ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

どこか虹の向こうで

2012-05-29 | 日記
最近お天気が不安定です
昨日も、ランチ行く時は晴れてたのに、食べてお店出ると
もう空は真っ暗・・・
そして突然の豪雨の後、パッと止んだと思ったら・・・なんと

にじーーーー!
スカイツリー越しに見事な大きな虹が出て、
もうみんな、仕事そっちのけで窓際に集まり、写メ大会
おーーい、電話鳴ってるよ~


光の具合か、途中からは2本に見えて!
こんなに立派な虹を見たのなんて、いつ以来・・・?

金環日食よりもよほどステキな天体ショーでした
さてさて、今日もお天気不安定そうな一日ですよ。

ビバ!ベランダ生活

2012-05-27 | 日記
うちは、部屋の狭さに対して異様にベランダが広いのですが
そのベランダを有効活用できる期間って、ホントに限られてて
GW~梅雨入りまでの、しかも天気が良くて風の穏やかな日。
そんな日って、意外に数える程しか無いのです…。
しかし、ついにやって来ました、今がまさにその時です

前から欲しかったクチナシの花を植えて(クチナシの匂い、大好き

ベランダをキレイに掃除して。

今日は天気が良いから、久しぶりに近所の公園に行こうかと
お弁当まで作ってたんだけど、作業に時間がかかってしまい
結局「ここで食べるか~!」とベランダランチとなりました。


ポカポカ陽気、爽やかな風が吹き、まさにベランダ日和だぁ~

もう、こんなに気持ちよくては、眼なんて開けてられません


少しでも良い季節が長続きしますように!

モンスーン・ウェディング

2012-05-26 | 映画
インド北部のパンジャブ地方では、結婚の儀式は4・5日前から盛大に行われ、
親戚すべてを呼んで婚約式からお祭り騒ぎとなる。
そんなインドの結婚式を通じて、そこに混在する人々の思惑や愛の行方を描いた、
ユーモアに満ちた群像ドラマ。
娘を思う父親、恋人の存在に悩む新婦、過去に苦しむ従姉や
舞台裏でそっと育つメイドとプランナーの恋…。
みごとインド人女性監督初のヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝いた、
インドを代表する監督ミラ・ナイールによる躍動感にあふれた人生讃歌。

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独特の音楽とか踊りも少しは取り混ぜてあるものの、
インド映画特有の不思議感は無く、見終わった後は
すっごく爽快な気持ちになれる、ステキな映画だった!

それにしても、この地方独特の風習なのかもしれないけど
娘一人結婚させるのに、こんな盛大な事しなきゃいけないんだったら
一家滅びちゃうね~。
名古屋の結婚式なんて、きっとカワイイもんだね(よー知らんけど

それにしても子供を思う親の気持ちは万国共通、
心温まるものがありました。

インド映画って私達あんまりなじみがないけど、製作本数的には実は
アメリカ映画を上回るんだって、テレビで言ってたな。
面白かったよ

五月晴れ、です。

2012-05-23 | 日記
仕事も一段落し、今日は久しぶりの平日休み
そして久しぶりのお天気@東京です。

どうせ旦那を出さなきゃいけないし、休みだからって
休んでられるワケでもないし、早起きして朝の散歩がてら
ワンコと一緒にちょっと足をのばして天王洲まで。

T.Y. Harbor brewery併設のブレッドワークスは、テラス席だと
ワンコ連れOK!
出勤する人の波を横目で見ながら、のんびりとモーニングセットを
いただきました。
ふふふ
こういうの優越感っつーの?(ちっちゃ!)

最近、天気が悪いと頭痛がするーとか気が滅入るーって
なるのですが、やはり身体と心に天気は影響するよね!
今日はとっても気持ちが良い1日です

この本が、世界に存在することに/角田光代

2012-05-21 | 読書
第132回直木賞受賞作家最新短編集。
本への愛情をこめて角田光代が描く新境地!
泣きたくなるほどいとおしい、ふつうの人々の“本をめぐる物語”が
あなたをやさしく包みます。心にしみいる九つの短編を収録。
(「BOOK」データベースより)

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最高

本が好きな人なら絶対にこれは手元に置いておいて、
(借りて読むような本じゃなくて)ふとした時に何度でも開きたい
本なんじゃないかな~。
まさにタイトル通り「この本が、世界に存在することに」感謝したい

「旅する本」
で始まり、思わず角田さんのエッセイ??
と思わせる度肝を抜いた始まり方。

「だれか」
は旅行先のタイのちいさな島でマラリアにかかり
一日中寝ていなくてはいけなくなった”私”のために、
バンガローに残されていた、旅人達が置いていった本を
恋人が持ってきてくれる。
どうして片岡義男
タイの小さな島に片岡義男の文庫本が置き去りにされることになった
ストーリーを想像していくのが、これまた楽しい。
だって片岡義男だもん!!!

中でも「さがしもの」
は秀逸
涙がホロリでした
死が近い入院中の祖母に、探してくれと頼まれた本は
結局見つからなかったが・・・
いやいや、あまり書くと、今から読むそこのあなたが
楽しくなくなるからね。

角田さん、やっぱり最高です。

「ミツザワ書店」
孫から「本のどこがそんなにおもしろいの?」と聞かれ
おばあちゃんは言います。
『だってあんた、開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、
 本しかないだろう。』

そうです。読書家の行き着くところ

陽だまりの偽り/長岡弘樹

2012-05-19 | 読書
最近、物忘れがはげしいことを気にしている郁造。
息子の嫁から預かった現金を落としてしまったが、どこで落としたのかも
覚えていない。
ボケ老人のレッテルを貼られることを恐れ、郁造はある行為に踏み切る。
果たして、その先に待ち受けていたものは…(表題作「陽だまりの偽り」)。
5つの心模様を端正に描いたミステリー短編集。
小説推理新人賞作家、注目のデビュー作。
(「BOOK」データベースより)

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いいね~。
長岡弘樹、よいです

傍聞き」も良かったけど、こちらがデビュー作なんですね!
私の中ではすっかり、”短編人情ミステリ作家”となりました
ミステリっていうか、家族小説なんです、基本。(前も書いたっけな?)

生活していると、大なり小なり色々な事件って起こります。
普通の人にも起こります。
そういった時、家族として、人として、どういう風に乗り切って
いくのか。
人の胸に宿る温かい気持ちにジーンときます

解説に書いてありました。
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優れた短編ミステリであり、同時に優れた家族小説でもある作品を
発表する作家として、加納朋子や光原百合を想起される方もあるだろう。
~中略~
全員が日本推理作家協会賞を受賞しており、読み比べてみるのも一興。
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なんと
また知らない作家を教えられてしまった。
そんなこと言われたら・・・ねぇ

今日のランチはパックです!

2012-05-18 | 日記
別にランチパックが特別好きってワケでもないんだけど
会社の近くに専門店が出来たとあっては、行ってみない手はない。

ご当地ランチパックもたくさんあり、テンションあがっちゃって
ついつい大人買い。


同僚が冷たく「そんなにランチパックが好きなの?」と…
そう。
冒頭に書いたとおり、別に特別好きってワケでは…
えっと…「ノリ」ってあるよね

アスパラパラダイス☆

2012-05-15 | 料理と酒
初めて北海道産アスパラの受注生産みたいなやつ、
ネットで予約して頼んでみました。
なかなか良いお値段でしたが、試しに注文してみて大正解!!!

直径2センチ近くはあろうかという、ぶっといアスパラ!
しかも生で食べられる柔らかさ!
毎日色々な料理に使いましたが、生のアスパラを
サラダで食べた感動ったら…


↑これは最後のほう、ベーコンとオムレツ風にしてみました。

いやいや、これはヤミツキになるな。
やはり旬パワーはすごい
来年もポチッとしちゃうかな~

ジョーカーゲーム/柳広司

2012-05-13 | 読書
結城中佐の発案で陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校”D機関”。
「死ぬな、殺すな、とらわれるな。」
この戒律を若き精鋭達に叩き込み、軍隊組織の信条を真っ向から否定する
”D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。
だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く結城は、魔術師の如き手さばきで
諜報戦の成果を上げていく…。
吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイ・ミステリー。
(文庫裏書より)

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オモシロかった!!

もっと小難しい話と思って敬遠してたんだけど、全然違って
かなりエンターテインメント性あり。
結城中佐の鋭く冷静なカンジが、気持ちよかったし
内容も5つの話で(連作の短編形式)、読みやすい。

本格的なスパイ・ミステリーをお望みの方には、ちょっと
物足りないかも。
スパイのテクニックというよりも、もっと人間の心理や感情を
軸にストーリーが進むので、私は面白く読めました。

「何かにとらわれて生きることは容易だ。
 だが、それは自分の目で世界を見る責任を放棄することだ。
 自分自身であることを放棄することだ」

自分の頭で考え、自分の目でモノを見ることって
本当に難しいことだと思います。
結城中佐が学生に説くことは、スパイとしてはもちろん、
人としてのあり方そのもの。
教訓満載だぜぇ~!

捕らわれるなかれ。

2012-05-13 | 日記
ようやくブログ更新してみようかなぁ~という程度に
時間的にも気持ち的にも落ち着いてきました。

4月8日に実家のワンコが亡くなり、そのシロちゃんを
心の底から可愛がっていた父が、ちょうどその9日後の
同時刻に息を引き取りました。
眼に見えない運命みたいなものってあるのかな…

癌の痛みに苦しみ、意識も殆ど無かった最期でしたが
きっとシロが先に逝ってしまったのをどこかで感じていて
早く自分も行ってあげないと可哀想、なんて思ったのかなぁ~
なんて。
そんな勝手なことして、残された母や私達にかなり失礼だけどね!

もうそろそろ1ヶ月が経とうかというのに、未だにまだ
現実味が無いのは何だろうね…
また実家に帰れば、シロを抱いた父が空港まで迎えに来てくれてて
「おぉ~!おかえり~!」とニコニコ笑って手を振ってくれそう。

もっとあぁすれば良かった、あれをやってあげれば良かった、と
いつまでもグズグズ思っているのですが、
同僚から
「ペンギンさんは旦那さんと結婚していて、ペンギンさん自身の
 生活があるんだから。
 悲しみにばかり捕らわれていてはダメ。止まらず進まなきゃ。」
と言われ、
まぁ、そうだよな~。
私は私の生活を守らなきゃな、と妙に反省してしまいました。

あれやこれやと全ての事が心にストンと落ちてくるような心境には
まだまだ時間がかかるとは思うけど、元気に頑張って進まないと。
新しくやってくるモノに立ち向かわないと。

お父さん、シロちゃん、
私はたくさんのステキな友達に囲まれています。
お悔やみのお花、いただきましたよ。

母に写メ送ったら
「まぁ~。さすが東京のお花屋さんは、アレンジが垢抜けとるね!」
と言っていましたが