『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

煌びやかな週末:次の土曜のお昼には

2012年02月29日 04時51分51秒 | 日々の出来事
                    

ぐっと天井の高いホテルの中のチャペル。
壁一面のステンドグラス風の窓のもとで、若い二人が人前結婚式を挙げた。
初めて会って話をした時は、逞しいスポーツマンで物怖じしないタイプに見えたけれど
この下で花嫁を待っている時の彼の緊張は見守る人達にもひしひしと伝わったようだ。
それよりも尚、花嫁をエスコートする義兄が途中で倒れやしないかと内心本気で心配してしまった。

家族や友人達と向き合って結婚の誓約を交わした二人に指輪を運んだちっちゃな男の子が
いつもと違う叔父ちゃんを見てどぎまぎしたのか、リングピローを放り投げるように手渡して
大急ぎで母親のもとに走って逃げてしまったのに皆が声をあげて笑ったその笑顔の数々もまた
二人にとっては一生の大きな宝物になっただろう。

そうして式が終わって二人がチャペルを後にする時、吹き抜けのある天井から舞い降りたのは・・・

                    
                   たくさんの白い羽根


・・・・・羽根・・・・・
・・・・・こ、これは祝福の天使の羽根よね・・・・・(おばちゃんは必死でそう思おうとしていた
                     わ、私はダウンジャケットは絶対に着たくないタイプなもので・・・

そ、そんな事はどうでも良いのだ!
二人が幸せならばそれで良い!!
披露宴の席のネームプレートの裏に一人一人に書かれたメッセージ。
私のには「お二人のような素敵な夫婦になれるよう頑張ります♪」なんて書いてあったので思わず赤面したけれど
君たちまだまだ甘いぞ!そう見えるのとそうなのだという事は違うのだよ(笑)
おいおい話してあげるから、まぁちょこちょこ遊びにいらっしゃい。

長い人生、そりゃぁ色々あるだろうけど・・・そりゃぁ色々あるわいな。
だけど頑張れ!そんな事言われなくても頑張るんだろうね。
お母さんの苦労をずっと見て育って来たのだものね。
そんなこんなを話してみたくなったら、まぁいつでも遊びにおいでね。


**********************************


幸せな若い二人を見ているのはやはり幸せなものですね。

二週続けての結婚式と披露宴。
そうして二週続けてのフレンチのフルコース
テーブルを彩る赤やピンクの花々や花嫁さんのドレス。
お色直しのドレスは申し合わせた様に、一人はピンクで一人はライトブルー
どれもこれもが煌めいて、おかげで私まで夢見心地の日々を過ごさせてもらえました。

こんな二週間は一生に一度でありましょうなぁ。



ただ愚息たちには伝えよう「あんたら一週間おきはやめといてなぁ。」
ま、未だ予定どころか気配もないのでまだいいか










        せやけど、新郎は二人ともあんたらより年下やでぇ
        そうやん、あんたらの年ん時おかんはもうあんたらのランドセルを準備しとったでぇ・・・
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煌びやかな週末:…あかんやろ!

2012年02月24日 16時36分19秒 | 日々の出来事
結局見なかったけど
…Ⅱがこれまでになく大変な思いをしたという公演がおわり、


にしては特に連絡もなかったので
ほう…奴もちったぁ成長したかなと思っていたら
全く別件でメールが来た

え~っ!?そら大変や!って事で京の街にやって来た。
着いてから三時間以上経過しているのに
未だに目的地には着いていない。

途中で待ち合わせたのがいけなかったのだ
話しの流れで……
行く!行く!!と連れられて来てしまったここ


ほんの30分のつもりが……


あっかいや!
あかんがな!
無理、無理、無理!


