『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

あやかしびと

2009年02月07日 02時42分29秒 | 歌と私と私の祭り
            


そうですか。そうなんですか。そうなんですね、みゆきさん・・・。
『今晩屋』って、そういう事だったんですね。

『夜会』に行って来ました。
2年前に観た時に、どこか「橋を渡っていっちゃった」・・・感はあったのです。


ネタバレしないようにお伝えするのは難しいのだけれど、

主なモチーフになっている数曲の歌。
それらが一つ一つの歌がパズルの一辺として、
バラバラになっているそれらが、場面を追うごとに徐々に近づき
ふとした台詞のひとことで、一枚のトランプになる。
トランプの数字が明らかになったところでまず、体に電流が走る。
ところが、それがまやかしであったかのように
次の歌で別の数字に変化し、確固たるものになる。
そこで、体中が震えだす。

まるで、京極夏彦氏の小説を読み解くような感じで、
ほとんど息が抜けなかった。

最初はいつもどおり「あ~、みゆきさんだぁ。」って観てたのだけど、
モチーフが2度目を繰り返す辺りから、
「あ・・・置いていかれる・・・。」と感じてしまって
それからが、歌詞を聞き取り内容を頭に叩き込みつつ、
前のシーンを思い出しつつ、次の場面の意味を考えつつ
時々、いくつか前のシーンに逆戻りして納得しつつ

・・・頭フル回転・・・

最後の最後に「そこか・・・訴えたいのはそこか?」と思った所で
体が震えて、泣きそうになった。
でも、そのままじゃ終わらないのよね。
何と、そうきますか・・・。
やっぱり京極さんの推理小説みたい

・・・いつもは使わない頭フル回転・・・頭へとへと
・・・ずしりと重い。
思わず、ぴぃと顔を見合わせて唸ってしまった。


みゆきさんと言う人は、ひと時の夢の中へいざなうあやかしびとなのだ。
コンサートとは全く違う色の夢。

ま、それから醒ましてくれるのもまた、彼女の別の一声なのだけど
  
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スイッチオンのタイミング

2008年09月20日 05時11分20秒 | 歌と私と私の祭り
東の国での滞在初日、午前1時を過ぎてようやく帰って来たⅠ。
・・・え?おめぇさん、帰れないって言ってたんじゃぁ・・・。

開口一番「家から飯の匂いがするやんけぇ」
・・・取りあえずは作っておいて良かったけど・・・。

「うめっ!ご飯おかわりある?」
・・・そりゃまぁ、一応炊いてはあるけど・・・。

「あぁぁぁ、人間らしい食生活やぁ。」
・・・おめぇ、普段いったい何食ってるんやぁ?

愚息の家に泊まりこむと決めたのは、
「その頃は多分家へは帰れない時期」だと事前に聞いてたから。
「まぁ、一日くらいは帰れる様にするわ。」
ってんで、ほな、おらんうちにさっさと掃除と洗濯すまして、
独り暮らしの気儘な生活を疑似体験するんだもんねぇ
・・・母は内心ほくそえみ、かなりるんるん

んでもその日、一応「明日は帰れるん?何か食べたい物ある?」って聞くと
「明日はどうかわからんなぁ・・・おかんカレーが食いたい
・・・あ、もしかしたら帰るのね

(我が家には、インドカレー、スープカレー、おかんカレーの三種が存在するのだ)

結局Ⅰは、毎日翌日になってから帰って来て朝8時半には出かけていった。
最期の日にいたっては「帰れないメール」があったので
Ⅰの布団も上げて爆睡してたら3時をまわって帰って来た・・・

考えてみれば、彼は「家にいるおかん」しか知らない訳で、
東京の空の下で、ずっと独りにするのが悪いなぁと、せめてもの
彼なりの気遣いだったんだろうとは思う。

ふふふ、母の実態など子供には分からぬわ・・・逆もまた然りか



そうなのだ。

目の前に在る事が全てじゃない。
むしろ目の前に無い事の方が自由な筈の心を縛る。
「この場所だけは、この時だけは」と思う余り、
かえって「今頃どうしておいでだろうか?」と、
何があってもこの時には直ぐには対応出来ない場所に居る、
かぁちゃんやぺこちゃんの事が気にかかる。
今年からはそれに加えて
「おばちゃん、今どこですか?」と問いかける、ぽんのメールが尚気にかかる。
ぴぃは早く帰れているだろうか、
ろんはちゃんと朝は起きられただろうか・・・。
背の君はちゃんとご飯を準備したのだろうか?と、ついでに気になってくる

