ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

こころ/夏目漱石

2017-05-13 | 読書
もーーーーー!!
買って読んでない本もいっぱい溜まってるのに、
なぜか近現代文学に回帰している今日この頃…

今更ながら夏目です。
そして、完全に打ちのめされております

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この小説の主人公である「先生」は、かつて親友を裏切って死に追いやった過去を背負い、
罪の意識にさいなまれつつ、まるで生命をひきずるようにして生きている。
と、そこへ明治天皇が亡くなり、後をおって乃木大将が殉死するという事件がおこった。
「先生」もまた死を決意する。だが、なぜ…。
(「BOOK」データベースより)
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やっぱり夏目は最高です。ね。
我輩は猫である、みたいな健全な小説よりも、私はこういった人の闇の部分を
えぐり出すような暗い作品が好きです。
今まで読んだ中では、夢十夜とか坑夫とか大好きでしたが
お恥ずかしながら、夏目の三部作と言われているものを読んだことが
ないことに愕然とし、なんだか急に読書欲にかられ、読みました。
が・・・・。。
圧倒されました

すごい。素晴らしい。
かなり引きずってます。

有名な作品だし、大体のあらずじは知っていたものの、きちんと読むと
ここまでやられるとは。

緊急に他の三部作も制覇しなければ。

やはり少し前に読んだ谷崎といい、最近の作家と違い、こういうクラスの文豪達は
もう、なんていうか、色んな意味で卓越してて、グーのねも出ない感じ。
ハルミ級のグーググーググーグーですよ。

それくらい、です。(なにが!!




スクラップ・アンド・ビルド/羽田圭介

2017-05-03 | 読書
「早う死にたか」毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、
ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。
日々の筋トレ、転職活動。
肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して…。
閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい家族小説の誕生!第153回芥川賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)

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なかなか羽田くんに行き着かなくて… 今更ですがようやく読了。

ただ、彼のメディアへの露出がすごすぎて、先に彼の人となりがインプット
されているので、ちょっと内容の邪魔をしたかなぁ。。

そして初めての羽田くんということで文体に慣れるまでも少々手間取りましたが
老人介護、高齢化社会問題という大きなテーマでありながら、
全く暗い話ではなく、そこからの発想の転換っぷりは面白かったし、
読んでいてすごく納得できる部分もあった。

あんまり書くとネタバレっぽくなるけど、じいちゃんの為、ボケないように
何でも自分のことは出来るように、なるべく手を貸さないというのは
優しさなのか、厳しさなのか、あるいは冷たい仕打ちなのか…。

私は、物心ついた頃にはもう祖父母は全員他界していたので
じぃちゃん・ばぁちゃんという存在を実体験したことがなく、
どうも距離感とか関係性がいまひとつピンとこないんだけど、
健斗とじぃちゃんのラストの穏やかな雰囲気にはホッと安心できました。

答えはないが家族というものは本当に不思議で温かい感じのするもの


⭐︎⭐︎

うちのめいは5月の意ではないけれども

2017-05-01 | 日記
もう5月!?

今年は呪われているのではないかと思うほど健康面に問題あり、
2017年になってからまだ1日たりとも五体満足でない

なのに、このまま5ヶ月目に突入ですか!?
はぁ。

年末からダラダラした風邪のせいで免疫力が低下し、
治療を終えたはずだった奥歯の根っこが炎症をおこし、悶絶歯痛
そして未だに治療は続き、歯抜けの状態のまま・・・

片側でしか噛めない状態が続くと身体全体がバランスを崩し
肩こりや頭痛に悩まされ・・・

そしてとうとう、手首の剥離骨折で全治一ヶ月・・・

もう次は何が来るんじゃ!
かかってこいやーー!

本もいっぱい読んで、書きたいことたくさんたまってるんだけど。
なんとかこのGW中にちょっとはアップしたいなぁ。
飲みの予定ばっか入れてるけど!