『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

どれだけ…

2012年10月29日 03時47分27秒 | 日々の出来事
もしもあなたが今目覚めていらっしゃるなら
カーテンを開けて西の空を見上げてください。

十五夜前のお月様が
ほら、手のひらに取って包み込めそうなくらいぽっかりと、まさにぽっかりふんわりと、浮かんでおいでです。



…どれだけ綺麗なんだ…
…あんまり綺麗で微笑まずにはいられない。


今宵は笑みを浮かべる事が多すぎて心が温かい。

今宵はおっ月さんが美しすぎて眠れない。


なんとまぁ…
なんとまぁ…しみじみと惚れ直しておりますよ。
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微笑み

2012年10月28日 22時11分25秒 | 日々の出来事
雨の四条大橋を渡って南座を少し過ぎた所の横断歩道を渡ると
昔友人から教えてもらった和菓子屋さんがある。
それをふと思い出して、小さな包みを買っての帰り道。

雨のせいか明日から始まる新しい一週間のせいなのか電車はえらくすいている。
二人がけのシートにゆったりと一人で座って真っ暗な窓の外を眺めていると、自然に口元が緩んで微笑んでいる自分がいる。









早くお団子食べた~い
ち…ちがうっ!

一人芝居の楽ステが無事に終わった。
これで一週間ばかりは完全にmamaKとはおさらばである。
かなりホッとした。
いつになく安堵のため息である。
(前のタイトルだと芝居が終わったようだけど
準備が終わっただけですからね)



過去など振り返ってもどうしようもないのだと、そんな事はとっくに分かっているのだ。
なのに突然蘇る過去にあ抗う隙も与えられずに心乱される。
だから敢えて目をそらし切り捨ててきた。

けれど、現在は過去の積み重ね。
どんな過去も全てが現在と繋がっているのだな。
生きて来た時間。
現在を存在させている時間。
それらを愛おしく思わないで何としよう。
…そんな事を思わせてくれたみゆきさんのコンサートに昨夜はぴぃと出かけておりました。

あれからもう二年。
月日の経つのが早いこと。
そしてその時の流れもまた過去の積み重ねなのですね。
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一段落

2012年10月26日 22時28分21秒 | こちら“mama K”です。
前に進むのも思うように行けない祇園四条の人混みに閉口しつつ
路地を一つ曲がるだけでその喧騒から逃れる事が出来るのだって事を忘れてた。


さて、ひとまず終わった。
今宵だけはのんびりゆっくり夢の世界をさすらうのだ!


そう言えば、ここで珈琲を飲むのは十年ぶりかしら?
今日はでんっとご褒美をつけましたよ。

金曜日の夜かぁ…
どうりであちらこちらにお酒を召した方々が多いこと。


さて、もうすぐ家だ。
きゃ~っ〓
寝るのが楽しみ~っ〓




…おっつきさんきれい
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意のままにはなりませぬ

2012年10月25日 19時00分40秒 | こちら“mama K”です。
あと三日あれば何とかなる…って俄然やる気でラストスパートかけかけたら
いきなり目の前に障害物が現れて急停止。
しかも三日が三日共である。

内心穏やかではありませぬな。
それでも日常はこなさねばならぬので
しわ寄せは100%非日常に来る…わなぁ。

内心非常に穏やかではありませぬ。


トドメに、今月来月合わせて一泊やっと取れていた今日のペコちゃんのショート。
いわゆる花のダブルショートは
一昨日、ショート先から電話があってキャンセル

ノロの呪いである。

想定外なのである。

大いに困った…と言えば生易し過ぎるな、
頭ん中は真っ白しろ。
仕方がないと言ってしまうには予定を詰め込み過ぎた。
もはや穏やかなどと言う言葉は知らぬ。

小さなビジネスホテルに一泊して約束をこなす予定だったのだが、さて何としよう。
だからと言って約束を違えるにはもう日がない。考えに考えた結果、只今京都到着。
やれるだけの事を済ませて、明朝ペコちゃんが出掛けるまでに帰宅。

