『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

メッセージ

2005年11月30日 01時33分25秒 | こちら“mama K”です。
辛いんだね。
わかってる・・・そりゃぁ全てはわからないよ。
どのくらいかって・・・君が私をわかっているくらいにはわかってる。

どうしようもないんだよね。
気持ちがついていかないんだ・・・思いをぶつける場所がわからない。

泣いちまえば。
泣けないんだよね・・・泣く場所がみつからない。

出口がみつからないんだ。
見つからないんだよ出口なんて・・・今を積み重ねていくしかない。
見つけようとするから見つからないんだ・・・逃げ道なんてない。

悔しいね。悲しいね。辛いね。
でもそればっかりじゃない・・・その後ろに隠れてるんだよ。
喜びも、愛しさも、優しさも、全部その後ろにあるんだよ。

君が自分で歩こうとしてる道は君だけのものだから。
誰も邪魔はできないし誰も助ける事はできない。
躓いても転んでも、自分で立ち上がらないとどうしようもない。
君自身が一番よくわかってるから、苦しいんだよね。

何度でも躓けばいい、転べばいい、苦しめばいい。
でも、絶対にそれだけじゃないから・・・同じ数だけ幸せもあるから。
絶対にそれに気付くから・・・多分君は・・・そろそろ、それに気付いてる。

私が両手を大きく広げても、君はもう飛び込んではこないだろう。
わかってる・・・強くなろうとしてもがいてる。
もがいて苦しんで何かを得ようとしてる。
悲しめばいい。悩めばいい。今しか出来ない苦労は思いっきりするがいい。

だけど・・・だけど、どうしても駄目だったら・・・。
忘れるな。君の帰る場所はここにある。それだけは決して忘れるな。
何時でも何処からでも・・・帰って来い。











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ハスキーボイス

2005年11月29日 02時47分42秒 | 日々の出来事
それは深紅に色づいた紅葉がはらはらと風に舞うのをじっと見ていたせい。
水面に浮かぶ赤や黄色の落ち葉がゆらりゆらりと遊ぶ様をぼんやり見ていたせい。
季節外れの暖かさに上着の襟元を緩めたせい。

ちと物思いに耽りすぎたか、声がかすれてきた。
うん、かなりハスキーボイス。これで歌えたらいい感じなんだけどなぁ。
けど、こうなると歌えないのが常だから残念。高音が出ないものなぁ。

冗談じゃないよ、喉がいてぇ!
明日からの貴重な時間を無駄にしたなら何としよう。
是が非でも掃除をせねばならぬのだ。
ぺこちゃんの風邪がうつったかなぁ・・・。

火曜は毎週ぺこちゃんデイ。お医者巡りと買い物巡り。
風邪を理由に早めに切り上げて、少し早めの大掃除にかかろう。
でないと年内はもう我が家に長時間居るのは不可能だ。
なんて・・・そんな話題の季節になっちゃった。

あぁ、毎日が過ぎるのが早すぎる。
無駄に過ぎて行くのが悔しい。
せめて我が家の掃除をするのが切なる願い。

「早く人間の住める家になりた~い!」・・・我が家の魂の叫び。






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プーさん、おいしい?

2005年11月28日 03時18分18秒 | かぁちゃんにまつわる話
かぁちゃんの目の前には最近毎日「くまのプーさん」の便箋がある。
そこへ何やら書き連ねるのが日課になっている。
参上はいつしか忘れ去られ、ここ数日は数字に凝っている。
どうせ書くなら、可愛い方がステキじゃない。

食事中の事、何やらカタカタと音がする。食器に当たるスプーンの音じゃない。
・・・かぁちゃん、何やってんだ?
・・・プーさんは食べれないぞ~っ!!
便箋にプリントしてあるプーさんのおしりの辺りをスプーンで一生懸命すくおうとして、何度も何度もカタカタやってる。
確かにね。おいしそうだよね、おしり。
ホットケーキか何かみたいだものね。
そう言えばバタースカッチに似てるかもね、きっと甘いよ。

