『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

♪くれ~の元気なごあいさつ~♪

2006年12月27日 03時07分39秒 | 日々の出来事
お忙しいですか~っ?
そりゃぁそうですよね。お忙しいですよねぇ

私もいよいよ目が吊り上り始め、真面目に主婦やっております。
まずは大掃除を・・・は、出来ないので小掃除を!
とは言え、一人いきまいている私を横目に、この時期には必ず言うんですよ、背の君は。
「部屋が汚かろうが、おせちなんてなかろうが、正月は来る!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「こねぇよ・・・。」

ちっともわかっちゃいないんだ。
時間が来るから来るんじゃなくて、準備をするから来るんだよ~っだ。

いや、わかってますよ。「無理しなくていい。」と労らってくれているのでしょう。
「なら、その書類の山、片付けてよ・・・。」

と、思い始めると腹が立つので、黙々とガチャがチャ動いている次第。
かぁちゃんの、明日、明後日の二泊のショート期間が勝負!
と思ったら、二泊目の夜にオヤジが来ると言う・・・別にいいけどね

あ・・・年賀状もまだだ・・・

いいんだ何とかするんだ!と言う事で、今年の締めくくりです。
暮れも近付いた慌しい時期に、企画物のように書き綴ってしまいましたが、
読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
介護+介助生活が始まってから、自分の時間なんて取れないと思っていましたが、
時間はなんとか捻出できる物かもしれないと、希望の光が見え始めたように思います。

楽しんだり、挑戦するって事を諦めては諦めてはいけないのだ!!

かぁちゃんの「うふふ」を沢山にするなら、私自身が「うふふ」でないと
ぺこちゃんのご機嫌を良くするなら、私自身が、ご機嫌でないと

それにはやっぱり私自身が嬉しかったり、楽しかったりしなくっちゃ

・・・去年と比べると、その辺りは少しは成長したかしら。
・・・決して、諦めたんじゃなくって、ないものねだりを止めようとしてるだけ。
・・・ないと分かっていれば、ないなりに何とかなる。何とかしちゃえば良いのね



あ、今年は何だかあまり歌えなかったので、来年はちょっと真面目に・・・?
うわ~い、歌うぞ~っ遊ぶぞ~っ と、来年への決意も新たに、
しばし、主婦としての闘いに、いざ出陣!!


皆様、時節柄どうぞ、お体には気をつけてくださいませ。
そして、どうぞよいお歳をお迎えくださいね~っ
今年一年、お付き合いくださって、本当に、本当にありがとうございました





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☆メリークリスマス☆

2006年12月25日 01時48分36秒 | 日々の出来事
                 


リセットボタンを押しました。
さぁ、新しい第一歩。

毎年、毎年の自分の中のルール。

辛い思いも、悲しい思いも、切ない思いも、全てを愛しく塗り替える。
今、全てが愛しい


愛しい家族にメリークリスマス。
愛しい友人達にメリークリスマス。
私に出会ってくれた全ての人達にメリークリスマス。
これから出会うだろう多くの人達にもメリークリスマス。
もちろん、ここで、出会えた方々にもメリークリスマス。
今、この時に、みんなが笑顔でありますように。

そして、やはり今年もいつもと同じ言葉しか言えないけれど・・・。

今悲しみの中にいる人たちが少しでも早くその悲しみが癒されますように。
今苦しみの中にいる人たちが少しでも早く苦しみから逃れられますように。
どうか、少しでも早く笑顔が戻りますように。

願っても願っても、想っても想っても届かぬ想いが
いつしか届くのではないかと夢見る時がクリスマス。
奇麗事でしかないと思ってる事が、本当の意味で綺麗になるんじゃないかと
願ってしまう時がクリスマス。

「みんな本当に大好きだよ。」
もう会えなくなってしまった人達にも、届くかもしれない
「大好きだよ、本当に大好きだよ・・・今も、これからもずっと。」

今、側にいてくれる人みんな。
遠くからでも、私を覚えて、いつも支えていてくれるあなた。
今日だけは、照れないで大きな声で言うね。

「みんな大好き 出会ってくれてありがとう。心からありがとう 
どうぞ、あなたが、幸せでありますように。」



・・・かぁちゃん、かぁちゃん、わかるかい?・・・クリスマスだよ。

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クリスマスイヴですね。

2006年12月24日 02時39分33秒 | 日々の出来事
                


あはは~ん、イヴですよ~っ
・・・体調はそろそろ限界  けど、気分は上々だから良いのだ~っ

これ、お分かりになりますか?一番手前二つが、カガネールです。

背の君のスペイン土産の中には、この『馬小屋セット』もちゃんと入っていた。
ベイビィイエスは身長1、5cmくらい。 ちっちゃい、ちっちゃい 
天使もおります。マリヤさんやヨセフさんもおります。
こうして見ると○ん○人形も、なかなか厳かに馴染んで見えるでしょ?