マンガミュージアムですよ~っ

遅れに遅れて、今から目的地に向かいます。


あかんやんっ
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煌びやかな週末:日曜のお昼には

2012年02月24日 05時37分57秒 | 日々の出来事
お~っと!ぼやぼやしてたら次の週末になってしまっているではないですか

・・・ほんっとに時間の経つのが早い・・・



出られるときは何としてでも出かける!のが信条ではないけれど
ぴぃに誘われるままに、ぽんも連れもって行ってしまった。


                
             ろんの大学の卒業制作展覧会♪

あ、これは彼女の学部の展示場入口のディスプレイで昨年の舞台発表で使ったマスク達。
以前から気になっていて、間近で見たかったのよね

ううう・・・でも、あぁ・・・私に見せるなっ!
つい「この固めのウレタンどこで手に入るの?」なんて事まで聞いてしまった。

うふふ・・・教えてもらちゃったぁ♪


それから、広い学内のあちらこちらにあった他の学部の展示物も時間の許す限り見てまわり
最近の学生はいいよなぁ、パソコン使えるもんなぁと少々恨めしくも感じながら
徐々に徐々に前日とは違った熱い炎がメラメラと・・・
そう、メラメラと燃え上がっておりましたのよっ
くっそぉ、こんなええ所が学び舎やったんか!とろんに嫉妬さえしましたのよっ


あぁぁぁ・・・だから私に見せるなって


私は今、硬質の発砲スチロールとウレタンマットが欲しくて欲しくてたまりません。





*******************************************


ぽんがね、私が一緒に行くのが分かった途端
「おばちゃんと一緒やぁ、嬉しいなぁ♪」とにっこにこで言うので、おばちゃんもにっこにこ。
「今度おばちゃんと旅行行きたいなぁ。一緒に行きたいなぁ。北海道行こう!北海道は美味しいで♪」
と言うので「ほんまや!北海道行きたいなぁ。」と答えたけれど

ぽん、おばちゃんは別の意味で北海道行きたいのさっ。
見たい番組と聞きたいラジオが満載だもの~っ♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、いやその

それにしても北海道が美味しいとは、これもまたぴぃの教育のなせる業か(笑)


でもいつか、本当に行けるといいね。
ほら♪一つ夢が出来た。

いつもと違う週末は時にはやっぱり必要なのだ。
疲れすぎてはしまったけれど、外の世界を覗き見すると、いつかきっと・・・と夢が増える。






               

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煌びやかな週末:土曜の昼には

2012年02月22日 04時49分51秒 | 日々の出来事
                

この席の前に並んだ二人がベルを手に取り、声を揃えて
「オーダー!みんなの気持ちがほっこりする料理~♪」と言うと
シェフ達が声高らかに応えた。
「うぃ むっしゅ!!」


料理のメニューは事前に案内状と共に送られて来ていて、好みの物を選べるようになっており
お肉が苦手の私にはメインディッシュはお魚料理を2種類準備してくれてたり
お皿が運ばれる度に名前を呼んで声掛けしてくれたり、
お料理写真当番だった私にはその都度カメラマンの兄ちゃんが話しかけてくれたりと
まさにいたれりつくせり。

           
                
             締めくくりはこ~んな可愛いデザート♪
         右側のケーキは、二人が最初にデートした場所が砂糖菓子で組み立てられた
         個性的ななウェディングケーキの土台の部分を切り分けたもの。やる~っ♪


お色直しでふわふわのピンクのドレスに着替えた姪っ子はキラキラと輝いていた。
お祝いの宴の席は始終笑い声で包まれて誰もが幸せそうだった。
それなのに、幼いころの家族写真が映し出された途端、新婦の親族の女性陣は全員が涙。
にっこり笑って赤ちゃんの姪っ子をお風呂に入れてる義兄の写真と
緑の中で笑顔いっぱいの家族4人の写真。
「お義兄さん・・・Yちゃん・・・」って小さな声が出てしまった。
同時に、二人がここに一緒にいてくれているのだと感じてもいた。