「こりゃ取れないよ。おいしいの?」と聞くと「おいしい。」と応えた。
・・・ねぇ、かぁちゃん、どんな風に見えてるんだよ世の中が。
私は大きな声で笑ったけど、トイレに駆け込んで泣いちまった。
ここ三年、何度も何度も繰り返して来た言葉をまた吐き捨てる。
「何でこんなことになっちゃうんだよ!!」

誰のせいでもない。誰が悪いのでもない。
強いて言えば、さっさと気付かなかった私が悪い。
少しずつ、少しずつ、かぁちゃんは壊れて行く。
・・・かぁちゃんだけじゃない。
家の中も、家族との関係も、人との関係も、私自身も。
カラータイマーはいつだって点滅してる。


明後日から四日間のショートステイが入る。
よ~っし、エネルギーを蓄えるぞ~っ!
とにもかくにも寝だめしまするぞ~っ。
ここ三年、何度も何度も繰り返してきた言葉をつぶやく。
「ケセラセラ なるようになる。」

くっそ~っ!負けてたまるかぁっ!!
なるようになんかなってたまるか~っ!!・・・眠いよぅ。





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お年頃

2005年11月25日 03時00分19秒 | 日々の出来事
春から7ヶ月、月に一度の整形外科通いが今日で一応おしまい。
晴れて、健康溌剌!!という訳でなく。自己管理で様子をみなさいとの事。

少々接触拒否傾向にある私は「びょーいん」と「びよういん」が大嫌い。
にもかかわらず肩の痛みと上腕と胸の筋肉の痙攣に耐えかねて行ってしまった。
頂いた診察結果は「頸椎椎間板ヘルニア」ひゃ~~~っ!
レントゲンやらMRIやら、初めての経験も出来て結構楽しかった。
医者の方針で一時的な痛み止めの治療はしないという事で、ビタミン剤投薬と自己管理の指導のみ。
おまけに、首に無理な姿勢を取らせないためにと装具を渡されたのだが
これがどう見ても私には便座にしか見えないのだ。だって便座みたいなんだもん。
着けてしまえば、でかい襟巻きの様で冬場は暖かく確かに楽。
そうこうするうちに、今度は肘の曲げ伸ばしができなくなったので
首のせいかと思ったら、全く別。どうやら軟骨が出来ているらしい。
で、またまたそうこうするうちに、以前から痛めていた膝が悪化。
自転車に乗る時に手で膝を上げないと、ペダルに足が乗せられない始末。
半月盤がずれるだかなんだかしてるらしい。確かに腫れてたなぁ。
・・・もうガタガタですわ~。

医者が終始言ってたのは、手術を必要とする程悪化していない場合は
本人がそうならない為に気をつけない限りは症状は改善しない。という事。
医者は嫌いだったが、この先生、毎回非常に丁寧に状況を説明してくれたので
まるで授業を聞いてる気分で面白かった。
来月から会えないのはちょっと寂しいかも(笑)

医者曰く、こういう「お年頃」なのだそうだ。ん?更年期障害じゃないぞ~!!
で、以後「顎を引いて、背筋を伸ばして、外股で生活すべし!」だ、そうだ!
その時脳裏に浮かんだのが小林旭の歌う姿・・・。ぐふっ。
ついでに「背筋を伸ばすために腹筋を鍛える事。椅子から立つ時は膝を開く事。」
ふ~ん、女性らしさを捨てろってか?
ん~、やっぱそういう「お年頃」なのかぁ。

初めて病院に行った時、
お手洗いで偶然いつも家族ぐるみでお世話になっているご婦人に会った。
「五十肩なんじゃないの?」って笑ってたその人が、その一週間後急逝された。
そして、今日。ご主人が、後を追うように亡くなられた。脳内出血だった。
昔気質の職人の技がその人と共に無くなってしまった。

大切な人たちが次々といなくなる・・・これもまた、そういう「お年頃」?
今の私には誇れる物が何もない。ただ流されて、受け入れるだけの生き方だ。
私が死ぬ時には何かが残るのだろうか?生きた証しは残せるのだろうか?
自分が生きた意味を伝えられる何かを探さなきゃ頑張って生きた甲斐が無い。
残さないのも美徳かもしれないが、ささやかな物を残す夢は持っていたい。
そのささやかな物を早く見つけなきゃ・・・。
・・・そんな事を真剣に考えてしまう「お年頃」にどうやらなったようだ。
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見られた。

2005年11月23日 03時33分59秒 | どうでもいい話
夜中の一時間は大きい。街の景色が違う。
いやぁ何だか色々気付きましたぞ~。隣町へでも行った気分。
♪たんけ~ん、はっけ~ん、ぼっくっの~まち~♪・・・発見、探検だっけ?

