『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

夏のおもひで・・・いや、その・・・

2008年09月25日 16時01分40秒 | 食してみます?
いよいよ、秋本番かしらん・・・

昨日の夕暮れ時、いつものように窓を開け放って洗濯物を入れていると
かぁちゃん、くしゃみを三連発
振り返れば、見事な鼻水ふたすじ

暑いのが苦手なぺこちゃんは
窓を閉めて暑くなるのが嫌なので、何度言っても夜も窓を開けたまま。
昨夜はついに咳をし始めたので、私が強制実行
やっとの事でステロイド剤から解放されて2週間。
今、風邪をひかせる訳には断じていかないのだ。

私は私で、いつものように布団も被らず寝ていると、
明け方寒くて目が覚めた。
(肌布団は、寝るときにはちゃんと掛けているので念のため


夜中、堤防での花火の音も若い子達の歓声もさすがにしなくなり、
代わりに、虫の音がいささか元気すぎて、頭の中にこだまするようだ。


空が高い・・・・・・秋ですねぇ・・・・・。




あ~っ!!
・・・いや、別に大した事ないのです。
ただ、この夏、振り返れば、私はヒジョー忙しかった。
久々の「夏休み」を経験し、オヤジさんに付き添い、
かぁちゃんとぺこちゃんとの生活は
実はち~~~~っとも大変じゃなかったんだ。
なのに、な~~~~~んにも、他の事が出来てなかったじゃないかぁ・・・。
何て、過ぎ去った日々に歯噛みをした事も・・・。


で、記事にしようと思って出来なかった事がいくつもあって
あんまり季節外れにならないうちにちょっとUPです


              



私にしては珍しく、手の込んだ?
「食してみます~?」のカテゴリーに入れちゃえいっ!のコーナー
 

いつだったか、あまり覚えていないけど、
7月の終わりか8月の初め頃


            
          
      坊ちゃんかぼちゃが出てたので、グラタンにしてみたぁ  


            

     色があんまり良く出てないけど、カルダモンとクミンを効かせた
     サフランライスを添えて、ど~ぞっ

洋風の炊き込みご飯の具に(何でも良いのですが)
スパイス類をてきと~に放り込んで、我が家ではインド風炊き込みご飯、
「ピラウ」なる物を時々作るのでありま~す

気分はすぐに、エギゾチーック  ・・・いや、アフリカーンッ 

            
    *注:我が家で言うインド料理はアフリカで覚えた味なもんで

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スイッチオンのタイミング

2008年09月20日 05時11分20秒 | 歌と私と私の祭り
東の国での滞在初日、午前1時を過ぎてようやく帰って来たⅠ。
・・・え?おめぇさん、帰れないって言ってたんじゃぁ・・・。

開口一番「家から飯の匂いがするやんけぇ」
・・・取りあえずは作っておいて良かったけど・・・。

「うめっ!ご飯おかわりある?」
・・・そりゃまぁ、一応炊いてはあるけど・・・。

「あぁぁぁ、人間らしい食生活やぁ。」
・・・おめぇ、普段いったい何食ってるんやぁ?

愚息の家に泊まりこむと決めたのは、
「その頃は多分家へは帰れない時期」だと事前に聞いてたから。
「まぁ、一日くらいは帰れる様にするわ。」
ってんで、ほな、おらんうちにさっさと掃除と洗濯すまして、
独り暮らしの気儘な生活を疑似体験するんだもんねぇ
・・・母は内心ほくそえみ、かなりるんるん

んでもその日、一応「明日は帰れるん?何か食べたい物ある?」って聞くと
「明日はどうかわからんなぁ・・・おかんカレーが食いたい
・・・あ、もしかしたら帰るのね

(我が家には、インドカレー、スープカレー、おかんカレーの三種が存在するのだ)

結局Ⅰは、毎日翌日になってから帰って来て朝8時半には出かけていった。
最期の日にいたっては「帰れないメール」があったので
Ⅰの布団も上げて爆睡してたら3時をまわって帰って来た・・・

考えてみれば、彼は「家にいるおかん」しか知らない訳で、
東京の空の下で、ずっと独りにするのが悪いなぁと、せめてもの
彼なりの気遣いだったんだろうとは思う。

ふふふ、母の実態など子供には分からぬわ・・・逆もまた然りか



そうなのだ。

目の前に在る事が全てじゃない。
むしろ目の前に無い事の方が自由な筈の心を縛る。
「この場所だけは、この時だけは」と思う余り、
かえって「今頃どうしておいでだろうか?」と、
何があってもこの時には直ぐには対応出来ない場所に居る、
かぁちゃんやぺこちゃんの事が気にかかる。
今年からはそれに加えて
「おばちゃん、今どこですか?」と問いかける、ぽんのメールが尚気にかかる。
ぴぃは早く帰れているだろうか、
ろんはちゃんと朝は起きられただろうか・・・。
背の君はちゃんとご飯を準備したのだろうか?と、ついでに気になってくる

逆に、家にいる時には「今頃どうしておいでだろうか?」の対象が
ⅠでありⅡであり・・・遠くにおわしますどなたか・・・になる。
勿論そんな事を思い続けてはいないけど、
全く、どこへ行っても落ち着かないったらありゃしない。

でも、これってどう?どこに行っても「自分」が居ない。
「自分」が居なくても大丈夫だと分かっている時でさえ、
「自分だけの自分」になりたくて、はるばる出かけていてもこの有様。


             *******


店先にはそろそろ、来年の手帳が出始めた。
既に年内のカレンダーは、私以外の予定で真っ赤に染まりつつある。
この隙間をぬって「自分」もしくは「自分だけ」の予定を入れるのは至難の業。
眉間に皺を寄せながらカレンダーを睨みつけ・・・


ほんとに?ほんとに至難の業??