小学校6年生の時に父親を、22歳の時に妹を同じ病で早々と見送らなければいけなかった花嫁は
お礼の挨拶の時にお母さんを独りにしてしまうと泣いて泣いて・・・。
でも、早く携帯の使い方をマスターしてください!と笑いを取ることも忘れずにいてくれた。


こんな時、気の利いた言葉でも出てくれば良いのだけれど
月並みな言葉しか思いつかないや・・・

                
             末永く幸せに。めいっぱい幸せになぁれ





土曜のお昼は煌めいて、どれもこれもがみな、たいそう美しくありました。




                 


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煌びやかな週末:金曜の夜には

2012年02月20日 05時33分49秒 | 日々の出来事
かぁちゃん3泊でショート中。
どうしても必要だったので今月は二度お世話になる。
ぺこちゃんは・・・やはりショートは無理だった。
けれど、無理でもやらねばならぬ事はある!行かねばならぬ所はあるのだ!!

かくして、私は金曜日にデイから帰ったぺこちゃんに、きっぱりと宣言した。
「ねぇちゃんは今日の夜も明日も明後日もいてないからね!」
ぺこちゃんは即座に答える「ごはんはどうすんの?」
「ご飯はちゃんとお弁当を作って行くから心配ないよ。
 姉ちゃんいてないからショートを頼んだんやけど取れんかってん。だから頑張って留守番してな!」
「うん。分かったぁ。頑張って留守番する!!」
ぺこちゃんはガッツポーズで応える。

ショートでのお泊りは彼女は嫌いなので、それに比べりゃ留守番なんてへっちゃらなのだ。
(なが~い年月でそう慣れさせたってのはある
もちろん、夜出かける時には兄ちゃんが居るので独りっきりになる事はないのだが・・・
それにご飯の心配をしなくて良い事が何にも増して安心材料となる事は分かりやすくてありがたい。

そうして私は金曜の夕方、急いでお弁当こさえて、ちゃんとデザートも準備して
駅でぴぃと待ち合わせ♪

日頃の感謝を込めて・・・とチャンスがある限りチケットを取ってくれる“良い妹”に連れられて
行ってまいりました。



               
                じゃ~~んっ!!    


うへへへへへ・・・

今回はだいたいのストーリーと曲が分かっていたので
観ながら謎解きをしなくて良かった分安心して、とっぷり世界にはまる事が出来ましたよ~♪

私の好みだけで言うと、みゆきさんの声って言うのは聴いただけで飛びつく音ではなかった筈なのですよ。
(え?歌は別です。あの世界へ引き込まれてしまうと禁断症状は出るのは否めません)
けれど、クライマックスの声量と迫力のある歌声に知らず知らず涙しておりました。


あのさぁ・・・私よりもぐっとお姉さまなのに衰えるどころか凄みを増していらっしゃるのよね・・・

すごいわぁ・・・




あかん、年取ったなんて言うてる場合やないわ。
今のままじゃあかん、私はもっと頑張らなあかん!!・・・いや、頑張れるかもしれない。


体の芯にぽっと火が灯ったと、そう感じた熱い夜でありました。


          
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土曜の夜だから

2012年02月11日 23時29分26秒 | 日々の出来事
あちらもこちらも人がいっぱい。

こんな人混みの中なのに
賀茂川の流れの見えるいつものスタバで
初めて川に向かうカウンター席に座り
チャイラテなんぞを一人いただいています。


ん~…
随分以前に造った衣装一式を借りたいそうだ!
と、Ⅱからメールがあったのがつい先日。
修理…いや、手直しが必要だからいるなら早く言ってね~♪
などとノンビリメールしていたら妙に焦って返信してきた。


…なにを~っ
3月だって言ってたろうがっ!!
はぁ?2月だぁ???