逆に、家にいる時には「今頃どうしておいでだろうか?」の対象が
ⅠでありⅡであり・・・遠くにおわしますどなたか・・・になる。
勿論そんな事を思い続けてはいないけど、
全く、どこへ行っても落ち着かないったらありゃしない。

でも、これってどう?どこに行っても「自分」が居ない。
「自分」が居なくても大丈夫だと分かっている時でさえ、
「自分だけの自分」になりたくて、はるばる出かけていてもこの有様。


             *******


店先にはそろそろ、来年の手帳が出始めた。
既に年内のカレンダーは、私以外の予定で真っ赤に染まりつつある。
この隙間をぬって「自分」もしくは「自分だけ」の予定を入れるのは至難の業。
眉間に皺を寄せながらカレンダーを睨みつけ・・・


ほんとに?ほんとに至難の業??

と、突然思ってしまったのですよ。


何も「ここだけではこうあらねばなるまい!!」
と言う所にこそ、縛られてはいかんのですよ。
「自分だけの場所の自分」になるのだと、自分を縛り付けるのではなく
変わらぬ現実、変えられぬ現実は必ず目の前にあるんだから
刹那的に「この時、この場所」に縛られるんじゃなくって
「どこにあっても自分」中心の時(祭りの時間)を作ればいいんじゃないの?

要は「スイッチの入れ替え」がうまく出来れば良いだけの事。
不器用な私にそれが上手く出来るかどうか分からないけれど、
「スイッチ・オン のタイミング」
うまく見つけてまいりましょうぞ!!



そんな事を今まで気づかんかったんかぁ?・・・と叱られそうではありますが、
今夏の「祭り」を終えて、自分の中で何かが少し変わったので
書き留めておきたくなりました。
自らが「祭り」にすがりつきたくなった時に、ここへ帰ってこられるように。

長々と失礼仕りました。


あ・・・どこに在っても同じだからどこへも行かない!のではなく
行けない所なんてないのだ!!と、拳を高く掲げておる状態であります


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日常との融合

2008年09月16日 21時49分48秒 | 歌と私と私の祭り
これ、な~んだ?
               


一辺が15cmくらいの小さい箱。
すだれを上げると・・・

ほうらね・・・


               

            小花模様のおっ月さんと、うさぎさん達


発砲スチロールのまんまるうさぎと、ビーズのお団子。
そしてモールのすすき。
かぁちゃんがデイサービス先で作った「お月見うさぎ」
先日の担当者会議の時に、ケアマネさんが、
出来たてほやほやのを持たせてくれた。
うさぎさんの赤いお耳や、モールのすすきはかぁちゃんが切ったんだって。
ビーズは、ぱくっとするのを阻止しながらの積み立て作業だったらしい。
・・・へへ、いつもの事だけど

お月見には少し遅れてしまったけれど、
お披露目いたしましたぁ♪



************************************


さて・・・

          た・だ・い・ま~~~っ!!!!

♪かえぇぇって来たぞっ!かえぇぇって来たぞ~っ!!♪

昨日、Ⅰの住まいの周辺をのんびりうろついて、ひとり美味しいものを・・・
な~んて計画してたら、しばらく連絡が取れなかった友人からメールが入った。
「こちらに来てるの?少しだけでもお会いしない?」
「ええ・・・行きます!参ります、いずこへなと~っ!!」

友人と言っても、30年前に同じ物を大切にしていた方で、
色々とお世話になった恩人でもある、一まわり以上年上のお姉様。
ご主人の介護を終えられ、昔っからそうだったように、
自分の輝ける場所をみつけて輝いている、カッコイイ姉上である。

ところが、どういうわけかいつも待ち合わせがうまくいかない
今回もお互いの思い込みと、思いやりのすれ違いで
「西武新宿線の改札」と「西武線の池袋の改札」とでお互いを待ち続け・・・
間違いが分かったと同時に、私、全速力で走りましたぞ!!
(いや、もちろん電車には乗りましたが)

しかし・・・新宿って所はなんであんなに人が多いのだ?
しかも、地下街ではなく地上に、白昼堂々ぞろぞろと人が群れておるなんて・・・
走れないではないか・・・

ようやく巡りあえた時には約束の時間を30分オーバー。

かくして、予定していた新幹線に乗り遅れ、
最終ぎりぎりで何とか無事に帰宅。


ゼリーさんとの再会 で始まった今回の「祭り」は
嬉し恥ずかし?のいくつかのいつもの再会 を経て
思いがけない再会 で幕を閉じた。

今回の私の走行距離は過去最高



これまでの「我が愛しき祭り」の数日は今回少し変容を遂げた。

定宿がここ数年利用していたビジネスホテルから、Ⅰの住まいへと移り
自由気儘なホテル滞在から、結果的に
「おかん」の自覚を忘れるべからず・・・の滞在となってしまった。

「え?」「あ?」「うそ?」・・・「こんな筈じゃねぇっ!!」と
心の中で絶叫し続けながら、
寝不足に継ぐ寝不足で、朦朧としかかる意識の中で得た結論が一つ。

私の「祭り」は「極めて特殊な時間」から
「日常の一部」へと融合する過渡期に入ったのだ。

「祭り」を特別視する事を、私の中で一応終止符を打つ!!

