ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

震えるぜ。

2017-03-26 | 日記
さて。

敬愛してやまない村上さんの小説については感想を書かないことにしていますが
「騎士団長殺し」を読み終え、言いたい事をただ1つだけ記しておきたい。

奥さんの名前、「ユズ」でしたね…

そして、今回の重要なキャスト、秋川まりえ。
ねじまき鳥クロニクルの、あの彼女と立ち位置一緒だよね!
えーーーっと、名前、何だったっけ。

パラパラ・・・(本を引っ張り出して、めくる)

笠原メイ。

そうそう!笠原メイだったね!!

メイ と ユズ

めい


ゆず


・・・!!
村上さん、完全に私に寄せてきてるよね?!


だって、護符が「ペンギンのストラップ」だってのも、ねぇ!(不治の病。)

・・・
日々、色々ありますが、村上さんのおかげで明日からもやっていけそうです。

感謝。

東京湾景/吉田修一

2017-03-26 | 読書
「愛してないから、こんなに自由になれるの」
「それでも、お前と一緒にいたかったんだよ」
品川埠頭の倉庫街で暮らし働く亮介が、携帯サイトの「涼子」と初めて出会った25歳の誕生日。
嘘と隠し事で仕掛けあう互いのゲームの目論見は、突然に押し寄せた愛おしさにかき消え、
二人は運命の恋に翻弄される。
東京湾岸を恋人たちの聖地に変えた、最高にリアルでせつないラブストーリー。
(「BOOK」データベースより)

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今、住んでいる所が、まさにドンピシャだったので読んでみました。
あまりにリアルに場所の特定が出来て、面白いのを通り越して
妙な感じでした

が。
んー、吉田修一さんと私はあまり相性は良くないかもね?
もちろん素晴らしい小説もたくさんあるけど、
私たちは別の人生を歩んだほうがいいかも。ハハハ。

君はラブストーリーよりも、やはり重くて暗い小説の方が
惹きつけるものがあると思うよ。

私がやさぐれてるだけかもしれないけど、
愛のために東京湾は泳いで渡らないからね!!

もっと若い頃に出会いたかったよ。


⭐︎⭐︎⭐︎

海よりもまだ深く

2017-03-26 | 映画
15年前に1度だけ文学賞を受賞したことのある良多(阿部寛)は、
「小説のための取材」と理由を付けて探偵事務所で働いている。
良多は離婚した元妻の響子(真木よう子)への思いを捨てきれず、
響子に新しく恋人ができたことにぼうぜんとしていた。
良多、響子、息子の真悟(吉澤太陽)は、良多の母・淑子(樹木希林)の家に
偶然集まったある日、台風の一夜を皆で過ごすことになり……。
(Yahoo!映画あらすじより)

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樹木希林、さいこーー
もー何度でも言いますけど、現時点で樹木希林を超える女優は
日本にはいませんよね?
この人がいるといないとじゃ、画力が全然違いますから!!!

それはさておき、阿部ちゃんに言及しましょう。
彼は、歳をとってから本当に良い味だしてるね。
やはり男は歳を重ねてからが本番。
その人の本性が浮き出ます。演技に深みのある人間性が出ています。
クーーーー

是枝ワールドです。
ストーリー自体は、なんということはないんです。
でも!
とにかく、作品を観ないことには1ミリも語れないし
この素晴らしさは共感できないんです!

「海より深く人を好きになったことなんてないから生きていける」

人生は思い通りにならないものだが、人や物への執着を捨てれば
少し楽に生きられるのだろうか?
いや、そうではなーーーーーい

…すみません、取り乱してしまいました。
取っ散らかってます。

そんな映画です。
すんばらしいです。