ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

コンサート2011

2011-11-27 | 日記
昨晩、関西での結婚式から、一人最終に飛び乗り戻ってきまして
本日はスティールパンのコンサートでしっ

今回は、迂闊にもsix bassに手を出してしまいまして
その名の通り、まんまドラム缶6つを並べて、曲のベースをとります。
ひとつのドラム缶に3つずつ音階があり、全部でB♭~E♭までの
18音を担当します。


オーケストラで演奏するテナー(メロディー担当)とは全く違った
面白みがあって、朝練は本当につらく苦しかったけど(笑
何とか本番では皆が心をひとつにして曲を仕上げることができて
達成感はひとしお

ますますスティールパンにハマっていくのでした・・・
来年も体力勝負だな

HAPPY・HAPPY・WEDDING

2011-11-26 | 日記
従兄弟の結婚式で芦屋へ。

もうこの歳になると友達も兄弟姉妹も全て結婚済みで
こんなオメデタイ席は久しぶり。

ガラス張りのステキなチャペルでのお式でした。
そういえば私も結婚したのは27歳の時か…
今思えば、人生の絶頂期だったな



そして、アットホームな雰囲気で進む、とても良い披露宴でした。

日本全国に散らばっている身内が集まれるのは、結婚式か葬式ですが
やはり、おめでたい方がいいですよね。
楽しい一時を過ごせました

末永くお幸せに
若い2人の前途に乾杯

偶然の祝福/小川洋子

2011-11-22 | 読書
つづきましてぇ~は~。
またまた小川洋子

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お手伝いのキリコさんは私のなくしものを取り戻す名人だった。
それも息を荒らげず、恩着せがましくもなくすっと―。
伯母は、実に従順で正統的な失踪者になった。
前ぶれもなく理由もなくきっぱりと―。
リコーダー、万年筆、弟、伯母、そして恋人―失ったものへの愛と祈りが
哀しみを貫き、偶然の幸せを連れてきた。
息子と犬のアポロと暮らす私の孤独な日々に。
美しく、切なく運命のからくりが響き合う傑作連作小説。
(「BOOK」データベースより)
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ひじょーーーーーに良い
すごく面白かった。

ただしこれは、小川洋子の他作品をいくつか読んでからでないと
面白みが少し減ってしまうような仕掛けです。
読んでなくてもストーリーに何の支障もありませんが、
読んでいると、更に深みが増す、ということです

~川上弘美・解説より一部抜粋~
+++
失われたものたちの世界、と私は小川洋子の世界を呼んでいる。
失われたもののなすすべのない哀しみが、どの小説でも
硬質な筆致で描かれている。
+++
そう。儚く美しい表現がすばらしいのです

本作は、短編の連作という、彼女にはあまり無いタイプの
短編小説でしたが、構成も素晴らしい。
一度、全部の短編を読んで、もう一度、自分なりに組み立てながら
再読するとまた違った味も出てきます。

私は自分が犬を飼っているので
『涙腺水晶結石症』はかなりグッときましたが、
意外に『エーデルワイス』も好きでした。
101回目のプロポーズみたいな雰囲気もあり

さてさて、また小川洋子の波が来たかな。

ホテル・アイリス/小川洋子

2011-11-20 | 読書
染みだらけの彼の背中を、私はなめる。腹の皺の間に、汗で湿った脇に、
足の裏に、舌を這わせる。私の仕える肉体は醜ければ醜いほどいい。
乱暴に操られるただの肉の塊となった時、ようやくその奥から純粋な
快感がしみ出してくる…。少女と老人が共有したのは滑稽で淫靡な暗闇の
密室そのものだった―芥川賞作家が描く究極のエロティシズム。
(「BOOK」データベースより)

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美しい。
小川洋子、こういうのもありか~
純文学ってカンジです。

彼女の作品は、底を流れるイメージにブレがありません。
喪失感。

うわべのストーリーだけ追っていくと、そんなぁ~と思う部分も
あるのですが、まるで一編のフランス映画を観ているような美しさ。
(実際、このホテルは海外?日本?と思わせます)
ホテルの娘・マリは、まるで若き日のジュリエット・ビノシュ…