いや、悪い意味じゃなくって・・・
長くなりすぎるので、日を改めて思いを綴る事にして・・・
え?後味が悪い?・・・

そうね「諦めた。」と誤解されると困っちゃうので、ちょいと言い換えて、

「毎日を祭りにしてやる!!」覚悟を決めた って事でどうでしょう?
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MIST

2007年11月03日 03時49分23秒 | 歌と私と私の祭り
行って参りました~っ!さださんのコンサート

例によってⅠと一緒に。
フェスティバルホールで一緒に聴くのは予定では取りあえずこれが最後かな
彼が16歳の時からだからもう8年。
何があっても、これだけは欠かさなかったなぁ・・・と、ちょいとしんみり。

うわっはっはっさださん、いつにも増して声の伸びがスゲッ!!
地声の迫力もファルセットの響きも素敵でありました。
いつも思うのだけれど、アルバムで聴く氏の歌声はメロディラインのせいもあるけれど
どことなく儚げで優しいイメージの方が強い様な気がするでしょう?
特に物まねされると、瀕死の状態と言うか何と言うか・・・
けどねぇ、生の声はかなり迫力がございますんですよ。
優しい声よりも、唸りと叫びの中間色のその声の方が私は好きかもしれない。

しかし、何と言う選曲・・・。

歌は世につれ、世は歌につれ・・・って名文句があったけど、
誰にでも、その時代時代に寄り添って来た「歌」は数々あると思うのですがね、
その中でも特に思い入れの強い「歌」はあるでしょう?そうでしょう?

予期せぬのに、その「歌」を生で聴いてしまったらどうします?
私はその場で時の旅人に変化いたします。・・・ヤバイって・・・
さださんのコンサートでは、時に過去へ弾き飛ばされる経験をさせられるのですよ。
もう何年前になるだろう・・・?
アンコール曲で「掌」を歌われちゃって、私はコンサート終わってからも
しばらく立ち上がれなくってねぇ
Ⅰは大学に入ったばかりだったかなぁ。
息子と一緒だという事をあれ程恨めしく思った事はなかったかもしれない。

と言う話はさておき・・・
つい一週間ほど前「五里霧中」というタイトルでエントリーしかけて止めたのだけど
(あはは・・・書きかけでUPしないままの記事いくつかあるのです)

昨夜のMCに同じ言葉が出てきてっちょっと嬉しいびっくり
そっか、新しいアルバムのタイトル「MIST」だものね。
今歩いているこの道の先にあるものが見えない不安。
おびえて振り返った時に歩んで来た道さえ見えない更なる不安。
みんな同じなのかしらね・・・。
その道は生きている人達そぞれの数だけあるのだろうけど、
誰しもお日様の下を歩いているなんて事は有りえないのよね。

しかしまぁ、霧の中では目に見えない不安も大きいけれど、
実態はさほど美しくない物も美しく魅せてしまう魔空間でもある訳だから
霧の中にいる事はさほど悪い事ではないのかもしれないなぁ。
その中で「本当」を見つけられるって事が幸せなのかしらね。

・・・なんて事を思い巡らせてしまいました。
あぁ、昨夜のコンサートはⅡに聴かせてやりたかったなぁ。(彼は時間的に無理だった)

余談でありますが、会場を出る時に、さださんのお父上らしき方が目の前を横切られてね。
とても仕立ての良いスーツを着て、大腿骨を折られたとかで杖をついておられたけれど
後ろにおられたのは母上かしら?(係りの若者が前後でサポートしてたからそうかな?)
50歳を過ぎた息子を夫婦で見守れると言うのは素敵だわぁ
こんな形で親孝行出来るさださん、いいなぁ



ところで、私は一昨日からくしゃみと咳が止まらず、頭痛まで・・・。
「あかんやん!あかんやん!!」と風邪薬と咳止めを飲んでのど飴片手で根性で出向き、
コンサートの間は大丈夫だったのだけど(あの場で咳き込む事だけは避けたいもの)

しか~し、しか~し・・・
風邪薬って眠くなるんだっけ!?