吉野家では店員さんが暇そうだ。ある意味孤独だろうなぁ。
カラオケ屋の前の自転車が少ない。毎度の事ながら激しい誘惑!う~歌いてぇ!
幹線道路を堂々と人が信号無視。おじさ~ん、黒っぽい服装では危ないよ!
飲み屋が集まる雑居ビルの近くにはタクシーがいっぱい。横断歩道に停めるな!
行き交う車は少ないけれど絶えない。けど、ねぇ、スピードかなり速くなぁい?

決定的に違うのはすれ違う人が稀な事。それに何より夜道が暗い。
気のせいじゃないと思う。住宅地の窓の明かりが少ないんだきっと。
頬にぶつかる風は冷たく、吐く息は白い。徐々に頭が完全覚醒・・・うふふ~。
チェインジ!!ここでかぁちゃんの事は完全に忘れる。
MDの音量を上げて、気分はハイッ!誰もいないもんねぇ、わははは。
ハンドルを握る手でリズムを刻み、つい小さく口ずさんでしまう。
気分は上々、ノリノリだもんで、つい片手を上げて歌ってる気分~。ヘイッ!!
・・・人がいた・・・見られてしまった・・・(汗)

私はほんとに小さい声で口ずさんでいるだけだったのだろうか?
ううう、曲がり角を曲がって来るのが見えなかったんだもの。
夜中にほとほと歩いてるのが悪い!・・・いいえ悪くありません。
危ないおばさんに見えただろうなぁ・・・まっ、いいかぁ。

玄関を開けるなり襲い来る疲労感。眩暈なんだか睡魔なんだか。
多分、一気にテンション上げすぎるのが良くないんだな。
明日からはほどほどにしよ~っと。
だけど、きもっちいい~♪からやめないと思う。
とっても大袈裟だけど、一日一度の小さな小さな、ち~~さな旅気分。




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月の光を背にうけて

2005年11月20日 02時23分43秒 | 日々の出来事
うお~っ!只今帰還。寒いよぉ。
昨日つい文句を言ってしまったら、今宵の月の綺麗な事!
少し欠けてしまってたけど冬の月の色だぁ、大好きだぁ。
けど、真上に輝くのはちとキツイ。自転車こぎこぎでは見る事はできない。
・・・できるけど、やっぱり危ないでしょう・・・。

自転車を停めて玄関に上がる前に、少しだけ両手を挙げて空を見上げる。
深く深く深呼吸。月の光を受けてエネルギー充填。
さぁ、もう一頑張り!わ~い!!
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月の砂漠

2005年11月19日 03時03分19秒 | 日々の出来事
「♪つ~きの~さば~くを~は~る~ば~ると~♪」
歯医者に行く道すがら、突然かぁちゃんが歌いだした
自分から歌を歌うなんて事、夜中の夢の世界以外では何年ぶりだろう・・・。
もちろん出だしだけを繰り返すので歩きながら合唱・・・キーが低いなぁ。
しかし、私が歌詞を正確に覚えてないので2番の最後がめちゃくちゃウロ。
そしたらかぁちゃん不服なのか2番の出だしを繰り返す。う~、意地悪~。
しばらくすると「これ、あれね、あれね。寂しいのが嫌っだって・・・。」
かぁちゃん、どうしたんだ!自分から話しかけるなんて久しぶりで面食らうぞ。

孫達が小さい頃、お昼寝の子守唄代わりにこの歌をばぁちゃんが歌うと我が子らが泣いて嫌がったのを思い出したらしい。
「寂しいお歌はやめて。」・・・確かにあいつ等は寂しい歌や曲は拒絶してた。
なので子守唄は「チェンジマン」やら「フラッシュマン」やら「ライダー」達。
でも、ちゃんと寝た。子守唄が静かな歌だけなのはおかしい!!
・・・いやいや、そうじゃなくて、その事を言いたいんじゃなくて
そういう事をかぁちゃんが自分から話題にするのが驚きなのだ。

