『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

退院です

2007年04月30日 04時03分02秒 | 日々の出来事
ぺこちゃん、無事退院しました~っ!
病院に行った時の服は、厚手のトレーナーに丈の長い、ごついジャンバーだったのに、
Tシャツに、シャツジャケットでも暑いくらいの陽気だった。
青空に恵まれ、ついでに夜半にはおっ月様もみめ麗しく・・・

桜の季節が終わり、ツツジも色あせてきたけれど、新緑に風薫る季節だ。
おかえり~っ

・・・ちょっと一週間くらい・・・のつもりが、2ヵ月半。
長かった~っ
ぺこちゃんは勿論がんばった!でも、私もがんばったんだよ~っ!!
夜に気ぜわしく自転車を走らせる必要はないんだ~っ!!
明日からはお昼寝だってできるんだ~っ!!・・・勿論、私が!!


けれど、まぁ、手放しでは喜べない事も・・・。
ぺこちゃん、肺の影はほとんど消えていない。
で、退院前のCTで、何と甲状腺の異常が見つかり
・・・早く見つけてよ~っ。
退院後の通院に不安を残す結果となってしまった。

まぁ、なるようになる!成らねば絶対困るのだぁ、何事も~っ!
何て思っていたらキツクなるのは見え見えなので、
気楽にゆるりと普段の生活に戻ろう。

普段の生活って、どんなだったっけ??・・・まぁ、そのうち思い出すだろう

帰り着いた最初の一日は、どうにもこうにもクタクタなので、
取り合えず、退院の万歳三唱を
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼやきです

2007年04月25日 01時16分13秒 | 日々の出来事
ぼやきます。「なにごちゃごちゃ言うてんねん、この泥亀~っ!」と、突っ込んでください

ええ、ええ、そうです。
私の人生、そんなものです。予想に違わずいつもどおりですとも、ええ

姫と太郎の一件でしばらくは静かな気持ちで、この先何があっても
こういう気持ちは忘れないでいたいものだと思っていた・・・。
ははは・・・やはり無理であった・・・一晩にしてぱぁ!

昨日、お昼にぺこちゃんの病院に行くと、看護士さんに呼び止められた。
なんでも薬が間違えて入っていて・・・はぁ?
先週末、退院が近いという事で、いつもは看護士さんが直接食後毎に手渡してくれる薬が
一週間分、で~んと束になってサイドテーブルに置いてあった。
「これ、のまなあかんて~。こ~んなにたくさん。」・・・ぺこちゃん不機嫌。
いや、それよりも、こんな渡され方したって、飲める分けないじゃん。

う~ん、状況は想像できる。
「飲めますか?」って聞かれて「は~い。大丈夫で~す。」って言ったのだ。
この、自信たっぷりの明るい「は~い、大丈夫!」に何度泣かされて来たか・・・
なんて事は、看護士さんにはまだ分からない人も多いとは思う。
急遽、毎食後毎に、封筒を切った入れ物に、色分けシールを貼って
「あさごはんのあと」「ひるごはんのあと」「ばんごはんのあと」と分けておいたのだが
「その中身がごちゃまぜになっているので、分けた後、看護士に確認してください。」
ときたもんだ・・・「お姉さんが入れ間違えたのねぇ」と決め付けられてる?
「なにをぉぉぉぉ?私が間違えただとぉぉぉ?」
「この薬の仕分け作業、かぁちゃんの時からいったい何年やってると思ってんだぁぁぁ?」

どうやら、ぺこちゃん、訳がわかんなくなって袋の中身をいじっちゃったらしい
始めから気づけば良かったんだよねぇ・・・文字が読めていなかったんだ。
なので「あさ」「ひる」「よる」にでっかく書き直した。
「これならわかりますばいっ」って、ぺこちゃん、にっこり。
あのさぁ、頼むからさぁ、わかんないのに、分かるって言うのやめようよ~っ

しかし、そういう薬の出され方をした事にちょっと意見したのがまずかったかな?
機嫌よく過ごせた入院生活の終わりに、どっと疲れたハプニング。
(今日は、透明な袋に入れて、いじらないように封をしてやった・・・ふんっ。)

               

