子供を妊娠し浮かれているサエコの家に、夫の姉・実夏子が突然訪れる。
長い間消息不明だったという実夏子は、そのまま勝手に住み着いてしまった。
真夜中に 化粧をしたり、冷蔵庫のハムを丸ごと食べたり、と不審な行動を
繰り返す実夏子。
何も言わない夫に苛つき、サエコの心はかき乱されていく…。
出産を目前に控えた女性の心の揺れを描いた表題作ほか、
「昨夜はたくさん夢を見た」の一篇を収録。
瑞々しい筆致で描き出された、心に染みる極上中篇集。
====================================================
ちょっと久しぶりの角ちゃん。いいね!
角ちゃんにしか書けない、この感じ!
人間の脆いところ、不確かなところ、弱いところ、だけど耐性のあるところ。
人のメンタルの不可思議さを目一杯堪能できるような、さすがの角田節です。
ピンクのバスは、果たして実在するものだったんだろうか。
はたまた、ある特定の人にしか見えないものだったんだろうか。
こういう、ストーリー性がなくて、何ともつかみ所がないのに
読者をぐいぐいと魅きつける筆力は、なかなか稀有ですよね。
なので感想を書くのも難しいんですけど、角田信者には
分かってもらえると思います。はい。笑
⭐︎⭐︎
長い間消息不明だったという実夏子は、そのまま勝手に住み着いてしまった。
真夜中に 化粧をしたり、冷蔵庫のハムを丸ごと食べたり、と不審な行動を
繰り返す実夏子。
何も言わない夫に苛つき、サエコの心はかき乱されていく…。
出産を目前に控えた女性の心の揺れを描いた表題作ほか、
「昨夜はたくさん夢を見た」の一篇を収録。
瑞々しい筆致で描き出された、心に染みる極上中篇集。
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ちょっと久しぶりの角ちゃん。いいね!
角ちゃんにしか書けない、この感じ!
人間の脆いところ、不確かなところ、弱いところ、だけど耐性のあるところ。
人のメンタルの不可思議さを目一杯堪能できるような、さすがの角田節です。
ピンクのバスは、果たして実在するものだったんだろうか。
はたまた、ある特定の人にしか見えないものだったんだろうか。
こういう、ストーリー性がなくて、何ともつかみ所がないのに
読者をぐいぐいと魅きつける筆力は、なかなか稀有ですよね。
なので感想を書くのも難しいんですけど、角田信者には
分かってもらえると思います。はい。笑
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