『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

親の顔が・・・

2012年05月30日 04時25分55秒 | 日々の出来事
Ⅰがまた突然に帰って来たのが先週の金曜日の朝。
今の所、友人の結婚式の映像担当になったので、その打ち合わせらしい。
人の結婚式の事ばかりでごそごそしているので、自分の事も考えたら?ってちゃかすと
今の所は全く考えられないそうだ・・・ふ~ん・・・。
「仕事がめっちゃ充実してるしな。」・・・は~ん・・・。
まぁね、良い事には違いないけど、親としては少々複雑である。とは言え、彼の事を心配している余裕もない


で、遅ればせながら“母の日のプレゼント”もらちゃった~っ

                 
          
上京して初めての母の日にも時計が送られて来たので、これが二代目。
先代のは調子が悪くなったので修理してもらおう思ったのだけれど、修理代が1万円以上かかると言う事で断念。
昨年の暮れに、ぽろりとその話をしたら、今度は壊れないのを選んだそうだ。


・・・ねぇ、これだけだったら、なかなか良く出来た息子なのである。


奴は帰って来てもほとんど家にはいない。風邪で寝込まない限り
今回も夕方から友達に会って、泊まって来るって言うので
「ほな、あんた晩御飯いらんな?」と言いつつ、我が家の食事の支度をしていると
「何作ってんねん?」「ほう、そないして作るんか。」とチラリチラリと見に来る。
・・・年を重ねても変わらない奴だ。「味見してくか?」って聞くと
しばらく考えた後で「それって詰めてもらえたりする?」って・・・へっ?
「○○ちゃんの分もか?」・・・彼が会いに行くのは幼馴染。中3の時はまず我が家に帰って来てた子なので
おばちゃん、急に力が入って(笑)頑張ってお弁当を二つこしらえた。

手作りがんもとぶりの照り焼き。ほうれん草のおひたしときゅうりの浅漬け。彩にトマト。
・・・若者の弁当らしくないけれどⅠの好物には違いない

いそいそと出かけて小一時間経った頃だった。
Ⅰから「えらいこっちゃ!!」と電話が入った。奴は何事か起らない限り電話はして来ない・・・

「弁当、電車ん中に置き忘れてしもた!!」


・・・はぁっ?・・・(勿論“は”の音は思い切り唸りを効かせて!)


う~っ・・・・
う~っ・・・・
う~っ・・・・

あ~ほぉ!ば~かっ!ま~ぬ~け~!!
おまえのかぁちゃん、で~べ~そ~っ!




あ・・・私だった・・・



彼の父親が大爆笑しながら叫ぶ
あいつ、あほちゃうか!親の顔が見てみたいわ!!


・・・鏡持ってきたろか?



奴は、駅員さんの手を煩わせて各駅に問い合わせしたようだが、ぶりの照り焼き弁当はついに出て来なかった。


すまん!すまん!と連発した後で奴は言った
「なぁ、がんもまだ残ってる?一個でいいから残しといて、明日の夜食べるから!!」






・・・・・・・ほんまに、親の顔が見てみたいわ・・・・・・

             
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区分認定

2012年05月24日 04時07分14秒 | ぺこちゃんにまつわる話
区役所の福祉担当の方から電話があった。
ぺこちゃんの区分認定会議が終わったとの事。

ぺこちゃん、区分3から区分4になったそうだ。

・・・だからと言って、別に変化はないのだけれど
少なくとも施設側にとっては朗報?となるに違いない
それはすなわち、利用する側からしても胸をはって“生活介護”のサービスが受けられるって事でもある。

いつもと変わらない訪問調査だったのだけれど、いつもの調査員の方が変わった。
この方、以前かぁちゃんの介護度認定の時に来られて、あのかぁちゃんに要介護3をつけた方だったので
(この件は問い合わせた結果、理解の仕方が間違っていたと言う事で結果的には5になった)
実は、え~~~~っと、内心信用していなかったのだけれど
おそらく、高齢者より障害者の方をよりよく理解しておられる方だったようで
“できる”“一部解介助”“全介助”の項目に印をつける時に、とても詳しく話を聞いてくださった。
一見出来ると思われがちな所が実は出来ていなかったりする事を理解してもらうのはなかなか難しいものだ。
それを分かってもらえた時の安ど感ったらない。