病院から帰ってしばらくすると、かぁちゃんがショートから帰って来た。
ベランダから車が見えたので待っていると、なかなか出てこない。
・・・かぁちゃん、ショート先のスリッパ履いて、車椅子に乗ってる
え?え?え?どうした?何があった?車から家は、まだ自力で歩けるのに?
慌てて階段を駆け下りて職員さんに聞くと、足が浮腫んで靴が履けないとか。
よくよく理由を聞くと、四日間、かぁちゃんは横になって眠らなかったそうだ。
いや、座りながら、うとうとして、寝かせると起き上がるのは常の事。
そういう事は珍しくないのだけれどなぁ・・・???
どうやら、今回担当の職員さんが、ベッドに寝かせてもすぐに座ってしまうので、
暗い中では可愛そうだと、談話室で相手をしてくださっていたようなのだけど、
滞在中、ほとんど椅子か車椅子に座りっぱなしだったらしい。

昨晩、やっぱりまとまって寝ないけど、ベッドの上で足を伸ばしていたら
朝には大方浮腫みも消えて、ちゃんと靴も履いて「うふふっ」って言いながらデイへ出かけた。
ショート先には足を向けて寝れないけど、心遣いに感謝してるけど、
介護用ベッドなのだから、時には足を伸ばして座らせてくださいって言わなきゃ駄目なのかな?
浮腫んだ足ではさすがにかぁちゃん、立つのも危なっかしくて・・・

                

夜、ぺこちゃんの病院へ行く途中、Ⅱからメールが届く。
「週末から千葉へ移動」・・・あらら、急な出張?研修?
帰ってみると、食事もせずに半ば呆然としているⅡ発見。
「研修じゃなくて移動。新入社員のほとんどは各工場へばらまかれた。」
頭の整理に時間がかかる

だって、3週間前に配属が決まって、本社勤めになったばかり。
もとより彼が地元を動く気がなかったからこそ選んだ会社だった。
どうやら人員不足の穴埋めに急遽新入社員が振り分けられたようだけど、
昨日言われて、5月1日付けで千葉での仕事がはじまるらしい。

車の免許を取るように言われて行き始めた教習所。
あと5時間分、どうするんだ?

って言うかぁ・・・引越し、どうするんだ?

頭の整理に時間がかかる・・・・・・長々愚痴ってごめんなさい

ん~・・・明後日からⅠが就活で上京。週末辺りにはぺこちゃん退院。

まずい・・・時間がないじゃぁないかいな

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祈り

2007年04月23日 03時57分42秒 | 日々の出来事
                              


久しぶりに「親バカ通信局」の「ヘブン支局」から便りが届いた。
鶯姫の息子、鶯太郎が小さい役ながら「銀河劇場」の舞台に立つと言う
姫はきっと嬉しくって嬉しくって「がはははっ!」って笑っているに違いない

かぁちゃんのショートステイの間に、
遅々として進まないⅠの引越し荷物の片づけを横目で見ながら
荒れ放題の自分の身の回りの整理も始めた。
もうねぇ、腹を括って取り掛からないと何も出来ない所まで来ちゃってるし
それを知ってか知らずしてか、背の君まで長年の書類の山を片付け始め、
我が家は「お片づけ月間」に突入した。
GWが終わるまでには何とかして、今年の計画を立て直さないと、
一月半ばから始まったバタバタで、落ち着かないまま時間ばかりが過ぎて行く。
妹達の荷物が次々増えて行くかぁちゃん家の片付けも同時スタート


かぁちゃんのテーブルの前には、B1サイズのイラストボードを貼り付け、
そこには、何枚かの写真やカードがいつも見えるように貼ってある。
写真が少し斜めになっていたので貼り直そうとして、ついカードを開いてみる。
上の写真の、コーヒーカップの形のカード。
2年前の春に、かぁちゃんに送られてきた鶯姫からのメッセージ

かぁちゃん、おげんきですか?
チューリップ、パンジー、すみれ、桜草・・・etc. 本当に花盛り!! 
もみじもかわいい新芽を出していますね。 
いつもいつも鶯のことを思ってくださって、ありがとうございます。
私も歩けたら飛んで行って、おしゃべりしたいんだけど、
右足がしびれて痛くて歩けません。悲しいねぇ。
でも、「笑う角には福来る。」笑顔だけは忘れずにワッハハ!!・・・・・・・・


