ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

タイニー・タイニー・ハッピー/飛鳥井 千砂

2013-06-26 | 読書
東京郊外の大型ショッピングセンター「タイニー・タイニー・ハッピー」
略して「タニハピ」。
商品管理の事務を務める徹は、同じくタニハピのメガネ屋で働く実咲と
2年前に結婚。ケンカもなく仲良くやってきたつもりだったが、
少しずつズレが生じてきて…(「ドッグイヤー」より)。
今日も「タニハピ」のどこかで交錯する人間模様。
結婚、恋愛、仕事に葛藤する8人の男女をリアルに描いた、
甘くも胸焦がれる、傑作恋愛ストーリー。
(「BOOK」データベースより)

==========================================
以前、「王様のブランチ」で紹介されていたので、
連作短編だし、通勤時にちょうどいいかなぁ~と思って
読んでみました。

ホンワカした可愛らしいお話でしたよ。
はい、以上。
・・・
だめだ、汚れた心の大人になってしまった私には向いてなかった
ことを告白しましょう(爆

ようやく最近気付いたけど「王様のブランチ」のBOOKコーナーで
紹介される本は、どれも私には合わない、な。
(気付くの、おそっ)

そーいえば私、万人ウケするものより、マニアックなのが好きだった。
暗いのとか、エグいのとか

あ、全然、本の感想になっていないけど
これはこれで、本当に優しい気持ちになれる、ステキな
お話でしたよ。
でも、まぁ、ぶっちゃけるとライトノベルです。

あ、星つけるのか・・・
まぁ、無難に、☆☆


時の糸

2013-06-22 | 日記
行ってきました、ひ・さ・し・ぶ・りの
小曽根真×ゲイリー・バートン

NEWアルバム「Time Thread」のジャパン・ツアー。
実に「Virtuosi」から12年ぶりだとのことで!!
もう、感動・感動・大感動でした・・・

ゲイリーも御年70歳!
なのに、あの神業・・・マレットの動き早すぎ
本当に素晴らしい音色・・・

今回のアルバムは、長年にわたって親交の深い2人が持つ、
様々な過去のエピソードから曲が作られていて、
ジャズ、タンゴ、クラシカル、コンテンポラリー、何でもありの
大満足のアルバムです!

ヨーロッパツアーで、様々な災難に襲われ、コンサート5分前に
会場に着いたという騒動を曲にした「One long day in France」
ゲイリーが「僕がポップコーンを作ってあげる!」と言って
火にかける前にアルミ鍋の袋を先に破ってしまって・・・
大事故を曲にした「Popcorn explosion」
等々、キュートなオリジナル曲、満載です

いやーーーーーー。
もう、本当にうっとり&大満足の2時間でした

小曽根真×ゲイリー・バートン2013年JAPANツアー「TIME THREAD」を語る



夢売るふたり

2013-06-22 | 映画
東京の片隅で小料理屋を営む貫也(阿部サダヲ)と妻の里子(松たか子)。
店は小さいながらも順風満帆だったが、火事で全てを失ってしまう。
ある日、貫也が常連客と一夜を共にし、すぐに里子の知るところとなるが
里子は結婚詐欺で金をだまし取ることを考案する。
結婚願望の強いOLなど寂しい女たちの心の隙につけ込んで、
店を再開するための資金を稼ぐ二人。
しかし、夫婦の関係に影が差し始め……。

===============
うーーん。
期待していただけに、もう一歩ってカンジだったかな
多分、松たか子が上品すぎるのが原因か
生まれながらのお嬢様気質は演技力をもっても隠しきれない。

お風呂で阿部サダヲを熱湯責めにするシーンは、なかなか鬼気迫るもの
があって良かったのですが、「まだまだ足りん」と詐欺を繰り返し、
お金に執着し、我を失っていく雰囲気が出し切れませんでした。
がんばりましょう。(誰。

ラストシーンは西川美和監督らしいな~、という画で
印象的でしたが、そこに至るストーリーがね
ちょっと、無理やり力技でもってきた感はあるわな。
夫婦の破綻の表現は他にもあったよね。(誰!

