夏のある日、横山良多(阿部寛)は妻のゆかり(夏川結衣)と連れ子の
あつしと共に実家に帰省した。
この日は、15年前に海で溺れた少年を助けて亡くなった兄の命日だった。
誰が見ても、何かしら、誰かのキャラクターに自分を当てはめて
感情移入できる、何気ない日常。
何か特別な事件が起こるわけでもない。
初老の両親の家に、息子と娘がそれぞれの家族を連れて里帰りする。
とある夏の一日を描いただけなのに、セリフの隙間からこの家族が抱えてきた
葛藤や感情のもつれが全て浮かび上がってくる。
この映画の見所は、とにかく、樹木希林。
すげーーーーーーー![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_ang2.gif)
長男を失った底の無い失意と持って行き場のない恨み悲しみ。
それが彼女を少し狂わせている。
長男が命を助けた少年に、必ず命日にお参りに来てもらうのだけど、
良多が「もう、そろそろいいんじゃないの?彼もここに来るのつらいだろ」
と言うと
「そうよ、だから来てもらってるんじゃない。10年やそこらで忘れてもらっては
困るわ。一年に一度くらい苦しみ感じてもらわなきゃ」と淡々と、
少し微笑さえ浮かべて答えるシーンなんて、マジで鳥肌立ちました・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
人生って。
こういうことなんだなって。
繋いでいくだけの日常。
ドラマなんて無いんです。
・・・沁み入る映画でした。よかったです。
あつしと共に実家に帰省した。
この日は、15年前に海で溺れた少年を助けて亡くなった兄の命日だった。
誰が見ても、何かしら、誰かのキャラクターに自分を当てはめて
感情移入できる、何気ない日常。
何か特別な事件が起こるわけでもない。
初老の両親の家に、息子と娘がそれぞれの家族を連れて里帰りする。
とある夏の一日を描いただけなのに、セリフの隙間からこの家族が抱えてきた
葛藤や感情のもつれが全て浮かび上がってくる。
この映画の見所は、とにかく、樹木希林。
すげーーーーーーー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_ang2.gif)
長男を失った底の無い失意と持って行き場のない恨み悲しみ。
それが彼女を少し狂わせている。
長男が命を助けた少年に、必ず命日にお参りに来てもらうのだけど、
良多が「もう、そろそろいいんじゃないの?彼もここに来るのつらいだろ」
と言うと
「そうよ、だから来てもらってるんじゃない。10年やそこらで忘れてもらっては
困るわ。一年に一度くらい苦しみ感じてもらわなきゃ」と淡々と、
少し微笑さえ浮かべて答えるシーンなんて、マジで鳥肌立ちました・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
人生って。
こういうことなんだなって。
繋いでいくだけの日常。
ドラマなんて無いんです。
・・・沁み入る映画でした。よかったです。