『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

“う”は「虚ろ」の“う”

2013年09月30日 05時22分59秒 | 日々の出来事
随分と怠惰に一日を過ごしてしまった。

かぁちゃんもぺこちゃんもデイはお休み。
日曜日だものね。

それぞれの生活に支障はないようにだけは動いたけれど
それ以外はほとんどゴロゴロしていたような気がする。

・・・あのね

体が止まってしまうと心も止まってしまうようで
さや・・・とも風が吹かない。
何も・・・考えられない・・・考えたくない。
「はぁ・・・」と、ため息をついて、はたとその事に気付かされる。
尚もぼんやり天井を見つめながら“虚ろな瞳”ってどんなんだろう?って思ったけれど
それ以上考えるのも面倒で、しばらくまたぼんやりしていた。


ようやく、夜中に一人になって
手をパタパタと動かすと、少しだけ心に風が送り込まれた感じがして
よっこらしょと、かぁちゃんをトイレに連れて行き
隣の玄関の鍵を閉めた時、冷たい風に体が包まれた。



深呼吸をひとつ・・・ふたつ・・・みっつ

もう一度、腕をパタパタパタ

まさか飛んで行く気はないが、心に風を満たす・・・つもりになる。



我が家の玄関の鏡を覗くと、いつものコロッとした自分がおりましたよ。


明日は朝から駆けずり回ろう





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“い”は「一瞬」の“い”

2013年09月28日 10時46分03秒 | 日々の出来事
昨夜、ベッドに転がって、つらつらと携帯に長文を打ち込んで、投稿しようと画面に触れたら
その気はないのにキャンセルキーに触れてしまって、一瞬にして消えてしまった。

消え去る時は一瞬なのだな・・・

図らずも、命について考えてしまう。
従姉貴が逝ってしまってから、何をしていても何所にいても、頭の片隅から離れない。
一瞬で消え去るものならば、尚更、その一瞬に強烈な光を放ちたいと言う欲がない訳じゃない。
実際に、傍から見ればそうでなくても、せめて自分の思いだけの中では輝いていたいもんだな。

なんてぇ事を、頭に過るその一瞬は激しく思うのに
忙しない日々をただ、何時もの様に過ごす事だけに心と体を動かしている最中には忘れ去っている。
まぁ、忘れ去っていなければ、当然こなさなければいけない雑用は出来ないという現実もある。

若い頃は、その激しく思う一瞬は一瞬に留まらず、そのまま夢想の世界へ入り込んだりもしたが
歳を重ねてくると、そうそうそんな時間の使い方は出来なくなった。
その間に、現実の自分以外の命が危うくなってしまう。それも現実。

君たちがいて僕がいる♪
歌の文句じゃないけれど、確かに、良きにつけ悪しきにつけ、わが身の都合だけでは動けない中で
自分自身がどう輝くのか・・・
いや、そもそも輝きは他者から見えてこそ在るのだから、
自分が!自分が!と思っている時点で間違えているのかもしれない。

と、キーを打ちながら、今晩のおかずは何にしようかと頭の片隅で考えている
来週は従姉貴の墓が出来るので、来てくれないかとアニキから電話があったので二か月ぶりに故郷へ向かう


「それが終われば、本来の自分に戻らなきゃ・・・」と私が言うと
「本来って、どれが本来?」と、背の君が聞くので
「着ぐるみよ!今回は着ぐるみ作らんといかんねん!!」と答えてしまった。
え?私の本来って、それ???

今年はとにかく忙しい。
心を亡くすのではなく、心に様々な事柄をこれでもかと詰め込まなければいけなかった。

ささ、解き放つぞ詰め込んだモノを!!
今の所、チラリと一瞬でも輝きが見えるところと言えば、そこんところらしい。




ん?・・・・これでいいのか?
うん!・・・これでいいのだ!!







********************************************


昨夜、つらつらと打ち込んでいたのは
“い”はいいことづくめの“い”

空は抜けるように青く
かぁちゃんの足取りが幾分軽く
ぺこちゃんのご機嫌がなかなかよろしく
パニりそうな事があったのに、ぽんがパニらず
夕飯の芋餅が想像以上に美味しく
ベッドに転がって、後は寝るだけの至福の時。

まさに良いことづくめの一日。


と、良いことだけを振り返ってみてた。



今朝は風は心地よく、澄んだ青空は私を外へと誘っている。
ぽんは朝からパニっていたけど、さっきヘルパーさんと出かけて行った。
ぺこちゃんはまだ夢の中。
かぁちゃんはデイサービス。

さ、私は背の君の事務所の掃除をささっと済ませて、夕食の為の買い出しに行くとするかな。
昨日は猛烈な向かい風だったもの。今日はそろりと追い風を願う。

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“あ”は「ありがとう」の“あ”

2013年09月22日 05時30分08秒 | 日々の出来事
そして、あっと言う間の“あ”

ここひと月、痛い話題しか語っていないけれど、もちろん痛いばかりですごしてた訳じゃなく
二週間前の今頃は、眠らぬ街のビジネスホテルのベッドの上で大の字になっておりました

東への旅はもう何度目になるだろう・・・
初めての時は、もう二度と来る事はないだろうと、かなりの覚悟で出かけた筈なのに
いつしか、年に一度は、時には二度程出かけて、すっかり出かけるのが当たり前になってしまった。
ここ数年はⅠの家の掃除、洗濯という大義名分も出来てしまったので
帰りの新幹線でつい涙ぐむ・・・といったしおらしさもとっくに忘れ去り、
「うははははは!わったしは独り、独りきり~~っ♪」と、限られた時間、開放感に満ち満ちてしまっている。


その中で、今回はブロ友さん5人と一緒にお会いするという幸せに巡り会えた。
御一方は初めてながら、御三方は、私が上京する度にいつも大切な時間を割いて会う時間を割いてくださる。
なんてぇ丁寧に言うとよそよそしいんじゃねぇか?って思うほど
もうすっかり、歳は違えど幼馴染のような?
あるいは、学生時代の友人のような?
んで、何を言っても許される!!みたいな?
ぎゃははははっ?みたいなぁ??・・・どんなんや
とにかく、これって、ある意味奇跡だ!!
だって、この場所がなければ決して一生出会う事はなかった筈だもの。

介護の形はそれぞれに違うけれど、自由になる時間を作る事がどれだけ難しいかを知っている。
月日の流れと共に体や心の痛くなる場所が変わって来るのも知っている。
介護される者と介護する者と周りの者との通じ合える所、通じ合えない所を知っている。
知ってもらってるって、とってもうれしい

ほんとに、ほんとに、出会ってくれて ありがとう


合間合間に、掃除!洗濯!掃除!洗濯!を入れながら(だって大義名分なもんで
必ず会う方々との出会いもそうだ。
探して、求めて、出会って、繋がって・・・やっぱり凄いや

もうっ、ほんとに出会ってくれてありがとう


それからね、やっぱりここで出会って、東へ行く度、お洒落な所へ連れて行ってくださる方との出会いにもありがとう
今回は、突然に無理を言って炎天下を歩くのにお付き合いさせてしまった。
いつのまにか、平気で我儘を言ってしまっていますねごめんなさ~い!!



そうしてね、私には、ネットの世界がない頃からの特別な出会いがあるのですよ。
いてくれて当たり前になってるけれど、これって物凄い事だよね。

改めて、ここからだけどありがとう




そして私が居るこの場所で、私が居たあの場所で、出会ってくれた方々にありがとう




十五夜前後の、おっ月さんの見事な輝きは、私の「ありがとう」のスイッチを入れてくれたようで
殊に今宵は月光に酔ったのか、随分昔の懐かしい出会いまで思い出し、つい口元がほころんで、

・・・眠るのが惜しいのです。














 

                      



                             あかんやろ!朝になってしもたがな・・・はよ寝よ
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ベッドは危険!……?

2013年09月18日 05時12分01秒 | 日々の出来事


台風一過。
雲一つない青い空。

その前日……
二日間、強い風と共に降り続いた雨は濁流となって
広い河川敷の公園をのみこんだ。



各地で被害に会われた方々に心よりお見舞申し上げます。


過去に、この川が前にこうなったのは三十年前。
その前は四十七年前。
その頃は、この川が決壊したら、二階まで水が来ると噂が流れて
ひいばあちゃんが、じいちゃんの位牌を腰に巻きつけて、
緊張した面持ちで二階まで上がって来ていたの思い出した。

記憶というのは、何かのきっかけで、突然蘇るものらしい。


なーんて事を思い巡らしていたのが悪かったのか、
大切な物を探している夢を見た……ような?
明け方、ガバッと飛び起きて、辺りを引っ掻き回し
方向転換しようとしたのかどうなのか??
次の瞬間、急に視界が変わり、チカチカチカチカ世界も変わり
しばらく身動きが取れなかった。

いて~~~~~っ……と、認識するのに時間が必要だった。

薄暗がりの中…
目の前に両足
目の上に両手

V!V!V!!ビクトリー
鮮やかなるVの字着地。



おしりいたいです~
めちゃくちゃ痛いです~

高齢者の方々の中には、ベッドから落ちる事で身体能力が著しく低下される方も多いとか、
いえいえ、中齢者?も要注意ですぞ!!






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ダッシュは危険

2013年09月06日 22時33分18秒 | 日々の出来事
先週から今週にかけて、何故このように…
と、頭がグラグラする程予定が詰まっていた。
少し気が進まない事があり、先延ばしにしていた事が
やはり想像以上に時間に追われる結果となってしまった。

あちこち駆けずり回っている最中にも、何度かヤバイんでないかい
とは感じていたが、ついに、電車に間に合わない!!と思いっきりダッシュしたのが運の尽き…
あ、脚が!腰が!膝が!

けど、そんな事に負けてはおられんのです。
ピコピコ階段を降りて、テッテケテッテケ走って、新幹線に乗って、地下鉄に乗って
掃除、洗濯、掃除、洗濯…………

21時半に駅前で、仕事帰りの1と待ち合わせ。
久しぶりに東の空の下で合う愚息めが、顔を見るなり呟いた。

「何や、えらいやつれとるやん。」

んあ⁈誰のせいやねん

しかしながら、今年、最初で最後の私だけの貴重な青春休暇
念入りにストレッチして、至福のゴロゴロ中。

いざ、夢の中へ


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