んまぁ睡魔がただ事ではなく、帰り道、地下鉄乗ってる最中もガクッと膝は折れそうだし
「さださん、ええ具合に頑固じじいになりつつあるなぁ。」というⅠの会話が遠くで聴こえ・・・。
「頑固じじい予備軍は家に帰れば目の前におるやん。」と言いかけながら
そのままぐらりと倒れそうで・・・それこそ本気で「あかんやん!!」

しかしながら、今は咳が残っているだけで頭痛も取れ、
今朝もはよから、ちゃんと姪っ子に元気で「行って来いよ~!!」と叫び

心の風邪薬、しっかりいただきました~っ










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祭りだわっしょい!(最終章)

2007年09月14日 03時38分15秒 | 歌と私と私の祭り
【わっしょい!わっしょい!!】

長々と怒涛の更新?にお付き合いいただいてありがとうございます。
ちょっと深刻な話になっちゃってごめんなさ~い。
これで全部吐き出したぞ!!・・・ん~・・・半分かな・・・?


それなりのお年頃の主婦の私が、夫や子供達のみならず、
介護や介助無しでは生活出来ない母や義妹を放ったらかして、
「祭りだ!祭りだ!」と騒ぐ様なんて、常識のある方々からみれば言語道断!
何を考えてるんだ?と眉をひそめられても仕方のない事をしてるのかもしれません。
でも、ブログを始めてからは二度目の「祭り」を終えて
改めてそこにかける思いや、そこに至った経緯を書き留めておきたくなりました。

22歳になったばかりで結婚し、23歳で双子の母親になっちゃった私は
子供達の高校を卒業を目前に「さぁ、自分の青春をもう一度!!」と思っていた矢先に、
今の生活に突入した訳ですが(こういう性格なので案外良かったのかな・・・?)
幼少時代から、何だかんだあった家庭に育っていたので、
自分では「打たれ強い」という自負があり、
ど~んっと来なさい!!という自信も少なからずあるにはあったのです。

でも、かぁちゃんとぺこちゃん中心の生活は、
その思い上がりをことごとく打ち砕いてくれました。
頑固で強がりの私にとって、自分の弱さを認めなければいけない事が
これほどしんどいとは思わなかった・・・。

もちろん、介護という事だけでなく、人それぞれに大きな荷物を抱えて
険しい山を登らなければならないのが生きるって事なんでしょうね。
そして、誰もが耐え難い孤独感と戦っているのだとも思います。
私の直面している様々な事は、ほんとうは、ちっぽけで甘~い事なのかもしれません。


それに、私ねぇ、自分でも呆れるほど世間知らずなんですよ~。
結婚してから一度も一人で泊りがけで出かけた事もなかったですし、
「祭り」の為に練習を・・・とそれはそれは思い切って出かけるまで、
カラオケボックスなんて入った事もなかったし(カラオケ世代を若干上回るので)
ましてや、一人でホテルを手配して泊まるなんて事、自分でも信じられない!!
でね、最初の祭りの時に、二次会で「居酒屋」さんに行ったのですけど、
学生時代のコンパでディスコに行ったきり、個人的に居酒屋に入った事なんて
ただの一度もなかったんですよ。
とは言え、どこへ行っても最年長ですから、知らないでも済まされず、
初めての事ばかりで、ひじょ~に緊張しまくりの「祭り」でもある訳です。

ねっ、ねっ!箱入り娘(あつかましい)・・・箱入り嫁っ子さんだったの~っ


そういった意味での世間知らずもありますけれど、
社会のしくみや様々な制度に目を向ける事もせず、
その場、その場で、なんとなく一生懸命にやって来ただけの甘ちゃんでしたから。
もちろん、今でも難しい事を考えるのは大っきら~い・・・だけど
まぁ、それなりに歳相応にオトナにはなって来つつあるのかもしれません。


誰にでも、大切な場所や思いはあるもので、
人それぞれに、それは時には大きな大きな力になってくれる物だと思います。
私にとっても「祭り」は大切な特別な場所である訳ですが
もう「逃げ場」にしてはいけないなって気持ちにやっとこさなれた・・・かしら。

私自身もだけど、かぁちゃんもぺこちゃんも年齢に応じた衰えは当然あるのだから
今の日常だって、もっと心身ともにきつくなるかもしれない。
けれど、何だかんだ言っても、自分で選んだ道に変わりないのだから、
愚痴りながらも楽しむ事を忘れずに、歩いて行ければ良いのですよね。

