
地面のでこぼこがカタカタと車椅子を振動させるものだから、かぁちゃん完全覚醒。
そうしてそれがマッサージ効果になったのか、日光浴が十分だったか、
帰宅後すぐ、にしっかりトイレでうんとこしょどっこいしょ
そうかそうか、振動は私にはしんどいけれど、かぁちゃんには案外良い運動になったようだ。

ふむ。ケッカオーライ よき事かなよき事かな










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それはよくある事かもしれない。

2010年05月11日 04時39分42秒 | 日々の出来事
チビ達がまだ本当のチビだった頃、
幼稚園の連絡帳に「最近、熱も出さずに元気で、良かったです。」なんて感想を書くと
その翌日辺りには決まって熱をだした。よくある話だ。

かぁちゃんのデイの連絡帳に「近頃、トイレで用を足す事が多くて嬉しい限り。」
なんて書こう物なら、狙いを定めたように大爆発したりする。
これもまたよくある話だ。

気分が高揚して、人様にお喋りすると
決まって、その逆の事が起きて「ぎゃふん!」となる事はままある。
(ぎゃふん・・・これってもう死語?)



・・・昨日、私はここに書きましたな、
東京はよく電車が止まるんですねぇ・・・な~んて・・・


ええ、止まりましたよこちらでも、今朝方。
しかも私鉄と地下鉄、2つの沿線路線がほぼ同じ時間帯で。
めったにないと言いながら、まさかのダブルトラブルですよ・・・

私が書いたからという訳じゃ絶対ないけれど
こういう事はよくある話なのだと、思いを改めた次第。

TOKYOさん、ごめんなさ~い。
そんでも、タイミング良過ぎでないかいなぁ
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もひとつついでに・・・もう一つのTOKYO編

2010年05月10日 04時55分06秒 | 日々の出来事
東へ出向く時にはほとんど必ず行く場所がある。
幾つになっても少女時代へ一瞬ワープ出来る場所。
ずっと変わらないモノと、移ろい行くモノとが同居しているその場所で
私はピコピー☆さんを通してそこに出会い、そしていつも何かしら新しい出会いがある。
その場所でしか会えない人達と、束の間だけど会って話すのも楽しみの一つになっている。
人って、幼い頃の記憶の中に刻み込まれた事は生涯忘れる事はなく
それを現在になっても、瞬間でも側に置いておきたい。見ていたいという思いは誰もが持っていて
それがたまたま同じモノだったら、それだけで安心してそこに居る事が出来る時がある。
例えそれぞれが全く違う世界の住人で、全く違う価値観を持っていたにしても
その瞬間だけは揃って笑顔になれる。・・・そういう事って素敵だと思う。

・・・うへへへ、ちょっと秘密めいて書いてみた!たのし~っ




さて、その日の昼間に『新大久保』の駅前を通りかかると沢山の人だかり。
何でも、人身事故があったらしく電車が止まっているのだとか。
で、その日の夕方、別の駅で遭遇した出来事。予定の時間に電車が来ない。
やがてホームにはどんどん人が溢れ出す。・・・人込み怖い・・・
予定より15分遅れて来た電車はすし詰め状態・・・人込み嫌い・・・
何でも、どこやらで子供が線路に迷い込んで、その安全確認の為の遅滞だとか。
すし詰め電車野中、指先だけでつり革に必死でつかまり、緊張しまくる私の上の方で
「今日はまだましだよ。昨日はアキバで30分待った。」と誰かが連れ合いに話す声がした。

ふ~ん・・・
東京の電車って、そんなに度々止まったりするんやぁ


もひとつおまけ。
秋葉原の駅の構内。沢山の人の流れを逆行してフラフラと歩いている来る人とすれ違った。
ずっと前方から何やらぶつぶつ呟いているらしいけれど誰も動きを止めない。
私の横を通り過ぎる時、信じられない声が聞こえた。「OMAEWO NOROIKOROSHITE YARU」
・・・一瞬息を呑んだ・・・でも、人の流れは止まらない・・・私もその流れの中の一人。

ちょっと兄ちゃん、私はあんたにNOROIKOROSARERU筋合いはあらへんけどや、
あんた、そんな事言い続けてたら自分の呪に自分自身が縛られてしまうで・・・。
ええ事があっても、それに気付く事も出来んようになってしまうがな・・・。
せっかくええ天気やのに、心の虫干しせな。
お陽ぃさんが出てるのん、はよ気付きや。
・・・頼むから、手遅れになる前に気付いてや。絶対、気付いてや。

あかん・・・しっかり“呪”に囚われてる?