歯医者では相変わらず私の指を噛む噛まないの攻防戦を繰り広げているし
夜中の、私には見えない人たちとの会話は続いている。
ただここ2、3日、異常に落ち着きが無くハイテンション極まりない。
紙を渡すと異様な速さでひらがなやカタカナ、アルファベットまで書き連ね
ベッドに座らせると1分もしないうちに立ち上がり、それらを繰り返す。
夜中にトイレに向う回数も信じられない物だ(ただ行ったり来たりなのだが)
昼間もいつもより目が冴えているし、夜中もはっきりと目覚めている。
何なんだいったい・・・冴え冴えと輝く月のせいか?まさかね。
もしかしたらステロイド剤の影響?一時的な物なら良いけれど・・・。

帰宅時間が益々遅くなる・・・。
これまでずっと「慣れれば大丈夫。慣れてしまえば何とかなる。」
と少しずつ少しずつ負荷を大きくしてきたけれど・・・。
かぁちゃん!私、さすがにキツイわ(苦笑)

ここ数日、今日の行く道までは夜空に泣きたいほど綺麗な月が輝いてたのに
帰り道はどこを探してもみつからない。悔しいなぁ。明日は雨かな?
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それだけじゃない。

2005年11月16日 02時21分06秒 | かぁちゃんにまつわる話
「アルツハイマーって面白いわね。」かぁちゃんの知人が言った言葉。
「何が面白いんだよ!」かなりむっとしたものの、笑顔でごまかす自分も嫌だな。
ご自分の母上が95歳で「昨日会ったばかりなのに今日は全く覚えてなくて不思議だ」と言うのが面白いという理由らしい。悪気は無いのは解ってる。
なるほど、確かに「面白い」で片付けてしまえたら楽しいに違いない。
けど、それはたまにしか会わない関係だから言える幸せな言葉だと思う。
頼むからその言葉、共に暮らしている方々には言ってくださるなよと心の中でこっそり呟く。いらぬおせっかいだな。

「物を忘れる事だけがアルツハイマーの症状じゃないぞ!それだけじゃないぞ!」
「徐々に記憶を失ってしまうってどういう事かわかってんのかよ!」・・・失礼。

人それぞれに人生や性格があるように、この病の進行の仕方や症状も千差万別。
発症が確認された時期や年齢によってもそれらは随分異なってくると思うので、
一概には決して言えないし、決め付けるのは大変危険な事だとも思う。
ただ、かぁちゃんの場合に関してだけ私が見てきた事を語るとすれば・・・の話。

昨日あった事を忘れてる。今あった事を忘れてしまう。知人を忘れてしまう。
の他に、座り方や立ち方を忘れてしまう。服の着脱のし方を忘れてしまう。
文字の書き方を忘れてしまう。他人と語る方法を忘れてしまう。
・・・忘れるんじゃない。集中できなくて途中で解らなくなってしまうんだ。
どういう風に膝を曲げたら座れるのか、どうしたら目の前の物が取れるのか、
どういう風に力を入れたら、うまく用を足せるのか。
「何故?」「何故?「何故?」「どうして出来ないの?」そればかり思ってた。
それは私だけじゃなく、かぁちゃん自身も。・・・本人が一番不安で辛いのだ。
何故ならこれ程解らなくなっても全てを忘れ去ってしまう事ができないから。
正気に戻る瞬間があるから、違う。表現が出来ないだけで頭では解ってるから。

アルツハイマーで記憶がなくなって行くって、それ程単純じゃない。
映画やドラマの影響で、アルツハイマー病の知名度があがっているようだ。
それは有り難いと思う。(私はまだ見てはいないので感想は言えないけど)
けど、若い子が自分が物忘れした事を「アルツハイマーだった。」と言うのを耳にしたり、目に留まったりするのは悲しい。意識しすぎかもしれないけど。