やり残した分は再びこの街に来て明日の夜に回せば何とかなる。
いや、せねばならぬのだからそれこそ仕方がない。
わ~い。また京都日参だぁ


……とかくこの世は意のままにはならぬもの。
せめて、いつもと違った夜風に吹かれて秋のおっ月さんに語りましょう。




なんでぇなぁ?
なんでこないな事になるんよ、おっ月さん
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明日は良い事あるだろな

2012年10月13日 05時29分19秒 | 日々の出来事
タイトルの末尾には♪ではなくが付けたい気分の一日だった。

まだ頭がぼ~っとしたままで朝食を食べていた時、TVから聞こえる言葉に固まった。
完全覚醒した私は一声叫んだ後に愚息達にメールを送った
「○ッチャマンを実写にしてどうすんねんけど、ケンを殿がやるって事に納得しかかってる自分が腹立たしいわ!!」
・・・返事はまだない・・・

ゲゲゲで久々に朝ドラで朝を共有するようになって、でも続かないだろうなぁと思いつつ
次のも最初のひと月程は観なかったけれど、何となく観てたら面白くなって来たし
糸ちゃんでは、すっかりはまって再び録画して夫婦で観る生活になり
前回のは「う~・・・う?」だったけど、ヒロインを挟んでレッドが二人♪って事で観てしまった。
今回のは申し訳ないけど、ドラマ嫌いの私には少々しんどい。
自分を貫く真っ直ぐさは、時には人を傷つける・・・若い頃のかぁちゃんに少し似ているんだなぁこれが
せっかく“良い子のかぁちゃん”に慣れてしまっているのに、昔を思い出すので今回のはパス


さて、その“良い子のかぁちゃん”は今日はおしりが少々駄々っ子?であった。
朝から探し物をしていて押入れと言う押入れを引っ掻き回して汗だくになりながら
午前中のお昼寝?をしているかぁちゃんをお風呂に入れようと起こしに行ったら・・・う~
ひっさびさの“ゆるゆるどっかん”・・・
けどまぁ、ちょうどお風呂前の良いタイミング♪
トイレでペットボトルのシャワーとウォシュレットできれいきれいした後にお風呂へGO!
「おしっりきれぃきれぃ~♪」といつものように歌いながらおしりにシャワーをかけた途端
・・・BOM・・・・・・ひょえ~っ!!
なんたってかぁちゃん、今は片手でがっしり支えないとつかまり立ちだって難しいのだもの。

でも、気を取り直して、や~っとあちこち綺麗にして、「さぁ、あがるよ~♪」と仕上げのシャワーをかけた途端
・・・BOM・・・・・・ひょ・・・ぐえ~ん!!

再びあちこち綺麗にして、お風呂なんか磨き倒して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


でも、まぁ、もう慣れ過ぎちゃって腹も立たない。
代わりに膝にいや~な予感。

それでも、その後の昼食はとっても久々に自分でフォークを口に運ぶ事数回
おしりの機嫌も治ったようで一安心。


ところが駄々をこねてる奴がもうひとり・・・いや、もう一匹・・・。
ロデムが物置部屋に!あろうことか、新聞紙を自分でちぎって簡易トイレまで作って用を足していたのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

拭いて消毒して拭いての作業はまたここでも続いたのだった。
声を大にして言いたい「どっちもはやめようよぉ!どっちかにしようよぉ!」
お願いだから、私から貴重な時間を奪わないでちょうだいよぉ!!



はてさて・・・昨日は“うん”がよ~け付いたもんね。
明日はきっと良い運がやって来て・・・うん。きっと良い事あるだろな





と言う希望を胸に、再び変身いたします。なのでまたしばらくお休みいたしま~す
朝夕の冷え込みが厳しくなって来ました。どうぞお風邪など召されませんように。


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笑っちゃいるけど笑えない?