しかし、双方の出来事で気付いたのは、誰も必要以上に騒がない。
「なんぎなこっちゃなぁ!」とか「かなんなぁ、どないなっとんねん!」とか大声で誰も言わない。
だから通りすがりの人も「いやぁ、ほんまにかなんねぇ。」とか「ほな、しゃぁないねぇ。」と相槌も打たない。

・・・東京って・・・TOKYOって、大人な街なのだわ。きっと




***************************************


前回、東へ行った時には思うところあって、詳しい事はほとんど書かなかったのだけれど
今回は改めて日を追って書き綴ってみた(2週間以上かかってしもた
記録に残す作業は楽しかったけれど、どうしてもくどくなるので次回からは短縮で(笑)

回数を重ねる毎に特別な場所ではなくなって行く。
いつしか当たり前になってしまったけれど、これがいつまで続けられるのかは分からない。
続けられる限りはまたふらりと行くから、その時はまたよろしく頼みますよ。

♪夢のパラダイスよ、花の東京♪

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ついでに・・・東京だよおっかさん編

2010年05月08日 04時00分45秒 | 日々の出来事
Ⅰの部屋に転がり込んでいるものの、べったり一緒にいる訳じゃない。
それって、けっこうキツイものがあるでしょうよ、お互いに(笑)
ほとんど居ないのが分かってるから、安心して行けるというモノである。

が、彼はそれを少しばかり気にしているらしく
日曜の午後の半日は、せっかく来てるんだからと自分が仕事で出かけた場所に連れてってくれた。
多分、そうでもしないと、おかんは東京観光はしないのがよく分かっているらしい。
なので、私もてらいを捨てて、素直に『東京だよおっかさん』状態に甘んじる。
最初は“銀ブラ”前回は“巣鴨のお煎餅屋さん”そして今回は・・・

             
 まずは、銭形のとっつぁん じゃなくて“平次親分”と側にひっそり寄り添う“はち”の碑。

             
 境内を入ってすぐ左手に何やら近代的なモニュメント?  そう、ここは神田明神。


                  
御奉りしてあるのは“えべっさん”商売繁盛え~べっさん♪のイメージとは少し違う少年の恵比寿さま。

明神さんから降りた所にある茶房で、地下のムロで発酵させた麹を使った甘酒を頂戴し
「酔わないから、おかんも大丈夫や。」とⅠは言ったけど、確かに酔わなかった・・・かも

             
少しだけ歩いてすぐに、湯島聖堂。 そして♪湯島聖堂の白い石の階段♪からニコライ堂を望む 
    湯島聖堂の重厚な門の屋根にはロデムがおりましたよ!左右二匹ずつ。

              

そうしてそれから“ひじりばし”   湯島聖堂とニコライ堂を結ぶので“聖橋”と言うのだという。
♪快速電車の赤い色がそれとすれ違う♪・・・快速電車なのかもこの路線の電車なのか分からない。
それに電車の色はもう違っているらしいし、食べかけの檸檬も放り投げてはいないけれど
さださんの“檸檬”の歌の風景をⅠは見せたかったのだろう。


                  

          しばらく歩いて、青空の下に尚その姿麗しい“ニコライ堂へ”
     ♪姿変われど変わらぬ夢を 今日も歌うか都の空に あぁ、ニコライの鐘がなる♪
いや、藤山一郎の歌の文句まではⅠは知らないだろうが庭の白色だけのチューリップが印象的だった。

それから神保町へと歩みを進め、

           
                 

途中でお団子屋さんの誘惑に負けてテイクアウトだって鯛焼き屋さんには長蛇の列だったもん。
それから歩きつかれて地下へと下る古めかしい珈琲店へ。
木造の店内はBGMもなくゆったりとした時間が流れていた。♪珈琲は確かに美味い♪
けど、息子と来る所ではないような・・・。
しかも、チーズケーキを頼んだらⅠ曰く「うん!おかんのチーズケーキの味や!」って、そりゃないよ

それからまた老舗街へとしばらく歩いていくと

              

仕事をさぼって休憩するから“さぼうる”と言う名のお店。お蕎麦の有名な“やぶ”を通り越して
息子曰く「ほれ、ひびきさんとこ。」母曰く「おお!ここが、響さんのところか!!」(笑)

息子の歩く後をテケテケ付いて行くと、やがて見えたのが“秋葉原”の文字


                 

        おう!ここが秋葉原かっ!!初めてお目にかかります。

アキバを堪能したかと言うかというとそうではなく、ただ駅へと向かっただけ。
あまりの人の多さに尻込みしてしまった。人込みはかなり苦手である。
駅でトイレを拝借。婦人用のではなく紳士用トイレに行列の出来ている様を生まれて初めて見た

そろそろ力尽きたので、後は一目散にⅠの住まいの最寄の駅へ向かい
晩御飯はいつものインドカレーのお店で頂いて帰った。
が、しかし、おかんカレーを散々食べた続きにインドカレーとは
本当にいいのかと聞いたら、インドカレーは別物なのだとか。
確かに彼にとってはもう一つの『故郷の味』らしくパパドとビリヤニは特に懐かしい味らしい。

哀れⅠはこの商店街が気に入って、住まいをここに決めたのに
店の開いている時間に家に居る事はほとんどなく、この界隈で食事したのも前回私が来た時らしい。
ん~・・・どこにあっても働くと言う事は大変な事なのだよ。
掃除洗濯がまともに出来ていないのは落第だけど、まぁあんたも頑張ってると母は思うよ。



かくして、この辺りから私の満腹中枢はすっかり麻痺してしまって現在に到っている。
ヤバイって若いもんと一緒には食べられへんってもう・・・なのに食べるバカ母

今回の『東京だよおっかさんの日』はこのようにして暮れたのだった。

     
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