天使が乗っかてる緑色の玉は、後ろの蝋燭立ての飾り。
実はこの天使、平べっちゃいだけで、立たないし掛けられないの
色々試して、もっとも収まり良かったのが、この玉乗り状態
大丈夫!天使だもん、玉くらい乗れる

この蝋燭立ては、あちらにいる時に大使館関係のバザーで入手。
確か、イタリアの方の出品物だったと思う。あはは~っきんきらきん
何せ、背の君みたいな一般企業の人間はごくごく僅か。
外国人向けレストランで石を投げれば、どこかの国の大使館関係者に当たる!てな国。
だもんで、敷居が高かろうが、少々場違いであろうが
「世界の国からこんにちは」なバザーに大感激

でまた、おかしな物や、不思議な物を入手・・・だから、収拾がつかないのよね

でも、いいんだ!世界は一つ!人類みな、兄弟姉妹なのだ~っ



人と人とが触れ合うと笑顔でいられるものを、国と国、思想と思想、宗教と宗教となると、
ちょっとした行き違いで激しく敵対するようになってしまうのは悲しい。

「ねぇねぇ、あなたの彼ってどの子?カラーは?」
「ブラック?ブラウン?ホワイトなの?へぇ、イエロー?」
息子達が通っていた学校では、こんな会話が当たり前に飛びかっていたらしい。
人種がその肌の色で分けられるのは自然な成り行き。私達は、もちろんイエローだぃ!!
宗教だって、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、仏教、神道、etc.
皆が同じ制服を着て、同じ学校に通ってた。勿論、皆が仲良しで・・・
なんて事はなかったかもしれないけど、


何て言ったらいいのかなぁ・・・難しい事は考えられないし、言えないけど。
皆が笑顔で過ごせたら、どんなに素敵だろうと祈る事はできるものね。
本当に、それだけしか出来ないけれど、祈る事だけは出来るもの。

華やかなイルミネーションや賑わう街並みの隅っこで、そっと涙をぬぐってる人達も、
クリスマスなんて関係なく激務に勤しんでいる人達も
笑顔の人達が一段と増える日だから、少しだけ口許を上げれたらいいのになぁ。
穏やかな気持ちで、この夜が過ごせますように。どうか、どうか・・・








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クリスマスまであと2日

2006年12月23日 02時54分27秒 | 日々の出来事
《気付かなかった罪:番外編・・・その後》

                

今日は、おそうじおばちゃんへの変身予定日

あぁ、もう一年経った。一ヶ月に一度のWショートの日の決まり事が出来てから一年。
去年の同じ日、雪の中を初めてⅠの下宿先に行ったんだ・・・。
あの時の、あのやるせない思いは、おそらく一生忘れられないと思う。

この一年、随分色々経験して、ようやく笑顔がすっかり以前の彼に戻ってきた。
優しい言葉はかけるのは苦手だけれど、
本当は「お帰り。」と抱き絞めてやりたい気分だ。
・・・ん~、有り得ない話だ・・・想像も出来ない


生きている以上、様々な事があって当たり前。それは分かってるつもり。
けれど、時として、それは予想を遥かに越える。
想像するのは大好きだけど、それは自分に甘い夢だからこそ。
突然襲い来る負の大きなエネルギーの前には私はただ立ち尽くすしかない。
そこから、一歩ずつ歩き出す事は、自分の限界を越えると思える時もある。
でも、歩き続けなければ生きられない。
じたばたしながら、雨風に曝されながら泥濘を歩き続けて、
もうこのまま行くしかないのかと観念した頃に、突然、太陽が顔を覗かせて、
青空が広がり始める。・・・そこに虹の橋がかかってたりすると、
一気に心は天上へ舞い上がる。