2012年10月10日 05時10分20秒 | ぺこちゃんにまつわる話
さてさて、あれもやらねば!これもやらねば!あれもやりたい!これもやりたい!と思う気持ちと裏腹に
なんだかんだと雑用が増えて、目をやれば、片づけるつもりが散らかし放題のあちこちの部屋にかなり凹んでいる。
いや、雑用と言ってしまうと諸々の事柄に申し訳ない。
全てがその時々に応じて必要な事なのだから致し方ない。
なんてぇ事を冷静に考える暇もなく、またまたお尻に火がついて来た。
・・・けれど、以前のようにこの時点ではあまり焦る事もなくなってきたような気がする。
ただ、心ここに非ずの状態になる事がしばしばあり、うまく切り替えないと危ない。
ここ数日の間に、何度ポテっとこけた事だろう・・・ポテ・・・じゃなくてドテッ?いや、ドッカン
よくぞどこも怪我をしなかったものだと言うくらい、すっ転がる事数回。
その度に「あら、あたしゃまだ反射神経バリバリあるやんかぁ♪」と自画自賛している。

・・・こけた時点でもはや反射神経がなど無くしているのだと、どこかで微かには思ってはいる・・・のよね


さて、この2か月の間にぺこちゃんを取り巻く環境が色々変わった。
まずは療育手帳の判定で(5年に一度あり今年で2度目の際判定)で、B1からAになった。
電車で1時間ばかり揺られた先にある判定の専門機関へは10年前、家にやって来た時に一度連れて行った事がある。
前回は特に変化なしと言う事で区役所内で済まされたのだけれど
今回は区分が3から4になった事もあってか、呼び出しがかかってしまった。
聞き取りや知能テストの結果、知的障害の度合いが中度から重度になってしまった。
おそらく、老化による衰えもあるだろうが、
これまで“出来る=解る”と思っていた事が実は“出来なかった=分からなかった”と言う事が改めて分かったって事かしらね。
説明を聞きながら何度も「なるほど!なぁんだそうだったのか!」と納得してしまった。
・・・もっと早く知りたかったかも・・・

で、ぺこちゃんは施設側の意向(事情)もあって、今月から“生活介護”から“就職を目的としない就労訓練”の場所に移った。
もちろん、すんなりと彼女が納得した訳じゃなく、そらぁ色々あったけど
それを思い出して書き始めると、ただでさえ長い文章がも~~~~~っと長くなるので、いつか機会があればお付き合いください。
とにかく、今は表面上は落ち着いているようには・・・見えてはいるような・・・気がする。

そこでの笑い?話。
新しいサービスの責任者は以前ショート先でお世話になっていた方でぺこちゃんからも何度も名前を聞いていた。
なので、デイサービスのスタッフさんから説明を受けた時も「お名前は何度も聞いてます。」と、面談に行ったのだが
「○○です!」と自己紹介されてビックリ。私よりもかなり若い殿方だったのだ。
「あら、○○さんって男の方だったんですね。お名前は何度もお聞きしていたのですが女の方だと思ってました~っ!」
そうなのだ・・・その名前の方を勝手に女性だと思い込んでいた私が悪かったのだ。うん。悪いのは私だ。

で、家でぺこちゃんに「○○さんって男の人やってんね。女の人やとず~っと思ってたわ。」と言うと
ぺこちゃんは大爆笑!・・・うん。まぁ、そこで笑うのは間違いじゃない。

それから数日後、ぺこちゃんが新しい場所での話を教えてくれたのだけれど
「○○さんがなぁ♪」・・・いつも通り、その日のスタッフさんの話に花が咲く。
そうそう、ぺこちゃんは普通に話す事は出来るのだけれどちょっと興奮すると聞き取れない事が多い。
なので、何度か聞き直す事があるのだけれど、その日も「え?なんて?誰が?」と聞き直した。

で、ぺこちゃんは答えた。
「○○さんやんかぁ!ほら、姉ちゃんが女みたいや言うてた○○さんっ。」・・・とまたここで大爆笑。



え?・・・えぇ~っ!?
私、「女の人かと思ってたわ。」とは確かに言ったけど「女みたいな人。」なんて言った覚えはないよ~
え?・・・えぇ~っ!?
家でこんなに爆笑してるという事は、あっちでは色んな人に言ってるな・・・
「ねえちゃんがな、○○さんが女みたいって言うとった。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