………

今回ばかりは正月の大騒ぎで
全くと言って良い程普通の会話が出来ていなかったのが勘違いの原因なのだと自分を慰めてはみるものの……


いやぁ、多いんです近頃。
有り得ない程のポカ
…あかんやろ…



かくして哀れな私は、殆ど寝ないで衣装の修理。
ゲネ前日で帰れないⅡに泣きつかれ
凄まじい包丁さばきで夕食をこしらえ
かぁちゃんをぴぃに頼み込み
ぺこちゃんにおべんと準備して
家を飛び出し電車に飛び乗り何とか荷物を手渡した。

目的地滞在時間2分…
何だか余りに疲れてしまったので
ようやくここで一休み。


何だかね、色々笑えないヘマの多い今日この頃。
…そこいらを突き詰めて考えると少々ヤバくなりそうなのでサラリと流す。
そうして最初は力なく、やがてはへへんと開き直って高らかに笑うのだ。
…ふんっ…



あ、でもやっと正常なスイッチが入ったような気もしておりますよ


さて…帰りの電車に座れたので、少し眠ろう。
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時は流れて

2012年02月08日 04時14分31秒 | かぁちゃんにまつわる話
あっと言う間に2月になっちゃった。
背の君方の姪っ子二人が一週間違いで立て続けに結婚式を挙げるのが今月後半。
後に式を挙げる姪っ子が彼氏と一緒にやって来たのが先週の土曜日。
彼とはもちろん初対面。偶然実家が我が家に近かったので挨拶にやって来たのだ。

私は血相を変えてお片付け、緊張感もピークに達していたのだが
それも最初のうちだけで、どうでしょうとおにぎりの話で盛り上がり・・・え?
早めの夕食の途中で、かぁちゃんの晩御飯を食べさせに隣へ行かねばと事情を話すと
彼が言ったのだ「祖父も認知症で母の姉がずっと世話をしてたんですよ。」
「あれま?そうなの?」急に目覚める仲間意識(笑)
で、試しに聞いてみた「こっちに連れて来てもいいかしらん?」
二人は声を揃えて「もちろんいいですよ♪」・・・ま、断れんやろけど

実際、そうさせてもらうと私も安心だし楽ちんなので
お言葉に甘えてかぁちゃんをいつものように連れて来た。
かぁちゃんを交えても変わりなく話に花が咲き・・・なんてええ子らなんやぁ
和やかに時間は過ぎ・・・過ぎて行ったのだか、ただ一人和やかでない人が一人。

かぁちゃん!どないしたんや!?
明らかに知らない人達がいると緊張したのだろう事は分かるけど
いつもの様にフォークをくるくる回しながら、私が口元に運ぶ食事を上手に食べてはいるものの
その目線が背の君に釘づけなのだ。他の誰も見ようとはしない。
ただひたすらにすがる様に背の君を見つめ、動きを追い続けていた。
確かにⅠやⅡがたまに帰っても決して目を合わせず、背の君だけを見ているのだが必死さが違う。
(かぁちゃんがまだ喋れた時にもⅠやⅡはちいちゃい子になっちゃってたからね・・・)
そして背の君はそれをまんざらでもない様に、いつもよりたくさんかぁちゃんに話しかけていた。

私は私でかぁちゃんのその姿に笑いを堪え切れずにいたものの、ふと以前を思い出したりしていた。
全く・・・時が流れて、この二人がこんな風になるなんてね。
かぁちゃんの遠慮のない物言いが災いして、どれだけ間に入って神経をすり減らした事か・・・
もう遠い遠い昔の事になっちゃったみたいだね。

若い二人とのお喋りは楽しく、あっと言う間に4時間近くが過ぎてしまって、慌てて帰って行ったけど
彼らのこれから始まる歴史に少しは関われるのかなと思って嬉しくもあった。


あっという間の4時間。
あっという間の1日。
あっと言う間のひと月・・・そして一年。

その時々は深くは感じないけれど、気が付けば随分と時が流れた。
かぁちゃんが言う事聞かずに嫁いで行って10年。
私達の傍に再びやって来たのは2002年の1月だった。



・・・かぁちゃんが一人で生活できなくなってからも、10年が経ちましたよ。
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