あい らぶ ゆう

月末になると夜が待ち遠しい。

ちょうどおっ月さんがまんまるになるから。
昨夜もちょいと外に出て見上げると
東の空にぽっかりと浮かんでおはす。

少し暖かかったせいだろか？
冴え冴えとして凛と張り詰めた輝きではなく
…まぁ…また何と優しげな…

私にとっての今日が終わる頃
常夜灯を消して
カーテンをそろりと開けて
おっ月さんと一緒に寝ようと空を見ると

あらま…雲に隠れて淡い光が漏れるだけ。
あ～ぁ…
大きな溜め息をひとつついてカーテンを閉じる。
今宵のお供は携帯電話となりました。







きゃ～っ！！
２月が終わってしまうわ～っ！！

ぺこちゃんへの憂鬱

ぺこちゃんの個人面談があったので、超特急で出掛けてきた。
…う～ん…古い言い回しだ


同じ建物内だけれど新しい活動の場に移ってから、少しずつ変わって来た事がある。

色々な作業をさせてもらう事で自信が付いて来たのかもしれない。
何と言っても、上から目線での物言いが前よりずっと増えた
私はいつの間にか彼女の召使いのようになっているらしい

…ははぁっ！ご主人さまっ〓
ふんっ…いっそ「はぁい〓わかったにゃんっ〓」とでも言うたろか

ま、私にそう言うと言う事はあちらでも誰かに言っていると言う事なので少々穏やかではない。

それに以前からちょこっとスタッフさんとの行き違いの原因になっている連絡帳のチェックが厳しさを増している。
スタッフさんと保護者との連絡ノートをぺこちゃんが朝出掛ける前にチェックして、中の手紙を自分で出して手渡ししてしまっているようなのだが
今朝は書類が入ってない！忘れたやろ？と笑い出す始末。
…そら、今日直接渡すんや

しかしながら、嬉しい誤算がひとつ。
何故だかお漏らしの回数が格段に減った
自信を持つと言う事は凄い事なのだな！

ふふっ…私もうかうかしてられないや(笑)



ところで、個人面談があるようになったのはここ数年なのだけれど

最初の頃はぺこちゃんの様子を知る事が出来てありがたかったのだけれど
…どうなんだろう…
何故だか今日は酷く疲れてしまった。

ぺこちゃんがデイサービスを利用し始めて１０年を過ぎた。
その間スタッフさん達も全員と言っていい程変わってしまった。
トップの方も別部署に移動されている。

仕方ないと言えばそれまでなのだが…
ぺこちゃんが家にやって来た経緯や
兄姉達とすら幼い頃から共に暮らした事がない事などなどなど…
何も伝わってはいなかった。

そのくせ家の中の事は彼女が話す、少々事実とは違った形が、あたかも事実のようになってしまっていた。
ぺこちゃん自身には、以前からたまりかねて何度か注意した事はあるのだか
聞かれれば聞かれるままに、自分の言葉で話してしまうのは当然なので咎める訳にもいかない。

それよりも…何で今更“いま”ではなく、私の詳しく知らない“かこ”の事を話さねばならないのだ…

なんて途中で思い始めてしまったので
自らが語る言葉がまるで他者が語るような錯覚を覚えてしまった。


…おっ！今日は何だか暗いな…


施設でお世話になっている以上、こまのひとつとなるのは致し方ないとして、

希望的観測のもとに語られた未来すら、一時的な明るい仮想にしか過ぎなかった現実を受け止めるには少々頭痛を伴うものであるのだ。

誰よ？ショートが取りやすくなるから、今の場所に移ってください言うたのは？？

私は多くを望んではいない。
ただ、月に一度、与えられた枠内でショートステイを取らせてくれればありがたい。
ただそれだけなのだよ～っ


おおっ！今日は暗くなってしもうた〓

ん～…いささか後味が悪すぎて、あったま痛いって！

休息

雨の三条を早々に後にして、もう直に最寄りの駅に着くけれど…
日頃の行いが悪いせいか、冷たい雨に祟られている。
こりゃ自転車で家に帰るのは諦めて
直接背の君を手伝いに行くかな～


昨日からＷデイ
先月に続いてかぁちゃんのショート先が今度はインフルで閉鎖になったらどうしよう
と、本気で心配していたけれど
かぁちゃんもぺこちゃんも無事に出かけて行きました
ノロは治まったかと思うと別の階で発症者が出て
随分長い間、スタッフさん達は大変な思いをされたらしい。
家族との面会も１ヶ月以上禁止せざるを得なかったとか