なるほど・・・そうか・・・そういう事か・・・
これまでの数々のデイのスタッフさん達とのすれ違いや誤解はもしかしたら、もしかするよなぁ。

“喋る事が出来る”というのは“聞いた事を正しく理解できる”のとは違うのだ。
ぺこちゃんと暮らして10年。たったこれだけの事を今まで気付いていなかったのか・・・と
げらげら笑いながら思ったけれど、これって笑ってはいられない事なのかもしれない。
いや・・・いかんやろ~っ



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おまけと言うか何というか

2012年10月05日 04時49分34秒 | こちら“mama K”です。
携帯の写真を整理してたら、こんなん撮ってました~

練習中に上の方からこっそりとパチリ
遠かったのと暗かったので、ほとんどまともに撮れてなかったので2枚だけ



               
             じゃーじ人形の使われ方
             う・・・・・・う~ん・・・・






               
             おててマントの使われ方
             うう・・・・・・う~ん・・・・






以前も思ったけれど、そして演じ手ともしみじみ語ったけれど、芝居って花火みたいだ。
人の目に留まるまでの準備期間の長さと比べたら、本番の数日は一瞬の輝きにしか過ぎない。
書く方も演じる方も神経をすり減らしながら様々なものを積み上げたりぶち壊したり
人の目の前でそれを一気に爆発させ、時には不完全燃焼に涙し・・・

そしてそれは、必ず終わる。

終わりはそれぞれ別々の次なるものへの始まり。

だから、きれいさっぱり終わってしまう。

終わるために始まる。・・・・・始める。


あ、そうか・・・これは芝居に限った事じゃないのか。


それにしても、小屋で出会う子達がほとんど“どこかで見た顔”になってるのに苦笑い。
中には「きゃ~っ♪」って走り寄り、ハグしてくれるレディ達もいたりして
その瞬間、完全にいつもとは別の世界に存在している事を認識する。

なかなか、面白い生き方をさせてもらっている気になって来た。





あかん!あか~ん!!奴らの思うつぼではないか!!

・・・・・気をつけねば両足突っ込んだら抜け出せなくなるぞ。
・・・・・手遅れにならないうちに何とかせねば。




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さてさて、やっと作業終了?

2012年10月04日 04時39分56秒 | こちら“mama K”です。
え~っ??と思う事が多かった今回の作業の中にはごく普通の?だってあったのだ。


                      ほらっ

                  
           枚数はあるけど、ごくシンプルなフード付きマント♪



・・・・・・・・・・・・・・・・・・な、訳なかった。

                      
            どこやらの、なんちゃら言う壁画風にアレンジしてみました~♪
                ・・・・・はぁ・・・あぁしんどかった
              茶色い方のは写真さえ撮ってないくらいギリギリ。

ところで、
隣のかぁちゃんちの一部屋を作業場にして、いつでも、どんなに散らかしても大丈夫な部屋を作ろう
なんてぇ事はとっくに夢と化してしまったので
これらの作業は食卓のテーブルでやるしかない。
居間と一般に呼ばれる個所は、出来上がったモノ達の一時保管場所になる。
予定外のペイント作業がギリギリになって決まったので当然、乾かす場所が必要になって来る。
ベランダに干すと、明け方に通りすがる人の目に留まってもなんなので、テレビの前辺りに竿を渡して干しておいた。

                      こ~んな感じで・・・・
                      

                      
                        てへっ


床にはチキンが散らばり空間にはマントが視界を奪うその中で
夜中にトイレに起きた背の君がしばらく立ち尽くして寝ぼけ眼で一言。

             「こ、ここはどこ??」

うふ・・・あなたのおうちに決まってるじゃな~い





*****************************************


さてさて、ざっと振り返るつもりが例によって長々と連ねてしまいました。
昨日Ⅱが帰って次の宿題を置いていったので、まだまだ“非日常”は続きます。
今年はこのまま走り抜けなければならないようですよ。
けれど、もちろんこんな事だけをしていたのではもちろんなく、
かぁちゃん、ぺこちゃん。特にぺこちゃんには大きな変化があったりもしたので
合間合間に書きたいなぁ・・・とは思っています・・・思っては・・・おりまする



                      
               


                              




