もうひとつ、今回の認定調査での医師の意見書を書いてもらった時のことだ。
全ての聞き取りが終わった後で先生がおっしゃるには
「認定調査はおわりましたか?終わってたら仕方ないですけど。」と言う前置きの後で
「“一人で食事が出来る”と言う事は箸を使って用意されたものを食べる事が出来るとい言う事じゃなく
何を食べようかと自分で考えて、冷蔵庫を開けて材料の確認をして足りないものは買いに行けるという事なんです。
本人さんが“独り暮らし”をした場合にどうなのかと言うところまで考えて調査を受けてくださいね。」と、言われた。

そうなんだ!そうなんです!!
私はこの言葉を聞いた時に、実は目頭が熱くなってしまったのだ。
何を基準に出来るのか出来ないのか、出来ないと言えば本人が傷つき怒り出す事は分かっている。
それをどういう風に説明すればいいのか、ずっと分からなかったし
出来るけど出来ないんだよ~~~っと言う事は理解してもらえないんだって思ってきたけれど
ちゃ~んと分かってくれてるんだ

この先生、頼みはしていなかったのに診察の後、私だけをもう一度診察室に呼んで
本当の所はどうなの?ってな感じで、ぺこちゃんが傍にいたら言い出せないような事もしっかり聞いてくださった。
嬉しくてねぇ・・・ほんっとに嬉しくて。
ずっとずっと胸の奥でつっかえていたものが、すとんと飲み込めたような、そんな感じだった。


正直、今はね・・・先の事を考えるとずど~んと重くなるのは、かぁちゃんよりぺこちゃんの事。
だけど、少し気持ちが楽になった。おかしなもので、気持ちが楽になると
「がまんならねぇっ」と思っていた事が「・・・ふんっ」程度にはなるようだ。

そうか、そうか・・・そういうものなんだな
なんて、一人で勝手に納得してみたりなんかしております。





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え~ん・・・

2012年05月20日 02時10分34秒 | 日々の出来事
かぁちゃんの歯医者さんへの通院準備とお風呂の準備を同時進行してたのがいかんかった・・・。
通院用のかばんの中に入れようと出していた筈のリハパンが行方不明だったのに
ど~せ、またどこかに置き忘れたんだろうと思ってたら
さっき洗濯物を干そうとして見つけたの・・・・・・・。

リハパン、一緒に洗濯機で回ってたぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ



こないだのパットよりは被害が少ないように一瞬見えたけど
駄目だこりゃ・・・つぶつぶが小さいのよパットん時より・・・
洗い直しても、尚細かくなったのが生地にくっついて
パットのぷるぷるうにうには洗濯し直したら結構平気なのに
(その代わり洗濯層の底にてんこ盛りになってます。お試し・・・しないに越したことないです)


え~~~っ薄手のリハパンの吸水材って種類が違うの??

え~~~っ

え~んえんえん





え~ん・・・・・・・・・・・・・


見ようによっちゃ、これもきらきらしてるんだけど・・・このきらきらはいらん~っ

いらん~~~~っ




・・・・・・・つかれた・・・・・・・
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きらりきらりを散りばめて

2012年05月19日 03時42分05秒 | 日々の出来事
数年前までは、おっかさまに紫色の花を送るのが恒例になっていたので“母の日”を忘れた事はなかったけれど、
それが無くなってからは、すっかり忘れ果ててしまっている不届きものである。
だって、かぁちゃんには毎日が“母の日”みたいなもんだし(勝手な理解だ!)
カーネーションなんか目の前に持って行ったらパクッて食べちゃうだろうし

でも、その日の夜、かぁちゃんの洗濯物を畳んで隣に持って行くと・・・

                

「おばちゃ~ん、はいっ♪母の日。」って、仕事から帰宅したばかりのろんがくれた♪
赤いカーネーションはぴぃに、ピンクのカーネーションは私に

まっくろくろすけのとうもろこしの中身は・・・
                
ひのきのボール。小さいのを三つもらって、早速その日はひのき風呂♪

女の子に「はいっ♪」なんて可愛い声でプレゼントをもらうと、ど~も照れくさい。

そうだった!今日は母の日だった!
ん?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あいつらは無視かよ!


