『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

土曜の午後は・・・

2010年06月28日 18時17分09秒 | 日々の出来事
学生時代、学校帰りに週に一度は友達と出かけて、何時間でも粘っていたお店。
当時の場所にはもうないけれど、場所を変えて同じ店があった♪
ぴぃが言うには「梅田に出た時に姉ちゃんが連れて来てくれたとこ。」
今は、ぴぃの後ろを付いてまわらねば、ち~っとも分かんない。

                
                ソフトフローズンヨーグルト 
          これMサイズ。昔はLサイズしかなかったんだけどなぁ

いやぁ、懐かしい♪

若かりし頃は、それこそ、夜な夜な(健全な時間帯で有ります!)うろついていた場所なのに
近くに住んで居ながら、めったに出かける事もなくなった。
そうしたら、ここ数年の地下再開発で・・・訳わから~んっ!
あるべきものが元の場所になかったり、通路がよけ増えてたり、迷子になる自信大である

かぁちゃんだけ、ショートが取れた土曜日の午後。
ぺこちゃんのお弁当作って、ぴぃに連れられ久しぶりに出かけた街はどこもかしこも、人、人、人。
以前、東京は人が多いって書いたけど、大阪もやっぱり人が多いのには変わりなかった。
すっかり人酔いしてしまったけど、懐かしい風景は一瞬、時を超えさせてくれる。


                

       お店は変ってしまってたけど、川のある地下街の風景はまだ健在。

いやぁ、懐かしい♪

いつもは買い物と言っても、ほとんど近所で済ませているので
地下鉄で15分の距離でも、立派に小さな旅気分。そして瞬間の時間旅行。
小さなブティックがひしめき合っている一角に所狭しと並べられたフリフリの洋服。
いかにも昔の私が好きげな・・・そんな新しいけれど古いファッションが時間旅行の手助けをする。

いやぁ、懐かしい♪

・・・けれど、なんだな・・・久しぶりの人込みに疲れ果てて
自分だけが時の流れに取り残されてしまったような、
自分の場所だけが異空間になっているような
もう一人の自分がそれを冷静に見つめているような、何やらおかしな気分。
だから・・・と言うわけじゃないけれど、
PC開けてもぼんやりするだけでメールチェックも出来ないまま過ごしてしまってた。

いやいや、こんな感覚もまた懐かしい・・・まだまだ若い証拠かも・・・多分に負惜しみだな。

          


           あ!そうそう。こんなんめっけた!!
                
               
         
       大阪名物、二度づけ禁止の串カツ!!串・・・かぴぱら!?
         ん?・・・かぴぱら喰うんかい?
           ・・・かぴぱらが喰うとんかい?


        う~・・・やっぱり頭が柔軟でなくなってるのかぁ?


土曜の午後は、何やら不思議な気持ちになったけど、
Wデイの日には度々ふらりと出かけて見るのも悪くないかな。
そろそろ行動範囲を広げて、過去から現在に記憶を塗り替えないと、益々取り残されてしまう。

さ~て、そろそろ日常カムバ~~ック
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てるてるぼうず

2010年06月20日 01時44分55秒 | 日々の出来事
遠足や運動会など行事が近くなると決まってベランダにてるてる坊主が並ぶ。
ぽんの仕業である。

最初は誰に教わったのか、ティッシュを丸めて顔を描いた小さなてるてる坊主だった。
「てるてる坊主さん、明日天気にしてください。」と言いながらぽんはベランダに吊るした。


でも、ティッシュペーパーの“てるてる坊主”は小さすぎて力が足りない事も多かった。


次からは、キャラクターの描いてあるハンカチがてるてる坊主に変身した。
顔が描いてある所がちゃんと頭になっている。・・・なので少し不恰好なのもある。
そうして、にゃんこやわんこなどの顔をしたてるてる坊主がベランダに並ぶ。
洗濯物を干す場所が占領され始める。


でも、ハンカチの“てるてる坊主”は形が不揃いなので力が出し切れない事も多かった。


何故か毎年この時期に行われる運動会。
梅雨時なのだ。雨が降る確立は高い。
練習だ、予行演習だ、本番だとその都度天気が気になって、ぽんは雨が嫌いになる。
「雨降ったらどうすんの?」と嘆いてついにはパニパニし始める。
おばちゃんはこんな時期に運動会を予定するのが悪いのだ!と言いたいのをぐっと我慢の日が続く。