なかなか「ゆれる」は超えられないな~


準備、OK。

2013-06-18 | 日記
さて。
夏のカーニバルの時期でございます。

年初、今年の抱負を「オーケストラでトリプルチェロパンに挑戦!」
と誓ってから、はや半年(ホントにはやっ
ついに発表の場がやってきました。

今月末のライブに向けて、最後の追い込み。

ネイルをトリニダード・トバゴ(スティールパン発祥)の国旗にして
気分を高めております


こんなネイルにして、会社は大丈夫なのか?
うん、もう、趣味が一番、仕事は二番、三時のおやつは文明堂、です
いいんです、いいんです。
頑張ります

バグダッド・カフェ

2013-06-14 | 映画
砂漠に芽生えた女と女の友情の物語。
アメリカ、ラスベガスとロサンゼルスを結ぶ道筋にあるモハヴェ砂漠のはずれ。
そこにある、取り残された様な寂しげなモーテル“バクダット・カフェ”。
ここをきりもりしている黒人女のブレンダは、役に立たない夫、
自分勝手な子供達、使用人、モーテルに居着いた住人たちに
いつも腹を立てていた。
そんなある日、ひとりの太ったドイツ女がやって来て・・・。
(allcinema ONLINE)
================================

製作年1987年ですよ!
はじめて観たの、大学生の時だったかな~。
いまや、主題歌の「Calling You」が有名すぎて、映画自体を
観てる人ってどのくらいいるのかなぁ?

昔すぎて私もストーリーを殆ど忘れかけていて
いつか、また観たいと思ってたのですが、ようやく実現。

うん、やっぱり間違いなく良い映画だった

やっぱり昔の映画って、シンプルでいいよ。
珠玉の名作っていう言葉がピッタリ。

生活に疲れ、いつも怒鳴り散らしてイライラしているブレンダが
次第に心を開き、表情がほどけていく様が、本当に素晴らしい。
ステキな女優さんです。

そしてやっぱり、Calling You
あの哀愁に満ちたメロディー。
この曲あっての、この映画です。
チェロ(スティールパンの、ね)で弾くと、低くて深い音色が
これまたピッタリなんですよー、奥さん!
(実際、カバーされてます

ノスタルジックな気分に浸れた、良い時間でした。


激甘柑橘パワー

2013-06-12 | 日記
最近、食材宅配のOisixを始めてみました!
その時の美味しい旬の野菜や果物をセレクトして送ってくれるのが
すごく私向き!
※献立を考えるのが非常に苦手なので・・・
勝手に送られてきて、強制的に「コレで作れ!」みたいな方が
意外と気が楽なのです

こないだ入ってた、ピクシータンジェリン↓

カリフォルニアで生産されている果物らしいのですが
金柑よりは大きく、ミカンの半分くらいかな、それくらいの
ちっちゃいオレンジですが、これがもうねっ!
凝縮された甘さとジューシーさで、すごく美味しかった。

うん、日本じゃないわ、カリフォルニアの太陽で育つやつだわ~
(知らんけど。

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

2013-06-08 | 映画
1976年、インドで動物園を経営するパイ(スラージ・シャルマ)の一家は
カナダへ移住するため太平洋上を航行中に、嵐に襲われ船が難破してしまう。
家族の中で唯一生き残ったパイが命からがら乗り込んだ小さな救命ボートには
シマウマ、ハイエナ、オランウータン、ベンガルトラが乗っていた。
ほどなくシマウマたちが死んでいき、ボートにはパイとベンガルトラだけが残る。
残り少ない非常食、肉親を失った絶望的な状況に加え、
空腹のトラがパイの命を狙っていて……。
(Yahoo!映画 あらすじより)

=============================

ジワジワと後になって迫ってくるものがある、不思議な映画でした。
見終わって時間が経っても、映像が脳裏をよぎるような。。。
確かに宗教的な面も多く織り込まれているけど、それよりも
何でしょう、もっと単純な、命とは。ですよね。

それにしてもトラ!
リチャード・パーカー!あんたは、すごい!

もう、最後は本当に愛おしくてなりませんでした
ありがちなストーリーで、実はトラが人と心を通わせました・・・
みたいな甘ったるいオチだったらどうしようと思っていたけど、
そんなことは大きく超越して、動物たるもの!を見せてくれて
ありがとう!
本当に感動した

主人公パイの感情が手に取るように伝わってきて、
最後「俺達死ぬんだよ・・・」のボートのシーンは、
涙出ましたよね、ね、ね

緊張感漂うシーン続きで、あっという間に観てしまいました。
うん、良い映画でした!