そんな、ありふれた物語のようにいかないのが世の常なんだけれど、
でも、負のエネルギーの分だけ、正のエネルギーはやって来るものだと思う。
途切れ途切れでも、必ずやって来て、いつしかプラスマイナスゼロになる。

さぁ、新しい出発点。
負のエネルギーは予告もなしに手を変え品を変え、どこかで必ずやって来る。
けれど、プラマイゼロの次の出発点は必ずある筈だもの。

クリスマスが目の前。
さぁ、押すぞ~っ!今年の私のリセットボタン



あ、まだ早かったその前に、一眠り
妹達が来てくれたので、朝はいつもより少しゆっくりして(嬉しい
ぺこちゃんのお弁当を準備して、夕食は申し訳ないけど妹に頼んで、
(ショート中止の皺寄せだよぉ・・・)
BGM用のMDをカバンに詰め込んで、行ってこよ~っと!

ま、ま、去年よりは人間の住みからしくなってるもん。それだけでいいんだもん。
それに・・・掃除にかこつけて、ちょっとランチをはずんじゃったりして
電車に揺られて、バスに揺られて、そそくさとⅠを部屋から追い出して
気儘な一人暮らしの疑似体験をしている気分に近頃なっている訳でして。
あははぁ、いつの間にか、月一回のちょっとした楽しみにしちゃった

あぁ、本当に・・・。
去年と比べたら、何て穏やかな気持ちでクリスマスを迎えられるのだろう

何だか、とっても、とっても言いたいなぁ。両手を空に高く挙げて
「ありがとう。」「ありがとう。」・・・「ありがとうっ



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クリスマスまであと3日

2006年12月22日 02時44分32秒 | かぁちゃんにまつわる話
《丑三つ時に起きた事》

               


・・・突然、クリスマスとは全く関係ない話をば・・・。

ぅわ~い、クリスマスだ~っって浮かれてはいても、現実は変わらない。
いや、現実は変わらないんだけどうふふんあははん、なんて先に楽しみを作っておくと、
まぁ、それなりに、時はゆるりゆるりと心地良く流れていくものかしらん。

・・・だ・・・け・・・ど・・・


毎日、日付が変わる頃、かぁちゃんがようやく寝息をたて始める。
隣に越して来てから、夜に横になって休む時間が少しずつ増え始め、
近頃は1時間か2時間は、そのまま静かに眠れるようになったようだ。
以前は10分、20分の間隔で起き上がっていたので、かなり成長?した。偉い
それから私は、あちこちの電気を消して、こっそり静かに、うふふ~んと我が家へ帰る。
で、いそいそとPCに向かったり、お風呂に入ったり、自分の時間を満喫する。
勿論その間も二、三度は、我が家と隣を行ったり来たり。確認作業は手を抜けない。

それなのに、昨夜はちょっとぼけーっとしていて、2時間近くも間を開けてしまった。
とは言え、ここ数ヶ月は起き上がっても、自分で立ち上がれず、
サイドテーブルに両足を乗っけてるだけ。
布団が全部脱いであるので、風邪をひかないかそれが心配なだけだったので、
(時には何故か、服が半分脱いであるけど
以前と比べると余裕綽々、楽になった・・・と、思っていた・・・。



草木も眠る丑三つ時。私はゆったりまったりお風呂に入り、
濡れた髪にタオルを巻いたまま、いつものようにそっとかぁちゃんの家の鍵を開けた。

除夜灯だけの薄暗い中、そろりとドアを開けた私の目の前に・・・それは・・・居た

白っぽい服を見に纏い、鬱向いたまま、白髪混じりの髪がはらり・・・

玄関のドアの前、壁にもたれて・・・無言のままで・・・立っていた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


どこで寝とるんや、かぁちゃん!!