そして、小説の評価は殆どの場合その終わり方で決まると
思っていますが、それがまた何より良い。

良い、です。小川洋子

あたいの弱点・そして特権

2011-11-19 | 料理と酒
今年も解禁になりましたね。

↑トゥモローランドがアートワークをプロデュースしたやつ。カワイイね

別にワインが特別好きなわけでもなく、もちろん詳しいわけでもなく
それどころか、ボジョレーは若くて酸味が強くてむしろ好きではない
味なのですが・・・
ついつい、お祭り気分に乗じて買っちゃいますよね

流行に全く流されない確固たる自分を持っているはずの私が
唯一、お酒のことになると・・・ハハハ

そして「今日は何を飲むか」で、「今日は何を食べるか」が決まる図式。
これはゴハン作る私の特権です。

ボジョレーなんですから。
チーズとパンとサラダになりますよね、そりゃー。

「まだ仕事が残ってるから、俺はお茶にしとく」という旦那も
当然、同じメニューになっちゃいますよね。
それは仕方ない。
作るものが強いのだ

もっと期待してたのよ、フィリップスさん

2011-11-13 | 日記
朝目覚めると久しぶりに体調も良く、天気も良い。
ふと美術館情報アプリなど見ていると、六本木の国立新美術館で
「モダン・アート、アメリカン」なる展覧会をやっている
ではないか!

あ!ホッパーだっ見れるの!?
これはすぐに行かねばっ。
と、急いで身支度して、いそいそと美術館へ。

近代のアメリカ画家なんて、殆ど知らないけど、
エドワード・ホッパーの孤独なカンジのする雰囲気が
とっても好き。
どの絵にも言える、深くさす影が印象的。
村上春樹の翻訳書「人生のちょっとした煩い」の表紙が
ホッパーの「Morning Sun」でしたネ。

美術館なんて久しぶり~。
と、ご機嫌に入館するも・・・あれ

そうだよね、フィリップス・コレクションなんだよね。
「アメリカ美術の真の価値を知らしめたい」と
フィリップス夫妻の情熱が築いた”夢”のコレクション
なんだよね。
エドワード・ホッパー展ではないんだよね

ちょっと先走っちゃったな、私。
結局、ホッパーは2点しかなかったよ・・・トホホ。
でもまぁ、絵は楽しめました。
ことのほかジョージア・オキーフの絵が迫りました。
とっても良かったです。

たまには1人のんびり、こういうのもね。
芸術の秋ですよ~

バーにかかってきた電話/東直己

2011-11-12 | 読書
大泉洋が好きです。
何度も言ってるかもしれませんが…。
水曜どうでしょうの時から大好きです

で、主演映画「探偵はBARにいる」の原作です。
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いつものバーでいつものように酒を呑んでいた<俺>は、
コンドウキョウコと名乗る女から電話で奇妙な依頼を受けた。
ある場所に伝言を届け、相手の反応を観察して欲しいらしい。
一抹の不安を感じながらも任務を果たした帰り道、危うく
殺されそうになった<俺>は、依頼人と同姓同名の女性が、
地上げにまつわる放火事件で殺されていたことを知る・・・
ススキノの街を酔いどれ探偵が全力疾走する新感覚
ハードボイルド第2弾!
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第2弾!!なんですね
申し訳ありませんが、この東さんという作家さんのことは
全く知りませんでした。
読み始め、文体が馴染まなくて、なかなかストーリーが
入ってこなかったのですが、一旦乗ってくると、
最後まで一気に読めて、面白かったです。

主人公の探偵は、ちょっと、フィリップ・マーロウみたいで。
(意識してんのかな?)
うん、ハードボイルドでしたよ

映画の方は原作と設定が違う部分も多いと後書きの解説にも
書いてありましたが、大泉さんが演ると雰囲気出るなぁ~
ってカンジです。

終わり方も切なくて良い。
第何弾まであるか知りませんが(調べろよっ
他のも読んでもいいな!

くちどけます!

2011-11-04 | 日記
時々出る、スイーツネタ(酒がらみ

これって前からあった??


超おいしーーーーー
ラムレーズン好きにはたまらん
艶やかに薫る濃密な味わい。ですよ。
濃密です。ホントにくちどけます。

久しぶりにキターーーー!(古い。
と思い、会社の皆に振る舞うも、
【アルコール分3.7%】に軽く引かれる

「3.7%って、ちょっとした酎ハイだよね。」
・・・はい、すみません