そうして今日は運動会・・・。

昨日、家に帰りつくなり「明日は雨止むかな?」とぽんはそれが気になって何も手につかない。
そうして新聞紙を丸めて夢中でてるてる坊主を作り始めた。

・・・ゴミ袋が体になる巨大なてるてる坊主だ・・・

おばちゃん思わず「でかすぎやろぉぉぉ!」と叫んだら
「雨降ったらどうすんのぉ?」と足と手を何度も床に強かに打ちつけて抗議した。
ぽん・・・そんなんしたら痛いやろに・・・

高校最後の運動会である。そりゃぁ、晴れて欲しかろう。晴れさせてやりたい。
余計な事を言ってしまったおばちゃんは心痛めて「ほな、作りぃや。」と優しく言った。


でも、ゴミ袋のてるてる坊主は大きすぎて・・・大きすぎて・・・

雨、やんでしもうたがなぁっ!!  


かくして、ぽんは幸せそうに運動会へ出かけ、帰るなり笑顔で言った。
「てるてるぼうずが晴れさせてくれるから大丈夫や!」
・・・たくさんの予定を書き込んだカレンダーを見つめながら。





・・・・・・・・






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闇夜のステージ

2010年06月18日 04時01分54秒 | 日々の出来事
目と鼻の先に一級河川の堤防が望める我が家。
低階層なので、ゆるやかに流れる川面は見えない。
代わりに、堤防の上を行き交う人達の様子はよく分かる。
普通に声をかければ届く距離だ。


堤防を降りるとそこには広い河川敷。
休日ともなると、けっこうな賑わいを見せる。
芝生の広がるその一角には、所々薄が背高く群生を成し人影を隠してしまう。
時折その中から、様々な音が聞こえて来る。
ある時はまだ慣れないドラムの鈍い連続音、ある時はトランペットのまだかすれた音。
またある時は詩吟を吟ずる朗々とした響き、等など。

2年程前からだろうか、日曜の午後になると決まって、
バグパイプの音が遠くから近くなり、また遠ざかって行くのが聞こえていた。
最初は雑音と変りなかったのに、今では悠々とメロディを奏でながら行過ぎる。

昼間は微笑ましく感じるその音達なのだが
これからの季節、時間を度外視した呆け者達が黄色い歓声と共に花火を打ち上げるのには
天端に続くコンクリートの階段を駆け上がって怒鳴り倒したくもなる事もあるが
命短し恋せよ乙女・・・心身共に若い季節は極短い。
いつか彼らがずっと大人になった時に、甘酸っぱい想い出と共に振り返るのかと思うと
そうそう目くじらを立てる訳にもいかないだろう。
とは、自分に言い聞かせているだけの事で、虫の居所加減では堤防を睨みつける事もある。

入梅前の夜半、コンクリートの階段の上に腰掛けたシルエット二つ。
話し声からすると若い恋人達・・・ではなく男の子の二人連れのようだ。
しばらくポツリポツリとその声が聞こえていたが、やがて片方がギターを爪弾き始めた。
時間は23時前。また常識外れな時間に・・・とおばちゃんは眉をひそめた。

んがっ!!
えらい上手いんだ、これが!!

現金なもので、耳に心地よい響きは苦にならないどころか、
小気味良いリズムにどんどん引き込まれて思わず聴きこんでしまった。
やがて一際軽やかにギターのボディを叩く音が聴こえた後で夜中のライブは幕を閉じたのだが

・・・お~い、もっと聴かせろ~っ♪♪

闇夜のステージに浮かぶ姿はシルエットのみ。
今はまだ、名もなき若きアーティスト。
熱い演奏を聴かせてくれてありがとう。





あの・・・その・・・なんだ・・・。
ギターが好きで好きでたまらないって感じがものすごいエナジーで伝わって来たんだ。
同時に、その熱い思いをすっかり忘れ去り捨て去っている自分にがっかりしたんだ。
自分が何をしたいのかを全て忘れ去ってしまう前に、ちっぽけでもいいから何かしなきゃ。
時間がないのを言い訳にしてる・・・今のままじゃ嫌だな・・・駄目だな。
バッサバッサと見えない羽根を羽ばたかせてみた・・・・・・ような気分になった。


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タイトルが思い浮かばない

2010年06月14日 17時37分15秒 | 日々の出来事
この世に在りし人が彼岸へと旅立った知らせを聞くと
例えそれがどんなに遠い立場の人であったにせよ、心は一時その方の事で縛られる。
その方が居なくなってしまった事で、心を砕き涙にくれる人の思いがそうさせるのか。
おそらく自分が経験した胸の痛みが蘇って来るからなのだろうな・・・。
様々な思いを込めて、合掌。


