『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

またひとつ

2012年07月20日 02時38分34秒 | かぁちゃんにまつわる話
例年夏にガタリと調子を崩すかぁちゃんであるが、今年もやっぱりもひとつ調子が麗しくない。
水分を口に溜めてしまって飲み込めないし、何より足取りが重すぎる。
得意だった階段の上り下りも、かなりしんどくなって来た。・・・でも、頑張って上ってます♪
で、体の傾きが半端なく、歩かせるのも力技に頼るしかない。・・・でも、頑張って歩いてます♪

近頃は立っている時も私の胸にほっぺをくっつけて背中に手をまわしてしがみついている事が多い。
かぁちゃんが上手にそうやってくっつくので、私は片手でかぁちゃんの体をかる~く抱えて、
玄関の鍵の開け閉めをしたりするのが慣れっこになってしまっている。
先日、いつもの姿勢で鍵を開けようとすると携帯が鳴った。
携帯はほとんどメールしか使っておらず、電話がかかるのは緊急か大切な用の時だけなので慌てて出たのだ。
・・・その間数十秒。


あのぉ・・・何度もここでも書きましたが、私はコロコロしております。
何と言いますか、ぽよぽよ、ぷゆぷゆ、ところによってはぱっつんぱっつんなのですのよ。
痩せにゃぁいかん!!と思うだけでち~っとも痩せた事がないのでありますのよっ!!


して、その間、ほんの数十秒!!

やっと鍵を開けようと少し体をずらした途端、かぁちゃんが・・・かぁちゃんがっ!!
「ぷはっ・・・」と言ったその後で、ぜぃぜぃはぁはぁ大きな息をしだしたのだっ!!
え?え?えっ?

私が電話に気を取られていた時、いつもはほっぺをくっつけてるかぁちゃんが
事もあろうに、顔を真正面からくっつけておったのですよ・


・・・その間、魔の数十秒!!

思わず爆笑してしまったけれど、直後に脳裏に浮かんだのは新聞の三面記事の見出し。

認知症の母親、圧死!!
ぽれぽれ(52歳)は母親の移動介助しながら、携帯電話で会話中に己が体で圧迫。
かぁさん(78歳)は顔をふさがれ呼吸困難に陥ったと思われる


あ、あほなぁ・・・・・・・・・
じょ、冗談にも程がある・・・


な~んてね。笑い話がひとつ出来て良かった、良かった。
とは言え、苦しかったら顔を少し横に向ければ良いものを・・・・・・
かぁちゃんには、もうそれすら自分の判断では出来ないのだね。
そうか・・・私はかぁちゃんの命を握っているのかもしれないな・・・なんて思うと少し切ない。
そうして、それはとても重い事でもあるのだな。
でも、重いと思ってしまっちゃぁいかん事でもあると思うのですよ。



そう、かぁちゃんは先日78歳の誕生日を迎えました。
アルツの中期と言われたのが68歳の時。やっぱ、ちょっと若すぎたんじゃないかなぁ。
かぁちゃん、またひとつ無事に年を重ねる事が出来たね。
お誕生日、おめでとう!かぁちゃんっ♪






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ちょこっとご無沙汰しております。
私は既に夏バテの兆しはあるものの、相変わらず痩せもせず、食欲も落ちることなく元気です。
mamaKは時間の捻出に四苦八苦しながら、ようやく頭の中の整理が少し出来たようで材料を調達し始めております。
ただ、やる気とは裏腹に、かぁちゃん、ぺこちゃんの通院に付き添うだけで時間と体力を消耗してしまっており
かな~り、焦っておるようですが、気力は徐々に高まっている様子です。

完全に雲隠れする前に一言ご挨拶をば


暑中お見舞い申し上げます
これから益々暑さが厳しくなって来ますが、
皆様どうぞお体にはくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。



コメント (8)
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文通と言えば!

2012年07月02日 04時09分05秒 | かぁちゃんにまつわる話
私は、便箋と封筒を沢山持っております・・・いや、
私は、派手だったり可愛かったり、ちと趣味を疑うような便箋や封筒を沢山持っております。
正直に言うと、便箋や封筒に限らず、ペンやノートを含めて一生分は既にストックしております。

この細々したものを買ってしまう癖を直さないと家の中は片付かないというのは分かっております。
だけど・・・♪わかっちゃいるけどやめられないっ♪
なのに、デイでの連絡帳を書き始めた時に一番困ったのは黒のボールペンがなかった事。
色とりどりのミリペン(←これはもう死語?)や各色のラメペンはあるのに普通のボールペンがない。
同じくショートステイ先にかぁちゃんの様子をお知らせするのに、これまた普通の便箋がない。
ショート先に宛る手紙はちゃんとしたので書かないと・・・と、慌てて買いに走ったけれど、
何の変哲もない便箋と封筒を前にすると、最初の挨拶文も調べないと出て来ない。眉間の皺も深くなる。


そう、最初の頃は普通の便箋に辞書をひきながら、便箋数枚に文章を綴っていたのだ。
「○○様 いつも母がお世話になりありがとうございます。最近の母の様子をお知らせいたします・・・。」
から始まって
「特に注意していただきたい事は・・・」とつらつらつら・・・結びの挨拶も入れて四苦八苦。

ところが・・・どうも通じていないような気がするままに数か月。
そのうち、こうして書いていてもきっと読む暇なんてないに違いないと思い始める。
(注意してくださるようお願いした事が注意されないままの事がしばしばありましたのよ)
通じてないと分かると、書くのが無駄に思えて来る。


そうか、読む暇がないなら“チラ見”くらいは出来るだろう。
そうか、ど~せ読まれないなら好きにさせてもらおうやないか!!と開き直り
それならってんで、乙女チックな便箋に、挨拶もそこそこに、
伝えたい事は☆マークをつけて箇条書きで必要最小限度。
ついでに特に要注意の箇所には、赤の波線つき~っ!!
封筒も時にはハートマークが散りばめてあったりするのに、すうぃーつのシールなんか貼ったりして
・・・だって、糊付けすると開けるの面倒でしょうが・・・
好き放題やって何年か経った頃、担当者会議にやっと来てくれたたショートのケアマネさん兄ちゃんが言ったのだ。

「いつも、お手紙ありがとうございます。分かりやすくて助かってます~っ!」そして。
「なんや、僕がラブレターもらってるみたいで♪」・・・・・・んな訳ないやろ・・・

乙女チックな便箋は、誰もが読めるようにスタッフルームの掲示板に貼ってあるそうだ。


・・・え~っ・・・
・・・えぇ~~~~っ・・・



そうして私は、今も尚、買い物に行くとつい可愛い便箋を探してしまうのであった




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さてさて、ついに7月になってしまい、今年も後半戦に突入。
かぁちゃんは、水分を飲み込むのが下手ぴぃになってしまい、寒天茶を復活させなきゃいけなくなりそうだ。
今年の夏は覚悟してかからないと、レベルダウンするのは必至・・・いやぁん




そんな中、タイムリミットが近づいている様な気がし始めました。
ただでさえ更新をさぼりがちではありますが、ここしばらくはも~っと歩みが遅くなりそうです。
いつまでも音沙汰なしの場合は、例によってmamaKに変身して苦戦を強いられているとご想像ください。
(本番まで2か月以上あるのに間に合う気がしない・・・だって全く手つかずだもの

これから暑くなりますが、みなさまくれぐれも御身お大切になさってくださいませね~っ。
コメント (9)
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