京都でテーラーを営む曽根俊也は、父の遺品の中からカセットテープと
黒革のノートを見つける。
ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。
テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。
それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた
テープとまったく同じものだった。
週刊文春ミステリーベスト10 2016年【国内部門】第1位!
=======================================================
グリコ・森永事件をベースとしたフィクションで、
実は自分の身内が事件に関わっていたのではないかと疑う男と、
30年前の事件を再度記事にするから調査しろと命じられた新聞記者の男。
全く別の2人の男のストーリーが、事件の真相に近づくにつれ
徐々に交わっていくという構成。
お初の作家さんですが文体としては読みやすく、難しいことも
ないんだけど、前半なかなか波に乗れず、登場人物とその相関図が
頭に入ってこなくて苦戦しました
実際の事件を下敷きにしていることが明白なので、社会派小説とは思うけど
そのわりに何だかイマイチ真に迫れてないというか…
そもそも30年も前の未解決事件なのに、今さら調べてそんな簡単に事件の真相と
犯人に辿り着くの?と、ちょっと冷めた感じで読んでしまったかな
子供の声を脅迫テープに使ったという、ストーリーの中では重要なキーワードも
結局、なんだか実情がよく分からないままだったし。
そういう細々としたところが消化不良な感じで、ちょっと残念かな。
全体としては良く出来てるミステリーだとは思うんだけどなー。
☆☆
黒革のノートを見つける。
ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。
テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。
それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた
テープとまったく同じものだった。
週刊文春ミステリーベスト10 2016年【国内部門】第1位!
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グリコ・森永事件をベースとしたフィクションで、
実は自分の身内が事件に関わっていたのではないかと疑う男と、
30年前の事件を再度記事にするから調査しろと命じられた新聞記者の男。
全く別の2人の男のストーリーが、事件の真相に近づくにつれ
徐々に交わっていくという構成。
お初の作家さんですが文体としては読みやすく、難しいことも
ないんだけど、前半なかなか波に乗れず、登場人物とその相関図が
頭に入ってこなくて苦戦しました
実際の事件を下敷きにしていることが明白なので、社会派小説とは思うけど
そのわりに何だかイマイチ真に迫れてないというか…
そもそも30年も前の未解決事件なのに、今さら調べてそんな簡単に事件の真相と
犯人に辿り着くの?と、ちょっと冷めた感じで読んでしまったかな
子供の声を脅迫テープに使ったという、ストーリーの中では重要なキーワードも
結局、なんだか実情がよく分からないままだったし。
そういう細々としたところが消化不良な感じで、ちょっと残念かな。
全体としては良く出来てるミステリーだとは思うんだけどなー。
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