ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

夢幻花/東野圭吾

2016-06-25 | 読書
花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。
第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり
ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と
真相解明に乗り出す。
一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。
宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリの真骨頂”。
第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)

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久しぶりの東野さん。
最近はKindleでばかり本を読んでいるからねー。
東野作品は、殆ど電子書籍化されていないのだ
オトナの事情があるのかな。Kindleにあれば、もっと買うのに…。

で。
なかなか良かったです。
テンポも良いし、テーマも面白いし、登場人物のキャラクターも良いし
何と言っても読みやすい

黄色い花の鉢植えがキーワードで、それと犯人を結びつけるまでの
その理屈は納得できたけど、全く伏線もなく、突然の急カーブ!みたいな
感じは、ちょっとどうかと思いましたけどねー。笑

東野作品は中毒みたいなもんかな。
切れると欲しくなる(言い方!
基本的にはミステリーなので、読み捨てのものが殆どだけど
手元に置いて何度でも読みたいと思った作品も時々ある。

私の中のトップ3は「白夜行」「秘密」「さまよう刃」かな。
まだ読んでない長編もあるので、暫定の上位3作品ですが。


⭐︎

睡眠シンクロ

2016-06-23 | 
ようやく2ぴきの距離が近づいてきた今日この頃。
(諸説ありますが、めいが全てを諦めたという説が有力



どうも、こんちわー。
今日はあたいたちが仲良い証拠をみせたいと思いまっす。
その名も睡眠シンクロでございっ!!







なんか、おねーちゃんと同じ形になると落ち着くんだよねー。
ふ・し・ぎ。

季節の花を手作り体験!

2016-06-19 | 日記
今日は、友達に誘われて、和菓子作りの体験教室に行ってきましたー!


季節の和菓子ということで紫陽花をイメージした練りきりです。

空をイメージした青色を、表面にうっすらと浮かび上がらせるという
透かしの技法が難しい。。
3個つくって、ようやく表面に淡いブルーが出せた・・・かな?笑


なかなか珍しい体験だったし、和菓子の美味しさを再認識できました。
練り切りってこんなに美味しい物なのね!
和の心を大事にしなきゃ…

なんてしおらしいこと言っても、帰りは居酒屋でビールだけどね!!

密やかな結晶/小川洋子

2016-06-19 | 読書
記憶狩りによって消滅が静かにすすむ島の生活。
人は何をなくしたのかさえ思い出せない。
何かをなくした小説ばかり書いているわたしも、言葉を、
自分自身を確実に失っていった。
有機物であることの人間の哀しみを澄んだまなざしで見つめ、
現代の消滅、空無への願望を、美しく危険な情況の中で描く傑作長編。
(「BOOK」データベースより)

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ストーリーが奇想天外すぎて、よくこんな話を思いつくな〜と思って
読み進めてましたが、後半どんどんシュールになっていって
これはちょっと小川さんやりすぎちゃったでしょう!笑

喪失の物語です。
でも、いわゆる村上春樹的な喪失ではなく、物理的に色々なモノが
消滅していくんです。
ある朝起きると帽子が消滅、とか。
世界から帽子が消えて、今まで持っていた帽子は全部、秘密警察に
没収ってなもんよ。
で、人々の記憶からも「帽子」という概念は消えて、もし見たとしても
「その頭に乗ってる布で出来たものは何なんだろう」ってなるわけ。
意味わからんよね。

結構な長編で途中ダレてきたけど、いわゆる静寂を描かせたら
日本一の小川さん、言葉の選び方や物語中に漂う寂寥感は
さすがブレません!
静かで美しい世界で起こる悲しく儚い喪失の物語。

結構昔の作品だったんだけど、そういう作家さんの軸のようなものは
変わらないんだね。


⭐︎⭐︎

犬まみれ

2016-06-06 | 
お休みの日って自分でも気づかないうちにリラックスして
”休み感”が滲み出てるのかもしれないけど、
ちょっと座っただけで、すかさず娘たちが飛んできて
あっという間に犬まみれになってしまう



この幸せったら


海街diary

2016-06-06 | 映画
鎌倉で暮らす、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)。
そんな彼女たちのもとに、15年前に姿を消した父親が亡くなったという
知らせが届く。
葬儀が執り行われる山形へと向かった三人は、そこで父とほかの女性の間に
生まれた異母妹すず(広瀬すず)と対面する。
身寄りがいなくなった今後の生活を前にしながらも、気丈かつ毅然と
振る舞おうとするすず。その姿を見た幸は、彼女に鎌倉で自分たちと一緒に
暮らさないかと持ち掛ける。
こうして鎌倉での生活がスタートするが…。
(Yahoo!映画あらすじより)
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ここんとこ読書より映画強化月間な感じです…。

ようやく観ました!
是枝さんらしい納得の映画です。
これ見とかないと「海よりもまだ深く」にいけないからね~

綾瀬はるかがしっかりした長女というのは、はじめピンとこなかったけど
そこはさすが女優さんですね。
セクシー担当の次女長澤まさみも、天真爛漫な三女の夏帆も、すごく
役柄にぴったりハマってて良かった!
そして何と言っても、存在自体が瑞々しすぎる広瀬すずちゃん
最近はすごく垢抜けてきたけど、この映画の時はまだぷくぷくしてて
良い意味で子供っぽい感じが良く映えてた。
それにしてもまえだまえだの弟はだいぶ男前になったねぇ
兄弟して、すっかり俳優の道を進んでるのかね。

って、キャストのことばかり言ってますが、是枝さんの映画って
ごちゃごちゃ説明しても感想書いても、結局は見た人それぞれで、
心への届き方が微妙に違うと思うんだよね。

素晴らしい映画であることは間違いありません

姉妹だけで鎌倉の古民家で仲良く暮らすなんて、どんなに楽しいだろう。
少しでいいから、こういう生活してみたいなぁ~
ロケーション的にキョンキョンの「最後から二番目の恋」とモロかぶり
だったけどw