そんなこんなで前日から気持ちが塞いでいたのだが、ぴぃが突然体調を崩した。
本当なら、側に居て様子を見てやりたいと思った(本人が望むかどうかは別にして)けれど
丁度、かぁちゃんを歯医者に連れて出る所だったので声をかけただけ。
いや、その予定がなかったにせよ、かぁちゃんを置いては出られないから同じ事だ。
それはぴぃも私もよく分かっているからそれで良いのだ・・けれど、
かぁちゃん、ぺこちゃん、ぽんが居る時に突然自分が動けなくなったら何とするかな。
とりあえず携帯は肌身離さず持っていなきゃ・・・と具体的に考えてしまった。
けれど、その時はその時で何とかなるだろう・・・ならんかってもどうにもならん。
万が一それで“えらいこと”になったとしても許してもらうしか仕方ないな。

なんて、ぼんやり思いながら車椅子を押していたら、急に腹痛!
そうなると「早く家に帰りつくべし!」としか考えられなくなるもので
自分のちっぽけな頭の中で考え付く事は、結構いい加減なモノかもしれない。
家を目の前にした頃にはすっかり痛みもなくなっていたし



カマとの戦いは相変わらず続いているが、最近では私が勝利する事の方が多かったのに
数日前から“ウンチングマシン”と化していたかぁちゃんは、その日の夕方
ついに久々のホームランをぶちかまし、ベッドをアウトにして取った。
雨の降る日にゃ予定外の洗濯をさせてはあきませんって

その日の夜、やけに洗濯籠がいっぱいなので雨が止んだ事に感謝しつつ
あまり考えもせずに洗濯機に放り込んで干すときに気づいた。
ぺこちゃんのズボンとおパンツが3枚ずつ・・・あぁ、チェックを怠った。
最近ゆるくなりがちなぺこちゃん。でもそれは彼女にとっては知られたくない事なので
それとなく聞いても「お茶こぼした。」としか言わないから諦めているけれど
雨の降る日にゃズボン3本は多すぎますって
何より、他のものも一緒に洗っちゃった事がたまらなく“嫌だ”と感じる自分が嫌だ。
節電節水の世間様の呼びかけは知っているけど・・・でも・・・。
やっぱりもう一度洗濯しなおしてしまった。


散々な週末だ・・・と思っていたれど
天は我に味方して、今日は予想を覆して朝から曇りで時折お日様が顔を覗かせてくれた。
ベランダを埋め尽くした洗濯物も無事乾いたようだ。

あなうれしや、ありがたや。
ありがたや、ありがたや。

ただ、頭がぼ~っとしたままで、タイトルは思い浮かばない。





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そよ吹く風に

2010年06月09日 21時46分07秒 | どうでもいい話
日中の陽射しはもう夏模様。
けれど、ここ数日風が心地よく、堤防の緑がそよぐ風に波打っている。
空は青。目には緑。耳には鳥のさえずり。
目を閉じれば、むせかえるような草の香り。
しばし四角い箱の中で生活している事を忘れてしまいそうになる。


しかし、そんなモノはすぐさま現実に引き戻される。


ここ数日少しは治まって来つつあったのに
昨日から、堤防の草刈が始まって・・・

くしゃみ、鼻水、くしゃみ、鼻水、くしゃみ・・・目、痒いし~っ
草刈機の音はギルの笛にも似て、まともな思考回路を破壊するのだ。

そよ吹く風にも時には恨み節のひと唸り。いや、ふた唸り




そうして、普段よりずっと回転不足の私の頭が突然はじきだしたフレーズ一つ。


「きょうのしゃあはきゃぁのしゅう」

・・・よりによって、なんでやねんっ
・・・あまりにも唐突すぎる。



ずっと昔に背の君が故郷の言葉をレクチャーしてくれた時のフレーズだけれど
どうして突然思い出したのか、まったく意味不明だ。

ほんっとにどうでもいい話で恐縮ですが、意味分かりますか?
[きょうのしゃあは きゃぁのしゅう]
方言を説明する時によく使われるフレーズのようですよ。

















                 









                














