ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

君の膵臓をたべたい/住野よる

2017-07-04 | 読書
偶然、僕が拾った1冊の文庫本。
それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった
圧倒的デビュー作!
(「BOOK』データベースより)

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話題の本作。昨年の本屋大賞、惜しくも次点。
近々映画も公開されるんですね!

ただね、えっとね、ぶっちゃけ中盤まではつらかった
全然この人の文体に着いて行けないし、アメリカ映画でよくある
ジョークを無理やり日本風にしているような会話形式もちょっと
肌に合わなくて、なかなかページが進まなかった、というのが本音です。

そもそも、余命いくばくもない病気の女の子と、クラスメートの男の子…
なんてベタな設定も「んーーー」って感じだったし

でも。
ところがどっこい。
後半、一気にスゴイことになります。

もう、止まりませんでした。
私が時々陥る失態。
夜中にスイッチ入って、泣きながら夜更けまで読破し、
次の日、腫れた眼で出勤、という・・・

後半の追い上げが凄すぎて、前半の欠点を全て拭うような
爽快な読後感です。

諸手を挙げてオススメ!ってほどではないけど、でも、読んで決して
後悔はしない、さすが面白い作品でした。

星は・・・4つ!⭐︎



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