もちろん私は「歌いつつ歩まん!!」ですよ~っ



そうそう、今回初めて出会った方(女性ですよ)に
「独身ですか?」って聞かれちゃいました
わはは~っ・・・いや~、もちろん歳相応にしか見えないけど、
所帯やつれを悟られなかって事かしら?だったら嬉しいなぁ
少なくとも、○ん○の事ばかり考えてる・・・(変なように聞こえる・・・
ようには見られなかったって事ですもんね
うん、うん。これこそが「祭り」の魔法かも。

どうかどうか、皆さんも素敵な魔法にかかってみてくださいませね。


と言う事で、次回からはいつも通り、また愚痴るかぁ!!

・・・なんだ、ちっとも成長してないんだ・・・
そうです、そんなに直ぐに変わる訳ではありません。何事も!絶対に!!



あのねぇ、締めくくりになんなんですが・・・。

これまで「祭り」の中身を、私は一切背の君には言ってなかったのです。
そうです!私は♪秘密主義~っ♪
私の大切な場所に踏み入れさせるか!!という思いが強くて(このブログもそうだけど)
それを黙認するというのが、彼の私に対する思いやりの最たるものだった訳です。

今回、私は時間が無くて、着替える間も無く大慌てで新幹線に飛び乗ったのですが
何と、大切なものをまとめて家に忘れてしまったのですよ。
で、帰ってからついぽろりと言ってしまったのです。
「私、大事なもの全部忘れて行っちゃたんだよ~!時計も、指輪も、歌詞カードも一切合財。」
背の君は、ちょっと考えてから言いました。
「歌詞カード?・・・あんた、いったい何しに東京行ってるんや?」

・・・・・・ば、ばれた・・・

ええ、軽くはぐらかしましたとも


あ、それからね、私、歌はだ~い好きですが、好きと上手は別物だと断言します
元々コンプレックスの塊のような人間なんですが、中でも自分の声がすごく嫌いで
・・・だって、ひっくり返るんだもん。発音ちゃんと出来ないし・・・
歌う時って、声を出す場所が別でしょう?で、ちょいと変身出来る気分なんですよ。
そうなの、プロテクタースーツがなくっても、簡単に出来る変身なんですよ~っ



・・・やっぱり何一つ変わっていないじゃないか・・・

いいんだいいんだ!祭りだ!祭りだ~いっ

・・・う~・・・それにしても・・・歌いたい病が相当重篤な状態です





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祭りだわっしょい!(その1)

2007年09月08日 10時05分21秒 | 歌と私と私の祭り
【「祭り」の効能】

リセットついでに、良い機会なので、ちょっと過去を振り返ってみます。
この夏、またしても壊れるかと思ったけど壊れなかった事を記念して
何度か過去にも触れている事と重複いたしますが、しばし、お付き合いくださいませね。

もう5年以上前の話になりますかねぇ・・・。

田舎の一人暮らしが無理になって来たかぁちゃんが、正月開けに近所に越してきて、
改めて以前とは全く違ってしまった言動に驚きつつ、単に欝のせいだと思い込んで
朝早くから深夜まで、30分置きにかかる電話に辟易していた頃の事で
3月にぺこちゃんの工場から電話があり、他の選択肢もないままに同居の運びとなった時、

5月の「その時」を前に、結婚してから一度も家を空けた事がなかった私は
もう、私の自由な時間はないのだと覚悟を決めて
それこそ、最初で最期のつもりで一泊のひとり旅を試みた。
30年以上私を支え続けてくれている友人が、
横浜の憧れのヨットの帆型のホテルを手配してくれて、そこで至福の時を過ごし、
翌日、学生時代の友人と東京で会って、その後一人で東京の街をうろついて大冒険を終えた。

「最初で最期」と言う思いが強くて、どうにかすると涙がこぼれそうで、
食事が終わるものそこそこに、トイレに逃げ込んで涙をぬぐうなんて失礼な事をしてしまったり、
まぁ、何と言いますか・・・純粋だった訳ですよ、この頃はまだ

そうする事で「さぁ、がんばろう!!」と自分で自分に言い聞かせたのだけれど、
実際、かぁちゃんとぺこちゃん中心の日々になってみると、
予想外、想定外の事の応酬で、何ヶ月もしないうちに完全にまいっちゃった
柔な私には、荷が重すぎた・・・出来ると思ったんだけどなぁ

