ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

声/松本清張

2011-06-19 | 読書
数百人の声を聞き分けられるすばらしい聴覚にめぐまれたベテランの
電話交換手・・・彼女がたまたまその耳に強盗殺人犯の声を聞き、
その頭脳に忘れえぬ記憶としてしまいこむはめにおちいる。
月日は流れ、彼女は結婚して職をはなれた。だが、やがてある日…。

表題作「声」をはじめ「顔」「恋情」「栄落不測」「尊厳」「陰謀将軍」
を収録。没後10年記念企画復刻新版。
(「BOOK」データベースより)

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ハワイで読む松本清張って、シビれるよね~。
どんなに疲れていても、寝る前には本を開く習慣があるので、
スーツケースに読みかけの本書を突っ込んでいきましたが、
非常に良かったです。

昨今のサスペンスとは違ってね、純文学ですからね
こねくりまわしたトリックなどは無く、シンプルです。
解説にもありますが、この人の作品は結局「動機」なんだな。
人間の暗く弱い部分が迫ってくる。

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動機を主張することが、そのまま人間描写に通じるように私は思う。
犯罪動機は人間がぎりぎりの状態に置かれた時の心理から発する
からだ。(著者エッセイより抜粋)
+++

まだ未読の作品いっぱいあるしな。
今こそ松本清張!ですよ。

そう言えば、中学校の校歌は、松本清張が作詩だったなぁ。
メロディとか忘れちゃったけど。
小倉だからね。

美味しい空気とお料理も、ね。

2011-06-18 | 日記
3日目の朝はゆっくりしていたので、ニューオータニ・カイマナ・ビーチ・ホテルまで
お散歩。
樹齢数百年を数える大きなハウツリーを囲むように作られたガーデンレストランで
朝ゴハンをいただきました。

目の前には美しいビーチが広がります
なんて・・・絵に描いたようなハワイ的朝食でしょう

友達はエッグベネディクト

グリルしたイングリシュマフィンの上にターキー・カナディアンベーコン・
ポーチドエッグをのせ云々かんぬん・・・

私はタロイモのパンケーキ・卵とソーセージのプレート、パイナップル添え。


…添え??
パイナップルだけで既にお腹一杯になる大きさですけど


まぁ、とにかく美味しかった!!お腹一杯いただきました

帰りは海辺の道をぶらぶら。
美しい景色が続きます~


鳩が水飲み場に溜まった水に漬かって気持ちよさそう(笑

なんかね、会社何日も休んで、周りに気を遣って仕事をお願いして、
挙句の果てには帯状疱疹になった体ひきずって、メンバーに迷惑かけたら
どうしよう…もうハワイやめちゃおうかな、とかウジウジ考えて
何となく来てしまったのですが、そんなこと全て、
どーーーーーーーーーでもいい!
って気持ちになっちゃいました。
これぞハワイの持つ魅力なんだな。楽しければ、それでOKみたいな。

本当に来てよかった。
皆が「ハワイは良いよ~!」と言うのを初めて理解しました。


また、いつの日か。
ALOHA~

演奏、です。

2011-06-18 | 日記
そうそう、ボーっとしとられん。
演奏をしに来たのでした

まず一発目はアラモアナ・ショッピングセンターのステージにて。

これだけの楽器を運んでセッティングするのが一仕事なのデス。

場所を変え変え、全部で6ステージ。


最後は、カラカウア通り約2km程を完全封鎖して各出演団体ごとのパレード。


パンの音はハワイの空気にベストマッチ!
野外ライブがこれほど似合う楽器は無いのでは(自己満足)

演奏旅行 in HAWAII!

2011-06-17 | 日記
帯状疱疹も治ってないまま、薬抱えて行っちゃいました、ハワイ
所属するスティールパンのチームで、ハワイのfestivalに初参加です!
6/9~6/14の4泊6日。
3日間で6ステージ、1パレードの強行軍ですっ

ホテルの部屋からの眺めは最高!
目の前にダイヤモンドヘッドとビーチが広がります。


何でしょう、この空気感。
ハワイって地理的にきっと、絶妙な気候なんでしょうね。
何もかもが、ちょうどえぇ!!!
一気に日常から開放されます~

各所で咲き乱れるハワイの花も更に気分を盛り上げてくれます。

プルメリア

レインボーシャワー

ハイビスカス

モンキーポッド、この木なんの木♪


抜けるような青空の下、本当に気持ちが開放されます。
ハワイ、最高~

過労あるいは老化

2011-06-03 | 日記
週明けから、脇や胸のあたりが赤く腫れて痒い。
布団にもぐりこんでくる犬にノミでもついたか!?
まぁ、オロナインでも塗っとけば治るでしょう、と
放置していたら、日に日に赤みは増し、痛みまで伴ってきた。
これは変だ、と、さすがの健康自慢の私も恐る恐る皮膚科へ。

「帯状疱疹ですね。」

えーーーーーーーーーーーー
普段あまりに健康すぎると、病気への知識がなく、驚きます。

更に先生は続けます。

「大体、老人の病気ですからね。加齢による症状ですよ、気になさらずに」
って、オイ!

あーーあ。
老化じゃなくて、過労なのよ。
ストレスが原因なのよ。
そういう方が、何だかカッコイイじゃん。

・・・イタタ、痛くて辛い。
ワンコ、疑ってゴメンね。

流星の絆/東野圭吾

2011-06-03 | 読書
何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。
14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる
彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。
三人で完璧に仕掛けたはずの復讐計画。
その最大の誤算は、妹の恋心だった・・・。
(文庫裏書より)

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これってドラマでやってたんだよね?確か。
TV見ないっ子なので、知らなかったのですが。

久しぶりの東野さんの長編。
なかなか良かったです。

なんだろう、やっぱり東野さんの文章って読みやすいよね。
小難しくなくて、登場人物の心情にシンクロしやすくて
すぐにその世界に入れる。
通勤読書にはもってこいのタイプなのです。

まぁ、犯人の設定には「う~ん?」というひっかかりはありましたが
終わり方が良いので、まぁ、及第点というところです(何様?