なんてぇ事もなかったようで、日付が変わってからⅠからメールが届いた。
「おくればせながらプレゼント買ったから、帰った時に渡すわ。」えらいがな。忘れてなかった。


すっかり忘れている奴もいたのだが(Ⅱは私以上にこういう事には疎い)
実は彼もまたえらかったのだ。無理だろうと思っていた芝居のチケットを手に入れてきた!!
私は褒めるのも褒められるのも苦手だが、今回ばかりは褒めて褒めて褒めまく・・・らなかったけど、
代わりに黄色い声を張り上げたのが数か月前。(おばちゃんにだって黄色い声は出るのだ)

                
           うははははは

なっくすさんの3年ぶりの本公演GW最中にⅡと行って参りました。満足ひたすら満足
帰りにジンジャーエールで祝杯をあげ、夜中に超高カロリーなモノを食べながら、浮世を忘れて芝居談義に花を咲かせた。
・・・こやつに奢ってもらえる日がはたして来るのだろうかと、ちょいと遠い目になる瞬間もあったけれど



そうそう母の日の翌日は、夫婦そろってこちらをば

                



バタバタとただ時間が過ぎて行くような気がしていたけれど、心がきらりきらりとなる事が結構たくさんあるのも“今”
きらりきらりを散りばめたいなぁ・・・もっともっと・・・
ま、それは同時に睡眠時間を削る事になるので程々にと自分に言い聞かせながら(笑)
私は貪欲に“きらり”を見つけに行くのです。見つけて散りばめるのです。
記憶という糸で織りなす自分と言う布のあちらこちらにスパンコールを縫いとめるように。





・・・きんきらきんにしたるねん~♪ついでにフリルもつけたるねん~♪










             
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もとどおり♪

2012年05月17日 04時50分09秒 | かぁちゃんにまつわる話
・・・ほんとにそうか?・・・そうであって欲しい。・・・そうでなくては困る

かぁちゃん、ショートから帰ったのが4日。
どないしてくれんねん状態が2日間続いて、やっと止まったかな・・・と安心してたら
翌日、翌々日とデイに行っている間にゆるゆるの大爆発

まぁ、なんて子孝行なかぁちゃん・・・心の声、心の声

ショート先からは、兄ちゃんケアマネが約束通りきつ~く言ってくれたおかげで?
当の新人さんじゃないけど、担当スタッフさんから陳謝の電話があったので、いいよ。許してあげる♪

けど、次にまたやってくれたら奇襲攻撃するかんな!!・・・これも心の声


あの、出るべきものは出るべきなのだ!と勿論そう思っているけど要は出方の問題なのだわよ。
で、それよりも何よりも困った事はその後で・・・確か以前にもあったけど
やっと止まって安心していたら、今度は出ない
もともと2~3日開く事は良くあるのでそれくらいじゃ気にも留めないが
4日目、5日目になるとさすがに「え?・・・」なのである。

もしかしたら、働きすぎて疲れ切ったか?動いてないんじゃないか?と、
かぁちゃんのお腹に耳を当ててみると、きゅるきゅる音はしている。
その音が正常なのかどうかは別にして、まぁ、動いているからいいかぁ
食欲がなくなれば心配もするけど、良く食べるし・・・却って心配か??


かぁちゃん、その食べたもの、いったいどこにいっちゃったんでしょうね?


なんてのんびりした事も言ってらんない。
6日目にクリニックでの注射のついでに診察受けて先生に相談してこなきゃ!・・・と、準備してたら
うんとこしょ!どっこいしょ!おでましおでまし~

今回ばかりは「おお!でかしたっ!!」なのであった。
そして7日目も「良くやった!!」なのであり
8日目の今日は、空砲高らかなれど弾は込められてはいない。


まぁ、毎日おでましにならずとも良いけどね。
・・・のど元過ぎれば熱さは忘れるものである。

まったく、いつまでたっても、ウンの良し悪しでその日の心身の状態が左右されるのだな。


あ・・・変な事を思い出した。
かぁちゃんが惚け始めた頃「私ねぇトイレに行ったら汚いもんが出るの。おかしいわ・・・」と悲しそうに言うので
「はぁ?なにかぁ?あんたのウンはピンク色にラメが入って薔薇の香りでもするんかぁ?」とちゃかしたら
かぁちゃん、私の顔をじっと見つめてこくりと大真面目で頷いたっけ。