脳天気に過ごす事は得意だったのに、
突然、目の前に四方から立ちふさがった壁・・・違う、壁じゃなかった。
ビニールの全身タイツを履かされたような感じ??(全身タイツは未経験だけど)
ともすれば、口をついて出そうになる叫び声を噛み殺す事にエネルギーを使い、
四六時中、付き纏う息苦しさ・・・息が吸えない様な錯覚に悩まされていた。
今思うと、何でだぁ??なのだけど・・・実際物理的には今の方がキツイし。

「助けて!」・・・と言う言葉がその時の思いに一番近いかな・・・。
で、ある日突然、その「助けて」を二度とは戻らない過去に求めてしまった。
過去を探り当てるために、初めてパソコンに手を染めたのもこの頃。
現実で起きている事が実感として捉えられないような、
いつも頭の中に膜が張っているようで、目の前の風景に奥行きが見えない。
もしかしたら「狂う」ってこういう風になるのかな?と、どこか冷静だったりもしたけど。

「過去」が「過去」なんだと、そんな当たり前の事を思い知らされた頃、
一人になれる場所を探して、ただただ泣いた。
毎日そうしなければならないと決められているように、布団を被って大声で泣き喚いた。
泣き場所を探していただけだったんだ・・・ってしばらくしてから気付いたけど。

泣けるって素晴らしいと思うのですよ・・・泣く事で随分楽になったもの。

それからしばらくして、ぺこちゃんのデイサービスの利用が出来るようになり、
かぁちゃんの病名がはっきりした事から、
薄皮をめくるように、少しずつ元の自分を取り戻してはいったのだけど、
それでも、いつもの生活から逃げ出したい誘惑は常にどこかでちらりほらり・・・。
だってね、やっぱり全てから逃げ出したい気持ちは消え去る事はないのだもの。
はっきり言ってしまうと、二人の顔の見えない、存在の気配のない場所が欲しかった。
我儘と思われようが、無責任だと思われようが、とにかく一人になりたかった。


そこで出会ったのが、その頃ネットで知り合った方達とのちょっとした歌のイベント。
ただ現実を離れて、一人になりに行くんじゃなくって、
目的が出来たって事が、多分その頃の私には一番救いになったのだと思う。
参加するために準備をしなければならない事がある。と言うのは
自分の気持ちをそれ以上、落ち込ませない為には十分な刺激になったから。

それが今回で5回目
最初の頃は「その場にすがっていた」ので、終わってからの喪失感は半端じゃなかったけど、
「次がある!」と言う思いは、何にも増して私を奮い立たせてくれた。
そういう場所を、我儘を通して作れたって事は感謝してもし尽くせない。

でもね、近頃頓に思うのですよ・・・。
もしも、かぁちゃんとぺこちゃんとの生活がなかったら、
絶対たどり着かなかった「祭り」だったんだなぁって。
二人とも、ありがとね・・・なんて事はまだ言えないけれどね

多分・・・多分、これまでの「祭り」は今回で終わり。
その場に応じて二種類のハンドルネームで呼ばれる事にもすっかり慣れてしまったけれど、
「祭り」の時の自分と本当の自分をそろそろ一緒にしてもいい頃かな・・・
なんて思い始めてる。

え?「祭り」を止めるんじゃないですよ。
「祭り」を特別な物じゃなくするって事です。
いつも「祭り」の準備をし続けるって事かな・・・?・・・身が持たないか?(笑)


訳のわからない事を長々と綴ってしまってごめんなさい。
何だろう、現実が変わった訳じゃないのに、心が澄んでいる。
その思いを留めておきたくて・・・。





ところで、誰か一緒に歌いに行ってはくれませんかね?
・・・結局、そこかよ~っ!!って話です











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もうひとつの空

2007年09月04日 12時13分10秒 | 歌と私と私の祭り
ただいま~っ

今年の夏休み(夏祭り)も終わりました。
さてと、そろそろ現実へ戻ります。

その前に・・・大阪は暑い!!
上京したのが31日。歩いていても汗をかかない事にびっくり!
けど、丁度急に涼しくなった時期と重なっただけのようでした。

私がお江戸まで行って何をしているかって?
ぐふふふ~っ、それは、ひ
・・・・・・・・・・・・・。
に、するような事はしておりません。

二日目はネットでお近づきになった方々と、ひたすら特別な歌を歌い♪
(一日目はそれの練習をする為に、ひとカラに走り)
三日目は大切な方々と会い。
その夜は、大切な大切な友と語り
それ以外はひたすら寝ているだけで、
観光、お遊びとは全く無縁な過ごし方・・・ではありますね