けれどインフルはお一方だけ発症されたけれど、感染者はおられなかったとか。
えらいえらい
ありがとうございます


京都へは、例によって遊びにではなく、
先月の予定を今月にずらせて半年ぶりにⅡの部屋の大掃除に行った帰り道である。

…の、つもりでやる気満々で、いや…覚悟を決めて行ったのだけれど


奴の部屋は、廊下に洗濯物は山積みだったけれど
過去に経験のない程きっちり片付いていたのだ〓

…え～？どうしたお前？

「たまには、ゆっくりしたらええ思って…」


だと！！！…


…今日の雨はそのせいか…


かくして、洗濯と細かい所の掃除をべ～らべら喋りながらしただけで
さっさと夕食に出掛けて
宿に着いたのが９時過ぎ。
なんだ…十分家に帰れたじゃないか

いや、これは休みなさいと言う事なのだと、程なく夢の中へ。

寝過ぎて背中が痛い程眠りこけさせていただきました。


ありがとうございます。

さ、もう直に駅に着く。
今日からまた頑張るべ～っ



やっぱり、家を１日でも離れて一人気ままに過ごすのは
私にとっては力を蓄える事の出来る貴重な時間のようですよ。

贅沢させていただきたしました

おなかいっぱい・・・ん？

あぁ・・・なんという・・・
２月に入ってもう１週間以上過ぎてしまったではないですか・・・


先週末にぺこちゃんが吐き下しをやってのけて
今週初めにぽんが高熱を出し
双方ともノロやインフルではなかった事はありがたかったけれど
疑似ノロや疑似インフルのような風邪までもが巷では流行っているようです。
幸い、かぁちゃんは今の所熱も出さずに元気にしているのが救いではありますが
昨晩、ついに応急処置の義歯をかみしめて再び割ってしまいましたよ
（２週間ほど前に割ってしまったので、新しい物は次の診療時に出来上がってまいります）


ところで、時間が面白いように早く過ぎて行く今日このごろ。
あっ！と言う間に１時間が過ぎ、１日が過ぎ、１週間が過ぎ・・・
面白いと言ってはみたものの、実際には恐怖さえ感じております。



私はと言えば、ん～っと・・・たとえば・・・

赤だ白だと、回転焼きが次々と焼かれていくのを勧められるままに片っ端からいただいていると
生クリームたっぷりのケーキとザッハトルテをどちらもホールで、差し入れにいただき
わぁ・・・と思っていると折詰のお寿司なんかを持って来られる人もあり
内心あっぷあっぷしている所へ、たこ焼きとお好み焼きを「熱いうちに食べてね。」な～んてもらったり。
どれもこれも、日持ちがするものではなく「もう無理！もうおなかいっぱい！！」と叫んでいるあいだにも
何かしら生ものが次々と届けられて、そうなればやはり笑顔で「ありがとう♪」って言わざるを得ない。

そんな日々を送っております。
・・・いや、例えですよ。食べ物に例えたらそんな感じかなぁって思って・・・

けど、実際、過食に走っている事は誰の眼にも明らかで
年の初めに誓った“健康第一”とは程遠い乱れた食生活をしています。
こりゃ、ぜったいいかん。
まぁ、こんな時はそれに至る様々な理由がある訳で・・・


昨年末、突然に背の君が数年前から温めていた計画が突如実行されるかもしれない・・・
とはピリピリ感じていたけれど、今年に入ってすぐにそれは実際に、本当に動き出した。
え？な？・・・ええええっ？・・・
な～んて言う感情を挟む隙などないものですね。こういう時は。
それは背の君の小さな小さな夢のひとつに過ぎない事なのだけれど
夢を実現するには時があり、今はまさにその時なのだと思うとおのずと緊張感が高まる。

最初は「好きにしはったらええよ。自分の人生やもん。やって後悔するよりやらんで後悔する方が悔しいし。」
な～んて傍観者の一人となるつもりが、そうは問屋が卸しませなんだぁ
あれよあれよと言う間に、一緒にごそごそする羽目になってしまい申した。
なもんで、生活のリズムが一変。





え・・・これからどうなるのかなぁ・・・mamaKに変身出来る時間なんて出来るのかなぁ・・・
そもそも今やってる事はpolepoleの分野なのかmammaKの分野なのか・・・
いっその事・・・BOM！！・・・と髪を金色に逆立てさせて
双方を取り込んで“スーパーpolepole”か“スーパーmamaK”になっちまわねばならないのかなぁ。
だとすればどっちなんだろう？・・・そもそも本来の私はどっちだっけ？・・・


もはや、今考えるべきが何なのか、それすらもよう分からん・・・


確かに言える事は、かぁちゃんのデイが休みの平日の一日だけが、ずっと家に居られる日って事で
これまではそれなりにバタバタしていたし、今もそうなのだけれど
それでも、その日が一番ゆったりまったり出来る日になった。って事ですかねぇ。


こちらも、ゆっくり向き合える日が少なくなってしまったけれど
いや、夜中に綴る体力気力が残っていないというべきか
でも、『あたしゃ生きておりますよ！』と声高に叫ぶ事は細々と続けて行こうと思っております。





様々な困難の中で懸命に頑張ってる友達の顔を思い浮かべながら、
私も頑張るね！ってそっとつぶやきながら。