『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

愛しちゃったのよ♪

2005年10月19日 02時26分01秒 | 歌と私と私の祭り
かぁちゃんの好きな歌謡曲、映画音楽、クラッシック。もしくは
オヤジさんの好きなムード歌謡曲やジャズ。そして二人の時代の懐メロ等々
いつも何かの音楽が流れていた家に育った私が
生まれて初めて買ったレコードが、ミッシェル・ポルナレフの
「悲しきマリー」と「悲しみのロマンス」のカップリングのEP盤だった。
深夜放送を聴き始めた頃、その哀しくて切ない歌声が忘れられなくて
どきどきしながら買ったもの。案外ませガキだったのかもしれない。

そのまま行けば、洋楽好みで英語も好きになったかもしれないが、
記念すべき第二弾、初めて小遣いをはたいて買ったアルバムが
とある特撮系のTV番組のLPだった。(LPって懐かしい響きだ)
感動した・・・何てもんじゃない、人生変わりました。
特撮、アニメの歌たちを侮る無かれ。とにかく凄いのだから。
私に一番元気を与えてくれるのは、この年になってもこれらの歌達だ。
(あはははは~!!一部分で私はオタッキーなのです。間違いなく)

時代はフォークからニューミュージックというジャンルが出来た頃。
そちらの歌達も、ギター片手に近所迷惑顧みず毎日のように歌っていた。
性格上、人前で歌うなんて事は考えもしなかったけれど
まだカラオケBOXなどない頃は、皆そうして歌っていたと思う。


ダブルチョップな日々が始まって、三ヶ月を過ぎた頃
まだかぁちゃんに病名が下る前だったが
ぺこちゃんへの接し方が解らず、かぁちゃんの行動が理解できなくて
もどかしくて、やりきれなくて、先が全く見えなくて
二人を連れて歩く道すがら、突然叫び声を上げそうになった。
「自分が壊れる」といった感覚は遠い過去に一度だけ経験したが
再び唐突にしかもいい年をした大人が・・・。自分でも信じられなかった。

自分の感情を持て余して、パソコンをいじり始めたのがちょうどこの頃。
眠れぬままに、ネットサーフィンをする中で、ひとつのサイトと出合った。
「へぇ、世の中には素人ながら、こんなに真剣に歌ってる人達がいるんだ。」
素直に感動。久しぶりの気持ちの高揚。俄然ファイトが沸き起こる。
「負けてはいられませんよ~!!」・・・私は単純で、影響されやすい(笑)

折も折、ふとしたきっかけでゴスペルに出合った。
それから、週に一度はゴスペルを歌っている。
徐々に時間を捻出するのが困難にはなってきているけれど、歌い続けていたい。
ちっとも上手くはならないけど、歌っている時だけは自分だけの自分でいられる。
少なくとも何とか意地を張って前進していられるのは
「歌う」事が出来る、幸せな時をを知っているからなんだと思う。

「歌うこと」・・・愛しちゃってます♪





コメント (2)
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