・・・答え?・・・・・・うはは♪
「今日のおかずは貝のおつゆ」(“おつゆ”ってのがそもそも方言かもしらん)
“おすまし”(すまし汁)の事をうちでは“おつゆ”って言うのだけど、これって標準語?
ちなみに、はっきりした事は知らないのだけど“しゃぁ”は“菜”(さい)
お惣菜の“菜”の事のようですよ。
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あざみ草

2010年06月05日 03時18分41秒 | 日々の出来事
TVの画面にあざみの花が一面に映し出された。
思わず、かぁちゃんに「あざみ!あざみやでぇっ!!」と叫んでしまった。
かぁちゃん、私の声に驚いたのか、じっとこちらを見つめたけれど
あざみの画は目に留まらなかったようで、ちょっとため息。



                  
           その昔、かぁちゃんが友人から頂いた湯飲み茶碗。
           40年の時を経て、あちこちひびが入っているけど
           どうしても捨てられない、大きな“お湯のみ”


                  
                その裏側に詩がしたためてある。 

         あざみ草 己の棘をしらずして 花と思ひし 今日の今まで  

        どなたの詩かは存じ上げないけれど、日々の食卓にのぼるには
        ちょっと寂しすぎる文句ではございませんか? 


そういえば、かぁちゃんの愛する“あざみの歌”も寂しげな歌には違いない。
もう一つ、題名は忘れたけれど♪あざみなぜなぜ棘ある花よ♪なんて歌もあったっけ。
同じ棘でも、薔薇の棘は女王様のように歌われるのに、あざみの棘は己を虐げているようで少し悲しい。



***************************************



ところが!TVが言うには、あざみを食する地方があるらしい!!
「へぇぇぇっ」とお驚いていたら、背の君が言った。
「あざみは普通に食べとったで。」・・・
なぁんだ。日本では北の国だけじゃなく南の国でだって食べてたのだぁ。
喜べかぁちゃんっ薔薇は食えんけど、あざみは食えるぞ~っ

勝ったな・・・ま、そういう問題ではないけれど。
あざみの花があちこちにに咲いている風景は羨ましい。
そういえばかぁちゃん、野あざみを見つけて根っこごと山から取って来て庭に植えてたっけ。


ところで、毎日何度も“あざみの歌”をトイレで歌う身としては(←かぁちゃんのっ!)
あざみの映像には当然“あざみの歌”がBGMに流れると思い込んでいたのに
何と、流れてきたのは、みゆきさんの“あざみ嬢のララバイ”だった。

ララバイ ひとりで眠れない夜は ララバイ あたしをたずねておいで


そうか・・・寂しいから優しいのだね。
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水無月6月一年半ば

2010年06月02日 04時41分06秒 | どうでもいい話
6月になっちゃった・・・。

「時間が余りにも早く過ぎてしまうので焦るな。」・・・と呟いたら
誰かが「それは歳を取った証拠だよ。」と言ったけれど、

そんなこと信じないぞ

・・・・・・・・・・・・いや、もう、十分なお年頃ですがね・・・・・・・・・


小さい頃はかぁちゃんの里帰りに連れて帰ってもらうのが楽しみで楽しみで
それこそ、指折り数えて待っていた。
遠足も運動会もクリスマスも、お正月も、季節の行事一つ一つが待ち遠しかったのに。
歳を重ねるに連れ、指折り数えて待つようなお楽しみが少なくなったのか?
・・・でもないなぁ。同じ様に季節は巡っている。
おそらく『楽しい』と思える事のハードルが自分の中で上がってしまったのだな。
同時に『達成感』とか『充実感』を感じる力が衰えてしまったような気がする。
・・・なるほど。これが歳を取ったって事なのかもしれない。


で、ちょいとハードルを下げてみる。

いやいや何を言うておるのだ私は。
4月も5月もゴールデン月間だったではないか。
東へ西へと飛び回り、何と素晴らしい春を過ごした事だろう。
心に栄養は行き届いただろうがっ!・・・はいっ!隅々まで
英気は十分養えただろうがっ!・・・はいっ!やる気は漲っております
ならば、あとはやる事をやるだけだ!・・・はいっ!・・・して、何を?




二ヶ月続けて運良く希望通りにWショートが取れたから(取れたのにぃ)
二ヶ月続けてWショートは取れなかった(仕方がないと思えば良いのかぁ)

あはは~っ♪
6月、7月はWショートは無いに等しい(正確には7月に一泊はある)
8月にWショートが取れたなら、大いなる達成感を得られるに違いない。


おっしゃぁ!!踏ん張るぞ~っ!!



・・・・・・・・・・・




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