このカードを送って来てくれてから、ちょうど半年後に旅立ってしまった。
この頃はリンパ浮腫と胆のうへの癌の転移で、杖を付いてもほとんど歩けなかった。
「泣いたらあかんよ!笑わんと!」それが口癖のくせして
「泣いてもええんや!辛かったら泣き!」って言ったのも彼女。
鶯姫よぉ、よう考えたらめちゃくちゃ矛盾してるやんかぁ


折も折、背の君が「お~い!」と呼んで古ぼけた封筒を手渡す。
私達の友人達から、幼かったⅠとⅡに宛てられた手紙の数々。
小学校卒業と共にアフリカに旅立つ前にⅠとⅡに宛てられた姫からの手紙も入っていた。

Ⅰ君、Ⅱ君、ご卒業おめでとうございます。
半年間お父さんのいない生活で、お父さんに聞いてもらいたいこ事もあったでしょう。
これからはうるさいほどに聞いてもらえますね。
インターナショナルスクールに入って、いろんな国の人と知り合えるのも楽しみですね。
・・・それから、この半年で身長が伸び、声変わりをした時はびっくりしました。
今度はどんな事でびっくりさせてくれるますか?
初恋の相手はどこの国の人かな?
たくさんの友達と思い出を作って、帰って来てくれるのを楽しみに待っています。
元気で行ってらっしゃい。
いつも祈っています。
地球の反対側でも祈りはきっと届くことを信じています。


懐かしい文字に触れてみる。
今日は不思議と涙は出なかった。笑顔になっている自分に気付く。
子供達は大きくなったよ。
今年に入ってから何度か、貴女の息子と私の息子達が芝居の話で盛り上がっているよ。

そうだね、どんなに遠く離れていても、どんな形であるにせよ
祈りは必ず届くものなんだよね。そうだよね。
心を込めて祈れば、その心はきっと届くんだよね。






コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おばちゃん、退院

2007年04月20日 04時13分05秒 | ぺこちゃんにまつわる話
数日前、ぺこちゃんの病室の元気なおばちゃん、めでたくご退院
おばちゃん、お昼前に帰るって言ってたのに、
もう、早く帰りたくて、帰りたくて・・・(気持ちは分かる)
最後に挨拶を・・・と思って10時半に病室に行ったら、もういなかった

看護士さんがお薬持って病室に入って来られ「あれ?○○さんは?」
おばちゃ~ん!薬まで忘れてどうすんの~っ

おばちゃんには本当にお世話になった。
凹みまくり、拗ねまくりのぺこちゃん相手に、まるで我が子のように接してくれた。
病室が笑いに包まれていたのも、おばちゃんの大阪パワーの成せる業。
何度も「木戸銭置いていかんなんわぁ。」って言いながら病室を後にした。
おばちゃ~ん、ほんとうにありがとう

三ヶ月近くの入院生活。
手術で取るのが難しい場所に出来た癌は、抗癌剤で見事に影が消えたそうだ
かなり苦しい思いもされていたけど、元気になられて良かったぁ。
さ~て、もう、焼肉食べられたかな?

会社の寮母さんを長くされていたので、病院食には厳しくて、
ぺこちゃんが感化されて、ちょっと困ったけど
「鉄板の上の熱々のお好み焼きと焼きソバ食べた~い!!」夢は、もう叶った頃かしら?

苦しい治療の最中、おばちゃんは一人で頑張っておられた。
遠方に住む次男さんが来てくれた時のはしゃいだ笑い声は私も嬉しかったよ~。
今度の入院で、10年以上絶縁状態だった長男さんと夫婦と連絡が取れて
退院の二日前にお見舞いに来られて久々のご対面。
おばちゃん、よそ行きの喋り方だったけど、きっと、きっと、嬉しかったよね。

誰も彼も、色んな人生を背負ってる。
偶然に同じ時期に出会って寝食を共にする事になったご縁。
本来なら、出会う筈もなかった出会い。
まぁ、もそっと良い所で出会えたらよかったんだけど・・・。
おばちゃん、本当にお世話になりました。どうぞお体に気をつけて


さ~て、4月のぺこちゃんの病院食「今月のこだわりの一品」より

カロテンゼリー =マンゴー人参ゼリー=

今月はマンゴーと人参の入ったビタミンたっぷりの一品を紹介します。
マンゴーと人参には βーカロテン(ビタミンA)が豊富に含まれています。
すっきりさわやかな味なので、マンゴーが苦手な方でも食べやすくなっています。
おいしく食べて栄養を吸収しましょう。


