アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

金曜日のアンシャンテ ― 棚引くようなアームスを…♪

2024-06-02 10:19:33 | Weblog
んじゃ音を出しますよぉ……、どうぞ

うん、そうね。
ポワントで立つことに関しては、ピケにせよスィヴィにせよ不安要素はなくなった。
ただフレーズとフレーズの境目で間がもたなくなちゃうのは曲が身体に入ってないから…、言ってしまえば前回の曲が身体から抜けてないってことだからね、しっかり音楽を聴くようにすれば大丈夫。
それよりも、
「あ~やっぱりアームスが気になる……、イケナイ言葉でいえば“気に入らねぇ”…」
「うぅぅぅ…
まずピケ-クぺのときのアームスだけど、ヒメさんは後ろ側のアームスが隠れて見えなくなってるし、手首に力が入って捻れてるように見える。
振り付けでは客席に背中を見せるように対角線上を進むけど、鏡を見て練習しよう。
鏡に対してアン・ファス、両アームスをドゥミ・スゴンドに……、アームスを動かさずに左に向きを変える。
「ほら、前後のアームスが同じ高さ同じ角度で緩い弧を描いてるでしょ…、このポジシオンを元にして揺蕩うような動きをつけるの
「くくくぅ…
いきますよぉ…、
ドゥミ・スゴンド→肘を少し引き上げる→肘を下げる→手先が少し上がる→手首で押すように下げる→最後に肘を少し引き上げて手先を中に➡…………
身体は左を向いていても前後のアームスは均等に同じ曲線を描くように動かすんですよ。
「……あ゛、禁断の一言を言いたくなりました…
あ、ソレはダメよ
つぎ、アッサンブレで方向を変えたあとのエポールマンとアームスの関係を修正しないと。
「5番ルルヴェしてアン・オー、そこからアン・ナヴァンを通過してア・ラ・スゴンドまではかなり良くなってるのよ、それなのにアームスを後ろに引いて棚引かせるところがぁ…」
「うぅ~ん…
これまで“アゴを上げるな”“頬のラインを”“胸鎖乳突筋が”“胸骨を”とかいろいろ言ってきたけど…、理解はしてるんだろうけど動くとなったらまた別のハナシかもしれないねぇ。
ん~…、どう言えばいいかねぇ…。
「あ… 一度肘を緩めてそれから手のカカトで押し返すようにアームスを伸ばして棚引かせるでしょ、そのときにね右の指先に眉間が引っ張られていく~とイメージしてごらんなさい
「……指先に引っ張られて……
おぉ、キレイ、それですよ、それ
このピケ-クぺ→ピケ-クぺ→アッサンブレ→5番ルルヴェ➡…………
のときのアームスも見せ場の一つだと思って自分のものにしてください
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする