ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

春の名残

2010-04-30 | 日記
ゴールデンウィーク突入です
ようやく暖かくなりました!
今年は寒さと雨で殆ど桜を楽しめませんでしたが、八重桜が春の名残を感じさせてくれます。

久しぶりにワンコを連れて、ゆっくりと時間をかけて散歩しました。
気持ちが和みます

冬中、打ち捨てられていたベランダも、春仕様にしないとね。
気持ち上げてこー
おー。

ん?なに、なに?

グーグーだって猫である

2010-04-30 | 映画
吉祥寺在住の漫画家、麻子(小泉今日子)が締め切りに追われる中、
愛猫のサバが静かに息を引き取る。
そのショックで漫画が書けなくなった麻子を、アシスタントのナオミ(上野樹里)
たちは心配しながら見守っていた。
そんなある日、麻子はペットショップでアメリカンショートヘアの子猫と出会い、
グーグーと名付けて一緒に暮らし始める。

何とはないストーリーなんだけど、私の大・大・大好きな吉祥寺が舞台で、
場所が良く分かるだけに、楽しかったかな。
BGM的映画です。

Background Movieね。

未だにサトウのメンチカツに並ぶ気は起きませんが・・・

わんわん会

2010-04-24 | 
会社の同僚達と「犬を飼っている人、駒沢公園のドッグラン集合!!」という話になり
久しぶりに晴れた土曜日、総勢8家族にてお出かけです


キャリーバックに入り、スタンバイOK


ドッグラン デビューです

うれしい、うれしい!
どんだけ走っても怒られないし。


色んな子がいて興味津々。


おるわ、おるわ。
ちょこまかしたのが大勢。


「うちには犬がいないから・・・」と、手持ちのラジコンにダンボールと
ガムテープで工作して犬にして、それを持参してきた同僚の子供、
小4男子・・・

きみ、本日のオモシロ大賞に決定
本物の犬もタジタジでした・・・

アフタースクール

2010-04-17 | 映画
中学校教師の神野(大泉)と、サラリーマンの木村(堺)は中学時代からの親友同士。
産気づいた木村の妻を、仕事で忙しい木村の代わりに神野が病院まで送りとどけた。
その日、夏休み中だが部活のため出勤した神野のもとに、同級生だという探偵が訪ねてくる。
島崎と名乗る探偵(佐々木)は木村を捜していた。若い女性と親しげにしている木村の写真を
探偵に見せられた神野はショックを受け、なかば強引に木村捜しを手伝うことになってしまう。

カンヌ国際映画祭等で数々の映画賞に輝いた『運命じゃない人』から3年。
内田けんじ監督作品に、大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人ら人気・実力を兼ね揃えた
キャストが集結した。
“信じていたものが一気にひっくり返るような”想像を超えた展開が待ち受けている。
内田けんじの作劇術にまんまと騙されてこそ楽しめる痛快作。
----------------------------------------------------(goo映画 解説より抜粋)

実は大泉洋の大ファンです。(←本件に対しご意見は受け付けません)
そして、内田けんじ監督。
愉快痛快、単純に「オモシロイ!」と思える作品でした。

色々な罠が仕掛けてあるので、内容については深く触れませんが、
ぐいぐい引き込まれ、終わり方も気持ちよい。
こういうの、たまには良いです

原点回帰

2010-04-11 | 読書
ここんとこずっと仕事が忙しくて、全く自分の時間がなく、大好きな読書も
映画もお酒もほとんどオアズケ状態。
買うだけ買って読んでない本も積んであるというのに、こんな疲れた時には、
やはり村上春樹に戻ってしまう・・・

今、読まなくたっていいでしょ、と自分にツッコミつつも、寝る前にまた
「蛍・納屋を焼く・その他の短編」をペラペラとめくっていたら、
チョーー今更ながら「めくらやなぎと眠る女」の出だしの文章のあまりの美しさに
衝撃を受けてしまった

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 背筋をまっすぐにのばして目を閉じると、風のにおいがした。まるで果実のような
ふくらみを持った風だった。そこにはざらりとした果皮があり、果肉のぬめりがあり、
種子のつぶだちがあった。果肉が空中で砕けると、種子はやわらかな散弾となって、
僕の裸の腕にのめりこんだ。そしてそのあとに微かな痛みが残った。
 風についてそんなふうに感じたのは久しぶりだった。長く東京にいるあいだに、
僕は五月の風が持つ奇妙な生々しさのことをすっかり忘れてしまっていた。
ある種の痛みの感触さえ、人は忘れ去ってしまうものなのだ。肌にのめりこんだ
何かが骨を浸すあの冷やかささえ、みんな忘れてしまう。
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故郷から離れ東京に暮らし、季節が変わることも忘れるほど働いて
ふと立ち止まり風を感じた時「まさに」この文章が心の深~いところに
響きます・・・
やはり、この人、天才です

生協の白石さん!

2010-04-04 | 日記
もう4年くらい前になると思うけど、生協の白石さんって本が流行りましたよね。
すっごく面白くて、何度も読んだものでした

その白石さんと・・・
いや、この白石さんと知らずに・・・
仕事してました。
・・・感動

いつも電話でやりとりもしていたし、お会いしたこともあったんだけど
名前が”白石”ってだけで、いちいち「アノ、生協の白石さんじゃないですよね?」
なんて聞かれたりして、面倒くさいんだろうな・・・かわいそ。
なんて心の中でつぶやいたりしていたのですが、
昨日、同僚に「え?知らなかったの?アノ白石さん本人だよ。」
と言われ。

「えーーーーーーーーーーー早く言ってよ

一昨年、異動となり、うちの担当になったそうで。
ハハハ。
東京で仕事をしていると、こういうの面白いよね。
本から想像できるとおりの、とても感じの良い、優しい方です。

下手な芸能人に会うよりも、テンションMAXになっちゃいました

4ヶ月、3週と2日

2010-04-04 | 映画
自由が制限された共産政権のルーマニアを舞台に、ルームメイトの違法中絶を手助けする
女子大生の1日を描く。
2007年カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した人間ドラマ。

実は、何で借りたのかさえ忘れていて、どういう映画かもよく分からず再生ボタンを
押したが最後
・・・何なのこれ、昨今稀に見る衝撃作じゃない!(←あくまで私見)

法律で禁止されている妊娠中絶。
闇ルートを使い、何とか手術の手筈を整えたが、当日に予想外の事態が重なり
手術の機会を逃しそうになる。
主人公、オティリアはルームメートの親友のためにある決断を下す・・・。

淡々と進んでいくストーリー、画に派手さは無いが、俳優達のリアリティ溢れる演技は
まるでドキュメンタリービデオを見ているかのようで、ぐいぐい引き込まれていく。

そして何といっても衝撃のラストシーン。
びっくりした・・・

思わず巻き戻した(←ビデオ風に言うと。)

なんて言うか、スゴイ映画でした。