と、突然思ってしまったのですよ。


何も「ここだけではこうあらねばなるまい!!」
と言う所にこそ、縛られてはいかんのですよ。
「自分だけの場所の自分」になるのだと、自分を縛り付けるのではなく
変わらぬ現実、変えられぬ現実は必ず目の前にあるんだから
刹那的に「この時、この場所」に縛られるんじゃなくって
「どこにあっても自分」中心の時(祭りの時間)を作ればいいんじゃないの?

要は「スイッチの入れ替え」がうまく出来れば良いだけの事。
不器用な私にそれが上手く出来るかどうか分からないけれど、
「スイッチ・オン のタイミング」
うまく見つけてまいりましょうぞ!!



そんな事を今まで気づかんかったんかぁ?・・・と叱られそうではありますが、
今夏の「祭り」を終えて、自分の中で何かが少し変わったので
書き留めておきたくなりました。
自らが「祭り」にすがりつきたくなった時に、ここへ帰ってこられるように。

長々と失礼仕りました。


あ・・・どこに在っても同じだからどこへも行かない!のではなく
行けない所なんてないのだ!!と、拳を高く掲げておる状態であります


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日常との融合

2008年09月16日 21時49分48秒 | 歌と私と私の祭り
これ、な~んだ?
               


一辺が15cmくらいの小さい箱。
すだれを上げると・・・

ほうらね・・・


               

            小花模様のおっ月さんと、うさぎさん達


発砲スチロールのまんまるうさぎと、ビーズのお団子。
そしてモールのすすき。
かぁちゃんがデイサービス先で作った「お月見うさぎ」
先日の担当者会議の時に、ケアマネさんが、
出来たてほやほやのを持たせてくれた。
うさぎさんの赤いお耳や、モールのすすきはかぁちゃんが切ったんだって。
ビーズは、ぱくっとするのを阻止しながらの積み立て作業だったらしい。
・・・へへ、いつもの事だけど

お月見には少し遅れてしまったけれど、
お披露目いたしましたぁ♪



************************************


さて・・・

          た・だ・い・ま~~~っ!!!!

♪かえぇぇって来たぞっ!かえぇぇって来たぞ~っ!!♪

昨日、Ⅰの住まいの周辺をのんびりうろついて、ひとり美味しいものを・・・
な~んて計画してたら、しばらく連絡が取れなかった友人からメールが入った。
「こちらに来てるの?少しだけでもお会いしない?」
「ええ・・・行きます!参ります、いずこへなと~っ!!」

友人と言っても、30年前に同じ物を大切にしていた方で、
色々とお世話になった恩人でもある、一まわり以上年上のお姉様。
ご主人の介護を終えられ、昔っからそうだったように、
自分の輝ける場所をみつけて輝いている、カッコイイ姉上である。

ところが、どういうわけかいつも待ち合わせがうまくいかない
今回もお互いの思い込みと、思いやりのすれ違いで
「西武新宿線の改札」と「西武線の池袋の改札」とでお互いを待ち続け・・・
間違いが分かったと同時に、私、全速力で走りましたぞ!!
(いや、もちろん電車には乗りましたが)

しかし・・・新宿って所はなんであんなに人が多いのだ?
しかも、地下街ではなく地上に、白昼堂々ぞろぞろと人が群れておるなんて・・・
走れないではないか・・・

ようやく巡りあえた時には約束の時間を30分オーバー。

かくして、予定していた新幹線に乗り遅れ、
最終ぎりぎりで何とか無事に帰宅。


ゼリーさんとの再会 で始まった今回の「祭り」は
嬉し恥ずかし?のいくつかのいつもの再会 を経て
思いがけない再会 で幕を閉じた。

今回の私の走行距離は過去最高



これまでの「我が愛しき祭り」の数日は今回少し変容を遂げた。

定宿がここ数年利用していたビジネスホテルから、Ⅰの住まいへと移り
自由気儘なホテル滞在から、結果的に
「おかん」の自覚を忘れるべからず・・・の滞在となってしまった。

「え?」「あ?」「うそ?」・・・「こんな筈じゃねぇっ!!」と
心の中で絶叫し続けながら、
寝不足に継ぐ寝不足で、朦朧としかかる意識の中で得た結論が一つ。

私の「祭り」は「極めて特殊な時間」から
「日常の一部」へと融合する過渡期に入ったのだ。

「祭り」を特別視する事を、私の中で一応終止符を打つ!!