♪そ~だったらいいのにね、そ~だったらいいのにね♪なのである。

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そうか、朝が早いからか

2012年05月14日 04時57分40秒 | どうでもいい話
季節が逆戻りしてしまったように、冷え込んでおりますね。
どうぞ、お風邪など召されませんように。

近頃あっという間に一日が過ぎる。
些細な事でも、これといった事が出来れば少しの満足感は得られるのだけれど
どうも、近頃ぼんやりしている訳ではないのに、朝が来たらあっと言う間に夜になって次の朝が来る。
ただバタバタしているだけで一日が過ぎるのが納得出来ない。

少々、理由もなく焦っております。

あぁ、何やってんだ私は・・・。
今日しようと思っていた事が明日に先送り。
先送りしたままで、その明日が今日になる。
そうして、それが出来ないままずるずると日が過ぎて行く。

ふと、先送りしていては先がなくなる事を考えなきゃいけないような気がしてきて、益々焦る。

やりたい事とやらなきゃいけない事が諸々あって、何かしている最中に突然思い始めて頭がこんがらがる。
なので、書きだしてみる事にした。今のところ、一つでもそれをすると焦る気持ちが和らぐような気がする。



あ・・・そうか・・・
いつもと同じ時間なのに眠ろうとすると鳥がさえずり始め、
カーテンを少し開けると、空が明るくなり始めている・・・ははん、これだな。
寝る時が朝だという事が焦る気持ちに拍車をかけているのだ。
「おやすみなさい。」は夜の間に言わなけりゃ落ち着かない。昨日は夜の間に終わってなきゃいけないんだ。

ん~っ・・・でも「おはよう。」って言って寝るのがおかしいって思わなきゃいいのか!・・・な?
いや、なかなかどうして言葉と言うものには案外束縛されるものでありますよ。



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戯言

2012年05月08日 16時29分33秒 | 日々の出来事
夜明けが早くなりましたね。

昨日、かぁちゃん、ぺこちゃんを送り出してから買い出しに出かけた。
探し物があったのでいつもよりちと遠くまで。

かぁちゃんがクリニックの日だったので
早めに大急ぎで夕食の準備をして出かけたら
それだけで疲れてしまって、洗い物もまだなのに
かぁちゃんを寝かせてからすぐ、ふらふらとベッドに直行して爆睡してしまった。

日付が変わる頃には目が覚めて慌てて後片付けをして
いつもの時間にトイレに連れて行った後
ちとゴソゴソやってたら寝そびれてしまった。


おい~っ…朝も早よから大声あげて遊ぶなガキ…あ、いや少年達。
そこ、バイク乗り入れ禁止やろ?…遠くでエンジン音がする。

とは言えおばちゃんは怒鳴る気力もなく
頼むからあと一時間くらいは寝かせておくれと願うのみ。


マズいなぁ。今から寝たら起きらんない可能性大。
けれど、寝なけりゃ朝のバタバタをやり過ごす体力気力がちと足りぬ。

目を閉じて体をゆるりと伸ばしてしばらく大人しくしていよう。
後はなすがまま~♪



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

と、布団にもぐりながらつらつらと携帯画面に書いていたのが今朝方。
書きながらも睡魔は寄り添っていてくれたのか、
投稿を忘れてそのまま眠ってしまったようだ

昼前、書き物をしていてまた遠くでエンジン音が響くのに
それこそ「はあっ?」となり(笑)
窓を開けようとして大笑い。

遠くで響くエンジン音だと思ったのは
窓と窓の薄い隙間に閉じ込められたミツバチの羽音だった

え?明け方のあのバイクの音もこれ??
ま、まさかね…そうだとしたら相当ボケてますな…。
いや、そうだとしたら、許せ少年達、濡れ衣であった。


そうそう、昨日の買い物帰りに近くの公園を通ると
肩先にパサリと落ちた薄紫の花。



この間までは桜が咲き誇っていたのに
どこもかしこも新緑の青が眩しく
その中で古い桐の木が盛りを迎えておりました。


全てを一瞬で破壊してしまう恐ろしい自然の反面の優しさ…
時が移っても、四季を通して変わらない営み。




……合掌。
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ショート先はラキソがお好き?