けれど、家族以外の人達と長時間接する機会は、
この時だけと言っても過言ではなく、
私が私だけの私になれる場所として必要不可欠な【時】となっております。

ん・・・そうね。
無理矢理、その【時】を作ってリセットしようと躍起になっている・・・
いた、「いた。」のですが、
今回、ようやく自然にリセット出来たような気がいたします。
これからは、純粋に「楽しむぜ!!」という目的で行けるかもしれない。

【変わろう】とか【変わらなければ】あるいは【切り替えなければ】
という思いをあまりに強く持ちすぎると、逆にそれに縛られてしまうようですよ。
「わ~い!嬉しいな 楽しいな」と感じる前に
「今の時を忘れちゃいけない!」な~んて重くなっちゃったりする悪い癖が
ようやく、無くなってきつつあるような、そんな充実した夏休みでありました。


さて、現実です

こちらまで、長々とお休みしてしまったのは
毎日がめいっぱい!!な日々に、続々と「いつもと違う事」がやって来て
心身共に、余裕が全く無くなってしまったって事が大きな理由ではありますが
「時間がない」と言うのはこういう事を言うのだと気付かされた日々でもありました。
でも、それも、春からの生活のある意味予行演習でもあり、
その中でいかに「自分だけの時間」を確保するのか?
そしてその時に寝る事以外に何をするのか?なんて事を考えるのが
ちょっぴり楽しみにもなって来ましたので、今度こそ

♪かえぇ~ってきたぞ!かえぇ~ってきたぞ!!」と声高らかに歌えそう


夏休みからの帰り道。新幹線に乗ってすぐに眠りこけたので
またしても富士山を見逃してしまったのですが、
京都駅を過ぎ、大阪が間近になった頃、
それまで晴れていた空が急に真っ暗になり、
雨が車窓を叩き付けました。

・・・現実を暗示するような、何ともドラマティックな演出・・・

おのずと、気分も低迷気味。
しかしですよ!!その雨は数分でおさまり
虹でも出てやしないかしらと、空を見上げて息を呑んだのでございますよ。

重苦しい灰色の雲の一箇所にぽっかりと大きな穴が・・・
そしてそこには、もう一つの空があったのですよ
青空に真っ白い雲
グレーのキャンバスをくりぬいて、
まったく別の絵をはめ込んだような、不思議な世界。
空の上のもう一つの空。

うん・・・私の思っている、いや、思い込んでいる「現実」は
ちょいとつつけば、まったく別の「現実」と成り得るのかもしれないのでありますよ。


はい、文字通り「覚醒」いたしました。
家に着いて着替えもせずにスーパーへ買出し。
山のような洗濯物に「ただいま~っ!!」と声をかけ、洗濯機をスイッチオン!!

我が家よ、ただいま!
我が家の男共よ、今帰ったぞ!!
そして、いつもの私に、そっとやさしく「おかえりなさい。」

     


       =====================


さぁ、かぁちゃん、ぺこちゃん、早く帰っておいで





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HONOR

2007年04月08日 01時25分48秒 | 歌と私と私の祭り
(*^_^*)エネルギー充填120パーセント!
波動砲だろうが何だろうが、いつでもぶちかますぞ~っ!!

本気で笑って、本気で泣いての2時間と少し。
終わった後の満足感。

こんなに満足だって思えた事ってあったっけ?てなくらい幸せ~っ!

祭りの後はいつも寂しくなり過ぎて落ち込むのだけど、それにも勝る満足感。

お~っしっ!
しばらくは、頑張って行けるのだ~っ!!

特別な空間に存在出来るひと時が持てた事に感謝しつつ、

楽しかったよ~っ!!と一言叫びたくって、携帯から参上。


桜を打つ雨も愛しい今日のひと時をありがとう。
(写りは良くないですが、ぺこちゃんの病院の雨の中の桜。もうすぐツツジも満開)

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困ったなぁ・・・ぽれぽれ編

2007年03月20日 10時00分20秒 | 歌と私と私の祭り
サブタイトル:さらばゴスペル、また会う日まで

う~・・・とっても久しぶりなカテゴリー
一応作っていたのを思い出して、使ってみた。
ブログを始めた当初は、ゴスペルを賛美する機会はまだまだある予定だったので、
そんなこんなも書き綴ろうと思っていたのだけど、
いつの間にか、予定なんか立てられなくなっちゃってた。

一応、私が5年間お世話になったクワイヤは諸々の理由で事実上解散。
最後に一度集まる予定が、私がこんな状態なので時間が取れなくってパス。
「暑気払いインドカレーパーティを我が家でやりましょう!」と
これまた随分先の予定を入れた。みんな、きっとその時には元気で会えるよね。