いや、悪い意味じゃなくって・・・
長くなりすぎるので、日を改めて思いを綴る事にして・・・
え?後味が悪い?・・・

そうね「諦めた。」と誤解されると困っちゃうので、ちょいと言い換えて、

「毎日を祭りにしてやる!!」覚悟を決めた って事でどうでしょう?
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明日は十五夜

2008年09月15日 00時05分31秒 | 日々の出来事
↓の記事を昼間に投稿したつもりが


どこか別の場所に行ってしまったみたい…(^o^;)


さっき嬉しいメールをもらった。
おっ月さん、見ながら
私を思い出してくれたあなた様


見えにくい写真で申し訳ないけれど…
しかも、先ほどから雲が月を覆ってしまい
昨夜のおっ月さんであるけれど…


東京の月を送ります。




明日、帰ります。
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土のかほり

2008年09月14日 23時58分58秒 | 日々の出来事
ここは土の香りがするから。

…と、Ⅰが言うとおり


確かに、洗濯物を干している時に
遊びに来たのは、かまきり殿。


この辺りを住まいに選んだ気持ちが
何となく分かった。

……ネズミが出てもおかしかないか…



あん?祭だぁ??

押し入れの中身全部洗濯したぞ!!
拭き掃除は念入りに!!



……これも祭りに違いあるめぇ……。


…なの?
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移動中

2008年09月11日 13時54分00秒 | 日々の出来事
へぇ…あざみ野って所があるのね


あざみ野に行く訳ではなく…

アザミの花が群生してるのかしらん


近頃、出先からの更新ばっかり

あ…新幹線でちっとも眠くならなかったのに
今頃睡魔が…

でも、もうすぐ身も心もシャキーンとなる予定
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初(かき)氷

2008年09月07日 17時11分48秒 | 日々の出来事
ん~…はらわたにしみる


11時半に、急遽予定が変わり、
14時に京都は五条へ出る事になり、

ぺこちゃんのお弁当を大急ぎで作って
大慌てで家を飛び出した。


はぁぁぁ…やっと一息。

〓この夏初の、かき氷〓

抹茶ミルクだも~ん



朝トースト一枚食べたきりだったの。

お腹はすいてるんだけど

抹茶ミルクの誘惑に勝てなんだ~

広すぎる和菓子屋の茶房に、
お客さん、私の他に一組だけ



さぁて、帰りに麩菓子でも買って帰りますか…。





ここんとこ、
寸暇を惜しんで飛び飛び回る事を
余儀なくされているような??


…ううむ…

我が祭りに余力は残せるのか?



〓残さいでどうする〓
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ねぇ、聞いて~っ!!

2008年09月05日 03時01分03秒 | かぁちゃんにまつわる話
か、かぁちゃんが・・・かぁちゃんが~っ・・・
 


       ************************* 
            


あ、違うの。うれし泣き・・・
いや、それほどでも・・・

ベッドに腰掛けての座位が、ようやくなんとか保てるようになったので
かぁちゃんに久しぶりにノートとペンを渡してみた。
かぁちゃんは、しばらくそれを眺めていたけれど、
私がペンを持たせると、何のためらいもなく、
ごく自然に、ささっと・・・

私の苗字を書いたんですのよ~っ!!

うわ~っ!!・・・えぇぇぇ?・・・うっそぉ!!
私が騒ぎ立てると、かぁちゃんは「んふふっ」と笑った。

私は尚も大きな声を張り上げて
「かぁちゃん、書いてみ!名前も書いてみって!!
 なぁ、なぁ、なぁっぽ~れって書いてみいやぁ!!」と言うと、
かぁちゃん、眉間に皺を寄せて、何やらくしゃくしゃっと続け文字を書いた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

残念・・・。  それは、かぁちゃん、読めませぬ。


文字が書けなくなって随分になる。
たまにペンを持たせても、芸術的に細かな○を密集させるだけで
そのうち、ガリガリとペンを噛み始めていた。
久しぶりのかぁちゃんの文字をもう少し見たくて、
書いて書いてとせがむうちに、かぁちゃん歯軋りで反抗心を露にする。

・・・あ・・・ごめ~んね



          

          


かぁちゃんの新しい介護保険被保険者証がやって来た。
今回も前回に引き続き要介護4

かぁちゃんの“日常生活自立度”は

障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)がA2
自立・J1・J2・A1・A2・B1・B2・C1・C2のチェック項目のど真ん中。

認知症高齢者の日常生活自立度がM
自立・Ⅰ・Ⅱa・Ⅱb・Ⅲa・Ⅲb・Ⅳ・M のM。

自立度が最下位・・・(と言うように感じた)
すかさず、私は調査員さんに「でも、歌はちゃんと歌えます、まだ!」
自分で言ってて可笑しくなっちゃったけど、

だって、まだ何とか半分はちゃんと歌えるもん。
・・・そっか、歌えても自立にはならないか


かぁちゃん、涼しくなって、ようやく「うふふ」が何とか復活。
けど、前より泣き顔が半分入ってるんですけどぉ???

ま、いいや。笑える事は良い事なのだ


そう、何よりも良い事なのですよ
    


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