一口メモ

*βーカロテンは体内に入ると、ビタミンAに変換され、目や皮膚、粘膜を健康に保つ働きがあり、疲れ目、肌荒れ、風邪予防に有効です。

*マンゴーは基礎代謝及び免疫力を高めます。ビタミンAを含んでいることから風邪をひいている時には最適な果物です。動脈硬化予防・肩こり・美容などにも良いと言われています。

*人参はカロテンを非常に多く含んでおり、緑黄色野菜の王様です。人参にはビタミンだけでなく、ミネラルや食物繊維も豊富で、冷え性の予防は整腸作用も期待できます。


レシピ

<材料>   (4人分)

・マンゴー 120g   ・人参 120g   ・ヨーグルト 200g
・牛乳 120cc   ・ゼラチン(ふやかす)少々
・ペパーミント 適量

*冷凍マンゴーを使用すると安価です。

<作り方>

①人参はゆで、マンゴーは身を取り出す。
②人参、マンゴー、牛乳をミキサーにかける。
③②を火にかけ、沸騰直前で火を止める。
 *注・・・沸騰させすぎると固まりません。
④③にふやかしておいたゼラチンを加え、よく溶かし冷ます。
⑤冷めたら、ヨーグルトと合わせ、よく混ぜる。
⑥型にながし、冷蔵庫で冷やし固める。
⑦盛り付けて、ミントをのせたら、出来上がり!!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


レシピは嬉しいけど、五月の「今月の一品」が出るまで病院通いは嫌だ
すみませ~ん、私、そろそろ限界です~。
時間が寸断されると、ぶきっちょな精神構造なので、な~んもできん

それにしても、マンゴーってそんなに効用があったのね。
彼の国では、マンゴー、パパイヤはほとんど毎日食べてたけど、効果なんてあったかな?
むむむっ・・・そうか、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしなのね
ちなみに、お腹を壊した時には、パパイヤを食べれば良いと教わりました。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

創業記念

2007年04月18日 03時38分40秒 | 日々の出来事
夕食の準備をすませ、テーブルにおかずを並べてから
その日二度目にぺこちゃんの病院に出かけるのが午後7時。
帰るのは8時をまわっているので、その間に背の君や息子が食事を済ませている。
ここ二ヶ月の生活パターンにもすっかり慣れてしまった。

それからも、かぁちゃんの所と我が家を行ったり来たりしているので
夜は早めに寝てしまう、朝型人間の背の君とは平日は長くて30分程度しか会ってない
連絡事項のやり取りだけで「おやすみ~っ」となる。
あ、後は今頃「おはよ~。」「おやすみ~。」とちゃんと挨拶もする

今日(正確には昨日)バタバタと病院から家に戻った私の顔を見るなり、
「おい、創業日やで!」と、背の君。・・・・はぁ?
「明日、創業記念日やで!」・・・・あのさぁ・・・。

そ~か、そ~か、創業記念日なんだな。
あなた社長さん、私はしがない安月給の会社員。
25年間、汗水流して薄給に耐え忍び、ワンマン社長の我儘に振り回され・・・。

「結婚記念日」と何故言えない?

そうです。4月18日は結婚記念日。
めでたくも銀婚式でありま~す

よ、よく続いた・・・妻の忍耐があればこそ。
・・・うんっ・・・うんっ

今週末はかぁちゃんのショートステイ。
「時間の都合をつけて二人で食事に行こう!」と背の君が言った。
「晩御飯の準備せんでいいから楽やろ。」と続けて言った。

・・・ねぇ、愚息達の晩御飯は?

コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おばぁちゃま、その後

2007年04月17日 03時15分00秒 | ぺこちゃんにまつわる話
例のおばぁちゃまの、ちょっとびっくりしたお話。

おばぁちゃまが病室を移られた夜。
みなさん、いつにも増して、のびのびと大きな声で笑ってたら
突然、ぺこちゃんが固まった 

なんと、おばぁちゃま、おぼつかない足取りで、杖をつきながら入り口に立ってらした。
数秒の沈黙の後「お懐かしい顔が見たくて。」と、とことこ中へ入って椅子にちょこん
そっかぁ、おばぁちゃま、カーテンを閉めてらしたけど、
みんながけらけら笑うのは、そんなに嫌じゃなかったのね
輪の中に入るのが苦手だったのかぁ・・・と、ちょっとほっとした。