2012年05月05日 11時48分48秒 | かぁちゃんにまつわる話
だから・・・朝から大変なんだって
あれだけ何度もラキソは使わないで欲しいって言ってるのに・・・。

かぁちゃんのショート先に限った事ではないと思うけれど
三日間出るものが出なければ使われてしまうラキソベロン(極一般的な下剤だと思うけどね・・・)

だから・・・朝から大変なんだってばっ


4月から新しいスタッフさんが入ったのか、かぁちゃん担当のスタッフが変わった・・・ようだ
送迎は昨年から御世話になっている方だったのだが
前回のショートからの送りの時に、彼の携帯に電話が入り「え~?」とか「あ~?」とか言ってたけど
何でもかぁちゃんの入れ歯が置き去りになっているとか。
すぐにお持ちします!と慌てて取りに帰られた後、のんびり荷物の整理をしていると見慣れないモノが入っている。
「こんなん、入ってましたけどぉ」って、入れ歯を持って来てくれた時に兄ちゃんに手渡すと
兄ちゃん、固まった♪(彼は一見真面目すぎる印象を人に与えるタイプなのだった。)
だってそれは、おそらく入所の方の物だと思われる、丁寧に分別された薬を入れる袋の束だったのだから。
それでぶったまげていたら、それから小一時間してからまたショート先から電話があった。
「すみません。かぁさんのパジャマが残ってました・・・。」

・・・おいおい・・・けどまぁ、あれだ。新人さんも慣れるまでには色々あるだろう。
がんばって、慣れなよ。忘れ物くらいは大したことないから、でもなるべく早く慣れておくれよね。
不器用な息子を持つおばちゃんは、とても寛容なのだ

しかし・・・だ・・・。


今回3泊のショートから昨日帰って来たかぁちゃん。
送りはずっと顔なじみのケアマネ兄ちゃん!兄ちゃんも10年経ったら、ちょっとおっちゃんになって来た。
「かぁさん、便通がなかったらしくて。」と彼が言うので
「そうなんや。でも、良かったです。かなりゆるいのが続いてたんで、迷惑かけてるやないか思ってました。」と言うと
「え?そうなんですか?」と、おっちゃんになりかけた兄ちゃんも固まった♪んで・・・
「そ、それが・・・職員の判断でラキソを使ったそうなんです。」と言うではないか!!
顔見知りと言う事で被害者になった彼に、強気のおばちゃんは叫んだ!
「はぁっ!?」「ラキソはやめてって言ってるのにっ」←「はぁっ」の“は”には勿論唸りが入る
「いや、ゆるいからマグの方も止めてるって書いといたのにぃ!」おばちゃんは責めまくる。


実はこのラキソ騒ぎは今回に始まった事じゃない。
かぁちゃん、この薬が効きすぎて“拭いても拭いてもうきゃきゃきゃきゃきゃ♪”状態が数日続き
お尻に傷が行くわ、お腹が痛いらしく、食事毎にふるふるして油汗流すわ・・・だいたい形態が不気味じゃ!
なもんで、家に帰れば必ず出るから使わないでと何度も言って来たのだ。
と言うのも、この薬を使う前はしつこいくらい電話で確認がされて来たのだ。これまでは。

し~んじ~んさ~ん・・・あんた電話で確認するのん忘れたやろ。
そら、お医者はんや看護師はんらぁは、三日出んかったらラキソや言いはるやろけどぉ
飲まされるんは、かぁちゃんなんやでぇ・・・かぁちゃんにはかぁちゃんのリズムがあるんじゃボケッ!!
(あ~・・・いとちゃんの啖呵がもう一度聞きたいやんかぁ


かくして、ほらみろ・・・
そよ風の心地良い、青空のすがすがしい、まさしく“こどもの日”にふさわしいこの良き日に・・・

朝から、めっちゃ大変なんですけどっ!!