分かった事が一つ・・・人間、本気で驚くと、言葉は出ません。
ひぃぃ・・・っとまず、息を吸い込んでぇ
「あ、あ、あ、あ、ど、ど、ど、な、な、な・・・。」
(あらまぁ、どうしたん?何してるん、そんな所で?の略)

完全に目を閉じているまま~っ!・・・私はアフアフしながら、両手をひいて
トイレに連れて行って、ベッドに寝かせたけれど、その間、心臓はバクバクしっ放し。
「かぁちゃん偉かったねぇ、久しぶりに一人でちゃんと歩けたんだねぇ。」
なんて言えるもんか~っ


2000年も前に、人の世に奇跡をもたらしたクリスマス。
いや、本当・・・何が起きるか、わかりませんって・・・





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クリスマスまで、あと4日

2006年12月21日 03時13分51秒 | おもひでばなし
《クリスマスの思いで その4》
     



さて、それからどしたぁっていう、昨日の続き。

彼等が小学校6年生の秋、背の君が私達より一足先にアフリカへと旅立ち、
私は独りで家族の渡航準備に駆けずり回る事になった。
学校関係の役もいくつか引き受けていたし、かなりなハードスケジュールのまま
クリスマスシーズンを迎えたその年、彼等はサンタさんへの手紙を書かなかった。

少々寂しくはあったけど、もうそろそろ卒業の時期なのかと、
私は、図書券という何とも現実的なプレゼントに手紙を添えた。
一応、筆跡がばれないようにワープロで打って、手作りの封筒に入れて、
毎年してきたように、明け方、彼等の枕元に滑りこませておいた。

初めて父親のいないクリスマスの夜、ケーキを食べながら長距離電話をした後で、
彼等はどちらからともなくぽつりと言った。
「昨日、サンタさんから手紙が来とった。」
「サンタさん、アフリカ行くのを知っとった。」
「大きくなったら、僕等がサンタクロースにならなあかんらしい。」

・・・確かに私は、かな~り悩みながら書いた・・・。
「今まで、私の存在を信じてくれてありがとう。」
「君達が大きくなったら、君達自身が大切な人のサンタクロースになってあげて欲しい。」
他に何を書いたのかは忘れてしまったけど・・・。

彼等が本当の所、いつまでサンタクロースを信じていたのかは、今もわからない。
時折、そういう無粋な質問をする人がいるけど、そんな時だって、
「アフリカに行く前に、手紙をもらった。」と、私の顔をチラリと見て言うのだ。
何となくどこかで、ずっと前に知っていたのだろうけど、
それを言わなかったのは、「いるんだ!」と言い張る親への気遣いだったのかもしれない。
・・・そんな気遣いができていたとしたら・・・なんだけど


あの~、こう書くと、とっても優しい良い子達のようでございますな
いやいや、文章と言う物は場合によっては魔物、もしくはマジックのように、
現実を自由自在に綺麗な色づけもするものでございますよ。

実際、そんな心優しい、麗しい子供達や母親で有る筈は無い訳で・・・。
当時彼等は本格的反抗期突入期。胸倉掴んで力づくでの親子喧嘩は日常茶飯事

でもやっぱり、クリスマスは特別な日だった訳で・・・今もそれだけは変わらない。
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クリスマスまで、あと5日

2006年12月20日 02時33分34秒 | おもひでばなし
《クリスマスの思いで その3》

                


↑この天使さん、一番のお気に入りえらく、デーハーな気もするけど
これらのオーナメントはいずれも直径5センチくらいの小さな物。
大きなツリーに飾っても、ちっとも目立たない気がするんだけど・・・。

へんてこりんのも、可愛いのも好きだけど、細かい細工の物はもっと好きかも
こういう物達が美しく飾れる部屋にしたいと長年思いつつ、
今の有様ときたら・・・・・・という話は置いといて

タイムリーにサンタクロースネタを一発

我が家の双子Ⅰ、Ⅱ
この呼び方って思い付きじゃなく、産まれてすぐはおでこと足の裏に書いてあった。
Ⅰ、Ⅱってマジックで・・・ 明らかに二卵性で顔が違うのに・・・
彼等は月足らずで未熟児だったので、一ヶ月近くは保育器の中育ち。
名前が決まってしばらくしてからも、
看護婦さんには「いちこちゃん、にこちゃん」って呼ばれてた。

で、その彼等。親に似たかどうかは別として、かなりの頑固者である。
何せ、ヒーロー達の日常を考えてしまいながら、それで冷めるのではなく
それも含めて益々のめり込むタイプみたい・・・あぁ・・・似てるかも

そんな彼等の所にもやはり、サンタのおじさんは毎年やって来たのだ。
サンタのおじさんは明け方、皆がまだ起きない頃に、こっそり枕元にプレゼントを置いて行く。
彼等はサンタさんの存在を信じていた。
そう、悪い事をすると、なまはげに連れて行かれるんだって事くらい信じてた。