くくく・・・その時の皆さんの顔は、記録に留めておきたかったけど

けどね、けど、毎日続く昼夜の取り間違い。
普通ではない眠り方(ころっと横になった場所で、布団も被らず爆睡するとか)
日や曜日の認識のなさや、拘りの強さや頑固さ。物忘れの多さ。
自分の話したいことは喋り続けても、他人の言葉が入らない様子。
・・・その他にも・・・。
暇さえあれば、公衆電話で電話をかけ続けておられるような所は・・・。

かぁちゃんの、初めの頃にそっくりで、私はとても不安。
入院による一時的な物かもしれないけれど・・・でも、そんな事言えないし・・・
他人事で、放っておけばいい事なんだけど・・・どうすれば良いのかなぁ。
もしも違ったら失礼だし・・・あああああぁ、悩む!非常に悩む

だって、かぁちゃん、まだアルツハイマーだって分からない頃、余りの我儘さで、
親戚やお友達の中で徐々に嫌われっ子になって行ったのを思い出しちゃった
ぺこちゃんが、おばぁちゃまに対する反応の仕方が、かぁちゃんへの反応と同じなので、
ちょっと心穏やかでない私であります。

おばぁちゃま、無事に手術が終わられたようなので、
落ち着かれた頃に、彼女の病室を覗いてみる事にしよう。


・・・う~、心配事は我が家の事だけで、精一杯なのよね。何やってんだか・・・





さ~て、ぺこちゃんの病院食「今月のこだわりの一品」3月より

白魚真丈鶯仕立椀

今月は春を感じる一品を紹介します。
白魚の入った真丈を椀種に、椀妻として菜の花を添え、
だしはえんどうで淡い緑色に染め、鶯仕立てにしました。
料亭の味をご堪能ください。

***  椀種・・・汁物の主体になるもの 椀妻・・・湾種の添え


一口メモ

白魚は白く透き通ってほっそりした姿が特徴です。
味は淡白で旨味があり、一尾丸ごと食べられるので、カルシウムが豊富に取れます。
旬は冬から春にかけてで、江戸時代には白魚漁が早春に行われる事から
春告げ魚とも言われ、現在も早春の味覚として知られています。
調理法としては、刺身、酢の物、天ぷら、卵とじなどが絶品です。


レシピ

<材料>  (4人分)
・白魚 60g         ・たら(すり身) 100g
・山芋(すりおろす) 20g  ・卵白 大さじ1強     ・塩 少々
・菜の花 80g        ・えんどう豆(裏ごししたもの) 60g

A〔・薄口醤油 大さじ1強  ・みりん 大さじ1弱   ・酒 小さじ1
  ・塩 少々〕・片栗粉 小さじ2


<作り方>

① たらのすり身に白魚をそのまま入れ、混ぜ込み、すりおろした山芋、
  卵白を加え、よく混ぜ合わせたら、塩少々を加え、味を整える。
② ①を型に流し込み、15~20分蒸す。
③ 蒸しあがった②を切り、椀種にする。
④ 菜の花は3cmほどに切り、さっとゆでる。 
⑤ だし汁にAを加え、お吸い物のだしを作り、水溶き片栗粉でとろみをつける。
⑥ ⑤にえんどうまめを加え、緑色にします。
⑦ お椀に③と④を盛り、⑥のだしをはったら、出来上がり!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

へぇ、こういう場合、とろみを付けてからえんどうを入れるのかぁ。初めて知った
真丈って作った事はないけれど、別に白魚にこだわらなくても言い訳で、
色味に惹かれるので、今度ためしに作ってみよ~っと。
ん~・・・しかし、椀物にこんなに手間をかけるのは嫌だなぁ。
そうだ!具材を大きく種類を増やして、椀物でなく、メインディッデュにしてしまおう

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

好き嫌い

2007年04月15日 01時03分34秒 | ぺこちゃんにまつわる話
ぺこちゃんは私と違って食べるものに好き嫌いは全くない。
でも、素直すぎるせいか、人の好き嫌いがかなり激しい。

例えば、兄ちゃん(背の君)が家に帰る頃、玄関を開ける音がすると
必ず自分の部屋のドアをぴしゃりと閉める・・・未だに解決出来ないままの難問。
デイではお気に入りのお友達に、一日中べったりくっついてるらしいけど、
職員さんが注意を払わなければならない程だそうだ・・・少し心配。

