『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

やる気!!(米屋の兄ちゃんの場合)

2016年04月28日 11時12分34秒 | 日々の出来事
近所の古くからの商店街は、ここ数年閉じられる店が多くなった。
幸い、シャッター通りにならずに、整骨院やチャレンジショップが空いたスペースを埋めてくれているけれど
何十年も見慣れた店先が、次々に変わってしまうのはやはり寂しい。

けど、元気なお店もまだまだ沢山ある。
その中でも馴染みの米屋の兄ちゃんの店先に、しばらく前から大きな熊の着ぐるみが
窮屈そうに後ろ向きに立っているのがずっと気になっていた。

ここの兄ちゃん、手先が器用で、店の看板も自分の手作り。
それがなかなか玄人跣で、目を惹くし仕事も丁寧。
「この看板ええねぇ。」ってつい口に出したら、嬉しそうに「僕が作ってん!」と、
それから話が弾んでもう20年くらいの付き合いになるけれど
近頃うどん屋も始めたので随分と忙しそうで、なかなか聞き出せなかったんだけど一昨日ついに聞いてみた。

「このクマ、着ぐるみなん?誰が着はるん?」
「ちゃうねん。これにな、店のメニューを持たせて立たせよう思って作ってん。」
「え~っ?これ、自分で作ったん??」
「そうやねん。作ってん!!」
「え~っ!!?」

それからはデジカメの製作過程の写真を見せてもらいながら、あれやこれや話し込んでしまって
うっかりお米を買うのを忘れてしまいそうになった

どうして後ろ向きなのかも聞いてみると
「昔、ぼくもやんちゃやったから気持ちは分かるんやけどなぁ、
 店先に出しといたら、小さい子らが殴って行きよんねん。
 せやから忙しい時間は出さんようにしてんねんわぁ。」
・・・なるほど

いやいや兄ちゃん、良いものを見せてもらいました。ありがとう
ここ数ヶ月、ぺこちゃん事件(笑)があってから
くすぶり続けているのに着火に至らなかったやる気の勢いがっ!!!
「ちゃっか!!!」




あれ?「ちゃっか!」って変身したのは誰だっけ?○ィンスペクターだったっけか???



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季節は確かに変わるけど

2016年04月24日 18時26分09秒 | 日々の出来事
桜の花が散って、若い青葉の色が鮮やかになった。
公園の銀杏も新しい葉を付けている




今年も桐の花が咲いて




チビ達がう~んとチビだった頃に、「こわい、こわい。」と見る度に泣いていた樹も
今年もまた風に吹かれて、おいでおいでをしている。



私が知っている限り、もう30数年変わらない春の風景。

そんな風に自然の営みは、人が歳を重ねる事なんて全く気にもかけないで
自らのサイクルを季節と共に生き続けている。




あのさぁ・・・

もう・・・もう揺れんといて。
いらん雨は降らんといて。
これ以上、追い討ちをかける様なことせんといて!!!



人は生きている間に、何度「どうして?」と言葉を失う事を知るのだろう。






*************************************



お見舞いの言葉を綴る事も出来ないまま、十日が過ぎた。
東北の傷も癒えないままなのに、今度は熊本で、大分で・・・って

背の君の友人知人は、家は壊れちゃったけど、怪我もなく元気だからと気丈に応えてくださったそうだけど・・・

いてもたってもいられなくても出向く事も出来ず、
ごめんなさい。かける言葉も出て来ない。
ほんと、悲しいくらい何も出来ない。

かぁちゃんやぺこちゃんやぽんの様な家族と共に苦境の中におられる方々はどうされているのかと
気になって気になってどうしようもないけれど・・・




ってね、だからね、何不自由なく生活しているもんが考え込んでるだけじゃいかんのですよね。
ちっぽけでも、出来る事をしなきゃね。
元気なもんが凹んでる場合じゃないのですよね。

応援せんばっ!!!










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花散らしの雨

2016年04月12日 17時46分08秒 | 日々の出来事
つぼみが膨らみ始めるのが早かったのに、
寒い日が続いて、いつまでも咲き始めないなぁ、今年は……
と、思っていたら、急に暖かくなって、
夜中に窓の向こう側がレースのカーテン越しにうっすら明るいのに気付いたのがつい10日ほど前。



眼下の夜桜に続いて



眼下の桜・・・昨年老化が進んで大きい枝が切られたのに元気で咲いてくれました



いつもの桜



いつもの春の風景



近くの遊歩道の桜・・・はらはらと散る花弁

春ですねぇ


先週の土砂降りと強い風で、もう花散らしの雨が降るのかと嘆いていたのに
花散らしの雨は花を散らしきれず、却って周りの緑を洗ってみずみずしく蘇らせ、
ついでに青空も連れて来ると言う粋な計らいを見せ
今年はいつもの年よりも、桜を満喫できてちょこっと幸せ気分。




昨日からの寒の戻りに身をすくめ、洗ったばかりのコートに再び袖を通すも
桜はゆっくりと散り、季節がまた一足歩みを進めている。
明日から雨の予報。
残っている桜の花も、これで綺麗に散ってしまうのだろうけれど
八重の桜とはなみずきが交互に植わった街路樹は
若草色と華やかな桃色とでまだしばらく春の到来を楽しませてくれるのだろう。




そんな中、46歳で我が家にやって来たぺこちゃんが還暦を迎えました。
正直言って、とても60歳には見えません。
そりゃ、私を母親だと思う方がおられても文句が言えない程でございますわよ
抗えぬ歳に抗うかのように、殊更に付け足す一言
「いやぁ、義妹なんですけどね、歳は上なんですよ!私より!!」
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