彼等が字を覚え始めた頃のクリスマス近く、洗濯物を干そうとベランダに出ると、
クーラーの室外機の上に、セロテープで何やら紙が貼ってある。
「サンタさんへ、ぼくは○○がほしいです。」・・・あわわ 絵入りだよぉ。
夜になって、こっそり外しておいたら、翌朝、手紙がなくなってるのを見て、
ぴこぴこ飛び跳ねて、喜んでいたっけ。

おお、聞き出す手間が省けた

クリスマスの朝、ご機嫌なチビ達を見ながら私もご機嫌
で、めでたし、めでたし・・・ではなかった。

翌朝、ベランダに出ると、また手紙が・・・「サンタさん、ありがとう
・・・あわわ・・・。
こっそりひっそり、彼等が目覚める前に剥がして引き出しの奥に仕舞いこんだ。

そのタイミングを外さないようにする為、クリスマスは私にも息が抜けない日となり、
それが何と、小学校5年生の冬まで続いたのだった。
・・・う~・・・親もメデタイが子供らもメデタイ

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クリスマスまで、あと6日

2006年12月19日 02時42分37秒 | おもひでばなし
《クリスマスの思いで その2》

                


異国の我が家にはハウスガールさんが一人いた。
決して、我が家が裕福だった訳ではないけれど、
ある程度の収入を得ている人は、職場を提供するのが当たり前の国。

彼女の専門は、主にアイロンがけ。
アイロンがけというのがまた、暑い国ではなかなか大変な作業である。
しかも、虫が衣服の縫い目に卵を産み付ける事があるので、
(それが、皮膚に寄生して成虫になるのだから、放ってはおけない
肌着からタオルから、身に触れる物全てにかけるので、時間も相当かかる。

私より一回り年下のヤンママで、童顔の小柄な可愛らしい子だった。
簡単なスワヒリ語は、ほとんど彼女が教えてくれた。
最初に教わったのは「ウメメ ハクナ!マタティゾ!」(電気、無い、問題だ!)
文法なんてそっちのけで、単語の羅列だったけど、それでも買い物くらいは出来た。

その彼女がクリスマス近くになると、急にウキウキし始める。
子供の新しい洋服を買ったのだと、嬉しそうに話し、
縮れた髪にラスタと呼ばれる付け毛を編み込み、急に一段と美人さんになる。
勿論、彼女がムスリムではなく、クリスチャンだったからだけど、
私が無造作に結わえた髪に付けていた髪飾りを「綺麗だ。」と褒めるので、
彼女の小さな子供と彼女と彼女の妹にに、ラメの入った布にゴムを通しただけの
簡単な髪飾りを作ってプレゼントすると、イヴの礼拝に着けて行くと何度もお礼を言ったっけ。


イヴの夕暮れ時になると、いったいどこから湧いて来たのだ?と思うほど、
主要道路は着飾った人たちで賑わい始める。
おそらく普段は来る事のできない場所からも、この日には無理をして出かけてくるのだろう。
沢山の人波は、大きな教会へ続く道へ流れて行く。

皆がクリスマスをわくわくしながら特別な日を、『待っている』
何を着ようか、何を食べようか、誰と会えるかと、満面の笑顔で『待っている』
小さい頃、遠足の日をドキドキしながらカレンダーを見ていたように。
誕生日やお正月を指折り数えてわくわくしながらその時を過ごしたように。
その日が来れば何もかもが新しくなって、素敵に美しくなるかのように。


『待っている』楽しさ。『待っている』喜び。
待つ事ができるって、素敵じゃぁありませんか
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クリスマスまで、あと1週間

2006年12月18日 02時42分46秒 | おもひでばなし
《クリスマスの思い出 その1》

                 


あちらこちらで、火炎樹の真っ赤な花が咲き乱れると、
日本ではそろそろ秋風が木の葉を揺らす頃かしらと、
格子の入った窓越しに、深紅を一層映えさせる真っ青な空へと視線を投げた。
鳳凰木とも呼ばれるその木の花はクリスマス頃までその鮮やかな色合いを保ち、
地元では「クリスマスツリー」と呼ばれていた。