でも、それは何もぺこちゃんに限った事じゃなく、
私を含めて誰にでも似たような事はあるのだけど、
私達は良くも悪くも、それをコントロールする術を年を重ねる毎に身に付けていく。
ぺこちゃんの感情表現は素直すぎて、いつも直球ド真ん中



例の夜中に寝ないおばぁちゃま、婦人科系の手術の為に病室を移られた。
ベッドが空くや否や、元気なおばちゃん一言「ぺこちゃん、カーテン開けや~っ!」
一ヶ月ぶりに、ぺこちゃん側の閉ざされていたカーテンが開く。
おおっ、さすがに明るい

でもカーテンのおかげで助かってた事もある。
ぺこちゃん、おばぁちゃまに、お見舞いのクッキーのお裾分けをもらったのに
私の顔を見るなり、ぽいっとそれをベッドの上に投げつけて
「食べる気せんっ!」・・・そんなぁ・・・

おばぁちゃまこそ、かなり耐えてくれてたんじゃないかと気にかかって仕方がない。

ぺこちゃんに対して、本当なら、もっと真剣に叱ったり、叱られたり・・・。
そんな関係を築いていかなくてはいけないのだろうと思う。
でもそこまでの信頼関係はまだ出来てはいない・・・二の足を踏んでいるのは私。


普段はとても愛想が良いので、ぺこちゃんに会った人によく言われる言葉は
「かわいいねぇ。おとなしいし。」
「この子、素直やから良いねぇ。やりやすいでしょう?」

うん・・・確かに、本当にそう。

でもね、そう言われる事が、かなりキツイ時が私にはある。
どう思われても仕方がないけど、そんな些細な言葉に結構凹む・・・。

・・・うおっ!・・・暗くなって来た・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

気を取り直して、ぺこちゃんの病院食の「今月のこだわりの一品」
まずは2月から、食事に付いて来たレシピより


イベリコ豚のステーキ

皆さんはイベリコ豚をご存知ですか?
イベリコ豚は生ハムの本場スペインに生息する黒豚で、豚肉とは思えない霜降りの肉です。
どんぐりや草を餌にしているため、油といっても動脈硬化予防にも役立つオレイン酸を多く含み、
かつ、栄養豊富です。イベリコ豚の高級な味わいをご堪能ください。


一口メモ

オレイン酸は悪玉コレステロールだけを低下させ、胃酸分泌を調整し腸の働きを活発にしたり、血液をさらさらにする作用があるといわれています。
オレイン酸はオリーブ油に含まれている事で有名で、地中海沿岸に住む人々は心臓病が少ないと考えられています。
別名、イベリコ豚を『足のあるオリーブ』と呼ばれています。


レシピ・・・(書かなくても良いような気がするけど一応)

<材料>  (4人分)
・イベリコ豚 320g   ・塩 約小さじ1/4
・ブラックペッパー 少々  ・サラダ油 大さじ1

【付け合せ】
・じゃが芋 1個      ・揚げ油 適量
・スナップえんどう 80g ・塩 少々

<作り方>・・・(ん~・・・もっと書かなくてもいい気がするけど一応)

①イベリコ豚に、塩、ブラックペッパーをふって5分ほどおき、味をなじませる。
②フライパンに油を引き、片面ずつ焼く・・・
③じゃが芋は低温で素揚げする。
④スナップえんどうは塩ゆでする。
⑤お皿に盛り付ければ出来上がり!!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

主婦の皆様には簡単すぎて、怒られそうなレシピだわぁ

しかし、イベリコ豚って高級食材ではなかろうか?
質より量の我が家の主婦は、スーパーの特売豚肉をオリーブオイルで焼けばいいじゃん
と、思ってしまうのでありました。
でも80gが一人前かぁ・・・我が家は作りすぎの食べすぎだわね。 

ぺこちゃん、病院食で、少しだけど減量成功!!
帰ってから、太らせ無い為にも献立に気をつけなきゃ。
もっちろん、自分の為にも・・・いや、こっちのが重要課題






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酔った・・・

2007年04月13日 03時46分17秒 | どうでもいい話
この四月から食品関係の会社に勤め始めたⅡ。
二週間の工場での研修を終えて来週から本社での研修に入るようだ。
新入社員の中で配属が地元ではない子達もいて来週からは配属先へ移ると言う事で
明日からは三連休。今日は職場での初めての飲み会。
終電間近の電車で帰って来たのはいいけれど、
やたらテンションが高い・・・

