WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

Takのプレッシャー

2005-10-06 | しろかねも くがねも玉も何せむに…
実は、Takが最近風邪ぎみで体調不良です。このところ咳と鼻水がすごくて微熱もあり、際どい日々。もうすぐ運動会だというのに不穏です。
行きたいプールも、運動会が終わるまで我慢。
昨日鍋にしたのも、なんとか身体をあたためて、回復して欲しいと思ってのことでした。
昨夜も微熱だったので、私は会社に電話して、念のため、明日はお休みしますと言いました。
当日欠勤よりはマシかなってつもりだけど、前日の終業真際に連絡したって、同じことなんだけどねー。私としては、稼がなくちゃ!と思っているので、なるべく休みたくないので、いつも欠勤の連絡はギリギリになってしまい、当日欠勤が多いです(T_T)
でっ、今朝、Takは、昨夜私がこっそり欠勤の電話をしたのを聞いていたようで、
保育園に行く気が全くありません。
熱を測ったら、37度でした。
保育園は37、5度未満なら受け入れOKなのです。
「おかあさんがお休みって電話で言ってたから」
「でも、Takくん、今日は運動会の最後の練習でしょ。締さん(締太鼓)がいないと、ソーラン節がまとまらなくて、困るんじゃないの?」
「締さんは、もうひとりいるからいい…」
こうやって、小競り合い?がかなり長く続きました。

Takのぐだぐだを聞いていると、ただの寝起きの我が儘ではなく、プレッシャーがじわじわっと伝わってきました。体調が悪いからこそ…っていうのもあったのだと思います。
彼は、運動会の体操の演技の中で、逆上がりができない、跳び箱も飛べない、そのうち、字も書けない、おねしょもする…など、自分の中に持っているコンプレックスをぐだぐだと言い始めました。叱り飛ばして、無理矢理保育園に放り込むこともできたかもしれないけれど、ここはひとつ!じっくり話を聞こうじゃないの!と、覚悟を決めました。(覚悟って、つまり、仕事を休むってことです。できることなら出勤したかった…(T_T))
「全部ができなくてもいい、ひとつのことが大好きで誰よりも得意だったらそれが素晴らしい」と言って聞かせました。「Takくんは、締太鼓が誰より上手でしょ」
おかーさんは、歌をつくって歌ってみんなに喜んでもらうことが得意だから、お裁縫ができなくても気にしてないんだ(^_^;)と、かなりマジで言い聞かせました。
でも、その大好きで得意な太鼓もうまくできないかも、失敗するかもしれない…と、Takは言うのです。
彼なりに相当プレッシャーを感じているのが、私にもよくわかりました。
そういえばTakは、「真面目」な子供なんだそうです。担任の先生が面談のときにおっしゃってました。
先日、緊張したTakの演技が楽しみだ…と書いたけれど、親の楽しみをよそに、彼は自分の世界の中で、真面目に「失敗」を恐れているのです。「ちょっとまちがっちゃった~、失敗しちゃった~」と、笑って済ませる性格じゃないんだな。
「Takくん、そういうのをね、プレッシャーっていうんだよ」
そして、「プレッシャー」について、懇々と説明してやりました。
母がLIVEで歌詞を間違えるかもしれない、失敗するかもしれないプレッシャー
ってのは、Takにはかなり理解できたようでした。そのプレッシャーに勝つ強い心が大切…と、語る私は女優~~~( ̄ー+ ̄)♪
そして、最後にはTakのお友達のぬいぐるみ達の登場。
「Takくんおはよう」「おはよっ!」「おっはよぉ~」
「今日は保育園にいくの?」「今日は運動会の練習でしょ?」「ぼくたちはTakくんの運動会に連れてってくれるって約束してたから、心配してずっと今のお話を聞いてたんだよ」
彼はぬいぐるみ達にはとっても素直なのです。
Tak「ちょっとまって、ぼく、考えるから」
…そうして、布団にもぐること3分。
「やっぱり行く!」
といって、彼はベッドから出てきました。
結局、30分遅れて登園。
欠勤した私は、ギリギリまで放っておいたTakの体操服や帽子の補修をやってます…

今日は、夜のレッスンもお休みをいただきました。
今夜は、鍋に続いて、かぶとブロッコリー&手羽先の煮物で心も身体もあっためてやろう。シブいメニューですが、「かぶとブロッコリーはぼくの野菜」なんだよ(-_-;)

子供の心の声に耳を傾ける、とってもいい機会だったと思います。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓も見てね。鍋を語りましょっ!!
Comments (9)
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