赤道に近い南半球のかの国ではクリスマスは、真夏。一年で一番暑い季節だ。

頻繁な停電に備えて常備してある蝋燭立ても、この時期はクリスマス用に変えてたけど、
「冬のクリスマス」しか知らない私には、やはりひいらぎとポインセチアの飾り。
現地で買った蝋燭をそこに立てていると、数日後に室温の高さで直角に曲がってしまう、
そんな暑さの続くクリスマスシーズン。

美しいとはお世辞にも言えない町の中心部に小さなユニセフの事務所があり、
そこで入手したクリスマスカードに付いていた金属製のオーナメント。
もしかしたら、珍しくはない物なのかもしれないけど、
荒削りな調度品や、原色の交錯する雑踏に目が慣れてしまうと、
こんな繊細な細工の物には、例えそれが機械での型抜きだったにせよ、
普段以上に愛おしくて、心を高ぶらせつつ購入。

各国の民族衣装を着た子供達が蝋燭を持って輪になっている。
着物姿の日本の子供も、アフリカの子供もいたので、ついつい嬉しくなってしまった。
何枚かのクリスマスカードと共に、同じ様なオーナメントのセットも購入。
単純に、美しいと感じる物が、外国製だという事に少し寂しさを感じながら。

けれど、火炎樹の赤やブーゲンビリアの大木の濃いピンクや白、そして、生命力溢れる木々の緑。
常夏の国の自然が彩るクリスマスカラーには圧倒された。

たった2年の滞在で、もう10年近く経ってしまったけど。
帰国してしばらくは「帰りたいよぉ、アフリカへ。」と、二言目には言ってたっけ。
もう二度と生活する事はないだろうけど、
私が歩んできたちっぽけな人生の季節の中では、
 最高のクリスマス休暇  だったと思っている。


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アドベント3週目に入りましたよ

2006年12月17日 02時35分54秒 | 日々の出来事
                 

『天使の学校』で~す
変なのじゃなくて、ふつ~に、可愛いのもありますんですよ。

後ろにあるのは黒板で、本当はサンタクロースの先生が天使の生徒達に、
クリスマスプレゼントの事を教えているって風景なのだけど、
サンタの先生は壊れちゃった・・・。

私がずっと若い頃、「こんなの好きやろ?」って友人がプレゼントしてくれたもの。
友人ったって、その頃既におじさんだったけど
とっても古いし、とっても小さい天使達。
この天使達、背の高さが2センチあるかないかくらい。

へぇ、クリスマスプレゼントって、サンタクロースじゃなくって、天使が運んでくれるのね
そうだったんだ・・・と思うと何だか分かる気がする。
・・・絶対、一人じゃ無理があるもんね

クリスマス近くになると、やたら心が熱くなるのは、
私はもう一生分の目に見えないプレゼントはもらっているのかもしれない。
でも、形ある物は必ず壊れるとは言え、この天使達みたいに手元に置いて、
手で振れる事ができるっていうのは、それはそれで素敵だと思う。だから、

・・・目に見えるプレゼントも欲しくは・・・ある
・・・去年は愚息が「響」さんのディスクアニマルをくれたっけ。
・・・少々複雑な気持ちもしないではなかったが、結構嬉しかったりなんかして。


ところで、今頃気付いたけど、今年はアドベント4週目に入る日がイヴなのね
ありゃ。4週目ですよ!ってかっこよく?イヴに突入するつもりがちょいと拍子抜け

そこで、プレッシャーをいただく事にとっても弱く、ついついその気になる私め
明日からクリスマスまで、お気に入りのオーナメントを紹介しつつ、
クリスマスの想い出を中心に、毎日更新をめざそ~っかな~っ


・・・けど、天候や交通網状況の異変により、予定変更の可能性はあるって事で



追伸 : ううう・・・どうかここでだけでも、はしゃがせてくださいませ。
     昨日、ぺこちゃんの施設から電話がありました。
     ノロウィルスが施設内で大活躍の真っ最中!
     来週ショートステイ予定者の受け入れができなくなっちゃいました!
     ・・・どうしよう
     ・・・予定を全部変えないといけない・・・

     勿論、うつったらもっと大変なんだけど、でも・・・しくしくしく

     全国的に流行っているのでしょうか?どうぞ、皆様お気をつけてください。
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