「いやぁ、劇部で飲んでるのとはえらい違いだねぇ。」
当たり前だ・・・酒飲んで、演劇論を戦わせるのとは勝手が違うだろうよ。
「なんと言うかさぁ、みんな飲み慣れてるんだよねぇ。」
おめぇ、かなり飲んでるよな(←ビール一杯で寝るのが常。それでも我が家では一番飲める)
「全然違うんだよねぇ、遊び慣れてるって言うかさぁ。」
まぁ、あんたは頭が異常に固いからねぇ・・・え?え?何?
・・・何だか、にこにこ笑ってる・・・

「あはは~っ、ね、ね、あの歌さぁ、Ⅰが歌ったらかっこいいと思うよ~。」
何の歌だ・・・?・・・お、おい!寝るな!風呂へ行けぃ!

「だめ?このまま寝て、朝シャワーあびちゃ駄目?」

・・・初めて知った・・・な、何て気持ちわりぃ喋り方をするんだ・・・
って言うか、何で酔っ払うと標準語なんだぁ??

・・・あ、寝た・・・
へぇ、あんた、酔っ払うとこんな風になるのかぁ・・・面白い・・・。


いや、実はⅡの事なんかを言ってられなくって、私も・・・う~・・・顔が熱い。

先日、従兄弟が突然やって来て「食うか?」と、干し柿を一箱置いて帰った。
自家製の干し柿なんだけど、やたら硬くて歯が立たない・・・。
「ありがとう!」と言ったけど・・・兄ちゃん、これは食えない・・・
でも、田舎の太陽を浴びてやって来た干し柿。邪険には扱えない。
何とかしようと煮て柔らかくしてみようと思った。

昨晩煮て朝見ると・・・・・・・あぁ・・・・・・グロテスク
勇気を出して舐めてみると、ん?案外いける?
どうすりゃいいか考えて、種を取って刻んで、蜂蜜を少し加えて煮てみた。

ほう・・・なかなか・・・けど、何か物足りない。
なので、ケーキ用のラム酒をちょびっと入れる・・・つもりが・・・。
ドバッ!とかなり大量に入っちゃった

ええ、ええ、それを煮詰めてジャム状にしてみたらチャツネみたいになって
カレーに混ぜればコクが出そうな感じと、言えなくもない。

「あはは~っ

駄目だ・・・ドバッとラム酒を入れて火の傍で鍋をかき混ぜてたのがいけなかった。
すみませ~ん。酔っ払ってます~っ

あ、頭が痛くなって来た


・・・頼む、かぁちゃん・・・おとなしく寝ておくれ・・・。
何で今頃、布団蹴飛ばして、こめつきバッタみたいになってるんだ・・・
夜中に起きるのは元気な証拠ではあるけれど、多分、今日は付き合いきれないよ。

あれ?こんな話をしたいんじゃなかったのに、ど~でもいい話を長々と・・・
駄目だこりゃ・・・どうも失礼しました。

あ、頭が痛い
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そろそろ二ヶ月

2007年04月11日 10時42分43秒 | ぺこちゃんにまつわる話
              

久しぶりに、ぺこちゃんの話題を。

入院から、そろそろ二ヶ月。元気いっぱいの大阪のおばちゃんも抗癌剤の治療が終わり、
来週には退院出来るようで、ぺこちゃんは少し拗ねモード。
心配していたステロイド剤の副作用も今の所はそれ程なく、一昨日から一錠減ったので、
予定通り、GW頃には退院出来るかも・・・と言いつつ、すっかり病室の主となりつつある

40年近く、家族を離れて団体生活をしていたせいか、
苦しい検査が終わってからはとても落ち着いて、文句や愚痴は多いけれど
入院生活の決り事の中でも、大きなパニックを起こす事無く過ごしている。
これには心底ほっ

