ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

マイブームって・・・

2011-03-24 | 日記
死語?

でも聞いて、私のマイブーム。

Olive Marketのホットチリ!


オリーブは元々好きなのですが、
程よい塩味、程よい辛さ、しっかりとしたオリーブの歯ごたえ、
ほんっと、気を抜くとあっという間に10個も20個も食べてしまう

あ~どんだけ酒が進むの・・・

袋小路の男/絲山 秋子

2011-03-17 | 読書
高校時代の先輩、小田切孝に出会ったその時から、大谷日向子の思いは
募っていった。大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく
ただ想い続けた12年。それでも日向子の気持ちが離れることはなかった。
川端康成文学賞を受賞した表題作の他、
「小田切孝の言い分」「アーリオ オーリオ」を収録。
(文庫本裏書より)

+++
激しく感情移入
究極の純愛小説というには、ちょっと違うんです。
せつない片想い、でもありきたりの恋愛小説とは完全に一線を画している。
ハッピーエンドでもない、哀しい結末でもない、絶妙な距離感を
見事に描ききっている。

見事だ、絲山さん

もちろん、小田切みたいな煮え切らない男は、私が日向子の立場だったら
完全にぶっとばすけどねーー
お話だからね、なかなか面白味のある男でした。

「アーリオ オーリオ」も伯父と姪というあまりテーマにあがらない
面白い関係性を、これまた見事な距離感で表現。
今の時代に、敢えて3日かかる手紙でやりとりする瑞々しさ。
3光日の距離。
とっても良かったです~

とりあえず、落ち着こう。

2011-03-16 | 日記
相変わらず余震が続く。
・・・ってか、果たしてこれは余震か!?
静岡やら栃木やら、もう今回の大地震でプレートがズレまくって
何が何やら、次はどこが揺れてもおかしくない状況?

オフィス19階で、ぐわんぐわん揺れて、みんな船酔い状態です

計画停電の指定地域ではなくとも、街は自主的に停電。
駅のエスカレーターは止まってるし
(止まってるエスカレーター歩くのって、非常に難しいって知ってた?)
オフィスも16時にならないと点灯してもらえないので、一日中、
暗ーい中、眼をしばしばさせながらPCを操作。
お昼にコンビニ行っても売ってるものが殆ど無く、朝買ってきたパンを
周りの席の人と分け合って食べたり・・・

戦時中か!?

ねぇ、みんな落ち着こうよ。
どうしてこうパニック状態が続くんでしょう。

私なんて別に被災したわけでもないのに、何だか気分が落ち込むし
会社行っても空しくてヤル気出ないし、頭痛がひどいし
ボーっとするし。
・・・諸行無常なう

イッツ・オンリー・トーク/絲山 秋子

2011-03-15 | 読書
引っ越しの朝、男に振られた。やってきた蒲田の街で名前を呼ばれた。
EDの議員、鬱病のヤクザ、痴漢、いとこの居候―遠い点と点とが形づくる
星座のような関係。ひと夏の出会いと別れを、キング・クリムゾンに乗せて
「ムダ話さ」と歌いとばすデビュー作。
高崎での乗馬仲間との再会を描く「第七障害」併録。
(文庫裏書きより)

+++
うーー!これがデビュー作か。
おみそれしました

何というか、この型にはまらないカンジ、良いです。
先に「海の仙人」や「沖で待つ」を読んでいたので、とても同一人物とは
思えないですが、悪くないです。

人生、色々あるけど、とにかく、生きていかなきゃいけないんだ。
シンプルだけど難しい。それでも日々は過ぎていく。
「ものすごく強くて、ものすごく弱い人物たちを書ける人。」
(文庫解説より)
言い得てるまさにそうだな~と。

個人的には、もう一編の「第七障害」、すごく好きでした。

さてさて、続きましては☆

集団心理の恐ろしさ

2011-03-13 | 日記
地震発生から丸二日。
昨晩はあるもので適当に済ませたので、夕方スーパーが混みあう前に
ちょっと買い物でもしておくか、と近所のイオンへ行ったのが14時。

・・・え?何も無い。

野菜も、肉も、パンも、もちろんレトルト、即席麺等も
全ての棚が空っぽ。
レジは、店の端から端まで埋め尽くすような長蛇の列。

確かに大地震でした。
でも、東京はそんなに被害ないよ?
電車も車も普通に走ってるよ。

みんな、報道に踊らされてる?
あるいは、私があまりにも危機意識が低すぎ?

流通が混乱しているので、多少の品不足は想定していたけれど
まるでイナゴの大群が通った後のように、スーパーには何も、
「な・に・も」残されておらず、ただただ、唖然・・・

地震とか関係なくね、単にトイレットペーパーが切れてたの。
お鍋でもするか、そういえばカセットコンロのガスボンベが切れてたね。

でも、防災用品だったのねーーーーーーーーーーーー

一般的な皆さんの逞しさにただただ驚き、スゴスゴと戻ってきました。

そこで旦那が言いました。
「ナチスの研究結果で、どういう人達が生き残ったか知ってる?」

「我れ先と争うような人達は、生きる望みを捨てるのも早いんだって。
 最後の最後まで、残った食べ物を人と分け合おうとする人達が、
 結果として生き残る精神力を持ってるらしいよ。」