どうかお願いです。はやり言葉のようにこの病名を言うのはやめてください。
年を重ねて穏やかにに衰えて行くのと病によって衰えるのは違うのですから。
自分が積み重ねて来た人生を全否定するような、悲しくて辛い事なのですから。











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月がとっても青いから

2005年11月14日 02時10分12秒 | 歌と私と私の祭り
「まだ起きてこないの?」
私がわかめと格闘している時、突然かぁちゃんはそう言って逝ってしまった彼女の名を呼んだ。・・・私はハッと息を呑んで
「うん、起きてこないね。」と応えて胸の奥の塊を無理矢理に飲み込む。

出入り口に椅子でバリケードを築き、下駄箱の扉の取っ手を紐でぐるぐる巻きにして彼女に会いに病院へ出かけた時、さすがに可哀相になってしまって
「彼女入院しちゃったから、会いに行ってきたよ。」と言うと、かぁちゃんは
「私も行きたいわ。」と壁に貼ってある花のカップのカードをじっと見つめた。
彼女からこの春、母宛に届けられたお見舞いのカードだ。

・・・解ってるんだ。理解できてるんだ。正直驚いたが、少し嬉しかった。
翌日、旅立ったのを聞いた時は、かぁちゃんに伝えるべきかかなり悩んだ。
泣き顔を見せないように、ずっと大きなマスクをつけていたくらいだ。
しかし、少しでも解るなら伝えておくべきなのかもしれないと、通夜の日に
「彼女行っちゃったんだ。」と言うと、「どこへ?」と聞き返す。
「天国へ。」と言うと、「天国にいっちゃったの?」と確認する。
「お別れに行こうか?」と聞くと「行く。」と応える。
・・・あの時、私達は確実に会話が出来ていた。今考えると不思議なくらい。
通夜式から少し遅れて静かにお別れした時、かぁちゃんはじっと見ていた。
棺の側に立って随分長い間じっと彼女の顔を泣きもせず、ただ見つめていた。
けれど、それからずっと、その事については一言も語らなかったので
やはり、解ってなかった。一瞬の夢物語だったのかと思っていたのに・・・。

かぁちゃんの時の流れは、もう私達とは随分速さが違ってしまってるんだね。
でも確実に時の流れは存在していて、理解の方法が少し違ってるだけなんだね。
彼女はかぁちゃんの中では眠り姫のように静かに眠ったまま生き続けてる。
否定なんてするつもりは勿論ない。少し幸せな夢を見れたと思ってる。


かぁちゃんの天疱瘡が再発。またステロイドの投薬が始まった。
やっとこさ以前の浮腫みが消えかかって来てたのに、残念だけど仕方ないね。
また、まんまる顔になるのかな。ムーンフェイスとは良く言ったものだ。

家を出る時は霞がかって淡い光を放っていた月が嘘のように光り輝く帰り道。
「月光」「おぼろ月夜」「シニカルムーン」等々、月の曲や歌は色々あるけど
やっぱり私は今日も♪月がとっても青いから~♪できるだけ長く見ていたくて
やっぱり少し遠回りして帰ってきた。
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わかめとの和解

2005年11月13日 03時05分39秒 | どうでもいい話
作っちゃった。わかめコロッケ!
昨日、自分で書いておいてどうにも気になったので、試しに作ってしまった。
ジャガイモとわかめの量がほとんど変わらないくらいの、一見おぞましい物(笑)
・・・食べれた!と言うか、予想外になかなかいけたのである。
磯の香りが(わかめの香りだけど)アクセント程度におさまってくれたようで、
昨日の悪夢とは打って変わって、わかめがわかめわかめしてなくて、なかなか。
かぁちゃん、ぺこちゃん他、皆ぺろりとたいらげた。
まぁ、この二人の味覚は不確かな部分もあるが、実験台になった家族諸君、
「ありがとう!」そして、昨日悪口を言ってしまったわかめに「ありがとう!」
明日からでも君達を十分食べれる事を約束する。

食べたのもそうだけど文章の中でわかめわかめと連打するのもおかしな物だなぁ。

どうでも良いけど、今、愚息が「牙狼」を見てるので側にいる。スリル満点!
わ、背の君まで目を覚ましてやってきた・・・きゃっ、ヤバイ!
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