気になる事は、薬のせいでやはり顔が・・・まんまるのムーンフェイス
もともと丸いので分かんないけど、顎のまわりは明らかに普通じゃない。
あと、手を伸ばせば全て事足りるので、以前に増して動かない。
退院してからが問題だなぁ・・・骨が弱くなっていると思うので、ちょっとなぁ
「病院の廊下を歩いて運動しましょう。」と言われてるのもよく分かってるんだけど、
20メートルくらいの廊下を一往復したら「運動した!」と、鼻高々。
せめて10往復~っ!!・・・あ、どっちにしても気休めかぁ・・・。

そして近頃急に気になっているのが、会話する量が減っているのが関係するのか、
いつも通り大きな声で喋るのだけど、舌足らずの部分が激しくなって、
私が聞き取れない(内容が理解出来ない)。
何度か聞き直すけど、そりゃ、腹も立つよね・・・ごめ~ん。
それに聞きなおされると、むきになって喋るので、もう怒号にしか聞こえない。
なので、適当に理解しているのだけど、そういう事って敏感に感じ取ってしまうので
このままじゃぁいけないなぁ・・・


話は変わって
写真には細かい部分が写らなかったので、ちょっと解説をば。
花柄の紙に書いてあるのが、月に一度か二度の特別メニューのお品書き。
和食、中華、洋食のローテーションで力を入れた内容になっている。

この日の洋食御膳のお品書き

         ムニュアラセゾンマルス(意味、わかんな~い
 
     スープ    野菜のポタージュ
     サラダ    サラダアスペルジュ
     アントレ   ホワイトカレーフォンデュ
     ライス    バターライス
     デザート   ソフトヨーグルトゼリー 木いちごのソース


後の二枚は「今月のこだわりの一品」の説明。
こだわりの一品の食材の説明と効用。レシピまで書き添えてある。(後日紹介しま~す)

    2月のこだわりの一品は「イベリコ豚のステーキ」
    3月のこだわりの一品は「白魚真丈鶯仕立椀」

まるで、高級料亭のようだけど、そこは病院
カロリー計算はバッチリなので、ほんの一口。見事に一口~っ!!
(なのでここは写真よりも、想像力でお楽しみくださいませ。)
でも、食べる事しか楽しみのない入院患者さん達には、味はともかく
この「お品書き」があるとないとでは、気持ちが随分違う筈。
ぺこちゃんも、読めないけど、これを私に渡す時はどこか得意げで嬉しそう。


ただ、食事制限のある方には、恨めしいだろうなぁ










コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ようやく桜

2007年04月08日 22時46分25秒 | 日々の出来事
携帯から送るとどう反映されるのかと、気になってたのだけど・・・
写真、ちっちゃ~~いっ

なので、もう一度、ぺこちゃんの病院の桜。


お花見にゆっくり出かける事は出来ないのだけれど、でも大丈夫

我が家の桜・・・違った・・・住んでる古いマンションの敷地内の桜なの

        ほらね何となく公園みたいでしょ?




上を見上げると・・・    



窓から手を伸ばすと、手に取る事が出来る場所にも桜があって、
毎年、手折りたい誘惑と戦う事になる
川風の強い場所なので、他の場所より少しだけ開花の時期が遅く、まさに今が満開

今年は何故かあんまり桜が綺麗だと思えなくって、気分的なものかと思ってたのだけど
急な冷え込みで、咲くのを足踏みしていたせいね。

NACSのお芝居に癒されて
ようやく桜が淡いピンクに染めている風が心に届いたかしらん
な~んて、ちょいと気持ちは乙女チック。

・・・悪いかぁ・・・いくつになっても乙女心はあるのだぁ・・・。


パソコン復活 気分も晴れ晴れ。
結局ハードディスクをごっそり入れ替え。
だましだましがいけなかったのか、今回はバックアップも取れなかったので、
ここ2ヶ月近くのデータはメールを含めて全滅

凹みまくる私を哀れに思ってか?
背の君が、かぁちゃんの家からもネットに繋げられるようにしてくれた。

私があんまり煩く言うので、メーカーに状況を伝えてくれたのだけど、
念のために価格を聞いてびっくり。そんなお金は出せません
で、背の君、休日の朝もはよから日本橋(こちらでの秋葉原みたいな所)へ。
結局五分の一以下の価格でパソコン復活。

あら・・・お株が上がってしまうわ

教訓:時にはしつこく、脅迫じみた要求はしてみるものである

なるほど・・・こうして妻はどんどん強くなって行くものらしい

心が桜色に染まっているうちに、さぁ、我が家を「人の住処」にしよ~っと。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする