『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

アドベントに入りましたね

2015年11月30日 22時32分12秒 | 日々の出来事
明日は一日家に居ようと思う。

二人がデイの日には背の君のアジトに行くのが当たり前になって
ここ三年近く、ずっと家に居る事がなかったから

明日は一日家に居ようと思う。

かぁちゃんのデイがお休みの日は本来家に居て
いつの間にか、その日が少しは休憩出来る日になっていたのに
近頃、通院だの訪問歯科だの、かぁちゃんが主人公の用が続いてしまって
酷く忙しく過ごしてしまっていたから

明日は一日家に居ようと思う。

明日は一日家に居て、少し自分の為だけに時間を使おう。

うん!それが今一番必要だと思うので

明日は一日家に居て、私がやりたい事をしよう。


急に慌ただしく冬がやって来て
近くの公園の銀杏が色付いてきた



私の好きなこちらは、まだ夏の名残りが残っているけれど




昨日、アドベントに入りましたね




明日からは12月。
今年も師走の時に入ります。
風邪が流行っているようなので、どうぞお体にお気をつけて
コメント (2)
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だけど“きざみ”は駄目でもないらしい

2015年11月20日 11時20分49秒 | かぁちゃんにまつわる話
だがしかし、ここで気になる事がある。

“きざみは駄目よ”のかぁちゃんのデイ。
確かに“きざみ食”はないけれど、かぁちゃんに食べさせる時には、
スタッフさんが付きっ切りで、長い時間をかけて潰したり、裂いたりして食べさせてくださっている。
これにはホントに頭が下がる。ありがたいと同時に申し訳ない気もしていたので
おかずがペーストになる事でスタッフさん方が少しは楽になられるのは、
私にとっても、少し肩の荷が下りたような気持ちがある事は否めない。

ちなみに、これまでかぁちゃんが喉にひっかけて酷く咽せて吸引のお世話になったのは、りんごのスライスとすいか。
りんごに関しては、かぁちゃんが入れ歯を使うのがへたくそになって、噛み切る事が出来ないのが大きな原因だと思うけど
(うちではりんごは摩り下ろすかコンポートにするか・・・でしか食べさせた事がないもの
すいかに関しては、かぁちゃんの大好物なので、早く次が欲しくて丸呑みしたに違いない。

いつものデイではそうなんだけど
ショートステイ先と1年程前から月曜日だけお世話になっている、もう一つのデイではどうなんだろ??
何かあった時の処置の速さは、いつものデイが一番だと思われるので心配になって聞いてみた。

「あのね~っ!いつものデイでこ~んな事があってね~っ!おかずをペーストにしてもらうようになったんですけど
そちらではどんな感じなんでしょねぇ?やっぱり咽る事ってありますかねぇ?
咽たり詰まらせる事があるんやったら、食事の形態を変えてもらわなあかんと思ってぇ・・・」
単刀直入に!ズバッと!びしっと!・・・?

月曜デイはおっしゃった。
「うちでは細かく刻んでますが、固いモノはよけています。水分はスプーンで召し上がっていただいてます。
今の所は咽られたりした事はないですねぇ。」
ショート先はおっしゃった。
「うちではきざみ食で水分はとろみをつけて召し上がってもらってます。今の所は問題なく食べておられます。」

・・・あれ?やっぱり“きざみ”って普通にある所もあるのかな?

一番大きく違うのは、いつものデイの利用者さん達は明らかにお元気な方が多いのに比べて
月曜デイは認知症の方専門の、の~んびりした雰囲気のお泊りも出来るデイサービス。
ショート先は特養が並立している大規模な所。
そもそも双方は最初から喉にひっかけやすい様なものがメニューにないのではないのかな???
月曜デイは小規模な事もあって、先週の連絡帳には
「おやつのドーナツは牛乳に浸して召し上がっていただきました。美味しそうに食べておられました。」
と、書いてあったのでその辺りは個々に併せての柔軟な対応が素早い。

んで、ん~・・・と考え込む。
問題なく食べられているものをわざわざペーストにしてもらう必要はないんじゃないのかな??
・・・と考えるのは間違っているのかな???

なのでかぁちゃんは行く先々によって、プリンみたいにお茶を飲んだり、スプーンでお水を飲んだり
日替わりカレーを食べたり、きざみ食を食べたり、臨機応変に順応しているのである。

もちろん家ではストローでお茶やジュースを飲み
おじやはもちろんパクパク食べて
とうがんなんかは大きなのを口いっぱいにほうばって、
もぐもぐ食べてごくんと飲み込んで、
ぱかっと口を開けて次を催促しているのである。

それぞれの施設には今の状態を知らせて、食事中は要注意である事を伝え
飲み込みに問題があるようなら、ペーストへ移行してもらう事をお願いしつつも
かぁちゃんが臨機応変にうまくやるなら、私も習って気楽に変化に対応して行けば良いのかな。


いつもと違う事があって、しかも冷静に考えると怖いし~肩に力が入りすぎてたけれど、
言うべきことはちゃんと言ったし、見守り力を信じて行こう。

ただ、かぁちゃんの連れ合いも、かぁちゃんの叔父も、施設での食事を喉に詰まらせたのが原因で逝ってしまったので
普段は元気そうに見えるかぁちゃんも、いつ何時何が起きるか分からないんだなって事は
どこかで覚悟しておかなきゃいけないのだろうな・・・。


ん~・・・ん~・・・そんなもん、なかなか出来る事じゃないけどね
それに、同じ事は私にも他の家族にも言える事。
そんな事は当たり前なのに、微塵も思わず時を過ごしている事に・・・いや、
過ごす事が出来ている事は有難い事だなぁと思わずにはいられない。

ありがたいなぁ・・・と思う事を思い出させてくれて、ありがと!
ん、やっぱりかぁちゃんに、ありがとうかな!

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どうも“きざみ”は駄目らしい

2015年11月19日 02時45分35秒 | かぁちゃんにまつわる話
それは先月末の事だった。
お昼過ぎ、スーパーで買い物をしている時に、デイのスタッフさんから
「かぁさんが昼食を始めてすぐに食べ物を喉に詰まらせてしまって、大変でしたが、今は落ち着いておられます。
けれど、今日は昼食は中止にさせてもらってもいいでしょうか?」
と、電話があった。
言葉の端々に、落ち着いて良かったよぉびくりしたよぉと言うニュアンスが組み取れて

あぁ・・・こりゃ大変だったんだ・・・と、心臓がバクバクして来たので
「今は大丈夫ですか?」と無事を確認してほっとしたのだけれど・・・
ついでに、「大丈夫ですよ~、晩御飯、多めに食べさせま~す♪」と付け足しておいた

連絡帳にはその時の様子が事細かに記録されていた。

12:10頃 昼食が始まった頃に、おそらく小芋が詰まったかと思われます。
12:20  ナースに来てもらう SpO2(動脈血酸素飽和度)88%
12:27  SpO2 79%
12:30  SpO2 83%
12:35  ナースとDr.が来て吸引を試みるが、歯を食いしばり不可能
       その後飲み込めたようで
12:41  SpO2 95%
       昼食は中止にしています 1割摂取
13;15  SpO2 98%
13:45  SpO2 97%
おやつ時   SpO2 93% 様子お変わりなくむせもありません
       おやつは杏仁豆腐全量食べられました
       珈琲、お茶、とろみをつけて全量飲まれています 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


わう、わう、わう
お、お世話になりました。
え~っ、SpO2が79%って・・・
そらぁチアノーゼ起こすわなぁ・・・

かぁちゃ~ん!!無事で良かったねぇ

帰宅したかぁちゃんは何事もなかったようにいつもと同じで
晩御飯の時は、余程お腹がすいていたようで、
待ちきれないと言わんばかりにパクッパクッと口を開けて食べていたので一安心