                     
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教訓を得たもの

2012年10月02日 05時30分40秒 | こちら“mama K”です。
時間を惜しむなかれ


“ちきん”と“ジャージにんぎょう”を作った時点ではまだ時間に余裕があるかと思われたのだが
それも希望的観測のもとにおめでたい性格故の勘違いだった事は8月の後半になってからようやく気付いた。
作業に取り掛かれる時間がほとんどなくなってから一気に焦り始めてしまったのだ。
で、私は思った♪
「そうだ!有りモノで済ませられるならそれで行こう♪」
「ほら~♪あるやんかぁ♪」と、るんるん気分でとコスプレ用の衣装を仕入れたのだが・・・
通販で届いた箱を開けるなりそれは落胆の溜息に変わった。
「こりゃいかん・・・使い物にならねぇ・・・。」


  で、どうにもならないケープ部分を作り変えて本体に改良を加えたのがこちら
                
  生地がぺろぺろだったので、袖口をケープの生地で補強。
  動作に支障がありそうだったので、後ろにスリットを入れた(もちろん生地の補強も)
  

縫いあがった物に手を入れるのって、いちから縫うより手間がかかる。
平面をズバババ!っと縫うのと、まるこい所をまるこく縫うのでは訳が違った。
「あ~ぁ、こんな事なら最初から縫えば良かった。」と後悔するものの後の祭り。
その間も、どうもしっくりこない。妙な違和感に苛まれながらの作業となってしまった。


それでも、出来上がったから良かったにしよう♪・・・出来れば出来たで、それも可愛く思えて来るものだ。
そうしてこれは、小屋入り数日前わざわざ衣装を取りに来てくれたⅡのお仲間の軽トラに乗せられて、他の物達と一緒に旅だったのだ。
あ、衣装、小道具の為に軽トラを準備してくれたわけではもなく、彼の愛車が軽トラなのですよ


ところが・・・だ・・・。
初の衣装稽古の時にⅡからメールが届いたのだ。
「あの~、一回着たら脇が破けた・・・。」

ぐ・・・ぐあっ!!・・・そうだ、彼らは動くのだ。しかも激しく・・・
「す、すまねぇ・・・すぐに縫い直すわ。」・・・平謝り・・・く、くそっ!!

やっぱりなぁ・・・違和感を感じた時点で作り直せば良かったのだ・・・
で、それから目をギンギンにして縫い直した。ギャザーでゆとりをもたして両脇にスリットを入れて、前空きはボタンで・・・

              
         裾のなが~いワンピ♪    かんせ~いけ~い♪♪  


な、なんと罰当たりな物を・・・でも大罰当たりのものがもう一つ・・・

この衣装の方がお持ちになるもの!それは!!

                 
                 金の十字・・・架?


そう素直に落ち着いてくれたなら、私も少しは罪悪感から逃れられたものを・・・。

                 
      まぁね、元の形がこれ。と言う事は・・・まぁ、こうなるわな・・・


しかしこれで一安心ではなかったのだ。
材料が安いという事はいささか強度に欠ける。強度に泣かされる経験は何度もしたのでそれなりに補強するのだけれど
本体そのものの補強までは考えていなかった甘さにまた泣かされる事になった。


ぐ・・・ぐあっ!!・・・そうだ、彼らは動くのだ。しかも激しく・・・

なのでこれには2代目が存在することになってしまった。
初日が終わる頃、賄だけ済ませたその足で閉店間際の100均の店に駆け込んでありったけの“勇者の剣”を抱え込み・・・
補強に補強を重ねて、明け方の太陽の光に怯えながらラッカーで色づけしたのであった。


間に合った・・・最後までもった・・・傷だらけではあったけれどその任務は果たせたのだ!・・・感涙・・・


念入りなしつけをした方が結果的に時間が短くて済むことは既に経験していた事だけれど今回改めて思った事は
下準備の時間を惜しんではいけない!
これ以上考えられない所まで念入りにしてこそ得られるのが強度だ!
何か起きるのは当たり前!その都度焦らずに対応すべ~し!!






とは言え、どうしても残る一抹の疑問・・・なぜこの歳になってこんな事を??


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