元々私が属していたのは、小さな小さなクワイヤ。
同じリーダーが指導してくれる大きなクワイヤにも参加してたけど、
そちらへは電車に乗ってまで参加出来る時間的な余裕が徐々になくなって、
行けなくなってから一年以上経ってしまった。

ゴスペルと出会ったのは、かぁちゃんの言動がおかしい事に気づき始めた頃で
ぺこちゃんが家にやって来てから半年ほど経った落ち葉の季節。
私がすっかり・・・今では想像も出来ないほどに壊れ果てていた頃。
ぼんやりと新聞を開いた時に見つけた一枚のチラシ。
いつもは右から左のチラシ類なのに、何故か吸い寄せられるように手に取って、
その場で電話をかけて詳細を聞き、翌週には飛んで行ってしまった。
だいだい、ゴスペルなんて全く知らなかったのにね

何でもいいから、すがる物が欲しかったのかなぁ
クワイヤの雰囲気も瞬時にピタリと馴染んで、
それから、私がまともに生活する為にはなくてはならない場所になっていった。
でもね、しばらくしたら気づいたの。
歌にすがってちゃ、歌に対して申し訳ない。
真剣さは忘れちゃいけないけれど、楽しんで歌わなきゃ~っ


そのかけがえの無い場所から、今は少し離れる時のようだ。

しかし、困ったな・・・ちょっと・・・とっても困ったな
さて、これからどうするかな
心にぽっかり開いた穴・・・何でうめようかなぁ



私がゴスで出合った物は、初めての英語の歌
英語の分からない私には、丸暗記でそれを覚えるしかなかったのだけど
歌いつつ歌詞の意味が解けてくる、その感じがたまらなく好きだった。

私がゴスで出合った物は、真剣に歌う仲間たち
みんな、ずっと私より若い。下手すると息子より若い
けど、歌う事に年の差なんてないんだよね。
体力的、記憶力的にはさすがに、我が身の年齢を感じてしまってはいたけど。

私がゴスで得た物は・・・地声での高い声
なるべく地声で!って言うからさ、素直な私は必死で頑張った。
地声での音域は広がったけど・・・何だよ、みんな裏声じゃん

あのね・・・迫力あるのは体だけで十分だったんですけどね・・・。


昔々、ずっと若い頃、大人になったらもう一度会って話がしたい人がいた。
すっかり大人になってみると、いつでも必ず会えるだろうと思っていた人には
もう会えないんだって事を知って茫然自失になった。
別れはどんな物にも誰にでも必ずやって来る・・・でもね、
出会えた事は忘れられないし、やっぱり忘れたくない。
出来るならば、自分も少しは成長してもう一度必ず出会いたい。
ぼんやりしていて、今度はそのチャンスを逃さないようにしなきゃ

そうね、発声練習くらいはしとかなきゃね。声が出なくなりそうで嫌だな。
ここ2ヶ月近く、まともには歌ってないもん。
ふむ・・・落ち着いたら、一人カラオケで鍛える事にしよ~っと
へへへ・・・歌のジャンルは違っていても、気にしない、気にしない



コメント (5)
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美しき日本の面影

2006年11月14日 14時23分37秒 | 歌と私と私の祭り
・・・突然の路線変更タイトルですみません。さださんの新しいアルバム題名です。

このバタバタした時に・・・行って来ました。さださんのコンサート。
例年のごとくⅠがチケットを入手(出費はこっちだ~っ!!
何故か昨年から3枚チケットを取ってくれるので、
今日もまた、愚息共を従え・・・いや、従えられ、行ってまいりました~。

だって、だって~、今回初めて前から二列目中央辺り。
はずす訳には参りません。
・・・あの・・・表情まで見えるんですね~・・・。
あ、喋ってる~・・・。あ、歌ってる~・・・。
いや、それは当たり前なんですが
いつもより、ぐぐっと近しく感じられたひとときでありました。

それに選曲が、そんなのずるいよ・・・と言いたいくらいで。
見事にタイムスリップしてしまって、ちょっとヤバかったけど、
いつもの如く、現実を離れて、泣いて笑っての数時間を過ごせた事を感謝


それにしても、さださん、
コンサートが始まったのが18時30分、終わってホールから出て時計を見ると
21時48分
確か、背の君より一つ年上なんだよなぁ・・・。げ、元気だなぁ。
父親と同世代の人の歌に酔いしれる愚息らは・・・変わってるのかなぁ。

切なさと優しさと、元気とやる気をありがとう
コメント (3)
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