今回は担当しくれたスタッフさんが新人さんだったようで、何故か一口目に小芋を食べさせてくださったようで・・・
もちろん、潰して食べやすいようにはしてもらったようなのだけど

あの~・・・お芋さんは私でも喉につめかけますから・・・
それに、最初の一口はがっついてますからぁ、水分の多いものを口に入れてくださいよ~・・・

実は今回ほどではないけれど、咽てしまった事があり
食べられないと判断された場合は食べさせないでくださいとお願いしてあったのだけど
それでは栄養面で心配なので、ペースト状にした方が良いとDr.が言ってるとの事で
かぁちゃん、おかずだけペースト状になってしまった。
水分も濃い目のトロミをつけているとか……


ただ、うちでは今まで通り。
だって、水分は時には咽せるけど、まだストローで飲めているし
野菜たっぷりおじやは、今の所喉に詰める事はないのだけどなぁ・・・


ケアマネに聞いてみると、きざみ食は却って喉にひっかかる原因となるので
こちらではきざみ食の提供はないとの事。

へえ、そうなのか………


ん~~、ペースト??ってしばらくぼけ~っとしてしまったけれど
考え方によっては、カレーならパクパクと物凄い勢いで食べるかぁちゃんの事。
いろ~んな色や味のカレーが乗かっていると思えば、それはそれで楽しいかもしれない


なので一つだけお願いをした。
「ご飯は普通にして。おかずのペーストをご飯と一緒に食べさせて欲しいです!」


案の定、あれからかぁちゃんは、日替わりカレーライス??を問題なく、パクパクと美味しそうに食べているらしい。
ただ、物足りないのか、完食した後にスプーンをぶんぶん回して抗議しているそうだ


さて・・・家ではどうするべきなんだろう・・・??
ん~・・・問題なければ、もそっと今のままにしておこ~っと


        
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物言えば唇寒し秋の風

2015年11月09日 16時48分34秒 | 日々の出来事
随分と日が開いてしまいました。

先頃、お世話になった方が立て続けに旅立たれ、
ゆっくりお悔やみにも行けないのが情けなく
ついつい気持ちが下降ぎみだった所へ

かぁちゃんがまたしてもデイで食事を喉に詰まらせて
いよいよおかずがペーストになってしまった。
(これについては後で詳しく書こうと思っております)


そんなこんなを珍しく、くよくよ考えていたら、
普段と全く変わりのない事なのに、我慢の器がどんどん浅く成り果てて
はてさて、いよいよこれは無理かもしれぬ……
と思い始めた途端に自分自身のコントロールが上手く出来なくなっちまって
制御不能じゃ!!
それでも理性はまだ健在だったようで
無理矢理軌道修正しようとしてあちらへぶつかりこちらへぶつかり💦💦
心の青あざが耐えませぬ

そしてついに、些細な事で背の君に吠え付いた
いや、私にとっては全く些細な事ではなく、十二分に大事であるのに
それが些細な事とでも言いたげな様子にブチ切れてしまった。
言ってはいけない一線はまだ今の所は越えていないが
このままではいつ決壊するかわからんぞ

それより何より、余計な事をほざいてしまった後の心地悪さったらない。
んあ?いや、絶対私の方が正しいのだ!!
けれど、後味がひじょーに悪い。

このままでは何をしでかすか自分に責任が持てなかったので
行けないと思うよーって言ってた二之介が客演で出てる芝居見物に
時間の余裕もないのに来てしまった




春に心奪われた桜はすっかり秋色に色付いて

この辺りはやはり、我が家よりは冷え込みが厳しい様で
秋の深まりも一足早いようだ。

真っ直ぐ家に帰りたくなくて
ギリギリまで珈琲タイム



あぁ、久しぶりに美味しい珈琲を飲んだ



もの言えば唇寒し秋の風……ではあるが
秋風が染める紅は目に優しく
香しい珈琲は唇を熱くする事をまだ忘れてはいなかったようだ。
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