うん・・・分かるけど
私が今感じているショックとは、なんかちょっと違うかも

とにかく、疲れた。
これから毎日おにぎりだけでも、別にいいや。

だから東京は嫌なんだってば。

2011-03-12 | 日記
ようやく物理的にも気持ち的にも落ち着いてきました・・・

まず、3月9日の昼に揺れました。
3月10日の未明にも余震があり少し揺れました。
それで、うちのワンコが異様に怯えて、3月10日の朝、
私が出勤しようとすると、これまでに無いくらい、
狂ったように鳴いて、人間語に訳すなら
「お、お母さん!!お願いだから、今日だけは会社行かないで下さい
 ほんと、一生のお願いですから、私を一人にしないでーーーーー
ってなカンジで、ハシっと私の腕にすがりついて離れない。

ちょっと異常な雰囲気で、心配なものの、その日は一番仕事が忙しい日で、
午前中は何が何でも片付けなくてはならないことがあり、
断腸の思いでケージに入れ、耳を塞いで逃げるように出勤。

今思うと、動物的勘で、大地震を予想していたのかも。
・・・でも、1日早かったよね

とにかく、3月11日14:46分。
私のオフィスは19階。
この世の終わりかと思うほど長く大きく揺れました。
九州人は地震に慣れていないんです。
どうしたらいいか分からず涙目になっていると、周りの席の子たちが
「大丈夫。大丈夫。落ち着いて。」と冷静にたしなめてくれる。

でも、私の心の中は、家に置いてきているワンコのことばかり。
昨日、あんなに怯えていたばかりなのに、どんだけパニックに
なていることでしょう
早く家に帰ってあげたい。

旦那なんてどーでもいい。
大人なんだから、どうとでもなるでしょう。

でも、電車は全て止まったし、会社も軽くパニック。
1時間ほど余震に怯えながらオロオロしていると、
「自宅まで20Km圏内の人は、歩いて帰ってください」と総務からのお達し。

自宅が同じ方面の同僚3人で歩くことを決意。
被災時マップなんてあるけど、本当にこんな日が来るなんて信じられない。
19階から歩いて地上まで降りる。
いつも殆どヒールで出勤していたのに、奇跡的に何故かこの日は
踵の低いブーツを履いていたので、歩ける。

秋葉原の職場から、神田~東京八重洲~銀座の中央通を通り、新橋~浜松町。
もっと最短距離があるのかもしれないけど、迷って無駄な時間かけるくらい
だったら、と、ひたすら大通りを歩く。
まるで博多どんたく並みの混雑。
自分のペースで歩けず、逆流する人とぶつかりながら、何とか進む。

田町駅前あたりで、あまりの人込みで、一緒に歩いていた同僚と、
はぐれてしまう。
20分くらい探してみたが、とうとう見つからず、携帯も全く通じず、
泣きながら一人で帰途をたどる。

3時間半かかって、何とか自宅に辿り着き、ワンコと旦那の無事を確認。
そこで初めてTVを見て、被害の甚大さを知る。

自宅は、壁の時計や台所の調味料の瓶などが落ち、ガラスが散乱していた
ものの、覚悟していたよりは被害が少なかった。
東北地方の方々の被災を思うと、元気に命あるだけでありがたいな、と
思いました。

それにしても、大変なことになりましたね。
日本全国、どこにいても地震のリスクからは逃れられませんが、
こんな縁もゆかりも無い土地では死にたくない。
九州に帰りたいよぉ~。

まだ余震で時々揺れます
犬が怯えて腕の中に飛び込んできます
そして、旦那はグーグー寝ています・・・大物だ

食堂かたつむり/小川糸

2011-03-05 | 読書
突然、同棲していた恋人に何もかも持ち去られ、ショックのあまり
主人公の倫子は声を失ってしまう。
たったひとつ手元に残ったのは、祖母から譲り受けたぬか床だけ。
山あいの郷里に戻った倫子は、一日一組のお客様だけをもてなす、
小さな食堂を始める・・・。

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はい。
・・・まぁ、みんなが言うほど悪くは無かったです。
ってか、食堂で、ペットが豚ってところで、うすうす嫌な予感は
していましたが

あと、ちょっと料理に対する表現がくどすぎる、かなぁ。
一日一組しかお客とらないのに、そんな原価高い料理出して
現実的じゃないよね、とか。
冷静な考えが頭を支配して離れなかった

ただ、とても心に響く文章がありました。


~~~
自分で料理を作っても、自分の味しかしない。
タコが自分の足を食べて腹を満たしているよう
~中略~
料理は自分以外の誰かが心を込めて作ってくれるから
心と体の栄養になるのだ。
~~~


本当に、ね~
主婦なんて、つくづく因果な商売だと思うよね。
作ってばかりで、大して感謝もされず(←私だけかな

私も誰かが作る心がこもった料理食べたいなぁ・・・

早起きは三文の得?

2011-03-05 | 日記
久しぶりの快晴
朝食のパンを買いがてら、少し足を伸ばして隣駅まで散歩

な、なんと!富士山がこんなに大きく見える!

↑携帯なので画像がいまいち。臨場感なくてスミマセン

冠雪の富士山って、本当にいつ見ても感動。
何百キロも離れた東京で、どうしてこんなに大きく見えるのか
いつも不思議に思います。

早起きして、富士山も見れて、美味しいパンも買えて

・・・さ、休日出勤です