だいたいやなぁ、飲ませるなら自分で責任を持てる範囲で飲ませんかいっ!
帰る日に飲ませてどないすんねんっちゅう話や。

え?もちろん、ベテランケアマネ兄ちゃんは平身低頭。
「僕、土下座して謝ります。」ちゅうから「はよしてぇやぁ。」って言うときました
顔見知りって事もあるけど、ここまで冗談を言っても大丈夫な相手なのがありがたい。
近頃、これが言えない、見かけが真面目すぎるタイプの新人さん達が多いのが、ちょっと心配でもあるのよね。



・・・さ、そろそろ落ち着いた頃かしらん・・・かぁちゃん、お風呂に入れて来よ。

くそっ!(漢字で書くと“糞っ!”)朝から既に疲れ切っているのでありますよ。
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連鎖を断ち切る!

2012年05月02日 05時03分01秒 | ぺこちゃんにまつわる話
まず、昨日は咳けほけほもなくなって、ぺこちゃんはすっかり元気です

負の連鎖に陥っているのはむしろ私の方なのだ。
先の記事を消去してしまおうかとも思ったけれど、自分の為に残しておく事にした。
と、いうのも・・・

今回のぺこちゃん、いくらなんでも頑な過ぎる。
これまでこんなに「良いって言われた!」と言って我を通そうとした事はなかった。
あいまいにして自分の失敗をなかった事にするのは、そりゃ度々あるけれど・・・
と、私の方があれこれ思ってしまったので、連絡帳にもう一度書いてみた。
“そちらに電話した後も頑なに「行っても良いって言ってた。」と言い張っているのですが
頑固になってきたのは年のせいでしょうかね?”とかなんとか一部冗談交じりに。
で、私がそれを鵜呑みにして、そちらから声をかけてくれたのだと勘違いをして申し訳なかった。と結んだ。

その返事を読んで少なからず怒りを覚えたのは、やはり私の中ではぺこちゃんは身内なのだな
なんでも、休日にデイを利用しない人は何人かいるので終礼の時に「明日来る人?」と挙手してもらった時
ぺこちゃんもしっかり手を挙げていたのだけれど、話の途中だったので特に触れなかったとの事。
触れなかったですが、来ても良いとは言った訳ではないのですが・・・

はぁっ???おいっ!触れろよ!!
手を挙げて何も言われなかったら、そら来てもいいって思うやろ!!
つか、あんたら何年知的の子ら見てるんや??
こっちの意図している事が正しく伝わらない時があるって事を何度も経験してるんやないんかいな??

怒りと共に、なるほど!!と全面解決。ノートを出さなかった理由もこれですっきりした。
ぺこちゃんは、手を挙げた事で自分は行けると思ったのだ。
それは、自分が決めた事で、姉ちゃんに言ってもらって決まった事じゃない。
おそらく、ぺこちゃんは「姉ちゃんに言わなくても自分で出来たっ」と思ったのだ。
なので、それを曲げられたって事はプライドを傷つけられる事になっちゃったんだ。



施設側の個人懇談会が行われるようになったのが2年前。
そこで、私は保護者として「すみません。」を連発しなければならなかった。
デイでは元気すぎて注意される事が多いとか、喧嘩もするし時には手が出てしまう事も・・・
何より私がある程度構えて彼女を見るようになったのは、家での出来事が全く違った形で伝わっている事だった。
同じように、おそらくデイでの出来事も私の解釈している事とは違っているのだろう。
でもそれらは、全く知らなかった訳ではなく、家族の大切な事は彼女の耳に入らない様に注意し続けて来たように
想像は出来てはいたのだが、まさかこれ程とは・・・と勝手に凹んだだけなのだが
聞けば聞くほど家でのぺこちゃんとデイでのぺこちゃんはまるで違ったのだ。

でも、それは仕方ないのかもしれない。
だって小さい頃から施設で育った彼女には、家こそが“良い子にしてなきゃいけないよそ行き”の場所なのだ。
そう。実家で会った時には物静かで可愛らしいぺこちゃんだったからこそ、同居してもなんとかなると思ったのは私だ。
けれど実際、彼女にとってはデイの方が本来の自分を出すことが出来る場所なのだ。

10年近くも一緒に暮らしているのに・・・って結構ショックで、ぺこちゃんを話題にする事も嫌だったけど
そう考える自分の方がおこがましい。たった10年で人一人の何が分かるよ!?
今回の事で改めてそう思った次第。
これからは、多々お目汚しになるだろうけど、ぺこちゃんとの暮らしにもまた触れて行こうと思っておりますよ。




・・・だって、大方私の愚痴話にしかなんないもん・・・ひひっ
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