WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

喜多方ラーメン

2011-11-19 | 人生妙なり






TAKAMI&フラミンゴのウェブサイトを通じて、CDをお買い上げいただいたhigeさんとお会いしました♪
1時間の語らいでありましたが、「イントロダクション」だけで終わり…って感じ(^_^;)
higeさんは、生まれも育ちも「庵治」。少女TAKAMIが思春期を過ごした海辺の町、「世界の中心…」のロケ地でもあります。

ある日、higeさんと名乗る方から、突然のCDのご注文をいただき、その後、「喜多方ラーメンいりませんか~」なんていうご連絡をいただき、
「いただきます、いただきます♪」ってことで、
本日、うどん屋さん→マッサージ→国際ホテルラウンジでご対面…という流れとなりました。


彼は、いろいろな経歴をお持ちですが、現在、沖縄の終わっていない戦後について、
そこのところを通して、「平和」について、語り、ともに考え、仲間を広げていくことをされています。

初めてお会いするhigeさんは、想像通りの方で、全く違和感なく、初対面的自己紹介は省略、
「そんでさ~」…みたいな、昨日の続きみたいな感じで、
いきなり、震災の話から。
「いやぁ~泣いてきました…」
そして、higeさんの愛読書や、今読書中の本、いろいろご紹介いただいたり、島歌のCDをお借りしたり…


この1時間の逢瀬?で、とても心に残ったこと、ふたつ。


その1

沖縄の人は、人に物を贈るとき、当然のこととして見返りを期待しない。
贈られた人も、お返しをしようとは考えない。
好意で贈られたものを、その相手にお返しをするのでは、その二人の間で完結してしまう。
施しを受けたら、自分が受けた恩義を、また別の人へと渡す、そうやって、人の繋がりは次々に広がっていく。

私は今の自分がまさに、お友達か折々にいろいろとプレゼントを下さるのに、
全くナサケないことですが、いただいた好意に対して、金銭的に相応な返礼をする経済力がありません。
とても心苦しく思いつつ、「う~~っうっうっ、いつか、きっと…」と思いながらあっというまに1年、2年と過ぎ去っていく、、、
しかし、その間、こんなに応援してくださる人がいるのだから、せめて今の自分にできることは、いいうたを創ってうたうことを頑張ろうと、心から思っています。
そんなこと、こんな場所に書かず、自分の心の中だけで思え!ってとこですが、
higeさんのこのお話を伺ったとき、本当に共感できて、なんだかじわ~ん…と目の奥が涙でひたひたになりました。


その2

higeさんは、沖縄の基地問題を含む戦後を通して、写真展や、DVD上映会などを催して、日本→ひいては地球の平和について考え、行動する人の輪を広げていきたいとお考えなのだと思います。
「大きな講演会でなく、なるべく少人数で」と彼は仰いました。
これもまた、私が「顔の見えるひとたち」に自分の思いを歌にして伝えたいことと重なり合って、大きく共感できました。

大切な人が、この世の命を終えて、次の世界へ渡っていこうとしているとき、
残される人はそれぞれ、自分の命についても、いろんな側面からいろいろなことを考えると思う。
人は死ぬときには何も持っていけない。
当たり前のことですが、生涯を賭けて取り組んできた作品も、技術も、「思い」さえも。
生涯にいろんな功績を残した人でも、何も持っていけない。
持っていくどころか、自分がそういう生涯を送ったことを忘れていたりもする。
何もかも忘れても、「食べること」と「排泄」を繰り返してこの世に生きている人もいる。

平成バージョンの新しい「メメント・モリ」に、死にゆく人は、自分の死を賭して、最後の授業をしているのだ」というような文章がありました。
死んだ羊に花輪が手向けられ横たわっている写真とともに。

人はこの世に何も残すことなどできないのだと思います。
ただ、思いを伝えることだけを、愚直なまでにし続けていくことだけ。

自分が生きている間に、この途方もない状態が解決することはない。
基地の問題も、原発も…
higeさんは仰いました。
それでも、自分にできることを一歩ずつやっていくしかないのだと。


とっても濃い1時間でした。


「木を植えた男」を思い出しました。
動画サイトなどご登録されている方は、ぜひご覧ください。
すばらしいアニメーションです。



木を植えた男
フレデリック バック,寺岡 襄
あすなろ書房





「喜多方ラーメン」Takと一緒に美味しくいただきました。

といっても、この日の具は白菜と豚肉と卵…
トッピングは喜多方風と全然違うけど、まあ気にしない(^_^;)

大大大昔、喜多方のあたりまで旅をしたときのことを思い出しました。
喜多方はいいところでした。

私が行ったお店は、どんぶり一面に麺が見えないほど分厚いチャーシューが乗ってた、忘れもしない「坂内(ばんない)食堂」。
さきほど検索したら超有名店じゃないの。今では全国展開してるんだなあ…

それから、蔵の中でモーツァルトをはじめ、クラシックの曲を聴かせて発酵させている「小原酒造」も懐かしい…

一緒にいったツレが誰だったか全く思い出せません。
…実は、こういうこと、いろいろあるのです、、、記憶の喪失。
また別途この件に関しては、いずれ(ずっと先かもしれないけど)記事を書きます。


higeさんにいただいたのは、こちら



ごちそうさまでした♪





Comments (2)
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